ニセコ町議会 平成27年第8回定例会 2015年12月17日
中央倉庫群の再活用について
2015年12月17日、ニセコ町議会の一般質問で、木下裕三議員が「中央倉庫群の再活用について」質問し、町長 片山健也、建設課長 黒瀧敏雄が答弁しました。
- 質問者
- 木下裕三 議員
- 答弁者
- 町長 片山健也、建設課長 黒瀧敏雄
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 1番 木下裕三
通告に従いまして、中央倉庫群の再活用について質問いたします。来年度から運営される中央倉庫群の再活用において2点お伺いします。1、現在運営主体の選定と具体的な運営内容などはどこまで決まっているのでしょうか、また予定されているのでしょうか。2、交流センターとなる旧でん粉工場の裏手に民間の集合住宅の建設が計画されていますけれども、すぐ真裏、裏手という立地で、しかも余り駐車場スペースがとれないように見えますが、今後中央倉庫群の活用に支障がないのでしょうか。よろしくお願いします。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
ただいまの木下議員のご質問にお答え申し上げます。これまで国の社会資本整備交付金を導入して検討を重ねてまいりました結果、町民の生活、文化の機会の創出、地域振興と産業の活性化に資する施設として中央倉庫群活用計画を樹立し、現在取り進めているところでございます。まず、1つ目の運営主体の選定につきましては、ニセコ町倉庫群民間活力導入による再利用計画審査会の審査結果に基づき、「特定非営利活動法人ニセコ倉庫邑」が適任であるとの答申を受け、指定管理者として内定をさせていただいているところでございます。具体的な運営の内容につきましては、地域交流センターとして旧でん粉工場や1号倉庫内において地域の特産や市場機能をあわせたもの、そういったチャレンジショップ、ギャラリー、音楽や芸術、スポーツ、軽食などさまざまな屋内交流イベントを開催するとの提案をいただいております。また、屋外空間である広場においては、一昨年まで開催されてきた倉庫邑のような野外イベントなどを開催するという提案をいただいております。次に、2つ目のご質問の旧でん粉工場裏に民間賃貸住宅の建設予定がありますが、倉庫群の奥地でもあることから、景観上大きな問題はないものと判断をしております。また、駐車場の位置についても、ニセコ大橋側ののり面の近くを整備する方向で現在調整をしているところでございます。中央倉庫群の整備と中央地区の皆さんから長い間要望が寄せられていた民間賃貸住宅の整備によって、中央地区が今後さらに活性化していくものと期待をしているところでございます。今後ともご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
議員の質問 1番 木下裕三
まず、中央倉庫群の再活用についてですけれども、今回内定されたNPOニセコ倉庫邑、こちらの今後のそれに対しての維持管理費や人件費など、収支とかをどれぐらい見積もっているのでしょうか。そして、その中でニセコ町としては何をどれだけ負担する予定でいるのでしょうか、オープンにできる範囲で具体的な数字をお知らせいただきたい。それと、もう一つ、集合住宅に関してなのですけれども、住宅不足のニセコ町で一気に五十数戸分の集合住宅を建設いただけるということは非常にありがたい話だと思っております。そして、中央地区においても、今町長の答弁にもありましたが、町内会人口もふえて活性化するということはとても好ましいことだと思っております。ただ、中央倉庫群の再活用の真っただ中に、もともとこの住宅の計画は入っていなかったことですので、中央地区の方々含めて町民の方々がこの件に関してさまざまな疑問やうわさ、心配など、そういった声が非常に上がってきまして、それは僕も当然だと思っています。そのことを踏まえて、また次の質問をさせてください。数ある町有地の中でなぜこの場所でなければならなかったのか。もう一つ、デザインや外観が中央倉庫群に果たしてマッチングしているのか。そして、交流センターの真裏でイベントなどの騒音の問題など、そういうものはないのだろうか。そして、最後に、先週中央地区で建設事業者の住民説明会が初めて開催されて、3月着工、9月完成というスケジュールが出たというふうに聞いていますけれども、景観条例に照らし合わせて、今回の進め方に問題はなかったのでしょうか。以上、よろしくお願いします。
答弁 建設課長 黒瀧敏雄(建設課長は2017年3月まで)
今の木下議員のご質問にお答えしたいと思います。まず、事業の収支という形でどういう形になっているのかということでございますが、提案いただいた内容によりますと、収支の部分で管理費に 500 万円ぐらい、事業費全体で約 250 万円ぐらい、事務費で 95 万円ぐらい、人件費で 200 万円ぐらい、総体で約 1,040 万円ぐらいということで伺っています。これだけ金額はかかりますけれども、人件費の部分についてはさまざまな国の政策で地域支援や地域おこし隊、そのような関係も活用しながら何とかこういう形でやっていきたいということで提案を受けています。そこで、ニセコ町として大体どれぐらい援助できるかという部分で、今私たち事務局のほうで考えている案といたしましては、通常かかる除雪費とか、または草刈りとか、電気代、水道代、いろんな維持管理費、そういう維持管理費的な管理費とか事業費に対しまして町として大体 650 万円ぐらい援助する必要があるかなというふうに現在考えてございます。まず、お金についてはそういうことで考えてございます。次に、2点目、なぜその場所だったのかという質問についてお答えしますが、町有地が実際にあるようでないというのがあったのと、今回提案いただいたのは近々の状況で、何とか早く整備したい。町も住宅を整備するとなると相当大きな金額がかかるということもあって、ニセコ町としても先ほど言ったように歓迎だという部分があるものですから、中央倉庫の奥手でもあるので、景観上問題ないという判断から、まずそこを選定したということになっています。あと、デザインの問題についてなのですが、これは先ほども言ったように景観条例の中でも、事業者さんのほうからお示しいただいた内容について言いますと、倉庫のデザイン上、石づくりが例えば灰色であると、でん粉工場が今木張りの茶色で塗っているという部分もあって、建物についてもその配色をそっくりと使った形で違和感のないようにデザインをしたいというふうに提案をいただいております。また、地域から、あそこの裏にできるということになるとさまざまなイベントが今度開催され、音の問題や人の動き、いろんなものが出てくると思います。そういった部分で入居者の方についても十分、重要事項説明書の内容に中央倉庫はこういう位置づけであると、さまざまなイベントもあると、音の問題やいろんなこともあるということをちゃんと明記して、入居者に説明して入居してもらうようにという要望もしてございます。あと、4点目です。景観条例上の手続に問題がないかどうかということなのですが、景観条例上さまざまこれまでいろんな大なり小なり開発行為や景観絡みの申請の前段の手続の中では、いろいろと事前にこちらのほうから提案したり、いろんなさまざまな地域の問題があるということを教えつつ、そういう流れでやってきております。その意味で、景観条例の説明会が 12 月に開催されているいきさつについては手続上は特に問題ないかなというふうに判断しております。以上でございます。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
私どもでいろんな開発、動きありますが、できるだけ早期に、民間の皆さんの場合はぎりぎりまでこういうことについてはオープンにしないようにという制約ももちろんありますが、その中で協議が調った段階では随時いろんな場で公表させていただいておりますし、住民自治の視点からも今回は十分さまざまな協議を行ってきたということでありまして、さまざまなご意見が、当然いろんなものをやっていれば必ずハレーションがあるというふうには理解しておりますが、行政の動きとしては私自身は特に問題ない適正なものというふうに考えております。町が持っている土地って実は本当になくて、事務所を持ちたい、ニセコにこういう事業所をという話は今幾つか来ておりますが、その土地も今町が持っている土地というのはないものですから、なかなか時間がかかって苦しいというのが実態でありまして、今後適正な土地があれば、特に下水道集水区域内にできるだけアパートであるとか事業所ですとか建っていただくと、下水道会計自体もこれから国の制度の大幅な見直しが予定されておりまして相当厳しい状況になっていきます。そうすると、その集水区域にいかに集水される人口を確保していくかというのが経営上も大変重要なこととなっておりまして、今後議会の皆様とも相談させていただきますが、できるだけそういった将来を見込んだ土地を町で確保するということを取り進めてまいりたいと考えております。以上、よろしくお願いいたします。
議員の質問 1番 木下裕三
まず、中央倉庫群に関してですけれども、オープンの時期が決まっているのであれば、通常そこから逆算してかなり前からいろんな営業活動ですとか仕込みというのはしなければならないと思うのですけれども、そういった点では運営主体が決まるのが少々遅くて、勢いよくスタートダッシュするのがなかなか難しいのではないかな、厳しいのではないかなというふうに思っています。こういった状況の中で運営主体が運営を開始するに当たって、箱はできたけれども、あとは任せますといった、ちょっと言葉悪いですけれども、丸投げの姿勢ではなくて、さまざまな営業活動などにおいてもニセコ町としても何らかの、金銭的なものは除いても、営業活動に何らかの応援をしていくとか、力を注いでいくべきなのではないかなというふうに思っていますけれども、そういった何らかのフォローアップなどは、そういったものを考えているのでしょうか。それと、真裏に建つ集合住宅に関して、今町長を含め答弁いただいた中で、民間事業者との話ですので、スピーディーに話を進めなければいけないということも十分理解できます。ただ、ここ数年かけてかなりの金額を投じてきた中央倉庫群の今後の活用に非常に密接にかかわる場所でないかなというふうに僕は思っています。我々ニセコ町としては喉から手が出るほど欲しい民間の集合住宅、それを優先して、中央倉庫群の再活用というのが、その運営が後手に回るようなことがあってはいけないなと思っております。景観条例上は問題ないのかもしれませんけれども、中央倉庫群の再活用を念頭に進められてきた特殊な地域ですので、この住宅の計画段階のもっと前の段階から、町民の心配を払拭するようなもう少し丁寧な情報提供や説明が事前に必要だったのではないかなというふうに思っていますが、いかがでしょうか。それと、これは町長にお伺いしたいのですけれども、これからニセコ町の拠点の一つとして活性化させていきたいという中央倉庫群のしかも核となる交流センターの真裏に集合住宅が建つということに対して違和感があるでしょうか、ないでしょうか。以上、よろしくお願いします。
答弁 建設課長 黒瀧敏雄(建設課長は2017年3月まで)
今木下議員のおっしゃったとおり、運営主体の箱物はできたけれども、その後の支援はどうなのだと、あとはもう知らないということになってはいけないというご質問だと思うのですが、町としてもここまで5年間かけていろいろと熱心に取り組んだ結果でございますので、町としても当然、丸投げという表現ではなくて、ちゃんと支援していきたいというふうに思っています。あと、2点目のアパートの部分の住民説明含めてちょっと説明不足があったのではないかという部分については、確かに秘密的に動いていたような感じでとらわれている部分もあったかもしれませんが、はっきりとしたことが言えない部分もたくさんあったものですから、皆さんに連絡をすることができなかったことについては申しわけないとは思っています。ただ、これまで中央地区の連合会の方々には2回、その経緯含めて説明会も開催して、さらに 12 月の 11 日の日に景観条例の説明会もやったという、一つの流れはやったつもりでございますので、どうぞその点についてはご理解をいただきたいというふうに思います。以上でございます。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
中央地区全体の活性化というのはずっと昔から、それは過去 20 年来そういった経緯の中で、あそこも温泉センターをつくりということをやってきたわけでございます。その経緯の中で、あの場所にアパート欲しいよねというのはずっとニセコ町の悲願であったと私は理解をしておりますし、これまでも中央地区のまちづくり懇談会、私は6年間ずっと出ておりますが、その中で何度も中央に住みたいと言っている人がいるのに家がない、何とか住宅建てられないだろうか、アパートを設けられないだろうか、それは中央から再三会長さん含めて要望があったところでありまして、その地区の横に、中央地区の計画の外ではありますが、アパートができるということに対して違和感ないかということでは、大変喜ばしいことで、中央地区の計画自体に大きく貢献するものだと思っています。ぽつんと集落、イベントをやる広場があります。そこに集まるところがあります。かといって、日常的にそこに住んでいる住民がいて初めて、喫茶店あるいは軽食を食べれるところがあっても、住んでいる人がいたら、そこに通って三々五々お茶を飲んだり、いろんな人の動きというのが出ます。ところが、ぽつんとそこにイベント広場だけあって活性化に本当になるのかということでありますので、今現在私自身はあの地区にさらに付加するものとして、各銀行にも今ビジネスホテルの誘致というのをお願いをしておりますし、将来的にはいろんなクラウドファンディングであるとか、今民間活力の導入ということがありますので、綺羅乃湯横にプールやジムのようなものを整備できないか、あるいはその横の公園の奥には、屋台村までいきませんが、そういった食のものが来て、そこに皆さんが集うような、そういった観光の核になるものが町なかにできればよいというのが私のもともとの考えでありますので、あそこに住宅は、可能であれば、広さ的に容量が合えばさらにふやしたいというのが基本的な考え方であります。それは、広場や倉庫群をみんなで守っていくと、その周りにニセコを愛する住民の暮らしがあるというのが私にとっての理想だと、このように考えております。以上でございます。