みんなの議会

新冠町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月22日

6次産業化政策の成果と今後の取り組み

2015年6月22日、新冠町議会の一般質問で、竹中進一議員が「6次産業化政策の成果と今後の取り組み」について質問し、町長 小竹國昭が答弁しました。

質問者
竹中進一 議員
答弁者
町長 小竹國昭

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 竹中進一

1番竹中です。議長より発言の許可を得ましたので、6次化産業の成果と今後の取り組みについて、通告に従い一般質問いたします。わが町の第一次産業のうち基幹産業の農業は、依然として厳しい状況にさらされておりますが、食と農業の持つ農地の環境保全や景観を守る機能を維持しつつ、明日への明るい未来を目指し、各種試行しながら懸命に頑張ってきております。そのような中で、国は付加価値を生み出す食品製造や流通産業、外食産業の多くが都市に立地し農山村が衰退していく中、農家などが加平成27年第2回定例会新冠町議会会議録 第2日 (平成27年6月22日)工や販売サービスまでを行い、農産物等の付加価値を高め、所得向上や雇用創出を目指し、平成20年に農商工連携促進法が制定され、翌々年の22年には6次産業化法が成立。6次産業化が勧められたことを受け、わが町新冠町においても6次産業化に取り組み、その助成制度を活用してきた経過があります。私達もこれまでの第一次産業の中にこの発想と名称に取り組むにあたり、どのような成果が得れるか、注目をいたし以前より同僚議員からも数度の発言がございましたように、大変な期待をいたして参りました。ピーマンを活かした各種試作品にも直接試食や触れる機会があり、関係の農家及び町・農協担当者におかれましては、相当の苦労があったのではないかと推察いたす次第です。また、町内にはかなり以前より自家生産の牛乳を原料に製品化し、販売をしている事業所があり、現在製品化され宅配を主とした牛乳は濃くておいしく、他の製品と飲み比べて味に無頓着な方でも違いがわかるような、なかなかの評判で町内はもとより、町外にも顧客を徐々に増やしている状況にあると伺っております。これまでに開発販売にいたったこれらの製品について、町民の全てが試食または常食しているには至っていないとは思いますが、町民として何らかの形で応援していきたいと思っておられる方々も多いのではないでしょうか。こういった一連の取り組みによって、農家が刺激を受け、農産物を直接消費者に宅配する農産物産直の取り扱いも増加の傾向が見られ、農業のみならず、各種産業の活性化に寄与して参ったのではないかと思いますが、この6次化産業の取り組みは一定の成果が得られたのではないかと思いますが、今後の問題点はどのように取られているかについてお伺いいたします。

答弁 町長 小竹國昭(町長は2017年3月まで)

お答えを申し上げるところでございますけれど、この通告書に基づきまして、答弁を用意させていただいておりますので、若干答弁とご質問とが齟齬するところがあるかも知れませんけれど、お許しをいただきたいと思います。6次産業化は、農林漁業者による生産、加工、販売までの一体的な取組みや、農林漁業と2次・3次産業の有機的な連携により、地域の資源と産業を結び付け、新たな事業の創出やビジネス展開を図り、雇用の場と所得の向上を目指す取組みでございます。当町では、平成23年度から地域産業6次化推進コーディネート事業として、知識経験者をコーディネーターに配置し、町内外の民間事業者を交えた連携型の6次産業化を進め、町の特産品でございますピーマンに特化した試作品の開発を重ね、平成26年3月から道の駅サラブレッドロード新冠において「ピーマン羊羹、ピーマンチップス」の販売を開始し、現在は新冠温泉でも販売取扱いをしているところです。また、ご質問にございました牛乳関連製品は、町内酪農家が独自に行う6次産業化の取組みとして、自家生産した生乳から熟成チーズの加工販売を行う取組みに対し、支援をさせて頂きましたが、現在は8月以降の販売開始に向けて、試作活動に鋭意ご努力されていることと聞いております。ピーマン羊羹、ピーマンチップスにつきましては、事例の尐ないピーマン加工品としてメディアの注目を集め、テレビや新聞、雑誌などを通じて、新冠町を広くPRしたことに加え、町内で生産されるピーマン平成27年第2回定例会新冠町議会会議録 第2日 (平成27年6月22日)を活用し、産地ならではの新しい特産品として、町内を訪れる観光客の土産物等として好評を博し、平成26年度の販売実績は、ピーマン羊羹が4510本、ピーマンチップスは3870袋を売り上げました。ピーマンは栄養価が高く、抗ガン作用のあるルテオリンが多く含まれる野菜でございますが、この度の取組みは、これまでの食材調理だけではなく、粉末加工による商品化の道筋を立て、ピーマンの新しい需要開拓の可能性を見い出すとともに、農業者の生産意欲や町内事業者のメニュー開発の意欲増進に貢献したものと評価をしてございます。しかしながら、この取組みには農業者の直接的な事業参加がなく、所得向上の実現や事業者の雇用が増加するまでに至っていないのが実態でございます。これら課題を解決し、新たな事業として安定的な定着を図るためには、生産者と事業者との緊密な連携のもと、単発的な商品開発だけではなく、より多くの品揃えや商品を扱うアンテナショップへの集客方法、販路拡大に向けた流通体制の構築など、関係者が時間をかけながら、戦略的に取り進めなければならないものと考えます。6次産業化を発展させていくには、これまでに農業者個々が行ってきた産地直販も含め、それぞれの生産者の取組みと事業者のアイデアを戦略的かつ有機的に結び付けていき、この度の取組みで得ることのできました町外の専門企業とのネットワークやノウハウの活用と、北海道が設置する6次産業化サポートセンター、その他の支援団体等との連携を深めるとともに、今定例会 一般会計補正予算に提案しておりますがピーマンソフトクリームの試作販売に係る事業費補助など、6次化商品の試作やパッケージ開発、必要な機材等への経費的な支援のほか、販路拡大の手法として「ふるさと納税」を活用するなどソフト面での継続的なお手伝いが必要と認識してございます。今後とも6次産業化の目的でございます地域産業の活性化と所得の向上、雇用の拡大に向けて、努めて参りたいと存じております。以上でございます。

再質問 1番 竹中進一

わが町における6次産業化製品開発で代表的なピーマン羊羹、ピーマンチップス、ほろしり牛乳・チーズが今後継続発展していくことは、町の知名度の向上にもつながる訳ですから、町もできるだけ関わって参ることは必要ではないでしょうか。たまたま新冠中学校の学校祭に出席した際、壁新聞にピーマン羊羹、ピーマンチップスのことが取り上げられており、町民はそれぞれの立場で興味を持ち、応援して広めていきたいとの表れではないかと感銘を受けました。役場担当者にもインタビューを行ったようですが、開発のきっかけは、観光客を呼ぶことのできる話題性と地元の特産物であるピーマンを活かしたいとの記事でしたが、知名度があまりない中で検討していることは取り扱っている販売店が尐ないこと。ビタミンCが含まれていることへのアピールを指摘いたしておりました。新冠のお土産としては、レコードクーヘン、サラブレッドせんべいやパッケージに雌馬がイケメンの雄馬に流し目を送っているばふんまんじゅうがありますが、ピーマン羊羹もパッケージにピーマン好き大使が書かれていて、なかなかよい感じではありますが、2個入りとか3個入りの箱を用意したら、お土産として取扱いやすいのではないかと思いますし、成分としては、今流行りのポリフェノールも含まれていることから、それ平成27年第2回定例会新冠町議会会議録 第2日 (平成27年6月22日)らのアピールも必要ではないかと思いますし、今後ピーマンソフトクリームも販売されることで期待をいたしたいと思います。また、乳製品の開発販売をいたしている町内の事業所では、ナチュナルチーズを販売までこぎつけておりますし、今後は熟成チーズの販売に向けて、頑張っているようでした。今はふるさと納税の返礼の特産品としても活用されておりますが、このように販売までこぎつけるためには、相当の試行錯誤の末、失敗を繰り返しパッケージの開発や注文にも必要以上の相当数ロットが必要で、余分な注文をしなければならないようで、数々のロスを確保しながら製品の開発販売までにいたっているのが現状のようですが、町内にはこれらのほかにも競走馬の一口馬主を運営している事業者があります。生産・育成・調教・競馬とこれも6次化産業に当たるのではないかと思いますし、今後種々の取り組みがあると思いますが、町がどの程度まで関わり、後押しをしていくのかについてもお伺いいたしたいと思います。

答弁 町長 小竹國昭(町長は2017年3月まで)

ご提案が何点かございましたが、この6次化産業を町が支援する、あるいは助成するというのは、やはり新しく商品を作る、起業化するというのはご指摘ありましたように、大変なご苦労がある訳でございます。特に食品の場合におきましては、難しい面がいろいろございますし、今は食品の場合は、賞味期限というのが必ずございますので、その辺が単価との関係がございます。大量に生産できれば、単価は安くなるのですけれど、賞味期限の関係上余分なところまで製造できない訳でございますので、数を尐なくすると非常に単価が高くなって売りづらいと、売れないという実態もございますので、その辺は非常に難しいものでございますので、その辺りを企業あるいは製品を作るに当たって十分調査を市場調査も含めて調査をする。そういったことに起業をするに当たっての、助成をいろいろしている訳でございます。ご提案のありましたピーマンのことに関しましては、近年特に健康志向が強い訳でございますので、そういう面ではピーマンの健康食品という面での訴えは必要かなと思っておりますので、製造する方。あるいは販売する方々と十分にその辺は協議をしていきたいと思っているところでございます。また競走馬の話がございましたけど、それが6次化に該当するのかどうか、今直ちにここでは判断できない訳でございますが、非常に難しいかなと思っております。内部でもいろいろ検討させていただきたいと思っております。以上でございます。

出典:新冠町議会 平成27年第2回定例会 2015年6月22日 議事録 PDF(15ページ) 間違いを知らせる