新冠町議会 平成28年第4回定例会 2016年12月16日
健康診査事業の推進について
2016年12月16日、新冠町議会の一般質問で、竹中進一議員が「健康診査事業の推進について」質問し、町長 小竹國昭が答弁しました。
- 質問者
- 竹中進一 議員
- 答弁者
- 町長 小竹國昭
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 竹中進一
1番竹中です。議長より発言の許可を得ましたので、一般質問いたします。なお、先ほどの同僚議員の内容と一部重複いたす箇所もありますが、通告に従い、「健康診査事業の推進について」お伺いいたします。新冠町における健康診査事業は、無料クーポン券の配布、がん検診の自己負担額軽減、ごみ袋配布などのほか、数々の個別への勧奨含め、担当者が努力しているにも関わらず、受診率はなかなか向上してまいりません。27年度の実績では、特定健診受診率29.8%となっており、毎年30%前後で推移し、国が目標としている受診率50%、新冠町の目標60%にはなかなか到達できていないのが実態で、がん検診はさらに下回っております。しかし、町民が健康で暮らし、健康寿命の維持をすることは、みんなの願いであると思います。現在、健康で日々の暮らしをしている町民に、この健康診査を定期的に受けていただくことは自らの体の状態を把握し、病気を予防し、健康で安心して暮らしていくことができることにつながる訳ですから、積極的に自ら受診すべきではないかと考える訳でございますが、何らかの事情で、定期的に健診を受けることができない方々が多数おられ、どのような理由で、どのような健康意識を持っておられるのかは図り知ることはできません。働き盛りで健康診査さえ受ける時間的暇もないのでしょうか。40歳を過ぎると、病気の罹患率が急激に上がることはよく言われていますので、ほとんどの方々はある程度理解されていると思います。健康と思われていた方が、急に体調を崩したという例は、あまりに頻繁ではございませんが、誰もが身近に起こった経験はあったと思います。若い方に限って我慢をしていたり、気がついたときにはかなり重篤な状況になっている場合がございます。若さゆえに、進行が早かったりして、その後の治療に相当な時間と治療費を費やす結果となったりなど、決して他人事ではございません。そうなる前に対象の町民は、定期検診を受診し、受診率向上によって、命を守り、病気の療養のため長期間働くことができないことのないようにすることは、ひいては健康保険会計にも相当のよい結果をもたらすことになると思います。そこで、新たな取り組みとして、今までの健康診査項目のほかに、新たな健康診査項目を加え、町民の関心と受診率・健康力アップにつなげてはどうかと思いますが、お考えを伺います。平成28年第 4 回定例会新冠町議会会議録第2日(平成28年12月16日)平成27年度から、MRI検査を新しく取り入れ、実施いたしましたが、希望者は予想以上にあったようですが、今後希望者は全員受診できる体制は取れるのかについてと費用等をカバーするために大幅な予算増を必要とするものなのか、お伺いいたします。今までは胃がん検診にバリウム検査が行われておりますが、報道で知りましたが、お隣の韓国では内視鏡による検査を実施し、バリウム検査によるがんの有無の発見より数年も早い段階で、がんのもとを発見することができるようになり、治療費・治療期間の短縮や死亡を極端に減らすことができた実績が報道されておりました。今では、経口内視鏡が苦手な方のために、最も新しい経鼻内視鏡により検査が行われ、受診者に苦痛を与えることのない技術と医療器が普及して来ております。今のところ集団検診での受診は困難だと思いますが、クーポン券などを発行して、受診可能な各医療機関で受診できるよう勧奨することはできないかお伺いいたします。もう1点伺います。がんの中で最も発見されにくいものとされているのが、すい臓がんだと言われておりますが、これの早期発見は、かなり困難で症状が出た時には相当重篤な症状に進行している場合が多い訳ですが、この厄介ながんにも立ち向かっていくべきではないでしょうか。まれに他の病気の治療のために精密検査を行ったら、たまたま発見できて命を長らえることができた例もございます。早期発見の可能性はある訳ですから、費用や最新の機器等の整備など相当の難しさはございますが、健康でかつ、健康寿命の長い町を目指し、これも健康診査事業に加える方法はないか。または積極的に取り組む考えはないか、お伺いいたします。今やがん治療は次々と新薬が開発され、臨床試験の段階ではございますが、遺伝子解析による全く新しい投薬の方法として、プレシジョンメディシンと言って、1~2カ月でがんを2分の1以下にすることができるようになったようですが、まずは、かからないようにすること。早期発見・早期治療に積極的に取り組む考えはないか。以上についてお伺いいたします。
答弁 町長 小竹國昭(町長は2017年3月まで)
新冠町が実施する健康診査事業としては、国民健康保険の保険者として、被保険者に対する特定健康診査と町民に対する各種がん検診及び婦人科検診があります。検診をすることにより病気の早期発見・早期治療や生活習慣病の重症化予防を講ずることができ、医療費の削減効果が期待されるものです。新たな取組をもって受診率アップに繋げてはとのご質問ですが、脳MRI検診を平成27年度から取り組んでおりますが、この事業は札幌市の公益財団法人北海道脳神経疾患研究所へ委託しMRI搭載検診車により実施しております。財団は脳神経疾患領域の医療を受けることが難しい地域における検診事業を積極的に行う目的で昭和61年から活動しており、平成26年度では全道27市町村で実施となっております。検診の受入れ体制については、5月から10月の半年間で札幌市を起点とし検診車両1台にて3日間を標準としており、初日と二日目は午前・午後各20名、三日目は午前のみ20名の合計100名定員です。このことから希望者の全てを受け入れできる体制となっておりませんが、平成27年度については定員に達した以後、数件の申込があり、残念ながらお断りした経過がございましたが、平成28年度に平成28年第 4 回定例会新冠町議会会議録第2日(平成28年12月16日)つきましては希望者全員受け入れすることができました。次に、胃がん検診に胃カメラでの検査を実施できないかとのご質問ですが、現在、当町における胃がん検診の実施体制については、集団検診として、保健センターを会場に年3回、特定健診と各種がん検診の同時実施を行っておりますが、委託先である、対がん協会及びJA北海道厚生連のバス検診車では胃エックス線検査となり胃内視鏡検査は対応しておりません。国は本年2月に、「がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針の一部改正」を行い、平成28年度から検査項目に胃内視鏡検査が加わり、これまでの胃エックス線検査と選択できるようになり、対象者は40歳から50歳に引き上げ、受診間隔については1年に1回から2年に1回としました。北海道では、本年9月に「北海道がん対策推進委員会」内に「がん検診専門部会」を設置し、国の胃がん検診における胃内視鏡検査の問題点について議論がされておりますが、検診の問題点としては道内の消化器内科医が平成26年現在658人で地域に偏在しており、住民が望んだとして希望する人全てを胃内視鏡検査にするのは困難であると報告を受けております。北海道としても、がん検診専門部会の議論を踏まえ、国の指針については尊重すべきものであるが、展開するうえでは課題があるとの認識を示しておりますことから、当町の胃がん検診における胃内視鏡検査の導入については、北海道がん検診専門部会の動向を見据えながら導入時期や方法について検討していきたいと考えております。最後に「すい臓の検査を検診事業に加えることができないか」についてですが、国の指針では集団の死亡率を減尐させることが科学的に証明され、その有効性が確立されている、胃がん、肺がん、大腸がん、乳がん、子宮がんの5種類をがん検診として定めており、また、市町村も検診の企画、立案から受診勧奨までを行う責務を負っております。当町のがん検診につきましては、国の指針に基づき実施しておりますことから、すい臓がんの検診として有効性が確立され、国の指針に追加されたときに実施したいと考えておりますのでご理解願います。
再質問 1番 竹中進一
検診の中で27年度から始めたMRI検査は、27年度は予定を上回る関心があったようでございます。しかし、今年度は予定をクリアしたということではございますが、今後も、当町の新しい取り組みだということで、物珍しさからの受診者の増ということにとどまることなく、今後の受診希望者が増えた場合に、その年度内における実施をすることは、受診希望者が全員受診することができるような体制を取ることができるのか、できないのかについて再度お伺いいたしたいと思います。それから胃がん検査の内視鏡のカメラの検査は、新冠の診療所でも行うことができそうな訳でございますが、こういったことによって、診療所の利用率の向上だとか、それから、胃カメラを希望したいけれども、経口の胃カメラはどうしても抵抗がある、苦手であるという方については、他の医療機関、専門的な苫小牧とか、札幌辺りの病院において受診できるような体制を取ることはできないかについてお伺いいたします。
答弁 町長 小竹國昭(町長は2017年3月まで)
1点目のMRIの希望者が多い場合に回数を増やすことが可能かどうかということでございますが、先ほど申し上げましたように、財団の方でも限られた期間内に希望の市町村をまわることでございまして、このMRIにつきましては、希望する市町村が増えていることで、非常に日程的に難しいというような回答もいただいているところでございますので、今後もいろいろお話をしてみますけれど、現段階で増加可能かと言いますと、その可能ということは今のところなっていない状況にございます。それから2点目の内視鏡の件でございますけれど、胃カメラのことでございますけれど、これは新冠の診療所のお医者さんも対応できるというようなことでございますので、これにつきましては、今後検討してみたいと思いますけれど、よその病院、診療所につきましては、そのようなことが可能かどうかも含めまして、検討してみたいと思っているところでございます。