新冠町議会 平成27年第3回定例会 2015年9月17日
新冠町国保診療所改築及び医療圏について
2015年9月17日、新冠町議会の一般質問で、竹中進一議員が「新冠町国保診療所改築及び医療圏について」質問し、町長 小竹國昭が答弁しました。
- 質問者
- 竹中進一 議員
- 答弁者
- 町長 小竹國昭
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 竹中進一
1番竹中です。議長より発言の許可を得ましたので、通告に従い一般質問いたします。現在運営されている新冠町国民健康保険診療所は、過去において平成17年新冠町国民健康保険病院として、継続運営し改築されることで、平成18年から20年の3年間を工事期間として協議がなされた経過がありました。さらに平成18年には新冠町国民健康保険病院改築实施設計委託料4500万円が可決され、その間、当初予定の一般病床32床・療養病床37床計69床を60床とするなどの見直しがなされましたが、おりしも小泉政権下の国を挙げての行財政改革の真っただ中で、医療法の大幅改正がなされ、看護師の配置や診療報酬の見直しにより、大幅な収入不足が見込まれることから、各医療機関が混乱を招いている時期と重なり、慢性的な赤字体質がさらに膨らむことが予測されたために赤字体質からの脱却を図ることなどを主な理由として、現在の診療所として町民の医療を担っていくこととなった経過があります。ちなみに平成17年度以前の直近の国保病院会計の他会計繰り入れは、平成11年2億2341万円をピークに徐々に減る傾向で、当時の平成17年度の国保病院会計の他会計からの繰り入れは、1億円を平成27年第3回定例会新冠町議会会議録第2日 (平成27年9月17日)かなり下回っておりました。現在の状況を見た時、地域的不利条件・小規模まちの医療体制の継続の難しさを痛切に实感せざるを得ません。しかし、町も一定の期間を定め、改築の時期を先送りし、その間、庁舎内にプロジェクトチームを立ち上げ、医療全般について検討され、結論も出ましたが、施設の老朽化が著しい中、修繕・改修を行いながら、現在まで維持してまいりましたが、利用する町民をはじめとする患者、医師はじめ医療従事者におかれては、時代にふさわしいより明るく清潔な診療所の1日も早い改築が望まれているのではないでしょうか。現段階での施設の改修構想がどこまで固まっておりますか、ご回答いただきたいと思います。また、北海道は昭和44年に地域ごとに均衡のとれた医療提供体制の整備を目指す地方地域センター病院制度を創設し、また、昭和55年には北海道保険医療基本計画を策定し、地域の医療需要に対応して、包括的な医療を提供していくため、第1次から第3次の保険医療圏を設定しましたが、新冠町の属する2次医療道央圏は札幌・後志・南空知・中空知・北空知・西胆振・東胆振及び日高の8つの二次医療圏に分かれており、新冠町は日高一円に含まれておりますが、町民の二次医療圏の受診傾向は、医療圏別医療給付費の割合を見ると、苫小牧市方面に占める割合が平成17年度では19.64%で札幌市圏を含めても37.16%であった割合が、26年度の決算資料によりますと28.73%と徐々に増加傾向ですし、三次医療圏の札幌市方面を含めると町民の医療費の53.41%となり、この9年間で15.8%の増加となっております。当初は第二次医療圏の設定変更を当面行わないこととなっておりましたが、次期北海道医療計画平成30年度以降の策定に向けて北海道総合保険医療協議会などにおいて地域医療提供体制を経時的に評価しながら、然るべき時期から第二次療圏の設定について、検討することとなっており、設定の見直しについては、二次医療圏の面積や基幹となる病院までのアクセス時間等も考慮することが必要であるとされております。平成29年度中には高規格道路が厚賀まで延伸され、近い将来新冠町までさらに延伸されること。あわせて道央道苫小牧中央インターチェンジが来年度着工される見通しになったことなどを考慮した際には、交通アクセスの点から今後の状況に合わせた見直しがなされるよう、今から働きかけていく必要があるのではないかと考えますが、町長の考えを伺います。
答弁 町長 小竹國昭(町長は2017年3月まで)
お答えをいたします。1点目の国保診療所の改築の検討状況についてでありますが、平成21年度に当時の国保病院から国保診療所へと移行する際に現有施設については10年間を目途として現状のまま利用することとしておりましたが、5年目を迎えた平成25年度に患者数の減尐による一般会計からの繰り入れの増加に加え、老朽化が著しい施設の整備に向けた検討すべき時期に来ており、新たな診療所の適正規模についてもあわせて検討する必要があることから、役場内にプロジェクトチームを組織し、検討を進めてきたところであります。その結果、国保診療所を無床化とすることで、現在関係機関との協議を進めていることにつきましては、先に行政報告をした通りであります。老朽化が著しい診療所の建て替えを含めた改築計画につきましては、まずは診療所の適正平成27年第3回定例会新冠町議会会議録第2日 (平成27年9月17日)規模を見極めた上で取り進めなければならないことから、この無床化の取り組みを確实に实現しなければならないことは言うまでもありません。このため、無床化にあたっての関係機関との協議にあっては、特に新ひだか町との関わりが大きいことから、これまでも慎重に取り進めてきたところでありますし、今後においてもこの無床化を確实に進め、その上で当町における保健・福祉・介護などとの連携を強化した地域医療を確立し、その中核を担う新たな施設の改修へとつなげていきたいと考えておりますことをご理解いただきたいと思います。次に、北海道が定めた二次医療圏についてでありますが、この医療圏の設定は、議員ご指摘の通り医療法第30条の4の規定に基づき、北海道の医療提供体制の確保を図るために平成25年3月に北海道が策定した北海道医療計画に位置付けされた圏域で住民に密着した初期医療を提供する市町村の行政区域を一次医療圏とし、一次医療圏のサービス提供機能を広域的に支援すると共に比較的高度で専門性の高い医療サービスを提供し、おおむね入院医療サービスの完結を目指す地域単位を二次医療圏とされ、北海道では21区域を二次医療圏とし日高管内にあっては、管内全域がその範囲とされているところであります。救急搬送等においては、当診療所の医師により、転搬送を受け入れ病院との医師間協議により、受け入れ先病院の専門医師の指示を受け、初期治療を施して、転搬送しているものであり、けがや病気の程度により転搬送すべき病院が確立されており、そのほとんどが苫小牧市の病院への転搬送となっており、浦河日赤病院への転搬送は、ごくわずかとなっているのが实態であります。計画策定当時、北海道から示された医療圏では、日高管内の一次医療圏医療機関からの苫小牧市への転搬送ができなくなることが危惧されたことから、日高中部・西部の自治体病院及び診療所が東胆振の検討会議に参加させていただき日高管内の一次医療圏医療機関の苫小牧市の病院への転搬送の必要性と实態を説明し、現状の救急転搬送体制の継続受け入れに至っているところであります。現在の北海道医療計画は、平成29年度までを計画期間としており、平成30年度からの次期計画の策定に向けては、北海道総合保健医療協議会などにおいて地域医療提供体制を評価しながら、然るべき時期から、第二次医療圏の設定について、検討していくこととされているところでありますので、今後適正な医療圏の設定について、機会あるごとに関係機関に働きかけをしていきたいと考えております。以上でございます。
再質問 1番 竹中進一
わが町の医療が診療所体制になり、一定の期間が経過いたしました。今、大きな転換期を迎え、町民はその行方に大きな関心を寄せております。診療所の改築は差し迫った課題でございますが、ただいま町長の答弁にございましたように、無床化になるのかということで、大変微妙な時期であることも理解できます。しかし、無床化・有床化をもちろん考慮してもそれなりの候補地としての予定とか、そういうものについて、検討されておられた経過はないでしょうか。現在の周辺ではもし、建設されたとなれば、いざという時のことを考慮しなければいけませんし、高台に移転するとなれば、高齢者が不便を来す等、解決しなければならない事項が数々ございます。建設建物については、昨平成27年第3回定例会新冠町議会会議録第2日 (平成27年9月17日)年研修に行きました長野県の原村の例ですと、診療所として建設せずに地域福祉センターを建設し、そこに間借りして診療所を運営しており、それにより、国からの補助額が大変大きく自治体の負担を減ずることができたと説明を受けてまいりました。建設されたのは平成6年ということでございましたから、同じ制度はもうないと思いますが、それに準ずるような制度などを活用し、建築が迫られている特別養護老人ホームほか改築が必要な施設なども含めたまち全体の計画についてお考えがございましたらお伺いいたします。
答弁 町長 小竹國昭(町長は2017年3月まで)
お答えいたしましたように、診療所の形態がどのようになるかによって、建設場所も変わってくるということもございます。今までに建設場所について、検討した経過もございますけれど、津波以来いろんな考え方も変わって来ております。その辺も考え合わせなければならないと思っておりますし、財源の問題もございますので、いかに有利な建て方をするかと。町の持ち出しを尐なくするかということもありますので、それにつきましては、単独の診療所がよいのか、複合的な施設がよいのか。先ほど鳴海議員の一般質問にお答えいたしましたけれど、総合的な面で判断しなければならないと思っております。今、具体的に場所をどうのこうのと言うことまでは至っておらない訳でございまして、今後も公共施設の整備計画の中で、それにつきましても検討していきたいと思っております。いずれにいたしましても、やはり相当な事業費ということも考えられますので、十分な財源確保の見込等も立てた上で、進めていかなければならないと今の時点ではそう思っているところです。以上です。