みんなの議会

新冠町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月18日

新冠町郷土資料館の施設管理計画と展示物の保存について

2020年12月18日、新冠町議会の一般質問で、竹中進一議員が「新冠町郷土資料館の施設管理計画と展示物の保存について」質問し、教育長 山本政嗣が答弁しました。

質問者
竹中進一 議員
答弁者
教育長 山本政嗣

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 竹中進一

議長より発言の許可を得ましたので、通告に従い一般質問いたします。新冠町郷土資料館は昭和 55 年に開館以来、本年で 40 周年を迎えることとなり、これまでミニ図鑑の作成や各種イベントを計画いたしておりますが、今までも、そしてこれからも郷土の歴史を末長く後世に伝えていくこの事業は、町の大きな役割であると同時に貴重な資源の継承であると考えております。これまで多くの事業に取り組んできた新冠町郷土資料館は、主に多くの町民の協力と貴重な情報、資料、機械、器具の提供などによって今日を迎え、その功績は児童生徒の学習や住民の関心などをとおして多くの町民から高く評価されているのではないでしょうか。特に、平成 29 年に発行された新冠 100 話は学芸員の方が長い年月をかけ、高齢者をはじめ多くの町民から地道な聞き取り調査をして得た膨大な資料や寄稿を本に編成された結果であり、大きな事業を達成したものであると考えております。繰り返しとなりますが、これらも長く後世に地域の過去の歴史を理解し、伝える役割を担っていく郷土資料館となっていくのだと思います。しかしながら、当館は設立から 40 年を経たことで老朽化が著しく、職員の恒常的な修繕努力で維持しているのが現状と考えます。管内的にもこのような施設がそれぞれ整備されておりますが、どこの施設にも展示してある昔の代表的な農機具のプラウの管理状況について特に注目いたしてみました。私の手元にそれぞれの写真がございますが、展示や管理については多種多様に相当の配慮がなされていることが見受けられます。たまたまセミナーに参加する機会がありまして、道南の木古内町を訪れた際に郷土資料館を見させていただく機会がございました。名前はいかりん館ということで閉校した小学校活用いたし、平成 27 年3月に開館した比較的新しい施設でしたが、展示物のそれぞれに手入れが行き届いていて、劣化の程度がまことに少ないと感じ取ってまいりました。多分、防腐剤かニスなどの何かをコーティングしていたのだと思いますが、これからも後世に伝えていくために長い年月展示がなされることを考えたとき、このように木の部分、金具の部分、それぞれに腐食防止等を行う必要があるのではないかと感じてまいりました。それほどの予算をかけずに今後とも良好な状態で展示ができることになると思いますので、ひと手間をかけることの必要性についてはいかがお考えでしょうか。日高管内の郷土資料館、郷土博物館は学校の跡を利用している場合は、展示にある程度余裕がありますが、それ以外の施設はもはや手狭となってきております。新冠町郷土資料館の展示物も工夫を凝らしており、以前に比べ明るくなった印象はございますが、新冠 100 話の中にもございましたが、過去には暗い怖いイメージを持たれておられた方もいたようですし、手狭で耐震化も大丈夫かの感がございます。他町においては、様似町はリニューアル工事を実施いたしておりますし、新ひだか町は図書館併設の博物館を設立、日高町も同じく図書館併設の郷土資料館として比較的新しい施設となっており、施設と展示物に大きな配慮がなされてきている感があります。近隣町においても施設や展示物について見直されつつあるのではないかと感じるわけですが、我が町新冠町13の第6次総合計画の中にも地域への愛着や町への誇りを生み出す郷土の歴史遺産や伝統文化が時代に受け継がれるよう町民や団体等との連携しながら保存、継承、活用を進めますとなっておりますので、新冠町郷土資料館が 40 周年を迎えたこの機に、以下の2点についてお伺いいたします。1、新冠町郷土資料館の将来展望について。2、資料館内の展示物維持管理の充実について。ご答弁をよろしくお願いいたします。

答弁 教育長 山本政嗣(教育長は2021年3月まで)

竹中議員からご質問の新冠町郷土資料館の施設管理計画と展示物の保存についてお答えを申し上げます。郷土資料館は、新冠町開町 100 年記念事業の一環といたしまして、昭和 55 年4月に開館しておりまして、開館以来当町の歴史や産業、そして民族等に関する貴重な資料を収蔵、保管するとともに、展示や講座を開催するなどして、歴史と文化を継承していく施設として、大きな役割を担ってきているわけでございます。町の歴史を振り返り後世へと伝え広めていくことは、現代を生きる私たちに課せられた義務でもあるわけでありますが、資料館におきましては資料収集、整理保存、調査研究、そして教育普及といった4つの活動を柱といたしまして、学芸員を中心に積み重ねてきましたその活動は、課せられた役割を十分に果たしてきたものと私としては高く評価をしているところでございます。そこで、ご質問をいただきました1点目、新冠町郷土資料館の将来展望についてでございますが、議員ご指摘のように資料館は、開館から 40 年が経過をいたしまして施設の外部、内部ともに老朽化が目立ってきておりまして、近年に建設をされました施設と比較いたしますと、見劣りをする部分があることは否めないわけでございます。しかしながら、これまで適宜維持管理を加えてきたことで、施設的に大規模改修が必要な状態であるというふうな認識は今のところもってございませんし、貴重な資料を保存管理するといった目的には、まだ十分対応しているととらえておりまして、今後の改修等につきましては教育施設全体の管理計画におきまして、位置づけをしてまいりたいと考えてるところでございます。また、施設内のリニューアルにかかわりましては、これまでも職員による小規模な展示品の配置替え等を繰り返してきているわけでありますが、照明や展示品のリニューアルには比較的高額な予算も伴いますことから、現状では資料の収集と整理保存ということを中心に、第2収蔵庫に保管している資料との定期的な入れ替え展示などを職員中心に工夫をしてまいる考えでございます。次に、ご質問の2点目、資料館内の展示物の維持管理の充実についてでありますけれども、資料館で収蔵展示する資料のほとんどは寄贈によるものでございますので、受け入れ時の状態をなるべく損なうことがないよう、必要最低限しか手を加えないということが一般的な管理方法でございます。特に、保存保管をする資料そのものの表面加工、あるいは薬剤塗布などの保存処理は極力行わないこととしておりまして、このことは他の市町村の資料館も基本的には同様の取り扱いでございます。当町の収蔵資料に関しましては、保管14が屋内ということもございまして、腐食や錆が大きく進行しているという状況にはございませんので、これまで同様に資料の状態把握、あるいは定期的なほこりの除去等を中心に清掃を行うことによって、維持管理を図ってまいりたいと考えているところであります。最後に、郷土資料館の活動は町の歴史や資料の収集、保存活動など比較的地道な活動ということが言えるわけでありますが、その中で学芸員が積み重ねた知識や資料をまちづくりや人づくりに生かしていくということは、社会教育の使命でもあると考えております。近年では、資料館主催の講座への出席者も増加傾向にありますほか、学芸員が講師として招聘される機会も多く、小学校での授業でもその知識が活用されておりますことから、引き続き教育普及活動にも意を用いた活動を展開してまいりたいと考えておりますので、ご理解を賜りたいと存じます。以上でございます。

再質問 6番 竹中進一

展示物の手入れのことについてだけ1点お伺いしたいと思います。展示物はもちろん未来永劫に長い間現状を後世に伝えていくということが大きな目的でございますけれども、しかし木の部分の劣化というものはどうしても避けられないのです。十年、二十年ということであれば現状も維持できていくのかなともいますけれども、これまたそれ以上の長い年月後世に伝えていくということになった場合には、ある程度やっぱり手入れをしていかなければ、手入れといっても大規模でなくて、少なくてもカビたり、それからの劣化が進むとぼけるというような、そういう状況になっている展示物も実際に管内の資料館の中にございましたけれども、そういうものを防ぐためには表面をちょっとコーティングするなり、そういったことで防げるのではないかなというふうに考えているわけですけれども、そういった点でほかの資料館や博物館等を当然見ておられると思いますけれど、そういったものも参考になさって、その点だけがちょっと気になりましたので、再質問をさせていただきますので、ご答弁お願いいたします。

答弁 教育長 山本政嗣(教育長は2021年3月まで)

議員も管内、あるいは他管内の資料館における資料の保管の様子についてのご提案もございました。現状の中で、学芸員を中心に収蔵品の管理をしてるわけでありまして、学芸員同士の情報交流、それから管内の館の状況も学芸員がしっかりと確認をしながら保存活動にあたってるわけであります。今、議員からご心配いただきました内容につきましても、学芸員の知識とそれから活動の中で冒頭申し上げましたように、あまり手を加えることがないという基本的な考え方を元に、調査研究を学芸員の方にさせまして、適切な収蔵品の管理に今後とも努めてまいりたいと考えております。以上でございます。

再々質問 6番 竹中進一

ございません。15

出典:新冠町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月18日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる