ニセコ町議会 平成27年第4回定例会 2015年6月24日
集団的自衛権について
2015年6月24日、ニセコ町議会の一般質問で、斉藤うめ子議員が「集団的自衛権について」質問し、町長 片山健也、教育長 菊地博が答弁しました。
- 質問者
- 斉藤うめ子 議員
- 答弁者
- 町長 片山健也、教育長 菊地博
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
議員の質問 4番 斉藤うめ子
おはようございます。通告に従いまして、一般質問を行わせていただきます。まず、1件目、集団的自衛権について。現在国会でも論戦中でありまして、そして連日連夜マスコミでも取り上げられている問題ですが、町長に伺いたいと思います。町長は、町民の命と暮らしを守る責任者として、また政治家としての立場から最近の集団的自衛権の行使をめぐる動向について憲法9条の解釈に基づき町長の見解を伺います。また、町民に一番近い政府の立場から、国へ対し安全保障関連法案の慎重審議を申し入れる考えはないのか伺います。また、教育行政に携わる者の立場から、教育長のお考えを同様に伺います。よろしくお願いいたします。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
ただいまの集団的自衛権に関する質問にお答えを申し上げます。私は、これまで日本の政府が堅持してきた日本は専守防衛に徹するとの見解について同様の考えを持っております。日本においては、日本国憲法のもとでさまざまな事態を想定しつつ、独自に防衛力を整備すべきと考えており、自衛隊の組織及び隊員の皆様に大いなる敬意と感謝を持ってこれまで多くの自衛隊の行事に積極的に参加をし、応援をしてきたところでございます。こうした私の基本的な考えの上で、今国会に提案されております我が国及び国際社会の平和及び安全の確保に資するための自衛隊法等の一部を改正する法律案は、我が国の平和を危うくする可能性は極めて高い法律であり、日本国憲法に違反するものと考え、大変憂慮しているところであります。なお、ご質問にあります国の法律の審議に関しての町民意思の表明は、町議会の決議の場が用意されておりますので、自治体の長として国に意見を述べる考えはございません。ご理解をよろしくお願い申し上げます。
答弁 教育長 菊地博(教育長は2020年9月まで)
おはようございます。私のほうからも斉藤議員のご質問にお答えしたいと思います。教育を進める上で基礎となる教育基本法には、その前文に日本国民が願う理想として民主的で文化的な国家の発展と世界の平和と人類の福祉の向上への貢献を掲げ、この理想を実現するために教育を推進するとあります。この教育基本法に従い、未来を担う子どもたちに平和で民主的な社会を築く一員としての資質、能力を身につけさせることが教育の目的であり、そのための諸条件を整備することが教育行政の役割だと考えております。戦後 70 年、憲法によって平和が守られ、教育によって平和を築く人材を育ててきた歴史をこれからもつなげていかなければならないというふうに考えております。集団的自衛権の行使は、国外だけではなく、国内においても平和が脅かされるおそれがあり、教育に携わる立場としても大きな危惧を抱いているところであります。以上ですが、よろしくお願いいたします。
議員の質問 4番 斉藤うめ子
ただいまの町長の答弁をお聞きして、私は本当に大変うれしく思っております。今全国で各自治体も首長の姿勢が問われているときだと思います。これは、国の確かに専権事項として否定するところもかなりあるような中で、ニセコ町の首長としてこのような答弁いただいたことは大変私は希望が持てるというふうに思っております。それで、集団的自衛権の行使という問題、これなかなか難しい問題、いろいろな内容も複雑で、安全保障関連法案の問題点に関しても難解な内容もいろいろと含まれておりますので、ニセコ町はまちづくり基本条例にもあるように情報共有の町が基本となっております。ですから、この安全保障関連法案に関する集団的自衛権の問題について町として町民の皆様にそういう問題に関して専門家も含めて意見交換をするとか、それから講演するとか、そういう機会を町として持つお考えはないのかぜひ伺いたいと思います。
答弁 町長 片山健也(町長は2025年9月まで)
今、国会で国会議員を中心として議論されている内容でありまして、そのことに対してニセコ町としてそういった集団的自衛権の是非については議論をしたり、あるいは勉強会をするという考えは現在ありません。以上でございます。