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新冠町議会 令和6年第2回定例会 2024年6月21日

ダブルケアに対する支援策

2024年6月21日、新冠町議会の一般質問で、中山千鶴子議員が「ダブルケアに対する支援策」について質問し、町長 鳴海修司が答弁しました。

質問者
中山千鶴子 議員
答弁者
町長 鳴海修司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 中山千鶴子

3番、中山千鶴子です。議長より発言の許可を得ましたので、通告に従いダブルケアに対する支援策について質問いたします。高齢化に伴って介護が必要な人口が増加しており、令和4年3月時点で介護認定を受けた人は、全国で約690万人となっています。これにより家族の介護を担う人の数も増加し、650万人が日常的に家族のお世話をしていると報告されています。一昔前であれば、1人のお年寄りを家族数人で見守るということが可能でしたが、現在では少子化、核家族化により介護を担う人の負担がとても大きくなっています。特に近年問題となっているのは、晩婚、晩産化により、子育て中に介護を抱えるというケースが増加していることです。子育てと介護に同時に直面することをダブルケアと呼びますが、7年前の調査によると、全国では約30万人がダブルケアを経験していたようです。現在では、その数はもっと増加していると考えられます。ダブルケアを行う人の9割は30代から40代の働く世代で、主に女性がそれを担っているということです。子育てと介護を両立させるために仕事をやめなければならない人もおり、多くの人が家計に不安を感じているようです。ダブルケアを行っている人に負担に感じることは何か、民間の会社が調査したところ、1位が精神的負担、2位が体力的負担、3位が経済的負担と続いていました。また行政に充実してほしいと思う支援策については、育児、介護の費用負担の軽減、また、保育施設の量的拡充、また、介護保険が利用できる介護サービスの量的拡充となっていました。さらに介護施設の入所基準をダブルケア世帯に配慮した基準にしてほしいという意見も多くなされていました。当町の最新の地域福祉計画の中でも、要介護者が増加していることが示されており、このことから当町においてもダブルケアに直面している、またはこれから直面するであろう人々がいるかと思いますので、改めて子育てをしながら介護をしている人のための支援策についてお尋ねしたいと思います。

答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)

中山議員から御質問の「ダブルケアに対する支援策」についてにお答えいたします。20ダブルケアにつきましては、議員が言われるとおり、高齢の親世代や親族等への介護と子どもの育児が同時期に重なり合う状況を云い、少子高齢化や核家族化を背景に、女性の社会進出等による晩婚や出産年齢の高齢化を要因に実態が顕在化し、我が国の新たな社会問題と言われております。当町における介護支援の現場において、ダブルケアにより支援が必要と思われるケースは今のところ確認しておりませんが、介護保険制度上の要支援・要介護の認定者数は、平成25年度の333人から令和5年度には369人へと増加しており、高齢化の現状から今後も400人前後で推移するものと見込んでおります。一方、女性の出産時平均年齢を見ますと、平成25年度の31.1歳から令和5年度は31.6歳であり、僅かな上昇に止まってはおりますが、晩婚・晩産の傾向は継続していくものと想定され、ダブルケアは軽視の出来ない課題の一つと捉えております。ご質問にもありましたように、ダブルケアに直面されている方は、精神的な負担や体力的負担、経済的負担が大きく、その負担要素として大きいのは、子育てよりも介護の負担感が大きいためと推察されます。介護保険制度では、それぞれの状況や個々の介護度に応じて、在宅への訪問介護や通所介護、重度の方には施設入所などのサービスを整えており、係る利用料につきましては、サービスを受けられる本人等の所得状況に応じた負担割合や負担限度額等が定められている状況です。限られた社会資源とはなりますが、適切なサービス利用に繋げ、介護者の負担軽減に努めて参りますので、先ずは保健福祉課内に設置しております地域包括支援センターにご相談を頂きたいと存じますし、職員による日常的な訪問活動や介護事業、子育て事業を通じ、適切な対応に努めて参りたいと存じます。また、子育てに対する負担軽減策といたしましては、保育施設等の利用サービスがございます。就学前児童の場合は保育所のほか幼稚園、子育て支援センターにおける一時預かり事業の利用が可能ですし、小学生児童は児童館クラブの利用が可能となっております。いずれも、サービスに係る利用料は、所得状況等に応じた負担割合を定めておりますが、満3歳以上や低所得世帯の保育利用及び児童館クラブの利用は無料としております。また、保育所への入所要件といたしまして、両親とも就労されていることが一つの要件になっておりますが、家族介護を理由に就労できない場合にも利用を可能としております。本年度は、新冠町子ども・子育て支援事業計画の更新年度となっており、現在、策定作業を進めているところでございますが、策定にあたりましては、保護者を対象にアンケート調査を実施するほか、子育て関係団体等との協議を進める予定としており、支援策の充実に向けた検討に意を用いてまいりたいと存じます。ダブルケアに直面されている方の多くは女性であり、介護と育児の負担が一人に集中してしまうため、家族からも孤立してしまう場合が多いと言われております。地域でのつながりや家族同士の助け合いが薄れている今日ではありますが、あらためて地域の人とのつながりを大切にし、お互いを助けあう、共助の関係性を日常的に構築していくことが肝要でございますので、引き続き、自治会や福祉団体、ボランティア団体等との連携を図りながら、町民一人ひとりの意識の醸成にも努めてまいりたいと存じます。

再質問 3番 中山千鶴子

ありません。

出典:新冠町議会 令和6年第2回定例会 2024年6月21日 議事録 PDF(19ページ) 間違いを知らせる