みんなの議会

新冠町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月18日

国保診療所の無床化について

2015年12月18日、新冠町議会の一般質問で、武藤勝圀議員が「国保診療所の無床化について」質問し、町長 小竹國昭が答弁しました。

質問者
武藤勝圀 議員
答弁者
町長 小竹國昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 9番 武藤勝圀

2点目、4点ほど質問したいと思います。1つは町長は今年の27年度の町政執行方針で常勤内科医師3名体制による疾病の予防、治療、機能訓練を一体化した効率的で効果的な医療を提供し、予防事業の推進も図りながら、町民の皆さんの医療の安心安全と健康保持のため、よりきめ細かなサービスの提供に心がけ、診療所運営を展開してまいります。と、述べておりますが、今回、年度途中での大幅な変更となりました。経営の改善、医師確保などいろいろ努力はされてきたと思うのですけれども、今回なぜ変更せざるを得なくなったのかについてはやはり、町民への説明責任があると思いますので、その見解を伺います。それから2つ目は、今回新ひだか町との連携協定により負担金を新ひだか町に支払うことになりますが、日本においては入院先をどこにするかは、患者が自ら決めるフリーアクセス。フリーアクセスというのは要するに保険証1枚あれば患者がどこの病院に行って、あるいはどこの病院に入院するかは自由だという制度が、戦後平成27年第4回定例会新冠町議会会議録 第2日 平成27年12月18日一貫して定着してきております。今回の新ひだか町立病院と特定するのではなく、日高医師会全体あるいは二次医療圏と言いますか、そういう中で医療連携で対応するべきではないかと思いますけれども、その点についての見解を伺います。それから3つ目は、今後連携したとしても患者数変動によるいろいろ見直しをしなければならん時期が多分来ると思いますが、その協定ではどうなっているか、その点について伺います。それから4つ目は、もうすぐこの診療所が1月からかかりつけ医ですよね。という事で、そういう方向で強めることなのですけれども、このかかりつけ医の役割を発揮していく上で、医師と患者の信頼関係をつくることが大変大事だと思いますが、どう進めていくか伺いたいと思います。以上4点お願いします。

答弁 町長 小竹國昭(町長は2017年3月まで)

国保診療所の無床化につきましては、これまでも行政報告や全員協議会等において説明してまいりましたので、その繰り返しとなる部分もありますが、ご理解賜りますようお願い致します。まず、国保診療所は、平成21年度に病院から18床の診療所へと規模を縮小しましたが、これまで、常勤医師3名を確保しながら、24時間、365日の診療体制を維持し、町内唯一の一次医療機関として、疾病の予防・治療・機能訓練を一体化した診療所運営を継続して参りましたし、議員のご指摘のように今年度においても、同様に運営して行くことを方針としておりました。しかしながら、患者数の減尐による一般会計からの繰り入れの増加や老朽化が著しい施設の整備に向けた検討を進める中で、将来的な診療所の体制としては、無床化とすることが望ましいと判断し、当初、平成28年4月からの無床化に向けて、関係機関と協議を進めていたところではありましたが、本年7月に梅津所長から、本年12月末を持って退職したいとの突然の申し出があり、新たな医師の確保について関係機関に働きかけましたが、年度内での医師の採用は難しく、残るお二人の医師と協議したところ、入院病床の維持は困難であるとの判断から、予定を前倒して、12月末での無床化に踏み切らざるを得ない状況となったところであります。このような経過により、無床化が早まる結果となりましたが、町民の皆様には、去る11月24日から26日までの3日間にわたり、説明会を開催し、無床化に至った経緯や今後における診療体制等について説明する機会を得たところですが、これまで入院されていた患者さんや今後入院が必要となる患者さんの受け入れ先の確保に加え、余剰となる職員の受け入れ先の確保や、救急医療体制を確保しなければならないなど、多くの課題があり、この課題解決のため、関係機関と慎重な協議を進めてきたことから、結果として町民の皆様への説明が遅れたところであります。次に2点目の医療連携協定に基づく新ひだか町への費用負担についてでありますが、まず、この度の国保診療所の無床化の協議を進める上で、当町が考えている、日高圏域における医療機関の在り方として、静内町立病院を中核病院とした日高中部圏域の医療圏として、国保診療所を無床化し、それぞれが機能分担していくという考え方について、日高医師会の会長である新ひだか町立静内病院の小松院長と協議し、指導をいただいたところ、平成27年第4回定例会新冠町議会会議録 第2日 平成27年12月18日既に当町と新ひだか町は、住民生活において一つの生活圏として定着しており、医療においても同様であるとの考えの下、国保診療所を無床化し、新ひだか町と連携して行くことは、現在、国や道が考えている、地域医療構想とも合致しており、望ましいとの判断を頂いたところであります。これを受け、プロジェクトチームの答申にもあった様に、当初は、一部事務組合や広域連合を組織し、新ひだか町立病院と国保診療所を共同運営したい旨を申し入れしておりましたが、事務の煩雑さや事務職員の配置などの経費の無駄を省くため、現在の医療連携の形が提案され、今日に至ったところであります。もちろん、議員ご指摘のとおり、患者さんが、どの医療機関を受診されるかは、本人の自由選択でありますが、国保診療所を無床化するに当たり、町民の入院環境を確保することは、行政の責務でもあると考えておりますし、この度、新ひだか町との医療連携の形となりましたが、いずれにいたしましても、入院病床を両町で共同運営する考え方は変わるものではなく、ベッドの確保に係る費用を当町が負担することは当然のことと考えております。また3点目にあります、費用負担についてですが、新ひだか町立静内病院及び三石国保病院の入院に係る赤字分を町民の利用比率に応じて負担する内容となっており、いずれも実績に応じた負担となっていることから、町民の利用実態により毎年変動する内容となっております。最後に4点目の「かかりつけ医」としての役割についてであります。当診療所は、一次医療機関として、適切な検査結果に基づく正確な診断、確実な処置、さらには、状況に応じ、次の医療機関へ迅速に繋げていくことが、医師と患者の信頼関係を築くうえで何よりも重要なことでありますが、まずは、町民の皆様に気軽に受診頂ける環境を整えることも必要不可欠であり、そのためには、医師を含めたスタッフ全員による親切丁寧な対応に努めることはもとより、医師による講演会の開催など、医師と町民の距離を尐しでも縮めていく工夫も必要と考えております。今後、4月に採用を予定している所長を中心としながら、地域医療に重点を置いた、新たな国保診療所の運営に向け、取組んでまいりますので、ご理解を賜りますよう、お願い申し上げます。なお、先ほど日高医師会の会長である静内町立病院というふうに申し上げましたけれど、新ひだか町立静内病院ということでございますが、ちょっと間違えましたので訂正をさせていただきます。

再質問 9番 武藤勝圀

新ひだか町立と共同運営ということで、対処していきたいことなのですけれども、私、最初言いましたように、日高圏域と言いますか、二次医療圏というか、そういう全体の中で判断すべき問題でないかと思うのです。特定の病院というのが理解出来ないのですけれども、今までも、多分医療を結局、縮小したり、日高管内でもあったのです。例えば、隣の厚賀の勤医協厚賀診療所も10年前に無床しましたし、今日の新聞ですけれども、鎌田病院も無床になるという事で、いろんなそのあったのですけども、それに伴ってお金が補助金出すとか余り聞いたことないし、基本的にそういう病院だけ経平成27年第4回定例会新冠町議会会議録 第2日 平成27年12月18日営が出来なくなって、縮小だとか廃院する場合は今までは日高の医師会でどうするかは、お互い助け合ってやってきたと思うのです。ですから、今回なぜそういう方式が取れないのかが疑問として残る訳です。今回、医療連携ということで、新ひだか町立静内病院と特定していますけれども、患者は、例えば新冠の町民が最優先で入れる状況ではないと思うのです。やはり病院が誰をその入院するかどうかというのは病気の重症だとか、そういう状況で判断する訳ですから、それから前もいろいろ資料出されておりますけれども、新冠は大体町民、診療所受けているのは4分の1です。あとは新ひだか50%ぐらいですか、あと苫小牧だとか札幌に行っている訳ですから、そういう状況の中で、そういう患者との整合性と言いますか、それをどう図っていくのか疑問として残りますので、ちょっと伺いたいのですけど。

答弁 町長 小竹國昭(町長は2017年3月まで)

費用負担の件についてご指摘ございましたけれど、共同で運営するということでございますので、これは先の事例と致しまして、婦人科のことがございまして、婦人科を運営するに当たりまして、新冠町と新ひだか町一緒に婦人科を経営いたしましょうという形で、それぞれ費用負担はもう既にやっている前例がございます。この度の入院ベッドにつきましても、これもやはり、新冠町の町民の方々が入院が必要な場合に入院出来るきちっとした、そういう環境をつくろうということで、こういうことにした訳でございまして、今の時点では特別なことが出来れば別ですけれど入院は出来ないとか、そういうことはまずはないだろうというような予測をしているところでございます。また、もちろんここに行かなければだめなことはない訳でございますので、隣の町には静仁会もございますので、静仁医の方にも、もちろん救急等でもいろいろお世話になるものですから、そういう面で、私が直接院長さんのところに行きまして、こういう体制になりますので、今後ご協力お願いしますという形で来ましたけれど、そこには特に経費負担するとか、そういうことは一切発生いたしません。そちらはそちらでやっておりますので、あくまで連携して共同で運営すると。そういう認識のもとに、私どもは今回こういう体制を取ったところでございますので、その点をご理解いただきたいと思っております。

再々質問 9番 武藤勝圀

やはり今までもさっきも言いましたように病院を縮小したり、廃止する場合、いろいろケースがあったのですけども、そういう場合圏域の中での病院間の共同で対処してきて、お金がその負担金で出すという話は聞いたことないのです。私は。前の全員協議会の中でもこういう例がなかったから、苦労した話しがあったのですけれども、今までも総合病院がなくなったり、縮小してなど全国ではあると思うのです。今回も日高中部で検討しているように日高にある758床が2025年には636床で122床減る訳です。そして、北海道では1万減るし、それから全国で43万床と、だから、これからはどんどんいろんな、これからもそういう減ったりあるのですけど、それでお金が動くのはどうしてもわからないのです。ですから、そういう医療機関の中で対処して、やっ平成27年第4回定例会新冠町議会会議録 第2日 平成27年12月18日ていくべきでないかと。ですから、お金がそういう動くことはなかった。ですから、そういう点では今回私懸念しているのは、こういう例というのは悪い前例になるのでないか懸念があるのです。ですから、その後、先ほども言いましたように、見直しについても、いろいろ出てくると思いますので、その点についても早急に新ひだか町と話し合っていただきたいことで、再々質問したいと思います。

答弁 町長 小竹國昭(町長は2017年3月まで)

武藤議員のおっしゃるのもわかるのですけれども、先ほどもご答弁申し上げましたけれど、共同でやるという場合にいろんな方式があります。ですから、一部事務組合でやるということもございます。その方法でやれば、当然かかる費用はそれぞれの町が負担するということになる訳でございまして、今もう消防だとか、衛生組合だとか、一部組合で事業を運営しておりまして、必要な負担分については新冠町も負担している訳でございまして、その方法もあったのですけれども、先ほど申し上げましたように、事務的なことが、いろいろ重なりますし経費も増えてまいりますので、これは、そういう形にしないで連携をすると。医療連携という形を取ったということでございまして、あくまで2町で、この入院ベッドについては2町で責任をもって運営するという形でございますので、経費負担が出て来るのは当然だと私は思っております。民間であれば、あるいはこういうことないのかも知れませんけど、やはり町民の医療体制というのは、守らなければならないという中ではこういうことがやむを得ないのではないかなと思っておりますので、ご理解をいただきたいと思います。以上です。

出典:新冠町議会 平成27年第4回定例会 2015年12月18日 議事録 PDF(22ページ) 間違いを知らせる