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新冠町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月15日

超高速ブロードバンド基盤未整備地区の整備について

2016年3月15日、新冠町議会の一般質問で、竹中進一議員が「超高速ブロードバンド基盤未整備地区の整備について」質問し、町長 小竹國昭が答弁しました。

質問者
竹中進一 議員
答弁者
町長 小竹國昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 竹中進一

議長より発言の許可を得ましたので通告に従い一般質問いたします。わが町のブロードバンドの現状は平成24年10月新冠の役場周辺市街地と西泊津の一部地域に光回線による超高速の整備がなされ、それ以外の地域においては携帯の電波、あるいはISDNでの接続を強いられており、今年の1月19日にわが町で最後に残された美宇入口のNTT電波塔からようやくLTEの電波が発信されるようになりました。これまでインターネットなどのICT環境は、使用料が高額な今の時代には到底似つかわしくない3Gによる携帯電波か、安価な有線ではISDNでネット回線を使用しカラー写真の1枚も送信できないなどの環境でつい最近まで至っており、更には未だ、携帯電話さえ不感の世帯もある中で不便を強いられながら中山間地域で農業などを頑張ってまいった経過です。今は4G(第4世代)となりましたが、理論値で下り最大150メガの速度が出るべきLTEの電波もアンテナから直線距離で約1キロ離れた場所でスマートフォンをテザリングしPCを繋ぎインターネットをしますと状態が良くても10メガを尐し上回る程度で、30メガ以上が超高速とされる4Gとは程遠く、期待値の10%以下で、限られた電波の容量は通話が優先されるために昼間は1メガを下回り、お昼休みや夕方は繋がり難い状態にまで低下します。またその他、携帯の電波は利用制限があり従来の契約容量はすぐに無くなりますから高額の契約に切り替えるか、その都度容量を買い足して行かなければならず有線の繋ぎっぱなしのようには行かず月々の費用も大変高額となり、かつ不便です。それでも今までの3Gでのインターネット接続では約1/100から1/1000の最高速度で6キロでしたから、今までより速さが实感できるようにはなりました。一方、携帯電波同様、光回線の進化は物凄く、平成25年位までは100メガであった速度が約1年後2倍の200メガになり、そして昨年には5倍の1ギガの速度となりました。こうした進化の背景には、国も平成6年8月2日に「高度情報通信社会推進本部」を内閣に設置して以来ITネットワーク社会の形成を構築し国際競争に立ち向かうために積極的平成28年第1回定例会新冠町議会会議録第3日 (平成28年3月15日)に事業を展開してきており、総務省の発表では、超高速ブロードバンド整備世帯カバー率で最近の2011年で95%であった数値が、4年後の2015年3月末では99.98%となっており国は超高速ブロードバンド整備が全国内で整ったとの認識なのかもしれません。日高管内では浦河町と平取町で平成22年「地域情報通信基盤整備推進交付金」いわゆるICT交付金事業で全世帯に光ファイバーのFTTH方式によって100%既に完備がされております。しかし、北海道総合通信局が2013年8月、自治体にアンケートした結果発表では、日高管内でも新冠町の整備が1番遅れていて53.1%の整備となっておりその後、先に申したLTEの電波は発信されておりますが超高速ブロードバンドとは行かずその後の改善もまだ見通す事が出来ておりません。ただ単にメールや情報の送受信でしたらそれ程の速さや容量を求める必要もないのではないかと考えがちですが、今や国際のネット情報化社会はコンマ0.001秒を争い日々数兆円の巨額のマネーが飛び交っており、そのビジネスを新冠で行う事のできる環境を構築することも可能な社会なのです。このようなチャンスがあればいつでも受け入れることのできる体制作りをしておかなければならないと思いますし、今全国の自治体でふるさと納税の周知と勧奨・返礼品やその後のサポートなどにそれぞれが知恵を絞って取り組んでおりますが、限られた職員で対応していることに限界を感じておられると思います、それら顧実データなどをシステム化し、随時的確に対応することの出来る体制で差別化を図って行くなどの他、100万枚のレコード収集を目指す「レ・コードと音楽の町」が今後さらに活性化していくことなど、これらの例だけでなく、町の将来を見据え行政・産業・教育・医療・福祉・観光・防災・人口対策などあらゆる分野において近い将来には、ビックデータなども活用し都市と辺地などの格差を埋めるために光回線整備は必要不可欠ではないかと思いますが、この必要性をどのように捉えているのかをお伺いいたします。さらに、町内の地域では未だ携帯の電波が不感の世帯が存在していることは認識されていて、その解消は今まで有効な手立てもないままになっておりましたが、自宅のどこからでも携帯電話で通話やメールが出来るのは当たり前の時代となった今、この解消も急がなければなりません。光回線を整備した後アンテナを立てるなどで不感世帯の一日も早い解消をあわせて行われなければならないと思いあわせてお伺いいたします。以前より新冠町においてブロードバンドの整備を望む町民の声はありましたが、平成23年12月14日に光回線の早期整備を熱望する町民有志により「新冠町のブロードバンドを考える会」が立ち上がり、会員数は873人を超え、平成25年8月29日小竹町長宛て要望書が提出された経過もあったと思いますし、その後事業遂行のための条件である事前申し込み利用者300人以上の確保が必要との事で、新たに多くの町内各団体の代表者が役員となり、「新冠町光回線推進期成会」が立ち上がり町内において勧奨推進を行い、25年10月末で最低限必要とされる件数を上回ったと報告がなされていたと存じますがその経過と対応についてもお伺いいたします。私も過去議会において一般質問等種々提案など取り上げさせていただき、町長からは財政事情や有利な事業の模索などで实施にまでは至らないが前向きな答弁を頂いていると認識いたしておりま平成28年第1回定例会新冠町議会会議録第3日 (平成28年3月15日)す。そこで、総務省が示した28年度の予算案の概要には「情報通信基盤整備推進事業」がございます。今までですと光回線の整備にかかる経費の補助率が1/3であったものが財政力指数0.3未満の市町村に1/2の補助をする制度で、国全体の28年度予算案概要は4億円と尐額となっておりますが、その理由は今までこの種の事業補助率が低く希望する自治体の財政負担が大きいため需要がなかったことや、先に述べましたように、国はインフラ整備率がほぼ100%整っていると認識していたのではないかなどの事情が考えられ、その結果この額になったと思われますが、町が常に関係機関への働きかけを行ってこられた経過とあわせ、新冠町議会からもその都度「日高管内活性化のためのICT利活用促進と基盤整備を求める意見書」にご賛同を頂き関係機関に提出するなど地方の实情を認識してもらうことに今回一定の効果があったのではないかと思いますが、すでにこの事業への取り組みを前向きに考えている自治体も複数あると伺っており、需要が多ければ3か年の計画ではあるが29年度から32年度までの5ケ年とし大幅な予算要求をしていく考えのようでありました。この機にわが町も財政事情が、以前の起債額の最大期に比して約1/2となり国の補助率も増えた訳ですから、是非取り組むべきではないかと思い、早い時期に表明を致さないと立ち遅れる感がございますので町長に積極的に取り組むお考えは無いかお伺い致します。

答弁 町長 小竹國昭(町長は2017年3月まで)

まず1点目の、超高速ブロードバンドの必要性につきましては、国が地方創生の施策として掲げております、距離や時間等の制約を克服し、地域の創意工夫を生かしたイノベーションや、新産業の創出を可能とするICTの一層の利活用を、医療・教育・雇用・防災・農業など幅広い分野で推進すること。また、各分野で地域が直面する課題の解決に貢献し、各地域の産業や行政の効率化、生産性の向上を通じて、地域の活性化に資するICTの利活用を推進するとされており、これら施策の恩恵を享受すること、さらに人口減尐が進行する状況下にあっても、持続した地域経営と地域間格差の是正を図るためには、超高速ブロードバンドが必要になるものと考えているところです。また、あわせて携帯不感地域の解消も急務だと認識をしているところでございます。次に要望書受理後における取組みについてですが、平成25年8月に町内各産業団体及び、新冠町のブロードバンドを考える会のメンバーを主たる構成員とする、新冠町光回線推進期成会から光回線の早期整備を求める要望書の提出があり、翌9月に、国の補助事業採択の要件が整うならば、平成26年度の事業化に向けて取組む旨の回答をいたしました。その後、事業化に向けて検討を行っていたところ、総務省より平成25年度の国の補正予算に係る補正予算債を活用できるよう動いているとの情報をいただき、これを活用できるとなれば、实質、町の財政負担が無い中での整備が可能ということで、事業の申請に向け準備を進めましたが、最終的に対象となったのは離島における海底ケーブルの整備事業のみで、当町における事業化は叶わなかったものです。さらに、平成26年度及び27年度の2ケ年事業として、国の補助事業の採択を目指しましたが、採択には至りませんでした。また、国平成28年第1回定例会新冠町議会会議録第3日 (平成28年3月15日)の補助制度期間が、平成27年度までとなっておりましたので、そのことも踏まえ、自民党第九選挙区支部移動政調会へ「条件不利地域における超高速ブロードバンドの整備促進」について、5点の要望をいたしたところです。要望の1点目は、整備が進んでいない道内自治体の实態調査と原因の分析について、2点目は、国の支援制度の存続若しくは、新たな支援制度の創設について、3点目に、整備促進に向けた支援の更なる充实、補助率の嵩上げ等の財政措置、4点目に、整備後の維持費に対する国の支援、5点目に、自治体が整備した設備の民間事業者への譲渡・移譲が円滑に進む仕組みについてです。また、国に対しても、日高総合開発期成会及び北海道町村会を通じて、同様の要望活動を継続して行って来たところでございます。次に3点目の、国の制度を活用した整備についてですが、これまでの地域での取り組みが認められたと考えられますけれど、情報通信基盤の整備を進めるための国の補助事業が、平成28年度から32年度までの5年間、これまで3分の1の補助率であったものが、財政力指数が0.3未満の市町村は2分の1に嵩上げとなること、さらに整備した施設の維持管理に要する経費の一部について、特別交付税により措置されることなども踏まえ、改めて未整備地区の整備に要する事業費の精査と实施する場合の合理的な年次計画等について、調査・検討を進めて参る所存でありますので、ご理解下さるようよろしくお願い申し上げます。

出典:新冠町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月15日 議事録 PDF(38ページ) 間違いを知らせる