みんなの議会

新冠町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月13日

わが町を「情報化推進先進自治体」について

2019年12月13日、新冠町議会の一般質問で、竹中進一議員が「わが町を「情報化推進先進自治体」について」質問し、町長 鳴海修司が答弁しました。

質問者
竹中進一 議員
答弁者
町長 鳴海修司

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 竹中進一

6番竹中です。議長より発言の許可を得ましたので、通告に従い、一般質問いたします。まず、先立ちまして過去にも関連の一般質問や質疑を行っておりますし、本年第3回定例会においても、同僚議員からの関連いたす一般質問がございましたことを申し述べさせていただきます。我が町新冠町においては、長年の懸案でありました光回線の整備が、過去2度の国の整備事業の申請にも採択に至らなかった経過を経て本年度を採択となり、高度無線環境整備事業によって本沢地区と節婦地区が既に工事が進められており、来年度も継続して西沢地区の整備が行われる予定となっており、これをもって国全体の世帯カバー率 99%を超える現状の高速大容量のデータ通信が可能となり、デジタルデバイドからの脱却を果たすことができることとなり、町の活性化に大きく寄与するものと期待が膨らんでいるところでございます。さらにまた、本年 11 月 13 日には5Gの携帯電波、8Kの撮影と放映実証実験が世界で初めて我が町の日高軽種馬共同育成公社において実施されました。このことは情報通信最先端の先進技術が当町から発信されることとなり、他からの注目を集めることになっていると思いますが、これを契機に今回実施にかかわりました北海道総合通信局や農林水産省北海道農政事務所、シャープ株式会社をはじめとする各関係団体や事業者とのかかわりを続け、情報化先進自治体としてまちづくりの柱とする取り組みを今後推進する考えはないかについてお伺いいたします。近年、情報通信技術の進化は目覚ましくICTに総称されるIoT、AI、GPS、VR、3D等枚挙にいとまがないほど、過去には考えられなかったような技術が矢継ぎ早に開発され、実現、利用されるようになり、不足する労働力を補完する役割や遠隔での確認や操作、正確な作業などにより、第1次産業においても省力化、効率化など、今後ますます深刻となってくる多くの町村が直面する人手不足の問題を解決する可能性があります。また、次世代を担う子ども達の教育カリキュラムに新たにプログラミング教育が取り入れるなど、情報通信技術は各分野でその必要性が高まり、広がりを続けております。その他第1次産業以外の第2次、第3次産業はもとより、観光、教育、医療、福祉、防災、行政など、常に技術は進化し、必然的にますます利活用が進んでまいる状況です。そうした状況下、当町が情報化先進自治体を標榜いたすといたしましたら、まず2点解決いたさなければならない課題があると思います。それは、携帯電話の不感地区解消と地10上波デジタルテレビの難視解消後の不具合についてです。先の同僚の一般質問の答弁の中で光回線整備による空き芯を利用した解消方法について述べられておりましたが、国も携帯電話不感地域解消について最近民間事業者に対する補助制度を充実させ、携帯電話基地局の設置などに積極的に取り組んでいますが、電波が不感となっている世帯や道路等の把握をされ、新冠町からもNTTドコモ等への基地局設置の要望はなされていると思いますが、今の段階で改善計画などの情報は示されているでしょうか。基地局設置による抜本的改善の実現までの応急策として、当町においてはNTTドコモの場合で見ますと、携帯の微弱な電波を増幅するドコモリピーターといった装置を必要な世帯に貸与している実態がありますが、これは一定程度の効果のみが得られておりますが、満足のいかない状況であるのが実情です。簡易アンテナなどによる方法もありますが、とりあえずこの度の光回線が整備された際には、あくまでも軽微な解決方法ではありますが、光回線を直接機器に接続し家庭内へ電波を発信するフェムトセルの設置による改善が図られるよう、不便を強いられている世帯に対してNTTドコモとともに推奨し、早急に改善を図ってはいかがでしょう。この方法ですと受益者も町も負担がかからないと思いますので、お考えをお伺いいたします。もう1点、地上デジタルテレビの難視解消後の不具合について伺います。平成 23 年7月 24 日の地上デジタル放送への完全移行時までに、既に町内の全世帯でその対策は終了いたしておりましたが、整備されてから約8年とそれほどの年数を経過していない状況にあるにもかかわらず、不都合が発生している世帯がありますし、住宅を新たに離れた場所に建てたために地上テレビの電波が届かないこととなったなどの不都合も発生いたしております。国の政策でデジタル化が進められ、相当の予算を要して対策が進められ万全となったはずですが、今後もアンテナ周辺の環境変化や設備の経年劣化、新規移住者や住民が新たな場所に住宅を建設することなどを考慮した場合、国は現在その後の対策について補助等の考えは全くないようですが、国の政策により地デジ化するために難視聴の世帯は、国の補助によってアンテナ設置のために多額の費用をかけて設置を行ってきた経過からすると、その後の不具合やメンテナンスを個人が行わなければならなくなった場合、その世帯には到底負担に耐えられない多額の負担が生じてまいるケースがあるのではないでしょうか。今やテレビが日常いつでも見ることができるのが当たり前の日常インフラであり、家庭において団らんなどのときや外から家に入った際は、まずはテレビのスイッチを入れ各種災害の情報やその他の番組に目をやるのが普通になっているのではないでしょうか。このような不都合な世帯が現在もあることを町は把握いたしていると思いますが、この状況は解決しなければならないと思います。それにかかる費用はさきに申し上げましたように、個人の負担に耐えられない場合があると思いますので、今後国にも要望していただきたい事項でもありますが、当面困っている世帯への町費による補助制度を設ける必要があるのではないかと考えますが、どのようにお考えでしょうか。冒頭に申しました情報化先進自治体を目指して、世界初の実証実験が行われたことや今11光回線の整備が行われ、情報通信の環境整備にせっかく大きな1歩を踏み出したわけですから、このことを契機に関係機関との協力と連携を今後とも積極的に構築し、ICT関連の事業所や団体、さらには企業がICTは新冠町だと言われるような積極的な働きかけを行い、より輝く町づくりをしていく考えはないかについてお伺いいたします。

答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)

竹中進一議員からご質問の「わが町を情報化推進先進自治体に」についてお答えいたします。町内における情報格差の解消と高度情報化社会に対応した環境づくりのため、光回線によるブロードバンド環境づくりを進めており、町として長年の課題でもありました。また、地域の方々の期待の大きかった事業が、今年度本格的にスタートしたところでございます。すべてのものがインターネットでつながることができるIoTのように、光ブロードバンドサービスは情報化社会の著しい進展、とりわけ技術革新が進むなかにおいて、議員がご指摘のように産業振興、地域振興をはじめ、教育活動などさまざまな分野での活用や重要性は高まってございますし、町といたしましても防災対策をはじめ、定住・移住対策促進など幅広い分野での利活用を期待しているところでございます。また、来年からは次世代移動通信の5Gが都市部を中心に開始され、ICT分野の高度化がこれからも進み、利活用に関しましてすそ野はますます広がって行くものと考えてございます。こういったこともございまして、私も情報化推進を図りたいと考えてございますが、光回線は現段階において整備を進めている段階でございますし、5Gにおいても民間事業者によりエリア拡大が図られるものと思ってございますので、今後の情報化社会の発展性や国の制度創設、受益者負担等も踏まえながら利活用できる分野につきまして積極的に取り組んでまいる所存でございます。次に、携帯電話の不感地域の解消につきましては、民間事業者による携帯電話の通信エリア拡大が進められてございますし、本年6月総務省が携帯電話通信網の整備計画をまとめた「ICTインフラ地域展開マスタープラン」では、人が住む地域や人が住まない地域でも整備を進めるよう国から民間への強い指導があることから、携帯電話の不感地域は解消されるものと考えてございます。ご指摘の「フェムトセル」につきましては、屋外基地局から電波が届きにくい住宅内などの携帯電波状況の改善を図る機器として設置できるもので、携帯電話会社による利用者へのサービスであり、あくまでも光回線を引くことにより設置が可能となるものでございまして、相談を受けた場合お知らせすることは可能でございますが、町で改善するというより、各家庭において光回線を引くこととあわせ、同機器を導入するか否かはそれぞれの判断によるものと考えてございます。最後に、地上デジタル放送の難視聴解消につきましてはアナログ放送が終了し、デジタル放送への移行に伴い平成 23 年に国の制度を活用して町内全世帯の難視聴対策を行った経過がございます。現状において、限られた地域でございますが、時期的に一部放送が受12信できなくなるということもあると聞き及んでございまして、このような事象も含め、難視聴対策を行った当時に住居がなかったところで新しく住宅を建設される場所が、難視聴地域である場合や難視聴対策で導入された設備の経年による改修費の助成につきましては、国が主導し進めてきた難視聴対策は平成 27 年3月に完了してございまして、国における助成制度もないことや、また、町内他地区における一時的な難視聴状況等もかんがみ、町での個人に対する助成制度の創設につきましても財政面も含め、無理があるものと考えてございますので、ご理解を賜わりたいと存じます。

再質問 6番 竹中進一

携帯電話の不感世帯や不感地域の解消は、無線基地局の設置によって抜本的な解決が図ることができます。当町においても、里平地区携帯電話伝送路維持事業に、平成 30 年度は日高町との折半 91,854 円負担し、その解消を図っている状況ですが、国においても先ほどのマスタープランを立てるなど、先ほどの町長の答弁の中にありましたマスタープランなどにおいて、不感地域の解消には積極的に進める状況下であると伺っておりますので、関係機関に対し、さらに積極的に要望していっていただきたいと熱望いたすところでございます。また、5G整備促進においても国は携帯電話事業者のほか、5G通信をつなぐ光回線企業などを対象に減税策を検討するなど、積極的な取り組みが報道されており、新冠町においても既にトラクターやその他の農機具に対応する機器を取り付けし稼働している実態もございますので、今後より進化した機器にいち早く対応し、10 年に1度のこの電波の世代交代施策にいち早く乗っていくために、先に述べました5G、8K世界初の実証実験の自治体として情報化先進自治体となれるよう、5G電波送受信実現への積極的な働きかけやローカル5Gの基地局の採用を含め、取り組みを進めてまいる考えはないかについて再度お伺いいたします。地デジテレビの受信不具合対策ですが、国の補助は現在ただいまの答弁の中にもございましたように見込めない状況の中でございますが、とりあえずBSの衛星放送テレビか光回線が整備されたのちには、インターネットテレビで視聴することができますが、これですとローカル放送を見ることはできません。平成 23 年地デジ対策として新冠町は、個別や共聴組合等でアンテナを設置して対応したわけですが、浦河町や平取町のように光回線を利用した対策を行った自治体もございます。この方式ですと室蘭放送局の電波を中継し、配信するためにローカル放送の受信ができる仕組みとなっております。浦河町の場合、役場を局舎として受益世帯1戸当たり月額 300 円の聴衆料を負担してもらい、約 600 戸から年間負担額約 200 万円を徴収し、機器のメンテナンス料 360 万円を町が負担しているとのことでございました。平取町にあっては受益世帯 138 戸ですが、負担は最初の加入時3万円のみで月ごとの負担金はないとのことでした。平取町は範囲が広いために役場局舎のほか、2カ所の中継器があるために年間 740 万円のメンテナンス料がかかるとのことでした。13自治体内の住民が等しくテレビを不自由なく視聴できることができるために、それぞれ自治体も負担をしている実態もございますので、多額の費用がかかる場合だけでも補助制度の必要があると思い、再度お尋ねいたしますのでお考えお願いいたします。

答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)

1点目の事業の促進につきましては、先般総務省に赴きまして今後の事業推進について要望してまいってきたところでございます。今後にありましても機会をみながら行動してまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解願いたいというふうに思います。2点目につきましては、先ほどの答弁でも申し上げたとおり、具体的な事業や基準ができました時に受益者負担等も勘案しながら考えてまいりたいというふうに考えておりますので、ご理解いただきたいと思います。それから、先の要望説明における整備後数年後に不具合が生じた事例につきましては、対象者がまずは電気器具販売業者やメーカーと協議し、不都合が生じた原因を究明し、自費により整備を図らなければならないというふうに考えておりますので、ご理解をいただきたいというふうに思います。また、あわせて新築住宅地にかかる不都合事情につきましても自宅新築するにあたっては、当然その位置が難視聴エリアにあたるか否かは調査すべきものと判断されますし、光回線整備で事業を活用され、多少の不便はあってもご理解をいただきたいというふうに考えてございます。以上でございます。

再々質問 6番 竹中進一

テレビの難視のことについてお伺いいたしたいと思います。現在、テレビが見れなくて困っている世帯というのは、町内においては数件ではないかと思いますし、ですからそのことに対して幾らかの援助をするということは、町の財政そのものに悪影響を及ぼすほどの金額ではないんではないかというふうに考えておりますし、本当にテレビが今どき見れないということは大変不便というか、常識的にあり得ないような状況です。そういった世帯というのは、地デジ化のための改修した時に相当やっぱりアンテナの線の延長だとか、アンテナそのものも相当高額なものを使っていたわけです。しかし、それで現在見れないということは、それ以上の予算というか費用をかけなければ改善ができないという、本当に町民は困っている状況にあります。その点を町はどのように捉えているのかについてお伺いしたいと思います。

答弁 町長 鳴海修司(町長は2025年3月まで)

そういう事情もありまして、このたび光回線整備事業を推進した中の1つともいうふうに考えてございますし、そういった中でどのような状況になるのか検証した後に、町で改善しなければならないものがあるのであればやっていきたいなというふうに思いますが、現段階でそういう制度をつくったり、そういうことに対して町が積極的にやるという考えは今までの答弁のとおり、今のところ思っておりませんので、ご理14解いただきたいというふうに思います。

出典:新冠町議会 令和元年第4回定例会 2019年12月13日 議事録 PDF(9ページ) 間違いを知らせる