みんなの議会

名寄市議会 令和7年第3回定例会 2025年9月8日

(1)名寄市DX(デジタル・トランスフォーメーション)事業の推進に向けて/(2)外国人人材の活用について

2025年9月8日、名寄市議会の一般質問で、東川孝義議員が「名寄市DX(デジタル・トランスフォーメーション)事業の推進に向けて」「外国人人材の活用について」について質問し、総務部長 木村睦、産業振興室長 櫻田孝臣、総合政策部長 石橋毅、市民部長 松田慎司、市長 加藤剛士が答弁しました。

質問者
東川孝義 議員
答弁者
総務部長 木村睦、産業振興室長 櫻田孝臣、総合政策部長 石橋毅、市民部長 松田慎司、市長 加藤剛士

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 14番 東川孝義

議長より指名をいただきましたので、通告に従い大項目2点について順次質問してまいります。大項目の1点目、名寄市DX(デジタル・トランスフォーメーション)事業の推進に向けて伺います。この後は、DXと表現させていただきます。小項目の1番目、DX推進計画策定の背景と目的について。新型コロナウイルス感染症の拡大をはじめとする様々な社会情勢の変化や国民のライフスタイルの多様化など社会課題が複雑化している中、限られた資源で満足のいく市民サービスを提供していくことは喫緊の課題であります。そのような背景の下、近年デジタルによる変革、いわゆるDXの推進が求められるようになりました。名寄市では、2023年度から2026年度までの4年間でデジタルの活用により一人一人のニーズに合ったサービスを提供し、デジタルの恩恵が行き届くようDX推進計画が進められております。そこで、改めてDX推進計画策定の背景と目的についてお伺いいたします。次に、小項目の2番目、庁内のDX事業推進の現状と成果について。自治体におけるDX事業推進の課題の一つに庁内の意識改革が挙げられると言われております。それは、担当部署と現場との温度差、専門用語の多さやデジタル活用への不安などDXを身近に感じられない要因であるとも言われております。名寄市では、DX推進組織委員会を設置し、改革をサポートするワーキンググループを選任し、プロジェクトチームとして全庁横断的にDX推進事業が進められております。そこで、組織発足以降の業務改革、幹部職員及び一般職員への具体的な取組経過並びに成果についてお伺いをいたします。次に、小項目の3番目、地域のDX事業の推進の考え方と成果について。地域のDX推進事業は、様々な社会情勢の変化や市民のライフスタイルの多様化により、市民のライフステージに応じた行政サービスに対するニーズは複雑かつ多岐にわたっております。具体的な事業としては、ライフステージに応じた子育て分野、ポラリスネットワークを通じた医療、福祉分野、子供から大人まで学び続けられる環境整備での教育分野、市民へ安全・快適を届ける都市環境の整備・防災、減災に向けた取組など地域DXに向けての施策が推進されております。DX事業を進める上で、また今後もデジタル技術の進展が見込まれる中で大切なのは、地理的な制約、年齢などによって取り残されることがないようデジタル技術の利用拡大や活用能力の向上を図っていく必要があると思います。そこで、これまで進めてこられた地域DX事業推進の考え方と具体的な成果についてお伺いをいたします。次に、大項目の2番目、外国人人材の活用について伺います。小項目の1番目、市内企業の労働力不足の現状について。労働市場の雇用動向を示す重要な指標の一つとして、有効求人倍率が使われ、景気とほぼ一致して動くので、景気動向指数の一致指数とも言われております。令和7年5月の全国での数値を見ると、有効求人倍率は1.24倍で、新規求人倍率は2.14倍と報告をされております。一方、名寄市内の有効求人倍率は1.21倍、新規求人倍率は2.38倍となっており、職種別では建設業の有効求人倍率は6.0と高い数値となっており、道内の半導体企業への求人も影響しているのではとも言われております。名寄市内の建設業では、人手不足により仕事が受注できないとの深刻な話も聞きますが、行政としてどのように把握をされているのか。また、名寄市中小企業支援メニューの名寄で人づくり事業の利用状況についてお伺いをいたします。次に、小項目の2番目、募集・採用に当たり具体的な推進施策について。人手不足はあらゆる業種において深刻な状況となっており、専門的な知識や技術を有する外国人の方々の就業が積極的に推進をされております。しかし、外国人人材の受入れに当たっては募集、採用要項、配属、評価方法、職場環境の整備、教育、育成環境の整備など多くの課題があります。名寄市の外国人材の受入れについてはJICAを通じてと聞いておりますが、募集、採用に向けてどのような施策を推進されているのか、さらに現在働いている方々の就労状況、受入れ態勢等で重視されている点についてお伺いをいたします。次に、小項目の3番目、今後の受入れ拡大に向けて。現在の日本は少子高齢化や出産率の低下で少子高齢化社会となっており、生産年齢人口は減少し続けております。一方では、65歳以上の労働力人口は年々増加傾向にあるとも言われております。そのため、今後はあらゆる職種において人手不足が深刻となり、当市の民間企業においても既に外国人人材の採用を行っているところがあります。しかし、外国人人材の受入れについては、言語、能力開発、メンタルサポート、安全衛生、宗教、文化など職場環境の充実が必要であります。名寄市として今後市内企業での受入れを含めて外国人人材の受入れサポート、いわゆる支援体制についてどのような施策推進を進めていかれるのか、考え方をお伺いをいたします。以上、壇上からの質問とさせていただきます。

答弁 総務部長 木村睦

東川議員からは、大項目で2点御質問いただきました。大項目1は私から、大項目2の小項目1は産業振興室長から、小項目2と小項目3は総合政策部長からの答弁となりますので、よろしくお願いいたします。初めに、大項目1、名寄市DX事業の推進に向けて、小項目1、DX推進計画策定の背景と目的についてお答えいたします。令和2年12月、政府においてデジタル社会の実現に向けた改革の基本方針が決定され、目指すべきデジタル社会のビジョンとしてデジタルの活用により一人一人のニーズに合ったサービスを選ぶことができ、多様な令和7年9月8日(月曜日)第3回9月定例会・第2号幸せが実現できる社会、誰一人取り残さない人に優しいデジタル化が示されました。さらに、令和3年12月、デジタル社会の実現に向けた重点計画が閣議決定され、このビジョンが目指すべきデジタル社会のビジョンとして改めて位置づけされました。このビジョンの実現のためには住民に身近な行政を担う自治体の役割は極めて重要であることから、国においては自治体が重点的に取り組むべき事項、内容を具体化した自治体DX推進計画を策定し、以降複数回改定されてきております。また、北海道においても行政の効率化や道民生活の質の向上、地域経済の活性化など様々な分野においてDXに取り組むため、北海道Society5.0推進計画を策定しています。こうした背景を踏まえ、令和5年3月に国や北海道の計画と整合性を図りつつ、本市の目指すべき姿やこれからのデジタル施策の基本的指針として名寄市DX推進計画を策定したところです。人口減少、少子高齢化の進行をはじめ、社会情勢が大きく変化する中、本市においてもDX推進計画に基づきデジタル技術を効果的に活用し、業務の効率化、さらには多様化する市民ニーズに適切に対応しながら市民サービスの維持、向上を目指していく必要があると考えております。次に、小項目2、庁内のDX事業推進の現状と成果についてお答えいたします。本市では、令和4年度に名寄市DX推進組織委員会を設置し、庁内横断的な体制の下、デジタル施策を推進しています。DX推進組織委員会では、委員会をサポートするワーキンググループを設置し、令和4年度から5年度にかけて基本計画、標準化、オンライン化、地域DXの推進の4つのワーキンググループを立ち上げ、それぞれのテーマに沿って調査研究してきたところです。令和6年度には会議録システムとAIチャットボットをテーマとした2つのワーキンググループを設け、会議録システムについては今年度より予算化し、取組を進めております。これらのワーキンググループで協議、検討令和7年9月8日(月曜日)第3回9月定例会・第2号を重ねる過程において、参加した職員のDXに対する意識醸成や政策立案におけるスキルアップを高める効果もあったものと考えております。また、職員の意識改革として、管理職及び一般職員を対象にDX研修を行い、基礎的な理解と意識の醸成を図るとともに、電子地域通貨や業務改革に関する研修なども実施し、最新の技術や手法に対応できるよう知識とスキル向上にも努めてきているところでございます。次に、小項目3、地域のDX事業推進の考え方と成果についてお答えいたします。本市における地域のDXについては、市民生活の身近な分野においてデジタル技術の活用により分かりやすく利用しやすいサービスの提供や行政と市民、事業者が連携し、まちの強みを生かした地方創生に取り組むこととしております。これまでに実施してきた地域のDX事業としては、電子地域通貨Yorocaの導入、てくTECH事業などYorocaと連動した行政ポイントの事業、アプリによる予約でAIが最適な乗り合わせルートを走行するAIオンデマンドバスのるーと名寄の導入、保護者の利便性向上と保育所との円滑な情報共有が図れるよう保育ICTシステムの導入など、国の補助金も活用しながら着実に事業を進めてきているところです。一方で、地域DXの推進に伴いデジタル技術に不慣れな方への支援、いわゆるデジタルディバイド対策も重要となります。そのため、令和5年度から大学生、高校生がサポーターとなり、高齢者や初心者の方のスマートフォン利用に関する相談を受けるスマホなんでも相談室を開設するとともに、今年度からは広報なよろにおいて各種DX事業やデジタルに関する話題を紹介する「なよろうのDX通信!」を連載し、市民の皆さんにDX推進への理解を深めていただく取組も始めております。引き続き誰もがデジタル技術に親しみを持ち、暮らしの利便性向上と地域活力創出となるよう地域のDXに取り組んでまいります。以上、私からの答弁とさせていただきます。

答弁 産業振興室長 櫻田孝臣

次に、大項目2、外国人人材の活用について、小項目1、市内企業の労働力不足の現状についてお答えいたします。ハローワーク名寄管内の月間有効求人倍率は、令和7年7月で1.35倍と令和4年度の平均1.6倍と比較し減少傾向にあるものの、全道の有効求人倍率と比較しても求人数が求職者を上回る状況が続いております。特に建築、土木、測量技術者、建設土木作業員が高い有効求人倍率で推移しており、その他においても看護師、保健師やホームヘルパー、ケースワーカー、介護助手、歯科助手などにおいても慢性的に人手不足の状況が続いております。また、昨年度実施した労働実態調査においても一定程度、または十分な人材確保ができていると回答した会社が102社で35.3%、慢性的な人材不足と回答した事業所が124社で42.9%、季節労働など時期的に人材が不足と回答した事業所は50社で17.3%となっており、何らかの形で人材が不足していると回答した事業所は174社で60.2%と半数を超えている状況でありました。このように本市を取り巻く労働者不足の状況を踏まえ、関係機関、各業界18団体に参画いただき、昨年7月に名寄市雇用促進協議会を設立、各業界の人材不足における現状、課題の情報共有と意見交換、3月には地元地域の産業に興味、関心を持ってもらう目的とし、名寄高校において地域の産業を知る講演会を行ってきたところでございます。今年度の取組としましては、アンケートの分析並びに協議会からの意見を踏まえ、若年層が見やすく、親しみやすい企業情報のポータルサイトとなるホームページの作成を進めております。次に、中小企業振興条例における人材確保等支援については、従業員のスキル、キャリアアップによる定着促進を目指し、資格取得を支援する名寄で人づくり事業を実施しております。利用実績につきましては、令和4年度5人、令和5年度18人、令和6年度25人、今年度は8月末現在で7人となっており、引き続き各事業所の人材確保及び養成への取組に対する支援を行ってまいります。以上、私からの答弁とさせていただきます。

答弁 総合政策部長 石橋毅

私からは、大項目2、外国人人材の活用について、初めに小項目2、募集、採用に当たり具体的な推進施策についてお答えいたします。全国的な高齢、少子化に伴い、少ない稼働年齢層で多くの高齢者を支えていく時代となる中、本市においては高齢化率上昇による介護サービス需要増、地方における介護人材確保競争の激化など一層の介護人材不足が懸念されています。介護人材として外国人採用につきましては、令和4年2月に庁内検討委員会を設置、在留資格等受入れに関する国の制度の理解を進め、対象となる国籍の選定、予算措置などを検討し、名寄市特別養護老人ホーム清峰園での外国人材の受入れを決定しました。令和4年第2回定例会での補正予算の議決を受け、外国人材受入れ態勢整備事業として事業を開始、在留資格の許可を得るまでに時間を要しましたが、令和5年5月にネパール国から3名の特定技能外国人を名寄市社会福祉事業団で採用しました。名寄市社会福祉事業団においては、その後も毎年ネパールから介護人材を受け入れており、本年6月に採用した3人を加えて、現在では10人のネパール人介護人材が活躍されています。また、令和6年6月には同様に人材不足であった清峰園厨房の職員としてスリランカ国から特定技能外国人2名を調理員として採用し、入所者への給食の調理や食材納入時の検品などの業務を行っているとお聞きしています。名寄市社会福祉事業団で採用された特定技能外国人は、事業団借り上げの住宅で3から4人ずつの共同生活を送っており、住宅の所在する町内会に加入し、町内会行事に参加するなど地域の住民の方々との交流も行われて令和7年9月8日(月曜日)第3回9月定例会・第2号います。海外から働きに来ている外国人たちにとって施設の行事に参加し、日本の文化や風習などを学ぶ機会として、また日本での生活での困り事などを地域の方々にも相談できるような関係を構築する機会として大変有用であると考えています。特定技能外国人の採用に当たっては、入国手続、雇用契約、支援計画の作成などの書類の整備や入国後の生活サポート、外国人の母国語での面談など様々な準備や手続が必要であり、それらの支援業務は専門の登録支援機関に委託することが一般的で、その委託料の負担が受入れ事業者にとってハードルとなっているとも言われています。本市及び名寄市社会福祉事業団では、在留資格の更新など支援業務の一部を委託から外し、自前で出入国在留管理局への手続を行っており、そのノウハウを蓄積しているところであり、将来的にはそれらの経験や知識を市内の他事業者に提供し、特定技能外国人の受入れへのハードルを低くしていくことを目指しています。外国人材の受入れについてですが、これまで海外の送り出し機関から受入れしておりましたが、JICA草の根技術協力事業、高齢化社会到来に向けた高齢者ケア体制の整備事業を令和6年3月に採択され、現在ネパール国の高齢者問題に対し現地状況把握、事業実施地域の調整を行ったほか、令和7年5月にネパール国から事業関係者11名が来名し、日本の介護制度、介護の状況を実際に知り、体験する研修を実施しました。令和7年9月にネパール国にて介護特定技能人材育成プログラムを立ち上げ、人材を養成し、両国の信頼と絆の下、本市で活躍してもらえる姿を目指しています。次に、小項目3、今後の受入れ拡大に向けてについてお答えいたします。昨年度実施した労働実態調査において回答のあった270社のうち外国人人材を既に雇用しており、今後も検討しているが9社、既に雇用しているが、今後は未定が5社、現在雇用していないが、今後検討しているが58社となっており、市内企業においても多くの企業令和7年9月8日(月曜日)第3回9月定例会・第2号が外国人人材に注目していることがうかがえます。一方、外国人人材を検討しない理由としては、人材が足りているが65社、日本人がいいからが42社と現状で検討していない企業が最も多い状況ですが、言語や文化、生活スタイルに壁を感じるが55社、イメージや何となく不安が11社、採用方法が分からないが10社、多くの経費が必要と聞いたからが15社と外国人材への情報や採用方法が不足していることもうかがえました。このことも踏まえ、名寄市雇用促進協議会において企業向け勉強会などの開催も検討しており、外国人人材受入れへの理解度の向上が各企業、事業所の労働力確保の選択肢の一つとなるよう取り組んでまいります。また、現在市内で働く外国人人材に向けた日本語支援として、令和6年8月から地域に暮らす外国人が生活に必要な日本語を習得することにより地域になじみ、問題なく暮らせるような環境づくりを行うことを目的に交流型のにほんごひろばを月2回程度開催しており、開始から約1年経過し、外国人同士の仲間づくりに貢献しております。令和7年4月からN3レベルの日本語能力試験合格を目指すことを目的に学習型の日本語教室を毎週月曜日に開催しております。さきの7月6日に行われた今年度1回目の日本語能力試験では、日本語教室に通う外国人の中から7名が受験し、全員が合格してきております。現在行っている取組を安定的に持続させるため、令和7年6月にJICA海外協力隊グローカルプログラムとして連携協定を締結しました。このことにより海外での日本語教育経験を持つ人材を獲得し、現在の事業を持続、発展させていくことを目指すとともに、その経験を生かして今後多文化共生など地域課題の解決を進めていく体制づくりを進めていきたいと考えております。今後将来的には日本語教育のみならず、地域の外国人の相談ワンストップ窓口の設置や資格取得に向けた支援プログラムの実施などを担っていける体制整備を進めていければと考えております。小項目2でも触れましたが、外国人材の受入れ拡大についてですが、これまで海外の送り出し機関から受入れしておりますが、現在進行中のJICA草の根技術協力事業、高齢化社会到来に向けた高齢者ケア体制整備事業により、この9月にネパール国にて介護特定技能人材育成プログラムを立ち上げ、現地人材を養成し、プロジェクト出身者から本市で活躍できるよう努力してまいります。以上、私からの答弁とさせていただきます。

再質問 14番 東川孝義

それぞれ御答弁をいただきました。改めて再質問させていただきます。1点目の名寄市DX事業の推進に向けてということで、最初は計画策定の背景と目的、御答弁をいただきました。それぞれ国が行う事業、それから北海道Society5.0、これらの推進計画に基づいて名寄市のDX計画も進められているというふうにお聞きをしたところです。その中でちょっと1点確認をさせていただきたいのですけれども、北海道Society5.0推進計画というのは、これはICTだとかAIだとかロボットだとかというような未来技術を活用して、道民生活の一層の向上や新サービスの創出につなげていくということで、おおむね10年後の北海道の未来社会を目指すとされております。当然先ほど答弁にもありましたけれども、北海道Society5.0も含めてということなのですけれども、名寄市は2023年度から4年間というふうな目標を設定されておりますが、この4年間でどの水準まで進めようとされているのか、改めてこの点についてお聞きをしたいというふうに思います。

答弁 総務部長 木村睦

今東川議員からもお話しいただいたとおり、名寄市のDX推進計画につきましては名寄市の今の総合計画と連動した計画となっているため、今回の計画期間は4年間、令和8年度までの計画とさせていただいています。また、このDX推進計画につきましては、当然総計に関連する各分野に係る個別計画とも連携しながら取組を進めていくというふうになっているのかなと思います。DX推進計画の中には当然基本理念というふうに書かれておりまして、デジタルで未来を拓き、市民とともに人・暮らし・元気を育むというような基本理念にさせていただいていまして、目指すべき姿ということでそれぞれ庁内のDX、地域のDXにも目指すべき姿というところも記載されているわけであります。したがいまして、この4年間でどの水準まで進めていこうとされているかというのは、やっぱりここの目指すべき姿のレベルとなるように今進めさせていただいているのかなというふうに思っています。ただ、この計画の中において、個別計画、個別事業というのでしょうか、そういったことを戦術というタイトルで記しているのですけれども、それぞれ個別の事業にはどこまで、いつ進めていきましょうということは記載がされていません。そのため、毎年度戦術の、いわゆる個別事業の進捗状況についてはそれぞれ聞き取りをさせてもらって、確認しながら今取組のほうを進めさせていただいています。何回か決算委員会や予算委員会でも話させていただいていますが、今現状分かっている令和7年3月31日現在の進捗状況におきますと、計画全体では80.4%が実施済み、または現在実施中と考えさせていただいていますので、おおむね順調にこの計画の中身については各担当部局において進んでいただいているのかなというふうに思っているところです。引き続きまして総計で示されている将来像、こういったところの実現に向けながら、実施中の事業についてはしっかりと実施していく、またまだできていないところについては着手となるようにそれぞれ進めていければなというふうに考えているところです。よろしくお願いいたします。

再質問 14番 東川孝義

道の計画とは違う部分、総合計画と連動させているというふうなこと令和7年9月8日(月曜日)第3回9月定例会・第2号の答弁、それから今の取組の経過の中では戦術に基づいてそれぞれ進められて、今年の3月31日時点で80.4%実施済み、あるいは実施を進めているというふうな御答弁をいただきました。その上でなのですけれども、庁内のDX事業の推進状況ということで、先ほどもそれぞれ意識改革、あるいはスキル向上に向けたいろんな取組を進められてきたというふうなことで御答弁をいただきました。非常に行政のDXの目的といいますか、業務の効率化という部分と、それから住民のサービス向上という部分があるのかなというふうに受け止めております。特にデータの連携であるとか業務全体の見直し、これも当然進められているというふうに理解をしておりますけれども、特にこのDX事業、全庁横断的な取組というのもその中で非常に大切なことなのかなというふうに思っております。そこで、幹部職員並びに一般職員の取組において特にこの点は取組を進めて効果的だったというふうな点について改めてお伺いをしたいというふうに思います。

答弁 総務部長 木村睦

全庁的な取組ということがこの御質問かと思います。本年度なのですけれども、文書管理システムというものをまず導入させていただいています。これは、市役所のペーパーレス化というところを一層推進して、コストの縮減を図るというようなことで今全庁横断的に、当然これ全庁のシステムですので、取組を進めさせていただいています。これまでは、決裁というのは例えば風連庁舎の職員が市長、副市長に決裁を仰ぐときも当然向こうから来られて、決裁の行為を行っていたのが、現状は文書管理システムになったことによって庁舎間の移動がなくなったりするところでいけば、当然時間的なコストの縮減にもかかってくるし、効率化にも結びついていくものだというふうに認識しています。それから、先ほど一般職員及び幹部職員という話もいただきましたけれども、庁内の市職員のみ令和7年9月8日(月曜日)第3回9月定例会・第2号ならず、議員の皆様もそうかと思うのですが、やっぱりiPadの導入というところはすごく大きかったのではないかなというふうに思います。この中に入っている、今私も使わせていただいていますが、SideBooks、これらを活用して様々な資料を皆さんと共有させていただいたり、先ほどの文書管理システム同様ペーパーレス化というところもございますが、やっぱり業務の効率化というところが一番大きかったのかなというふうに思います。様々な会議の中で瞬時に資料の供給、資料の共有化が図られていったのではないのかなというふうに思っていますので、こういったところが非常に効果があったのではないかなと考えられる事業かなというふうに思っています。以上です。

再質問 14番 東川孝義

特に効果的だったというふうな点では文書管理のシステム、ペーパーレス化というふうなこと、それから決裁の関係効率化というふうなこと、それこそ自分たちも使わせていただいているiPadだとか、文書管理、業務の効率化、資料の共有化という部分が非常にDXを庁内で進めてきた中では効果的だったというふうなお話を答弁をいただきました。それで、このDX、いっぱい質問しようと思ったのですけれども、その中でDXの基本方針で今お話にありました業務の効率化のためのデジタルの利活用、それからDXは住民本位のデジタル技術の活用と。要するに行政で使う部分と住民で使う部分というのはある面では区分けがされているのかなというふうに思います。細かい話は別としまして、庁内のDX推進に向けて徹底的な業務改革、BPR、それから業務プロセスを抜本的に見直し、再構築を図る。具体的にはRPAだとかロボットだとかAIの本格的導入というふうなことで業務効率化を加速をされるというふうな形になりますけれども、この点、実際に今まで進めてきた中でどういうふうな取組をされてきたのか改めてお伺いをしたいというふうに思います。

答弁 総務部長 木村睦

庁内のDXがこれまでどのような進め方をされてきたのかというような御質問かなというふうに思うのですが、例えば今議員のほうからもお話しいただきましたRPA、ロボティック・プロセス・オートメーションですけれども、ここにつきましては例えば今庁内の中の水道の業務課におきましては業者からの請求書を自動で水道料金システムに入力し、必要な書類を自動で作成するというような取組を行っていて、これの実証実験を行っているのですけれども、今後業務の拡大に向けて今取組を進めていただいているということもありますし、現在進めさせていただいている市民サービスオンライン化事業につきましても、市民からの申請いただいたデータを自動で基幹のシステムへの取組を行って、次の展開に係るような、今そういったRPAの技術も使っていこうと。これはまだ検討の段階ですけれども、考えている最中でございます。それから、先ほどの成果とか効果にもつながるかもしれないのですけれども、全庁的な取組としてやはり各種会議ですとか様々な会議等々で我々どうしても議事録とかてんまつというのをたくさん作ることがあって、これがかなりの時間を使うのですけれども、こうした業務の際に従来はどうしてもそういったものを、録音したものを聞いて手で打っていたとかというところだったのですが、今年度からは会議録を録音する際に自動で議事録を作成するようなツールを導入して、効率化を図ってきているというような形を取らせていただいています。BPR含めて、そういった業務改革や業務の変換を行いながら、こういったデジタルを活用しながらより一層庁内のDX推進に向けて進めていくとともに、ひいては市民の皆様方の利便性向上にもつながるものではないかなというふうに思っているところでございます。

再質問 14番 東川孝義

それぞれ新しい取組をされて、効果を上げているというふうなこと。特に各種会議だとか議事録だとかてんまつの資料、自動の取組等されていると。最終的には市民の方もというふうなことでお話をいただきました。それで、庁内のDXの推進の一つとして、時間と場所にとらわれない窓口の手続という点で、ある面でマイナンバーの交付率、これ非常に重要かなと思うのですけれども、令和5年1月、取組をたしかスタート、これは59%というふうにお聞きをしていたのですけれども、今マイナンバーの交付率が何%になっているのかというのと併せて、業務のいろんな手続に来たときに、市民が役所に来たときに、以前にもちょっとお話も出た、1階と2階と行き来する状況になっているというふうなお話もありました。マイナンバーの取得によって行政サービスの拡充、あるいは利便性の向上という面ではどのような取組をされているのか改めてお聞きをしたいというふうに思います。

答弁 市民部長 松田慎司(市民部長は2026年3月まで)

マイナンバーの関係の質問でしたので、私のほうから少し答弁させていただければというふうに思います。マイナンバーの交付率の最初の質問でございますけれども、マイナンバーの交付率につきましては、名寄市で令和7年7月末の時点でになりますけれども、発行した累計枚数的には2万3,643枚、交付率に直しますと95.6%ということになります。ただ、実際に市民が保有している枚数、保有率というのですけれども、保有している枚数でいけば1万9,204枚、保有率に直しますと77.6%という状況でございます。この交付率と保有率の違いというところについては、マイナンバーカードを取得した方が名寄市から転出をされたりですとかお亡くなりになられるケース、またマイナンバーカード自体返却されるという場合もございます。マイナンバーカードを持っていない方の転入ということもありまして、そういっ令和7年9月8日(月曜日)第3回9月定例会・第2号た影響もありまして、現在名寄市民が保有している保有率というところから見れば8割弱というところになってございます。それと、もう一点、これからの行政サービスの拡充ですとか利便性という御質問になりますけれども、マイナンバーカード自体が交付開始をされてから間もなく10年がたとうというふうにしているところでございます。この間健康保険証、マイナ保険証ですとか運転免許証、マイナ免許証ですか、といったようにいろいろなことに使える多機能型のカードへということで進化をしているところかなというふうに思っています。今後民間企業でもマイナンバーカードを利用したいろいろな取組が進んでいくというふうに思っていますし、現在国でやっていますマイナポータル上でもできる手続については増えていっているという状況でございます。本市におきましてもマイナンバーカードの認証機能というものを利用したスマートフォンによります各種の申請手続、先ほど総務部長もありましたけれども、そういった申請手続ができるように今検討を進めておりまして、場所、時間にとらわれないデジタル化の検討ということで進めさせていただいております。今後国においても民間においてもマイナンバーカードを利用するという場面、数多く増えていくというふうに考えておりますので、マイナンバーカードを持つことでの利便性というのは高くなっていくだろうというふうに考えているところです。

再質問 14番 東川孝義

マイナンバーの実際には交付率でなくて保有率、これが一番重要なのかなと。今1万9,204枚、77.6%、意外と思ったより少ないなと。最初の交付率を聞いたときはかなり高いなとは思って、実際には保有率のほうが正しい受け止め方なのかなというふうに思いました。このDXを進める上で非常に大切な、情報は発信するのですけれども、受け取る側が本当にしっかり受け取れているのかなというのも非令和7年9月8日(月曜日)第3回9月定例会・第2号常に大切だと思うのですけれども、名寄の公式のLINEのアカウント、令和5年1月のときたしか1万4,000人登録ということだったが、これ今何名登録されているか分かれば教えていただきたいと思います。

答弁 総合政策部長 石橋毅

名寄市公式LINEなのですけれども、直近では1万6,759人の方がつながっていただいております。

再質問 14番 東川孝義

思ったより伸びていないのだなというふうに、もっと伸びているのかなとも思ったのですけれども、意外と。というのは、やっぱりいろんな情報を発信する側と受け取る側が多くいらっしゃったほうがいろんなものが多く伝わっていくのかなというふうにも思いますので、発信をしても何か一方通行の情報になってしまう嫌いもある。この辺もできれば、先ほど情報を見ていただくためにスマホなんでも相談室だとかいろんなものをやっているというふうなことで、高齢者だとか初心者向けのお話もいただきました。名寄市のDX、2023年度にスタートして、3年目ということでもあります。基本方針の中で庁内のDXは分かりやすい行政、地域のDX、これはずっと住み続けたい名寄市を目指すというふうに方針を明示をされております。いろんな今までの取組についてはお話をいただいたところですけれども、今までの取組を含めて、これ市長にお伺いをしたいのですけれども、DXの提供価値、これをしっかり定めた上で便利になったという実感、これを積み上げていくことが大切なのかなと。さらに、何を実現をされるためにDXを進めていくとかという目的意識、これも非常に重要。というのは、一般市民について、先ほどいろんな取組の内容、御答弁をいただきました。DXって何なのだいと素朴に言われたときに、これDX、これもDX、何かDXそのものというのがまだまだ理解をされづらいという部分もありますので、今まで進めてきた経過を含めて、名寄市として今後どのような点に力を注いでこの推進をされていこうとするのか、市長のお考えをお聞きをしたいというふうに思います。

答弁 市長 加藤剛士

DX推進計画の計画とはデジタル技術も活用して住民本位の行政、地域社会などを再デザインするプロセスというふうに定義をしておりまして、まさに住民の皆さんがデジタル技術も活用して、さらに住民サービスがよくなったね、あるいはこのことによって仕事そのものも、行政の庁内の仕事も根本的に見直していく、行革についてもこのような話をずっと今しておりまして、あらゆる事業を根本的に見直していく、それはまさにBPRの考え方そのものでありまして、このことは令和7年度に入って、庁内のあらゆるデジタルの会議、あるいは行革の会議でみんなそこを意識して議論して、職員の皆さんにも浸透しつつあるのではないかというふうに思っております。DXの推進計画の、先ほど話ありましたけれども、令和7年度については市民サービスのオンライン化の事業、これを進めていこうということで、今年度は一部公共施設のオンラインでの予約、さらには来年度に向けて住民票だとか戸籍関係のオンラインもぜひしっかりと進めていきたいと、こういう目標を掲げています。このことによってさらに住民の皆さんが市民サービス、こんなふうにデジタルの技術が活用されてよくなったねと。あるいは、戸籍の関係だとかも見直していくということは、仕事の在り方も根本的に変えていくということにもつながっていくということでございます。ここを令和7年度、8年度しっかりと推し進めていきたいというふうに思っています。いずれにいたしましても、行政の仕事というのはDXを今後もさらに推し進めていくことが極めて重要だと思いますし、避けられないというふうにも思っています。そのことによってさらに業務も効率化し、市民の皆さんにもサービスを実感をしていただき、そのことが持続可能なまちづくり、そして若い方たちも定着してくれるまちづくり、お年寄りも含めてつながっていくというふうに思っていますので、引き続きしっかりとここは取組を進めていきたいというふうに思っております。

再質問 14番 東川孝義

ありがとうございました。業務の根本的な見直しということでいろんなもの進めていただき、本当に身近に感じる取組が非常に市民には理解をしていただけるのが、先ほど来年住民票だとか戸籍抄本だとか、そういうのもオンラインでというふうなお話がございました。ぜひそういうのも実現をしていただいて、住民の皆さんと一つでも小さなことでも、先ほど市長が最後にお話にあったサービスの実感を感じ取れる、やっぱりそういう施策の推進を改めてお願いを申し上げておきたいというふうに思います。それから次に、時間がなくなる、外国人人材の活用ということでそれぞれ御答弁をいただきました。今どれだけ外国人の採用を希望しているのかというのも後半でお話も伺いました。実は、名寄市で今外国人を採用している企業の方にもちょっとお話を伺った経過があります。清峰園の部分については、先ほど御説明をいただきました。特にこの中でお願いをしておきたいのは3番目の今後の受入れ拡充という部分で、外国人を受け入れるに当たっては当初の取組を含めてどこでどうやって手続をしたらいいのかというふうなことと非常にやっぱり最初のコストがかかるという部分、当然今の清峰園の方のところの仕事の内容だとかというのもお聞きもしてきました。特に外国人の生活の部分だとか、文化だとか、いろんな宗教だとか、そういうふうな形の中で今一企業でやっているところの話を聞くと、一番大切なのは住居、先ほどもありましたけれども、これはやっぱり一軒家である程度何人かでシェアをするというのと、環境整備の中で大事なのはWi―Fiの環境、これが絶対必要だと。常に母国と連絡を取るというふ令和7年9月8日(月曜日)第3回9月定例会・第2号うなことで、できるだけ、仕事をしているときはいいのですけれども、休日だとか余暇の過ごし方、これには非常に苦労されているというふうなことで、免許を国際免許から切り替えて、自分の会社の車を貸してあげて休日に行くだとか、ある企業ではいつもやっている会社の行事に誘ったのだけれども、あまりちょっと喜びを感じられなかったので、釣りを知っている人が釣りに連れていったら非常に感動したというふうなお話もありました。ですから、雇うまでのいろんな苦労と実際に働いていただいてからの対応というのも非常に大事だと思う。先ほどお話もありました。採用方法、どうやってやったらいいのかが分からないという企業の方もいらっしゃいました。非常に今人手不足という現状の中で、当初かかるやっぱり経済的な負担だとか、そういうふうなことを含めて、改めて外国人の人材、その中で先ほどもちょっとありました日本語教室、ここにもそこの企業に勤めている方が参加をしていて、指導者でないですけれども、そこまでかなり何か成長しているというふうなお話もあったのですけれども、このにほんごひろばの中で今実際にどれぐらいの外国人の方が参加をして、その中で学ばれているのか、ちょっとその点について情報があれば教えていただきたいというふうに思います。

答弁 総合政策部長 石橋毅

今にほんごひろばと日本語教室と2種類展開しておりまして、より交流を目的としたものがにほんごひろばということで、こちらについては主に土日にかけて日程調整していますから、ここは比較的20人なり30人といった形で多くの方にお集まりいただく場面もあるのですけれども、日本語教室が平日の月曜日という設定で、夕方設定しておりますので、やはり病院勤務の方はなかなか夜勤が入っていたりとか勤務形態とうまく合わない場面もあって、ここについては多かったり少なかったりということで非常にばらつきの多い回数にもなっていると令和7年9月8日(月曜日)第3回9月定例会・第2号ころです。なので、大体何人ぐらいという固定的な人数が、勤務形態で影響を受けますので、なかなか申し上げづらいところなのですけれども、おかげさまで今回は通っている方の7名の方がN3の日本語試験に合格されたという実績もありますので、ここについては引き続きまたお声かけしながら積極的に参加していただけるように取り計らっていきたいと思います。

再質問 14番 東川孝義

このにほんごひろば、それと日本語教室、先ほど最初の答弁でもありました。N3の日本語教育、7名全員が合格したと。やっぱり人と人とのつながりというのも非常に企業の中で聞いたときに重要であるというふうなお話を聞きました。なかなか今清峰園のほうはネパールから10名、それからスリランカ2名、清峰園の方のお話を聞くと、やっぱり最初に来た、一番生活で大変だったのは何ですかといったらごみの分別だと。それは非常に、一企業の方も全部英語表記にして、ふだんの生活がしやすいようにだとか、いろんな御苦労もされていたというふうなお話も伺いました。仕事はそれをやろうと思って来ているので、そこにはある程度理解はできるのだけれども、やっぱり余暇の過ごし方だとかふだんの生活をどうやってメンテナンスしてあげるのかというのが非常に大切だというふうなお話も伺ったところ。ですから、今後の受入れ拡大、恐らく希望されている、先ほどの答弁の中でもありました。今後希望している方が58社いらっしゃるというふうなお話もお聞きをしました。ぜひ企業の方が少しでも採用できて、いろんな仕事も受けられるような体制の中での改めてそういう援助だとか、そういう支援をしていただくことお願いを申し上げまして、私の質問を終わらせていただきたいと思います。ありがとうございました。

出典:名寄市議会 令和7年第3回定例会 2025年9月8日 議事録 PDF(40ページ) 間違いを知らせる