ニセコ町議会 平成27年第6回定例会 2015年9月18日
環境省によるグリーンプランパートナーシップ事業について
2015年9月18日、ニセコ町議会の一般質問で、三谷典久議員が「環境省によるグリーンプランパートナーシップ事業について」質問し、町長 片山健也、副町長 林知己、企画環境課長 山本契太が答弁しました。
- 質問者
- 三谷典久 議員
- 答弁者
- 町長 片山健也、副町長 林知己、企画環境課長 山本契太
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 6番 三谷典久
次は、環境省によるグリーンプランパートナーシップ事業について質問します。過去平成 26 年6月議会において木質バイオマス実証可能性調査の受託事業者による報告書の問題点を指摘し、委託する場合の業者選択の一つの方法としてプロポーザル方式を提案しました。その意味で今回の委託事業者選択に関してプロポーザル方式が選択されたことは評価したいと思います。プロポーザル方式が今後さらに改善されることを期待しての質問の部分があります。環境省によるこのグリーンプランパートナーシップ事業なのですけれども、1、受託業者の選定にプロポーザル方式を選択した理由は何か。2、採点集計表の評価項目はどのようにつくられたか。3、今後のプロポーザル方式を実施するに当たり、改善すべきと思われる点は何か。4、今回の審査で採択された業者による提案はどのようなものか。5、このGPP事業における地域振興とはどのようなものが求められているか。今回の採択業者によってどのような地域振興が可能か。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
ただいまの三谷議員のご質問にお答え申し上げます。1点目の今回の事業でプロポーザル方式を選定した理由は、ニセコ町公募型プロポーザル方式実施要綱第2条で示している広範かつ高度な知識と豊かな経験を必要とする業務を根拠とし、単に金額ではなく、総合的な受託者の能力評価が必要であるとの指名委員会の判断を受けて実施したものでございます。2点目の評価項目につきましては、今回の事業内容に鑑みて最適な事業者を選定すべく、これまでの経験をもとに内部協議をして項目を定めてございます。3点目の改善点につきましては、プロポーザルは公開で実施し、審査会には町民の委員も加わっていただき、公正に実施しておりますので、改善すべき点は特にございませんが、強いて挙げるならば事前に相当な事務の作業が必要であるため、事務の担う担当サイドでは実施方法を簡素化したいという意向を持っているというように聞いております。4点目のこのたび選定された事業者は、NTT東日本コンソーシアムでありますが、ある特定の技術に偏らず、熱、燃料、電力の各分野において広く調査検討ができ、二酸化炭素の削減において公共を含む各施設の特徴や課題に合った対応が可能となる提案でございました。5点目の地域振興につきましては、環境を守り育てる取り組み、とりわけ二酸化炭素排出量を削減する取り組みは、本町の2大産業である農業、観光を持続発展させていく上で欠かせないものだというふうに考えております。こうした環境への取り組みが地元の資源循環、エネルギー循環、そして経済循環に結びつくことを目指したいと考えております。今回の調査では、委託事業者と地元の電器店など地元企業が協力して、例えばボイラーの点検であるとかLED調査などを通じて各種施設にCO2削減の提案を行うことになっており、地元経済にも寄与する枠組みとなってございます。また、各施設におけるコスト削減やCO2、二酸化炭素の削減の提案ができる専門事業者との共同作業により地元企業もそのノウハウを獲得し、みずから各種提案をし、実施できる法人に発展し、今後の仕事の拡大につなげていただければというふうに期待をしているところであります。本事業の推進へのご支援をお願いを申し上げます。
議員の質問 6番 三谷典久
プロポーザル方式についての質問とGPPについての質問、2つに分けて質問したいと思います。まず、プロポーザルなのですけれども、今回プレゼンテーションを傍聴しました。それぞれの業者の提案内容あるいは専門性がよくわかるのです。そういう意味でやっぱりこのプロポーザル方式のよさというのを実感しました。ただ、何点か問題点を指摘したいと思います。それは、1つは、評価基準も見たのですけれども、企画立案の評価が重点が置かれていまして、技術力あるいは専門知識の評価というのが非常に低いと思います。100 点のうち5点です。適切な専門性を持っているかどうかという部分、前段で申し上げましたように前回そういう専門性が疑われるような業者が入ってしまった。そういうことを排除するためにどのようなものが適切な評価基準かもう一度検討していただきたいということが1つ。それから、問題点がないと言ったのですけれども、もう一つ大きな問題があると思います。説明 10分、質問 10 分。10 分では到底説明し切れないと思うし、聞いているほうも非常に短時間なものですから十分な理解できないと思いました。その説明時間をこの 10 分でいいと思っているのかどうか。私はこれでは短いと思うのですけれども。次に、GPP事業についての問題点を指摘したいのですけれども、このGPP事業は低炭素化と地域振興ということなのです。低炭素化のための方法として再生エネルギー設備の導入、あるいは省エネ設備の導入、そういったものの調査研究になるわけです。今のニセコ町の大きな環境政策、あるいはCO2削減の中で、このような個々の設備の導入調査をすることが果たして適切なのかどうかという問題提起をしたいと思っています。確かにこういった調査をすることによって、場合によって燃料費あるいは光熱費が削減するという意味においてはいいのかもしれません。ただ、問題として、これまでニセコ町の地球温暖化対策実行計画あるいは環境モデル都市提案書などいろんな計画があるのですけれども、その中に再生可能エネルギーの利用がうたわれているのですけれども、具体性と実効性に欠けるものが多々あると思うのです。ニセコ町全体として具体的、そして実効性のあるどのような再生可能エネルギーを利用して、あるいは省エネ設備を導入するかという全体としての方向性というか、全体計画が見えてこないと思うのです。それがあって初めて個々の問題になるわけなのですけれども、だからその全体計画をまず先につくるべきであって、個々のこういったものはもうちょっと後回しなのではないかと。ただそういうのがあるから、とりあえずやろうということになっているのでしょうけれども、大事なところはそこだと思っているのです。なぜそういう全体計画がないのかということを考えると、ニセコ町の二酸化炭素削減というのが国際観光都市ニセコ町のブランドとして位置づけているのです。ブランド、ブランドということで進めているわけです。だけれども、もう一つ大事なことがあって、ニセコ町にとって何が一番大事なのかと、そういうことから再生可能エネルギーの活用ということを考えていかなければいけないのではないかと思うのです。つまりニセコ町の基幹産業の一つである観光、これは自然と景観によって成り立つわけですから、当然農業と自然、農業が大事であり、森林がベースにあるわけです。こういったことから議論を始めて、ニセコ町としてはこういう再生可能エネルギーを選択します、そういった中で全体としての計画を立てます。例えば民間事業者だったらばアンヌプリあたりに大型ホテルがたくさんある。そういった条件を考えながら、ここはどういうものを入れるのだとか、そういった全体の計画というのが必要な時期なのではないかと思う。それをまずつくるべきではないかということを指摘したいということが1つです。それから、もう一つ、GPP事業における地域振興なのですけれども、今回の提案の中に地域内経済循環を確立しようという提案がありました。私は、地域振興という意味では持続的な雇用の創出や地域外に流出していた資金を地域内で循環させることができるという本当の意味での地域振興と言えるものでないと私は評価するのですけれども、このような考え方をニセコ町としてどのように考えているか。
答弁 副町長 林知己(副町長は2020年11月まで)
私のほうから前段のご質問についてお答えしたいと思います。まず、プロポーザルの問題点についてご指摘いただきました。プロポーザルにつきましては、前段で審査員の皆さんには早い段階からそれぞれの事業者の提案書を送らせていただきまして、プロポーザルに臨んでいただいております。提案者も決められた時間の中でそれぞれ提案をするという形で、その要点を押さえた提案が必要かなというふうに考えております。ただし、今ご指摘あったとおり、評価基準の中身ですとか提案 10 分、質問 10 分、その辺の部分については今後の課題として検討させていただきたいなというふうに思います。なお、選定に当たりましては、審査会では一応それぞれの委員さん点数をつけます。点数は、審査委員の中で全員で公開をして、まず見てもらいます。ただ、点数による評価だけではなくて、全ての委員さんから意見を出していただきながら、最終的に2社なら2社に絞って、皆さんの一致した意見の中で決める方法をとっておりますので、点数には限らず選定しているということをまずご理解いただきたいというふうに思います。以上でございます。
答弁 企画環境課長 山本契太(企画環境課長は2020年11月まで)
ちょっとダブる部分もあるかもしれません。それから、GPPのところについてはきちっと質問の意図を把握し切れていないかもしれませんが、お答えしたいと思います。プレゼンの 10 分、10 分短いというところなのですが、確かにちょっと短いなと思うところもあるのですけれども、事前に事業者さんからいただいている提案書について委員の皆さんには事前にきっちりお配りして、その中身を見ていただいた上での 10 分間ということなので、ある程度は適正かなというふうには感じているところでございます。それから、GPP事業の部分でございますが、個々の施設の整備調査する前に全体的なところをまずするべきではないかというご指摘が主だったかということです。それで、観光の部分ではなくて、農業の部分も先にあるのではないかというようなことだったかと思います。それで、ちょっと私のほうでもあれなのは、環境モデル都市になりまして、それでアクションプランを作成しました。これを皆さんのお配りしていないということがまずこのご質問の根っこにあるのかなと思っていまして、その辺は大変申しわけなく思っておりますので、早急にでき上がっているアクションプランの部分についてきっちりとご配付申し上げたいと思います。それと、今回の施設の部分につきましては、ニセコ町では環境アクションプラン、環境モデル都市になるに当たって 2050 年までにCO2削減 86%という目標を掲げております。この目標の中身については、主に民生業務部門がニセコの中では一番CO2を出しているという結果になっておりまして、この民生業務部門というのはニセコでいうと特に観光事業者さんが多いものですから、こちらのほうがたくさんCO2を出しているというのであれば、今回のアクションプランについては5年間というところなので、まずはこの5年間では観光事業の部分については特に先駆けて手をつけてCO2の削減を何とか実現したいという思いから、今回についてはこの事業者さんの特に観光事業者さんのCO2の削減というところに大きく手をつけたということでございます。それから、地域内経済の循環といいますか、いうところのお話でしたが、ちょっとここはきちっと捉えていないかもしれませんので、申しわけありませんが、今回の事業によって民間の地元の事業者さんにも参画をしていただいて、調査にもきっちり入っていただくと。その中で、専門的な知見をなるべくそのノウハウを取得していただく中で、いずれはこういう事業自体もニセコ町の外ではなくて、内部の事業者さんに委託をかけて調査をしていかれるような形が一番よろしいのではないかなということで、今回はこのNTTコンソーシアムのほうもコンソーシアムを組んでいて、実際に環境の部分に相当詳しい事業者さんも中に入っているものですから、それらの知見をなるべく取得していただいた中で将来につなげていただきたいという思いもございます。済みません、きちっと答えていない部分があるかと思いますが、以上です。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
環境基本計画をつくる段階で、これまでも地産地消というか、地域のものを地域で消費する、エネルギーも地域で循環する、そういったことを積み上げることによって地域経済を循環させるといったようなニセコ町のお金を外に出すのではなくて地域で循環したい、これは我々の政策の基本的な思いでありますので、三谷議員おっしゃるとおり、そういったことをきちっと確立したいということで現在動いております。それと、我々のほうで体系的なご説明が不足していて大変申しわけなく思っておりますが、私ども環境基本計画があって、そのもとに地球温暖化防止計画、これは私どもの町のようなところは役場という行政だけが地球温暖化防止計画をつくればいいということになっておりますが、全町にわたってのニセコ町の地球温暖化防止計画をつくっておりまして、これらをもとにして環境モデル都市というものに立ち向かってきて、国から認定受けたということでありますので、その中で既に全体構想の仕組みでありますとか、あるいは今申し上げました環境モデル都市のアクションプラン既にできていますので、そこで全体のスキームがあって、それを受けて今個別のさらに具体的な調査に入っているというような内容でありますので、ご理解のほうをよろしくお願い申し上げます。
議員の質問 6番 三谷典久
地域内循環の確立というようなところがかなり議論の中心になってくると思うのですけれども、地球温暖化対策実行計画の中で地球温暖化対策と経済活性化の考え方というのがあって、省エネルギープラス再生可能エネルギー等の導入イコール流出していた資金を地域内で循環するという、今言った今回の事業者の提案の中にあるようなその提案がこのニセコ町の計画の中にもあるのです。あるのだけれども、実際にそれに基づいた形での大枠といったものがないのではないかという意味での私は指摘しているつもりなのです。それと同時にニセコ町の観光というものを考えた場合に、先ほど言いましたように自然と景観です。景観は農業も関連します。自然は森林とかが関連する。そうすると、林業も関連します。そういったような地元の自然と産業、それに基づいた考え方で環境を考えなければいけない、CO2削減を考えなければいけないということを言っているわけです。それに基づいた形でのアクションプランになっているかどうか。このアクションプランというのは、多分インターネットで見たらわかるあの案ではないかと思うのですけれども、残念ながらちょっとそことはずれていると私は思うのです。私は、そういう部分でのCO2削減をするのが本来の意味での本当の意味でのCO2削減になるのでないかと考えているのです。ただそういう地球温暖化という政策的なものを達成するがために5年間とにかく下げればいいというものではないだろうと、それを言いたい。同時に町民一人一人のそういう生活の質を考えるとともに、結果的にCO2が削減する、それが理想です。そのとき初めてニセコ町が環境都市ニセコとして満足できる町になれると思うのです。そういったようなことを私は言っているのですけれども、その辺はご理解いただけないでしょうか。
答弁 企画環境課長 山本契太(企画環境課長は2020年11月まで)
お話しいただいていることは全く同感でございます。そのようなことを理解せずにやっているつもりはございません。まず、実行計画の中で経済活性化というところなのですが、確かにニセコの産業ときっちり組み合わせた中でのCO2削減というのが何よりも大事だというのはそのとおりだと思います。それで、今回はCO2の部分については、一番出しているところである観光をということで申し上げましたが、これまでつくったさまざまな計画の中では農業の部分ももちろん触れていますし、それらのことも随時やっていかなければならないということでは考えているところでございます。それから、今回のアクションプランの実行に当たって3つの大きな柱を考えておりまして、1つは観光部門と、それから運輸の部門と、そして草の根としての町民の皆さんの活動の部分というふうに考えています。これは、三谷議員のおっしゃるところと全く同感だと思うのですが、CO2削減、2050 年までに86%削減というのは相当大変な中身だと思いますので、これが一部の事業者さんだとか役場だけがこの取り組みをしていたのでは決して実現するものではないと考えておりますので、家庭内でのCO2削減というのは正直申し上げて余り効果がないというような学術的な調査もありますが、それにしてもニセコ町では家庭内での草の根のCO2削減というのについても、今ちょうどアンケート回収しているところでございますが、それらのところについても町内一丸と、皆さんと一緒になってCO2削減を盛り上げる機運を高めていかなければならないという考え方の中で、そこのところについても柱としては強く思っているというところでございます。以上です。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
済みません、1点だけ補足させていただきたいと思います。ニセコ町、現在の長期総合計画、タイトルは環境創造都市ということで、根っこの議論の中でも計画自体においてもこの長期総合計画の環境創造都市というタイトルを決め、この長期総合計画の中で今三谷議員がおっしゃったことがこの基本的な理念のベースの中に反映されているというふうに思いまして、それで資源循環、エネルギー循環、経済循環ということをずっと申し上げてきているわけでございます。それに基づいて環境基本計画があり、今回の環境モデル都市構想というのも動いていますので、さらに何かまたもう一つそれに類する計画をつくれというのは、ちょっと私自身はよく理解できません。そもそも三谷議員がおっしゃったことがベースで我が町は動いているということでご理解賜ればありがたいと思います。以上でございます。