新冠町議会 令和2年第2回定例会 2020年6月26日
公共施設等総合管理計画の進捗状況と個別施設計画の策定について
2020年6月26日、新冠町議会の一般質問で、長浜謙太郎議員が「公共施設等総合管理計画の進捗状況と個別施設計画の策定について」質問し、町長 鳴海修司が答弁しました。
- 質問者
- 長浜謙太郎 議員
- 答弁者
- 町長 鳴海修司
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 2番 長浜謙太郎
2番、長浜謙太郎です。議長より発言の許可をいただきましたので通告に従い、公共施設等総合管理計画の進捗状況と個別施設計画の策定についての一般質問をいたします。平成 29 年3月、新冠町公共施設等総合管理計画が発行され3年が経過しております。この計画は平成 26 年の4月総務省からの要請により、現状の公共施設等の全体を把握し、長期的な視点をもって改修、更新、長寿命化などを計画的に推進するため策定し、基本的な方針を定めたものであり、期間は 10 年、その間当町取り巻く社会情勢等に変化が生じた場合に適宜見直しを行うとあります。一例を挙げますと、特別養護老人ホーム恵寿荘及び国民健康保険診療所は建てかえに係る概算費用のうち、町費負担分を平成 31 年度の将来費用に計上しますとも明記されております。推進方策における総合管理計画のフォローアップの中では3点書かれております。①総合管理計画で示した公共施設の総合的かつ計画的な管理に関する基本的な方針に関する進捗状況について評価を実施する。②進捗状況に関する評価の結果、その他状況の変化等があった場合には総合管理計画を見直す。③総9合管理計画を踏まえた個別施設計画等の策定を行う。そこで、建築年度、耐用年数、老朽度から考えるとまだまだ上回る施設もありますが、町民の関心が高く、かかわりが大きいと思われる以下の施設についての概要を伺います。新冠小学校校舎、第1期 1976 年建築後、44 年経過、耐用年数は 47 年、老朽度 85%、朝日小学校校舎、第1期 1980 年、40年経過、耐用年数 47、老朽度 77%、新冠中学校の校舎、第1期 1972 年、48 年経過、耐用年数 47 年、老朽度 94%、特別養護老人ホーム恵寿荘、1982 年建築、38 年経過、耐用年数 47 年、老朽度 72%、国保診療所 1970 年、50 年経過、耐用年数 50 年、老朽化 92%、小中学校については令和元年 12 月の新冠町立学校あり方検討委員会の答申にて、早期の改築(新築計画)の策定が必要であると記載があり、また本年3月の教育行政執行方針においても学校施設の老朽化、教育施設全体の老朽化が進んできていることから、本年度に策定する新冠町義務教育課程適正規模、適正配置等基本計画と整合性をもつ教育施設の長寿命化計画の策定に着手する旨が書かれております。ちなみに、任期の総仕上げの年と掲げられた本年3月の町政施行方針には、診療所施設の老朽化による建物の改築問題は避けて通れない重要かつ大変難しい問題であるが、まずは診療所の経営安定を図った上で町民の皆様と協議、検討ができるような準備を進めてまいりたいとはありますが、恵寿荘については設備の更新を除き具体的な記述は見受けられません。日々刻々と施設の老朽化が進んでいく中、今後の財政状況もますます厳しくなることが予想され、明確なビジョンのもとでの計画遂行が迫られていると認識し、現時点での進捗状況と個別計画の策定について見解をお伺いいたします。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
長浜謙太郎議員からご質問の公共施設等総合管理計画の進捗状況と個別施設計画の策定についてお答えいたします。国において、公共施設やインフラの全体の状況を把握し、長期的な視点をもって更新・統廃合・長寿命化などを計画的に行うことにより、財政負担を軽減・平準化するとともに、公共施設等の最適な配置を実現することが必要であるとして、平成 25 年 11 月にインフラ長寿命化計画を公表し、さらに平成 26 年4月、総務省は各地方公共団体に対し、公共施設等の総合的かつ計画的な管理を推進するための計画策定を要請し、当町においても現状の公共施設等の全体を把握し、長期的な視点をもって改修・更新、長寿命化などを計画的に推進するため、平成 29 年3月に新冠町公共施設等総合管理計画を策定し、公共施設及びインフラを管理していくための基本的な指針を定めたところでございます。計画の期間としては、公共施設の寿命が数十年に及び、中長期的な視点が不可欠であることから、40年間の将来推計に基づき平成 29 年度からの 10 カ年としてございます。町内にある公共施設の約 40%は建築後 30 年以上経過しており、今後多くの施設が改修・更新を迎えることとなりますが、ご指摘の5施設について述べさせていただきたいと思います。まず、小・中学校施設についてですが、教育委員会において昨年5月に町立学校のあり10方検討委員会を設置し、小中学校の適正規模などに関しての諮問を行い、同年 12 月に答申を受けているところで、答申の中に小学校の再編整備の検討や耐震は了しているものの、小中学校の早期改築計画の策定が必要である旨が記されており、これを受け令和2年度の教育行政執行方針において、本年度新冠町義務教育課程適正規模・適正配置等基本計画を策定するとの方針が示されてございますので、町といたしましては教育委員会の策定を踏まえた中で、学校施設の整備のあり方を検討してまいりたいと考えてございます。国保診療所施設につきましては建築後 50 年が経ち、施設の耐用年数ということもございますが、私が町長に就任し、町民の方々から声が寄せられていた早期の病床復活に精力を注いだところでございまして、議員がおっしゃられておりますが町行政執行方針において述べているとおり、まずは診療所の経営安定を図った上で町民の皆さんと協議・検討ができるよう準備を進めてまいる考えでございます。特別養護老人ホーム恵寿荘につきましては、建築後 38 年が経過しておりますが、国保診療所より構造上からも比較的老朽度の面では低い状況でございまして、令和元年6月の第2回定例会の一般質問において恵寿荘の考え方を述べておりますが、待機者の状況やスタッフの確保の面からも適正規模を見極める必要があるばかりでなく、建設場所の適地の面からも慎重に取り進める必要があるものと考えている所であり、また多額の費用を要することが見込まれ、適正規模の見極めと財源の確保が必要不可欠と申し上げたところでございますので、現在もこの考え方につきまして基本的に変わってはございません。いずれにいたしましてもご指摘の施設を含め、大型事業につきましては大きな財政出動を伴うこととなるため、社会情勢や町民の方々のニーズを的確にとらえるとともに、さまざまな行政課題の優先度も考慮しながら慎重に進めていく必要があると考えてございますので、状況に応じ議会とも相談させていただきながら取り進めてまいりたいと存じます。一方、総合管理計画を踏まえ個別施設計画につきましては、現在新冠町公営住宅等長寿命化計画、新冠町橋梁長寿命化修繕計画がございますが、他の施設の取り扱いにつきましては総合管理計画策定時に全施設の個票を作成し、以後毎年度修繕実績、改修・修繕計画など可能な限り内容確認を行っており、個別施設計画の基礎資料となりますこの個票の内容を発展させた各施設の台帳と合わせ、個別施設計画の策定がこれまで課題となっていたところでございますが、管内的に本格的な策定は少なく、道内の先進事例等の調査研究を行いながら今年度策定に向け、準備を進めているところでございますので、ご理解を賜りたいと存じます。
再質問 2番 長浜謙太郎
答弁いただきありがとうございます。先ほどの同僚議員の質問の中でも町長がふれられておりましたとおり、優先度の高いというか、危機感をもってこの5施設について望まれているということは深く伝わってまいりました。今回のコロナ禍のような状況を除くと、人口ビジョンや財政シミュレーションというのが、計画の遂行を11見直しの指標となると思います。また、こういったものに基づくとおのずと取り組むべき事業の優先順位も決まってくることと思います。いつごろ、いつまでにという着工時期や年次計画による将来費用の計上について、そしてどのくらいのものをという施設の概要、予算規模について、どうやってという起債や補助金を活用するなどした財源の確保について、こういった情報を具体的に示すことができなければ町民はもとより、現場のモチベーションの低下も危惧されます。これまで以上に、積極的な情報発信と情報共有が必要と思われますが、いかがでしょうか。
答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)
長浜議員の再質問にお答えいたします。議員ご提言のとおり、個別施設計画の重要性についてはまちづくり上からも、財政推計上からも必要と認識しておりますし、現状においてお示しできないことを遺憾にも思ってございます。しかしながら、これを作成するに当たっては、そのときどきの国の方針や置かれた状況により、大きく左右されるものと思ってございます。例えて申しますと、町立学校においてはさまざまな方向からのあり方検討、避難所となる公共施設では津波や降雨量のたび重なる見直し、あるいは感染症対策、アイヌ新法との整合性など、診療所と特養においては町全体を見据えた福祉介護の総合的計画など、一朝一夕には進められない実態にあることをご理解願いたいと存じます。また、耐用年数とはあくまで税務上減価償却費を算定するものとされておりまして、建築の実際の寿命、老朽度年数を指し示すものではないとされておりますし、町立学校においては先ほど申し上げましたが、耐震補強や大規模修繕を、特養においても必要に応じて改修等を実施していることから、物理的には耐用年数は延ばせているものと思ってございます。いずれにいたしましても冒頭申し上げましたように、財政上からも計画の必要性は十分理解しておりますのは、できる限り早く計画を策定しお示ししたいと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。
再々質問 2番 長浜謙太郎
ありません。