新冠町議会 令和6年第4回定例会 2024年12月13日
世代間ニーズをマッチングさせる住環境整備に向けて
2024年12月13日、新冠町議会の一般質問で、長浜謙太郎議員が「世代間ニーズをマッチングさせる住環境整備に向けて」について質問し、町長 鳴海修司が答弁しました。
- 質問者
- 長浜謙太郎 議員
- 答弁者
- 町長 鳴海修司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 長浜謙太郎
9番、長浜謙太郎です。議長より発言の許可を頂きましたので、通告に従い、世代間ニーズをマッチングさせる住環境整備に向けての一般質問をいたします。当町の住環境は、移住したい、定住したいという子育て世代の嬉しい声に、呼応しきれない歯がゆい状況にあり、一方で、高齢者にとっても住みなれた家は使われていない部屋や二階建て部分の光熱費負担といった維持管理の悩みを抱えており、いざ手放す決断をした際、この先も長く住み続けたいと願っていても、適したところが見当たらず、なくなく当町を離れざるを得ない実情です。もちろん個々の事情はありますが、それを踏まえた上でも流出を抑制し、求めに値する住環境を整えるために、行政としてできる可能性を探る必要があると考えます。民間企業の参画・開発と町有地の提供活用により、サービスつき高齢者住宅、いわゆるサ高住が町内で整備されること。または、「シェア金沢」「桑名福祉ヴィレッジ」を例に、町内中心部に多世代共生エリアCCRCを整備すること、長期的展望のもと、こういった事業が実現できるならば住替えが促進され、世代間ニーズをマッチングさせる住環境が整うと想像します。そこに至る前に、まずはすぐに取り組むべき事案として、当町に限ったことではありませんが、単身高齢者が今後ますます増えていく中で、賃貸住宅に住みたいというニーズが4高まることが予想されます。しかし、現実は、孤独死による事故物件化や家賃の滞納を懸念し、賃貸住宅の大家は高齢者の入居に積極的ではありません。これを改善するために、国交省は、単身高齢者などが賃貸住宅に入居しやすいよう、社会福祉法人などによる見守り機能がついた居住サポート住宅を創設し、住宅セーフティーネット法の改正案では、要配慮者の入居支援のため、自治体と地域の支援法人、不動産関係団体などで構成する居住支援協議会について、自治体レベルでの設置を努力義務としております。さきの決算審査特別委員会でも公営住宅の現状を伺いましたが、個人の財産に踏み込むという観点ではなく、将来的に、高齢者福祉と子育て世代支援の双方に合致する政策と捉えていただきたいです。協議会の設置により、住宅流通の活性化が期待されると考えますが、町長の所見を伺います。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
長浜議員から御質問の「世代間ニーズをマッチングさせる住環境整備に向けて」についてお答えいたします。人口減少・高齢化社会にあって、住宅施策の推進には、多種多様な住宅ニーズと変化する社会情勢、特に経済環境を十分に踏まえ、町が進める政策を慎重に判断する必要があると考えております。現在、町が進める住宅政策は定住移住の観点から中古物件の流通促進など6つの補助制度をもって住宅取得支援を行っており、また地域社会の安定と福祉向上の観点から公営住宅による住宅供給政策を推進しています。更には、住宅の長寿命化を図る目的で住宅リフォーム補助制度をもって支援をしているところございます。このように現状、住宅政策事業の可能性の追求として人口減少対策と地域福祉の両面から事業展開しているところでもあります。長浜議員の質問は、高齢者等の配慮を要する方が円滑に民間賃貸住宅へ入居できるように促す、更には単身高齢者のニーズに対応した住宅住み替えを支援する居住支援協議会の必要性に係る所見を問う趣旨かと考えます。冒頭申し上げましたとおり、住宅ニーズは多種多様で、質問にある高齢者の住み替えニーズも少なからず存在すると考えると同時に、対応する事業者、サポート体制の有無などについて疑問と不安も感じるところではありますが、長浜議員の言う通り住環境に関するニーズのマッチングは高齢者福祉と子育て支援に資する住宅政策としてさまざまな可能性があり、検討を加えていく必要があると思っております。現在、町が有する住宅施策に関係する計画は、令和6年3月に住宅施策の推進における目標と具体的施策の方向性の明確化を目的に策定した、新冠町住生活基本計画があります。当該計画の策定に当たっては全ての世帯を対象に、住宅住生活に係るアンケート調査を実施していますが、今後住宅施策の協議において、単身高齢者等の住環境に係る調査などが必要と判断したときは、改めて実態の把握に努めることとします。また、町は本年11月6日開催の臨時会において、役場裏民地の取得に係る財産の取得について議決されたことで、市街地内に4万8千平方メートルを超える町有地を有するに至りました。5議決後、当該民地取得に取り組んできた定住移住検討会議から、直ちに取得の経緯と結果について報告があったほか、当該地における宅地分譲事業について提案がありました。提案を受け、町は、関係各課による町有地開発プロジェクトチームを立ち上げ、町有地の有効活用とまちづくり協議を進めて行くこととしています。プロジェクトチームの協議は、提案のあった宅地分譲事業のみならず町内公共施設の建て替えなど各方面の協議を行うこととしますが、協議は町の住宅施策の及ぶと考えており、その中で世代間ニーズを捉えた住宅の必要性について民間事業者の声も聞き取りながら、協議を進めて行くこととします。また、先に述べました新冠町住生活基本計画策定時に実施したアンケート調査による結果では、今の住まいに住み続けたいと思いますかの問いに対し、「思わない」、即ち住み替えを希望する趣旨の回答は全体の21%であり、また70代、80代の住み替え希望は8%と、高齢者の住み替え希望が顕在化するには至っていない現状も確認しておりますが、住宅施策の協議においては、高齢者、特に単身高齢者の住宅施策は、肝要と考えますので、協議を深めて参りたいと存じます。さらに、議員の質問にある、居住支援協議会は、行政と民間、そして関係団体の協働によって高齢者への住宅供給を的確に進め、安心安全な高齢者のための住環境を推進するためには効果的な組織と私も考えています。しかしながら、現在の行政サービスをより効率的に連携させることで相談の窓口は広がり、またプロジェクトチームの立ち上げによって協議する機会が新たに創出されたことで、当町独自の施策推進が可能なものとも考えます。ですが今は、まず行政を中心としたまちづくりの推進に意を用いたいと考え、また協議の進展によっては、同協議会の設立と活用を検討してまいりたいと考えておりまるので、よろしくお願い致します。
再質問 9番 長浜謙太郎
ございません。