みんなの議会

新冠町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月14日

地域性を生かした特色ある体育教科の実施について

2018年12月14日、新冠町議会の一般質問で、長浜謙太郎議員が「地域性を生かした特色ある体育教科の実施について」質問し、教育長 山本政嗣が答弁しました。

質問者
長浜謙太郎 議員
答弁者
教育長 山本政嗣

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 4番 長浜謙太郎

引き続き、議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従い、地域性を生かした特色ある体育教科の実施についての一般質問をいたします。当町16は小学校の体育教科として、夏はプールでの水泳、冬は屋外リンクを作成してのスケートを実施していますが、施設整備の運営管理、費用や労力などの状況と今後を鑑みた中で、その在り方について再考するべきと考えます。プールにおいては、施設の老朽化による更新や修繕の必要性と管理業務体制における費用負担が強いられ、リンクにおいても毎年の積雪量や気温に左右される状況であり、いずれにしても子ども達にとって良質な環境を提供できているのかどうか心配でもあり、今後もこういった懸念材料が払拭されることがなく、常に不安が付きまとうことと思います。現場の先生達にとっても業務が多忙を極める中、身心ともに与える影響は少なくないと察します。能動的か受動的かによらず、続けるか続けないかの判断を迫られる時期がくるのかもしれません。そもそも、プールやスケートの体育教科が必須なのでしょうか。教育課程に定められており、必須であるならば続けるしかないものと思います。現状のままで進めるならば、あるものを有効活用する方法を探り、施設や人員を集約し効率化を図ること、あるいは移動手段を確保した上で近隣自治体へ出向き利用するといったように大胆な策を講じていかない限り、現場、財政それぞれの立場で厳しい状況を迎えることは明白であります。こども達の成長の機会と無限の可能性や達成感を秘めた夏と冬の体育教科について、現状と今後の在り方をどのようにとらえているのでしょうか。そこで、現行のものに替わる新たな取組みとして、実績の高い当町ならではと言える乗馬やカヌーなどを体育教科に取り入れることを検討できないでしょうか。これらは、地域性を生かした事業として注目を浴びることになり、関係人口の創出や定住・移住促進にも繋がる効果があると思います。冬場においても、スケートではなくスキーを採用することも検討に値すると思います。以上につきまして、見解をお伺いいたします。

答弁 教育長 山本政嗣(教育長は2021年3月まで)

長浜議員からご質問の、地域性を生かした特色ある体育教科の実施についてお答えを申し上げます。はじめに、学習指導要領に基づきます体育教科の目標と内容についてご説明を申し上げます。学習指導要領における体育教科の目標では、体育や保健の見方・考え方を働かせ、課題を見つけ、その解決に向かう学習過程の中で、心と体を一体的に関連付けながら、心身共に健康で、そして豊かなスポーツライフを実現するためのそんな資質能力を身に付けさせることを目指し、目標としております。その学習内容といたしまして、体づくり運動、器械運動、陸上運動、水泳の運動、そしてボール運動、表現運動、さらには保健がそれぞれの項目として示されておりまして、保健以外につきましては、小学生全学年で取組むこととされており、各学年に応じた学習内容がそれぞれ示されている状況でございます。この中で水泳につきましては、適切な水泳場の確保が困難な場合に限っては実技を取り行わないことができることとされておりますが、その安全上の指導心得につきましては、必ず取扱うこととされているものであります。当町におきましては、環境的に海や川に面し、水難の危険性も予測されますことから、命の大切さを学ぶという面でも水泳技術の習得は必要なものとそういう考え方から、新冠、朝日両小17学校でプールを設置して水泳授業に取組んでまいったところでございます。ご指摘のプール開設に伴う運営費は、年間両校を合わせますと本年度予算ベースで479万7000円となります。この経費の半分を占めますのがプールに係る管理委託料でありまして、道教委からの通知によりまして、平成29年度以降の管理を警備業の認定を受けた業者に行わせることが義務化されたことになったために、委託経費が大幅に増加した経過がございます。また、各校のプールは双方ともに老朽化してきており、改修には多額の経費を要しますことから、教育委員会内における改修検討においてもプールの集約化について模索してまいっております。現在も、新年度予算編成に向け学校と協議を進めている状況でございますが、各学校からは継続した開設要望を受けていることもあり、次年度におきましては現状どおり開設する考えでおります。しかし、議員ご指摘のように委託業者による管理体制や改修費用、さらには今後必要となる一貫教育や連携教育を見据えた2校の小学校の効果的な交流などの観点から、施設の集約化については検討を進めなければならない課題であると認識しておりますけれども、検討や調整には一定の時間を要するものと考えておりますので、ご理解をいただきたいと存じます。また、屋外スケートリンクにつきましては、学習指導要領での指導内容には明記されておりませんけれども、地域の自然を活用した学習指導の一環として、朝日小学校においてスケートリンクを造成し、冬季の体育授業の位置付けで従来から実施してまいっているものであります。このことは、冬のスポーツ環境の少ない当町において、また山間地にある小学校の冬季体育授業の特徴として捉えておりますので、開設を維持継続してまいりたいと考えております。次に、新たな取組みとしての乗馬やカヌーの授業化についてでございます。まず乗馬につきましては、学校教育事業とは別でありますけれども、社会教育事業の位置付けとして小学校1年生から3年生を対象に例年、乗馬体験教室を実施しておりますほか、カヌーにつきましては本年朝日小学校において総合学習の時間を活用してB&G海洋クラブ指導者にお願いをしながら、授業化をした経過があります。ご承知のように各学校におきましては、新学習指導要領の導入によりまして、道徳や外国語の教科化など授業時間数の確保が大変厳しい状況がありますほか、教員の働き方の見直しなど取組む課題が多くございます。そういった状況の中、議員ご指摘の地域の特色ある教育、授業に関しましては、次年度から導入を予定しております学校運営協議会制度、いわゆるコミュニティ・スクールの取組みが学校と地域の効果的な連携・協働体制の構築に繋がるものと考えておりまして、学校でできないこと、また学校で賄えないことを地域で補う、そんな新たな取組みになりうると考えているところであります。本年度は関係者のみなさんに検討や研修を行っていただいておりますけれども、この新たな取組みを進める中で、また学校、保護者、地域の連携を強めていく中におきまして、水泳やスケート、乗馬やカヌーなどの体験、あるいはこれらの授業への取入れの在り方や可能性についても検討を深めてまいりたいと存じますので、ご理解をいただきますようお願い申し上げます。以上でございます。

出典:新冠町議会 平成30年第4回定例会 2018年12月14日 議事録 PDF(16ページ) 間違いを知らせる