新冠町議会 令和4年第2回定例会 2022年6月24日
改正動物愛護管理法について
2022年6月24日、新冠町議会の一般質問で、伹野裕之議員が「改正動物愛護管理法について」質問し、町長 鳴海修司が答弁しました。
- 質問者
- 伹野裕之 議員
- 答弁者
- 町長 鳴海修司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 伹野裕之
5番、伹野裕之です。議長より発言の許可を得ましたので改正動物愛護管理法について質問いたします。ペットの犬や猫にマイクロチップの接着をペットの繁殖業者が販売業者に義務付ける改正動物愛護管理法が6月1日に施行されました。飼い主を特定できるようにする為に飼い主の情報が登録されたマイクロチップを埋め込むため、輪のように外れず犬や猫が迷子になったり災害や盗難事故などで飼い主と離れ離れになったりしても、飼い主の元へ戻れる確率が高くなります。何より業者や飼い主による無責任な放棄や虐待を抑止する効果も期待されるとしています。今回の改正法の施行で、ペットショップなどから購入する犬や猫には、あらかじめマイクロチップが装着されることになります。購入の時点では、所有者の情報がペットショップの店舗等となっているため、所有者情報を変更する手続きを行う必要があります。登録情報が飼い主の氏名、住所、電話番号、メールアドレス、犬や猫の品種、毛色、生年月日、性別などとなっています。登録した情報は環境省のデータベースに記録されます。マイクロチップは直径1ミリ長さ8ミリ程度の円筒型で15桁の数字が記憶され、自治体などが専用の機械で読み取り、データベースや登録情報と照合出来るようになっています。装着義務が生じるのは、繁殖業者や販売業者が販売する個体です。守らない業者には都道府県知事が勧告や命令を行い、悪質な場合は業務取り消しの命令の対象となります。一般の人がマイクロチップの付いた犬や猫を業者から購入した場合、30日以内に登録情報を書き換える義務が生じます。その際はチップの識別番号と購入時に事業者から貰う登録証明証に書かれた暗証番号が必要となります。オンラインで申請する場合は、手数料は300円かかります。環境省によりますと、迷子や飼育放棄などで自治体に引き取られた犬や猫は2020年度に約7万2千匹となっており、その内約2万3千匹が殺処分となっています。この状況を改善するために16も、マイクロチップの装着を推進することが重要とされています。また一般社団法人ペットフード協会の推計では、約1600万匹の犬や猫が飼われているとされています。改正法施行後マイクロチップが装着される犬や猫は、年間約41万匹になると環境省は見込んでおります。一方現在家庭で犬や猫を飼っている人や、業者以外から譲り受けた人に関しては努力義務となっています。今や家族の一員になることも多い犬や猫ではありますが、虐待や劣悪な環境での飼育などの事例が社会問題となっています。動物愛護の観点から努力義務化されている犬やペットへのマイクロチップ装着の費用の助成、または一部助成を行ってはいかがでしょうか。マイクロチップ装着が人で言えば戸籍を持つような物と考えます。犬や猫が戸籍を持つということで、より愛情が深まり虐待や劣悪な環境での飼育が少なくなることが推測されます。ましてや野良犬や野良猫、放し飼いの状況が改正されることでしょう。マイクロチップ装着には獣医師らが専用の注射器で埋め込みますが、費用は数千円から1万円程度です。マイクロチップ装着費を助成することで、ペットに優しい町として認知され、定住・移住促進の一助になると考えます。また、この改正法の内容を町民に周知することで、町内の犬や猫の飼育環境の改善が図れるものと考えます。町長の所信を伺います。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
伹野裕之議員からご質問の改正動物愛護管理法についてお答えいたします。国は、動物取扱業のさらなる適正化や動物の不適切な取り扱いへの強化を図ることを目的に、令和元年6月に動物の愛護及び管理に関する法律等を改正し、その1つとして令和4年6月1日からブリーダーやペットショップなどで販売される犬や猫について、マイクロチップの装着を義務化し、一方で販売業者以外の者については努力義務化したところであります。議員ご指摘のとおり、マイクロチップを装着することにより、ペットが災害など不測の事態に遭遇し、行方不明になった場合でも、飼い主が判明しやすくなるほか、ペットの遺棄や虐待を防止することも目的とされております。そこで、1点目にご質問の「動物愛護の観点から、努力義務化されている犬や猫へのマイクロチップ装着費用の助成を行ってはどうか」についてでございますが、法律においてペットを飼うことは個々の判断によるものであり、飼い主には動物の愛護・管理する責任を十分に自覚した上で、健康や安全保持に努めることや、所有情報を明らかにすること等が「責務」として明記されているところです。このように、元来ペットの飼育は個々の判断と責任において行われるものであると考えるとき、今回の法改正に対して、町がまずもって実施すべきことは、ペット飼育に関する意識の向上対策と、改正された制度内容の住民周知であると考えます。従って、助成金によりマイクロチップ装着を促す前に、周知・指導を優先すべきと考えておりますので、ご理解願います。次に、2点目の「この改正法の内容を町民に周知すべきではないか」についてでございますが、議員提言のとおり、何よりマイクロチップ装着と飼い主情報の登録が進まなけれ17ば、改正法の目的が達成されず、結果として殺処分となるペットも減らない訳でありますから、制度周知は重要であると認識しており、積極的な町民周知に努めてまいりたいと考えております。また、今後も人と動物が共生し続けて行けるよう、動物の愛護と適正な飼育に関する普及啓発活動を、積極的に推進してまいりますのでご理解賜りますようお願い申し上げます。
再質問 5番 伹野裕之
再質問いたします。まずは周知ということは十分に理解できます。実際町内においては、野良猫放し飼いの猫が数多く見受けられ、国道等で猫がはねられているのを年数回見かけます。交通安全上、また公衆衛生上問題があると思われます。この状況を改善するには、やはりマイクロチップ装着が一番と私は考えます。他の自治体で行っていないマイクロチップ装着への助成を行うことで新聞報道等もされ、町のPRにもなり他の自治体も同じように追従する可能性もあります。町内には動物病院もありますし獣医師らも数多くいます。獣医師らと連携をとることで、スムースに事が運ぶと考えます。住みよい暮らしよい、安心安全なまちづくりのためにも、マイクロチップ装着助成を行うべきと考えますが見解を伺います。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
伹野議員の再質問にお答えいたします。議員の提言は理解しますが、所有者の有無や法適用の前後による公平性も含め、検討してまいりたいというふうに考えてございます。繰り返しとなりますが、今後も人と動物が共生し続けていけるよう、動物の愛護と適正な飼育に関する普及啓発活動を積極的に推進してまいりますので、理解を賜りますようよろしくお願いいたします。