新冠町議会 平成28年第2回定例会 2016年6月17日
レ・コード館開館20周年について
2016年6月17日、新冠町議会の一般質問で、伹野裕之議員が「レ・コード館開館20周年について」質問し、教育長 杉本貢、町長 小竹國昭が答弁しました。
- 質問者
- 伹野裕之 議員
- 答弁者
- 教育長 杉本貢、町長 小竹國昭
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 伹野裕之
4番伹野裕之です。議長より発言の許可をいただきましたので、通告に従い、レ・コード館開館20周年について質問いたします。来年、当町の広告塔であり、人づくりの場でもあるレ・コード館が開館20周年を迎えます。レ・コード館のオープニングは国連平和大使を務めていた音楽家城之内ミサ先生作曲の飛翔にいかっぷが合唱され、町民一人一人が力を合わせた町民総出の手作りで素晴らしいものでした。そうした中、町民の生涯学習やサークル活動への意識が高まり、城之内ミサ先生が名付け親となっている合唱団Vol.が、また、レ・コード館内での井戸端会議の中からミュージカル劇団ど・こ~れ新冠が誕生しました。さらにすばらしい町民ホールが完成したことから、南こうせつ野外ライブの流れを受け継ぐ、NPO法人レ・コード館自主企画委員会もホール事業を中心に社会教育事業をサポートする活動を始めました。こうしてレコードと音楽によるまちづくりの中で音楽に特化した社会教育事業が職員の努力の下、展開され、他の市町村の社会教育委員から高い評価をいただいています。これは、私が社会教育委員を務めさせていただいた時、社会教育の全道研究大会で分科会の実践発表を行った中でレ・コード館を中心とする社会教育事業について、質疑を受けた意見交換の中で評価されたものです。こうした中、社会教育事業の楽器体験講座からレ・コード館ジュニアジャズバンドが結成されました。こうしてレ・コード館開館時の精神が町民一人一人に脈々と受け継がれ、町民とってレ・コード館が社会教育のよりどころとなっています。レ・コード館の誕生により、管内一の文化の香りの高い町となったと自負しているのは、私だけではないと思います。レ・コード館は社会教育施設と観光施設の2つの機能を持った施設であります。社会教育施設としては、十二分に機能し、まちづくりに寄与していることは言うまでもあり平成28年第2回定例会新冠町議会会議録第2日(平成28年6月17日)ません。一方、観光施設としてはどうでしょうか。中心となるレ・コードミュージアムは開館時約1000万をかけてNHKの監修を受け、オープンしていますが、その高額な観賞料金が足かせとなり、大胆なリニューアルを行っていないことから、リピーターが取れない状況にあります。また、国内最大級のスピーカーゴトーホーンを設置していますが、ガイド付き有料レコード観賞と社会教育事業での月1回のレコードコンサートのみの活用だけで、十分にPRされていない状況にあります。開館10周年の時には多額の予算を計上して、華やかに記念行事が開催され、10年20年先を見据えたパネルディスカッションでパネラーから様々な提言がありました。しかしながら、この10年間その提言を検証し、新たな事業展開として、活用・実践されておらず、せっかくの提言が生かされていないように感じます。レ・コード館を評価するならば、社会教育施設としては百点満点。観光施設としては赤点と判断します。この2つの顔を持つレ・コード館を運営するのに町民はじめ職員が大変苦労されていることは重々承知しております。結果として、社会教育施設としては成功を収め、まちづくり人づくりに大きな功績が残していることに間違いはありません。小竹町政はレコードと音楽によるまちづくりを標榜し、レ・コード館と共に歩みレ・コード館は町長の云うまちづくりは人づくりの核となり、成功を収めた定住移住施策の一因ともなっております。そこで、次のことをお伺いします。1点目、パネラーから素晴らしい提言をいただいておりますが、その提言をこれまでに検証したことはあるか。2点目、レ・コード館の功績とレ・コード館に対する自己評価はどうであるのか。3点目、今後レ・コード館はどうあるべきか。4点目、これら3点を踏まえた上で、開館20周年記念事業をどのように企画・構成するのか。以上4点について答弁を求めます。
答弁 教育長 杉本貢(教育長は2017年3月まで)
伹野議員からのご質問にお答えいたします。ご質問いただきましたとおり、レ・コード館は平成29年に、開館から20年の節目の年を迎えますことから、本年度の教育行政執行方針において申し上げましたとおり、記念事業や館運営、更にはレコードの活用のあり方につきまして、先月から教育委員会内での検討に着手したところでございます。平成19年度の10周年の際には、関係する皆さんに実行委員会を組織いただき、手づくりの記念事業を開催したことが思い起こされますが、その後10年の歩みにおきましても、レ・コード館は、まちづくりや人づくりの中心的役割を担う施設として、多くの町民の皆さんに利用いただいておりまして、私も館長として、町づくり理念でもあります、「人の心」を大切にする館運営に心がけているところでございます。そのような中、まず、ご質問の1点目にございます10周年記念事業の酒井塾におけるパネラーからの提言に対する検証についてでございますが、酒井名誉館長を始めとするパネラーの皆さんからは、『レコードやジャケットを活用したソフト事業の検討』や『町民参加型事業の継続』『レ・コード館の冠をつけた音楽コンクールの検討』など、貴重なご提言をいただきました。私どもは、これらご提言の趣旨を、『レ・コードと音楽による町づくりを、町民の皆さんとともに、誇りをもって推進していくこと』と捉え、町内外でのレコードコンサートや平成28年第2回定例会新冠町議会会議録第2日(平成28年6月17日)各種音楽事業の開催に意を用いてきたところでございまして、今後もこの考えを継続して参るつもりでございます。次に2点目のレ・コード館の功績と自己評価についてでございますが、道の駅エリア内にレ・コード館が建設されまして、その展望塔の存在により、町内外の方々に、町の中心地を示すシンボルとして、大きな役割を果たしてきたものと考えておりますが、観光の施設機能としては、様々な課題とともに限界も感じております。一方、社会教育のソフト面におきましては、図書プラザや町民ホール、研修室が整備されたことによりまして、町民の皆さんが読書や文化・芸術に触れ、活動する機会が劇的に増加しており、生涯学習施設として大きな役割を果たしていると感じているところでございます。次に、3点目の「レ・コード館の将来像について」、及び4点目の「20周年記念事業の企画・運営」に関するご質問でございますが、冒頭で申し上げましたように、これらにつきましては、現在、教育委員会内部において検討を始めたところでございまして、予算も関係しますことから、今後、町長部局との調整も必要と考えております。検討にあたりましては、20年間の歴史を踏まえ、町の中心施設としての役割を十分意識して進めたいと存じますし、取りまとめた方針につきましては、10月を目途に、改めて所管委員会に報告の上、協議させていただく考えでおりますのでご理解を賜りますようお願い申し上げます。
再質問 4番 伹野裕之
再質問いたします。ただ今の教育長の答弁は十分に理解出来ました。教育長にもう1点お伺いいたします。開館10年時に飛翔にいかっぷを合唱する計画もありましたが、難題が多く、実現しないで終わりました。当町の財産でもある飛翔にいかっぷを開館20周年事業として発表する場を設けては如何でしょうか。提案でございます。次に、町長にお伺いいたします。町長の行政報告の2つ目の項目、新たな観光振興の取り組みについての中で、レ・コード館を観光施設として触れてはいませんが、町長自身レ・コード館を観光施設としてどのように評価しているのでしょうか。私自身は十分に活用されていないように感じます。レ・コード館を観光施設として、再構築する考えがあるのであれば、開館20周年を契機として、記念事業の中に、その考えを含めた内容を盛り込んだ企画・構成にすべきと考えます。来年4月に町長選があり、開館記念行事の時に現町長が続投しているのか、新しい町長が誕生しているのかわかりませんが、もし、新しい町長に替わっていたにしても、今、現職である町長が社会教育で成功したレ・コード館の施設運営を踏襲させ、観光施設としての問題点を検証し、改善策を提示した中で開館20周年を迎えるべきと考えます。町長に1点目として、レ・コード館の観光施設としての町長自身の評価について。2点目として、開館20周年を契機として、観光施設として再構築を図る考えはあるのかないのか。その考えがあるのであれば、観光施設として新たなスタートを切る上で、20周年記念事業をその意味合いを含めた企画・構成にすべきと考えますが、町長の見解を求めます。
答弁 教育長 杉本貢(教育長は2017年3月まで)
再質問で、平成9年6月4日に行われましたレ・コード館のこけら落としにおける音楽劇の飛翔にいかっぷ、歌と踊りの演奏で朗読の創作と町民参加型のミュージカルということで、演劇、合唱、コーラス、きやり、太鼓等総勢約500名の町民の皆さんが関わったこけら落としの内容というふうに資料を見ますと、記載してあると。なお、その中に城之内ミサ様に作曲いただきました曲を参加者全員で演奏するという内容も記載されてございまして、思い起こしますと、こけら落としそれから10周年などを経て、新冠町が音楽によるまちづくりということで進めて来ている訳でございますが、議員ご指摘の中にもありましたように、平成10年4月1日には劇団ど・こ~れが創立されるですとか、平成10年9月には城之内ミサさんに命名していただきました合唱団Vol.が発足するですとか、非常にその後、レ・コード館ジュニアジャズバンドが出来て、定期演奏会をレ・コード館を利用して行われるですとか、また、最近では新冠中学校におきましては、吹奏楽部が昨年、一昨年と2年連続で金賞ということで、キタラで演奏する栄誉を受けましたし、また、近年では中学校の学校祭が合唱コンクールでレ・コード館のステージを使って、堂々とした合唱を披露するですとか、また最近では、ドレミのお遊戯会ということで、多くの町民にご利用いただき、音楽とレコードのまちづくりということが、ご指摘の部分におきまして、脈々と新冠町には根づき引き継がれて来ているのかなと思うところでございます。そのような意味で平成19年の時の10周年の記念実行委員会が劇団四季の公演ですとか、自衛隊の中央音楽隊の公演ですとか、酒井塾のシンポジウムですとか、幾つかの事業が展開されてございますが、先ほど申し上げましたように、先月から教育委員会内部で係長を中心に総括、課長が入りまして、検討を2回ほど重ねてきてございます。まだまだ検討を始めたばかりでございますので、ただいま議員からいただきました意見につきまして、十分に議題にのせて検討させていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
答弁 町長 小竹國昭(町長は2017年3月まで)
レ・コード館の観光施設としてはどうかというお話がありました。レ・コード館を建設する時にこれは、町民の方々からレコードを収集してはどうかとの意見をいただきまして、それがきっかけで、レ・コード館が出来た訳でございますけれど、平成3年の年だったと思いますけれど、その時、私も企画課長をやってございまして、これをどうするかという事で、いろんな検討を勉強したことはございます。初めはレコードだけ集めるということで、レコードの博物館的なそういうレコード専門にということでございましたけれど、やはり、これを1つの町おこしの事業にしようというようなことで、教育長からお話もございましたように、生涯学習の場、そしていろんな人の出入り出来る町民の方々の集えるようなそういうような施設にするべきだという町民からもいろんなご意見ございまして、結局、平成9年にオープンした訳でございますから、6~7年かけてこれは、本当に時間をかけて町の中でも専門に調査させていただきまして、専門機関NHKの方にも調査をさせまして、今のような最終的なレ・コード館が出来た訳でございます。平成28年第2回定例会新冠町議会会議録第2日(平成28年6月17日)やはりそれだけ慎重にこのレ・コード館の施設整備にはあたった訳でございますが、そういう面では、説明ございましたように、町民の方々の参加をいただいて、いろんな文化のレベルも上がりましたし、文化団体も非常に増えまして今でも40以上の文化団体がレ・コード館を利用して、いろんな文化活動をされていることでは大変すばらしい利用だと思っているところでございます。そういった中でもちろんこの施設が町外の方々にも来て頂いて、ぜひレコードを楽しんでいただきたい思いもございますので、そういう面では観光施設というようなこともあるかと思います。最近、レコードに対する評価がまた随分変わって来ております。一時はレコードというのはほとんど製造されなくなった訳でございますけれど、近年は、レコードが音の良さが評価されておりまして、レコードに対する考え方も変わって来ておりますので、これをやはり、そういった意味で、町外からも評価を受ける施設になってくるのではないかなと思っておりますので、観光施設というようなきっちり位置付けるかどうかは別といたしまして、町外の方々にもここの施設をご利用していただきたいと、そういう思いがございますので、そのためには、どういうふうに運営するべきかということは、これはしっかりと検討しなければなりませんので、内部で十分検討進めたいと思いますが、外部の人から言わせると、展望塔を使ってレストランをやってはどうかとか、いろんなアイディアがございますが、それには、簡単にいかない面がございますし、相当お金のかかる話でございますが、非常にもったいないのでないかと。そういった面でのお客さんの利用に耐える施設になるのではないかというような提案も一部いただいている面もございますので、今後、そういうような面からも、検討したいと思っております。私も、同じような施設といいますか、金沢市にあります蓄音機館というところに私も1度行ってみました。それほどあそこも観光の方はそんなに数多く来ておりませんけれど、やはり、一定の観光客の方々がそこに寄っておられることで、私も実際見て来ておりまして、運営の仕方によってはそういう面でも入る人はどれほどいるかわかりませんけれど、町外にアピールすることも出来るのかなと思っておりますので、そういった面も含めて、今後十分に検討を進めたいと考えているところでございます。