新冠町議会 令和5年第1回定例会 2023年3月14日
ICT先進自治体への取り組みで町の活性化を
2023年3月14日、新冠町議会の一般質問で、竹中進一議員が「ICT先進自治体への取り組みで町の活性化を」について質問し、町長 鳴海修司が答弁しました。
- 質問者
- 竹中進一 議員
- 答弁者
- 町長 鳴海修司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 竹中進一
6番、竹中です。議長より発言の許可を得ましたので、通告に従い一般質問いたします。ICT先進自治体への積極的な取組についてでございます。アナログからデジタル技術へと、世の中は急激に進化をいたし、第4次産業革命とも称されております今日、ICTによる全く新しいIT関連事業の企業が次々と生まれ、注目9されるようになり、余談ですが、特に馬産地に関係の深いIT関連の新しい馬主さんも、大変多く目立つようになってきております。また、AIやTX、IOT等のほか、多種多様の分野でICT活用が促進されてきており、これからますます需要が増え、急激に進化し続けるこの状況下、先進国中でもデジタル部門において、決して上位とは言えない我が国においては、さらなる普及と技術革新に各種制度を設け、積極的に取り組んできております。以上のような状況下では、ますます増え続けるデータのクラウド化により、データセンターの設置が進みつつあるわけですが、センター内の機器が発する熱を冷やすために、相当のエネルギーを必要とするために、立地条件として冷涼な機構の北海道が有利なようでございます。先般、関連セミナーにも参加いたしましたが、北海道内で稼働いたしているのは、石狩市のさくらインターネットが有名で大規模ですが、そのほかに、美唄市でもホワイトデータセンターが稼働しており、豪雪地帯でもあることから、除排雪を利用したサーバーが発生する排熱の雪冷房と廃熱を活用して農産物や水産物を生産し、産業クラスターを形成いたしている事例もあるとのことでした。今年度は、経済産業省がデータセンター拠点の設置に前向きな地方公共団体を募り、旭川市、石狩市、釧路市、苫小牧市が名乗りを上げ、全国的にも70か所以上の自治体から希望が出ているようでございます。現在、稼働いたしている道内のデータセンターは、自治体と企業が一体となって取り組みを行い、稼働までには10年以上の期間を要して実現に至っており、将来を見越して取り組むためには、相当の決意で取り組まなければならない事業だと思いますが、データセンターの需要は今後ますます広がりを見せると思いますので、取組企業や関係機関との情報収集と働きかけなどを行い、新冠町でも検討いたしていく考えはないでしょうか。本年2月16日新冠町明和のビッグレットファームにおいて、シャープ株式会社ほか数社によって、ローカル5G等の実現に向けた開発実証実験が行われました。新冠町では既に令和元年に日高育成公社において、8Kの画像と5Gの電送実証実験が行われ、さらに前途の画像とローカル5Gの電送公開実験が行われました。初回の実証実験では、鮮明な動画を送受信することが主な内容で、馬を対象といたしておりましたので、遅延のない調教の様子と、馬の細かな毛の一本一本まで手に取るように見ることができることが主な内容でした。今回は、トラクターを稼働させて雪かきの作業を行うところを視察させていただくことが出来、事前に作業機や作業区域の膨大なデータを入力し、そのデータの送受信による実験でしたが、これにより、変形いたした区画や高低差のある場所においても問題なく作業が行われることを確認いたすことが出来ました。また、一方では、既に新冠町の先進的な農家において、同様の運転アシストシステムであるGPS機能のついたトラクターが、肥料散布の撒きムラや牧草の作業、田植機やコンバインにも、機械を取付けて稼働いたしております。これですと、熟練の方が作業に当たらなくても、初心者のような方でも、補助的に運転席に乗り、作業が出来ております。楽できれいで無駄がなく、効率のよい作業を行っている光景が見受けられるようになりました。ただ、この装置もやや高額なため、全体的な普及には至っておりませんので、新冠町において、補助制度を考えてはど10うかとも思うところですが、別の機会に提案させていただきたいと思います。今後、ローカル5Gが本格的に導入されることになりましたら、運転席に人が乗っていなくても、正確かつ効率的な作業が、期待できることとなり、人手不足が深刻になってきている農業分野はもちろん、遠隔医療、自動車の自動運転などのほか、多種多様の分野への普及が待たれるところでございます。実用化までは、もう少しの間があり、まだまだ安価で使い勝手のよい装置への改良など、課題のあるローカル5Gですが、これから、誰もが普通に使うことができる装置になるために、今後も実証実験が繰り返されると思いますので、ますます進化をしていくための拠点として、既に2回の実績のある新冠町は、ローカル5Gといえば新冠町となるように積極的に、関わってまいるべきではないかと思います。また、令和5年度一般会計予算の中に、ワーケーションへの取組予算が盛り込まれておりますが、これも、光回線とICTを活用した新冠町の活性化を見越した施策だと思います。今まで述べました内容も含め、現時点でも外部から、新冠町はICTの取組に積極的とのイメージは、必ず持っていただいているのではないかと思っておりますが、今後もさらに積極的にICTへの新しい取組を行い、ICTの先進的に魅力のあるまちへのアピールをしていく考えはないかについてお伺いいたします。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
竹中進一議員の御質問の、ICT先進自治体への取り組み、町の活性化についてお答えいたします。お答えする前にですね、竹中議員の御質問に、通告にない部分もありましたので、通告のある2点に絞ってお答えいたしたいというふうに思いますので御理解願います。2021年10月、岸田文雄首相は所信表明演説において、地方と都市との差を縮めるデジタル田園都市構想を掲げ、地方におけるデジタル施策の推進を政策の1つとして掲げました。デジタル田園都市構想にはデータセンターの地方分散があり、これは欧米に比べ日本におけるデータセンターの設置箇所数が少ない状況の中、ICT環境改善という目的と情報ネットワークの要所と言えるデータセンターを、分散化させることで危機対応能力を高めるというセキュリティ上の目的もあるかと考えるところです。しかしながら、同構想の中ではデータセンター建設による事業戦略が明確化されていないため、データセンターを誘致した町において、どのような付加価値をもたらすものか、把握できずにいるのが実情です。これまでデータセンターを誘致、建設した自治体は、冬期間における積雪をデータセンターの冷却設備に活用するなど、地域の特色を生かした誘致の事例は散見されますが、雇用の創出、地域経済への寄与といった私たちが誘致という事業に期待する効果は、希薄であると考えております。また、カーボンニュートラルとの関係では、データセンターは、多くの電力量を消費するという地域にとってマイナスの事実もございます。これらの状況と新冠町の立ち位置を考えたとき、加えて解決しなければならない多くのまちづくりの課題がある中、データセンターの誘致を優先して進める考えは現時点でございません。11次に、ICTに係る町の取り組み姿勢についてですが、竹中議員の通告の中にありましたように、現在、町内民間事業者には、情報通信技術の活用により労働力の省力化を図る取り組みや、新冠町商工会によるICT人材の育成と将来的な起業を目的とした若年層に対するICT教室の実施など、町内において情報通信技術を積極的に活用する取組みが生まれてきています。これら民間事業者の取り組みに対し、町はできる範囲で協力を行う考えであり、また町としても、ワーケーションやサテライトオフィスの可能性を探る実証事業の取り組みを計画しており、ICTに係る取組みについて町として推進して行く所存ですので、よろしくお願いいたします。
再質問 6番 竹中進一
現在、5G通信網は、都市や市街地などに限られ、基地局から発する電波の到達距離に制限があるなど、問題点もありますけれども、利用希望者へのエリア拡大による提供は、徐々に広がりつつあり、全体の普及が待たれるところでございます。今、世界は6G7Gへ向けて開発が進みだしております。6Gは2030年に実現見込みで、既に7G技術の開発にまで見通し、技術開発が進んでおります。このような技術革新の進展、あるいは6G7Gの最先端情報技術時代には、ICTを利用した、世界中のシステムを動かすために、膨大なデータが蓄積されなければならないわけで、新規データセンターへの需要と期待はますます増えてくると推察されるところでございます。今後も、日本におけるデータセンターを取り巻く環境と技術も、世界に肩を並べるレベルに達する可能性があると思っております。そういった事態を見据え、先に申し上げた、道内のデータセンターの実現までに要した経過などを参考にいたしても、それまでには、一朝一夕とはいかないわけですから、来年度取り組むワーケーションの予算もこれから審議されるわけで、これが順調に推移いたしましたら、テレワークセンターなどへの発展が期待され、ICTへの取り組みが積極的な町へのアピールということをいたせば、今まで取り組んできた農業支援や協力隊が新冠町を希望する方々が増えるように、関心を引くことができることにもつながると思いますし、新冠町活性化の重要なポイントになるのではないかと思いますので、改めて、関連企業等の誘致に取り組むという、将来的な可能性はないでしょうか。ただいま町長の答弁の中にありました、カーボンニュートラルへの逆行の件ですけれども、こういったエネルギーの件につきましては、グリーンエネルギーを使って、それでカーボンニュートラルに逆行しないような法則もとられているように思っております。さらにまた、5Gの実証実験が2回行われたわけですから、今後とも、これに積極的に、メーカーやら、国の機関と、取り組んでいくのか、ことについてもお答えいただければ幸いでございます。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
竹中議員の再質問にお答えします。将来的な可能性について考え12た時、技術革新が目覚ましい情報通信の世界ですので、今後、情報技術によって、どのような社会変化が生まれるのか想定出来ないと考えます。情報技術に対する将来的な町の対応について、現状、明確な答弁をすることは難しいと考えますが、その時代に合わせ適切な判断をしたいと考えておりますし、このことは、データセンターにかかる企業誘致についての考えにおいても同様です。今後にありましても、時代に合わせ社会状況と、社会環境の中で、適切に判断してまいりたいと考えておりますので、御理解をお願いいたします。
再々質問 6番 竹中進一
1点お願いしたいのは、折角2回にわたって5Gの実証実験が新冠町において行われたわけですけれども、これについても、総務省、それから各メーカーと、今後ともより緊密に連絡を取り合って、積極的に誘致していくというような考えはないかについてお伺いしたいと思います。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
再々質問についてお答えいたします。御承知のように、5Gをうちで2回ほど実証実験やってございますが、やはり山間地域であるということもありますし、非常に課題としても、いろんな面も出てきてございます。そういった中で先ほども御答弁したように、その状況をよく見ながら判断して、次につなげていくという考え方を持っておりますので、そういう状況になりましたときには、積極的に対応してまいりたいというふうに考えておりますので御理解願います。