名寄市議会 令和7年第1回定例会 2025年3月12日
(1)中教審答申に照らした名寄市立大学の現在/(2)鉄道資源の有効活用について
2025年3月12日、名寄市議会の一般質問で、中畠孝幸議員が「中教審答申に照らした名寄市立大学の現在」「鉄道資源の有効活用について」について質問し、市立大学事務局長 水間剛、教育部長 伊藤慈生、総合政策部長 石橋毅、産業振興室長 櫻田孝臣が答弁しました。
- 質問者
- 中畠孝幸 議員
- 答弁者
- 市立大学事務局長 水間剛、教育部長 伊藤慈生、総合政策部長 石橋毅、産業振興室長 櫻田孝臣
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質問 1番 中畠孝幸
おはようございます。議長から指名を受けましたので、通告に従い、順次質問してまいります。大項目1、中教審答申に照らした名寄市立大学の現在。本年2月21日、中央教育審議会、中教審より「我が国の「知の総和」向上の未来像~高等教育システムの再構築~」と題する答申が出されました。答申は、急速な少子化が進行する中での将来社会を見据えた高等教育の在り方について文部科学大臣からの諮問に答えたもので、名寄市立大学の今後の在り方を考える上で見逃せないものであります。答申に照らして名寄市立大学の現状がどうであるか、また将来にわたってどのような改善が必要かについて質問したいと思います。小項目1、国際化の推進について。答申では、今後の高等教育の目指す姿を実現するに当たって重視すべき観点の一つとして高等教育機関の運営の観点を挙げ、その中で国際化の推進を取り上げています。これは、答申の13ページです。そこでは、以下引用です。「より多様で優秀な外国人留学生が日本社会へのゲートウェイとして我が国の高等教育機関で学び、積極的に定着できるようにすることが重要である」とうたわれています。さらに、外国人留学生等の受入れ推進の具体的方策についても触れられ、以下引用です。「外国人留学生を受け入れる企業と大学等の連携強化等を通じて、外国人留学生が国内企業等へ就職するために必要なスキルの養成や情報提供を強化する」との記述もあります。これは、答申の24ページです。名寄市立大学では、留学生受入れが行われていないと認識していますが、留学生受入れに関してどのような議論が学内でなされているか、また留学生受入れに必要な制度整備はどの程度行われているかについて伺います。また、市内の介護施設等で外国人材の登用が増加していますが、留学生を受け入れて介護人材等を養成することに関する考えを伺います。小項目2、規模の適正化の推進について。答申では、「18歳人口が減少することや地域の人材需給等も踏まえつつ」、これは引用ですけれども、「スクラップ・アンド・ビルドをはじめ学内における組織や定員に関する検討を十分行う必要がある」とし、地域や産業のニーズに応じた学部、学科の再編を求めています。これは、答申の38ページです。名寄市立大学では、一部の学科で定員に満たない事例も発生しています。定員の見直し、学科の再編は、時宜を見て迅速に適切に行うことが必要と考えます。定員の見直し、学科の再編に関しての考えを伺います。大項目2、鉄道資源の有効活用について。鉄道のまちとして栄えた名寄に残されるSL排雪列車キマロキは、貴重な鉄道資源であり、有効に保存活用していかなければなりません。また、現役の鉄道資源である宗谷本線を維持するためにその利活用を進めることも課題となっています。名寄にとって貴重な鉄道資源であるキマロキ及び宗谷本線について、その有効活用の方法を伺います。小項目1、キマロキ展示保存50年に当たって。SL排雪列車キマロキ展示保存50年記念行事として、本年7月19日から21日の3日間、北国博物館においてキマロキまつりが開催されます。実施主体は、キマロキ保存会とのことですが、北国博物館として把握しているキマロキまつりの内容や実施方法等についてお知らせください。キマロキは、保存状態も良好で、全国から鉄道ファンを集めることのできる鉄道資源と考えられます。祭りの内容や広報活動の点で全国に向けたアピールをどのようにすべきとお考えか伺います。小項目2、宗谷本線におけるサイクルトレイン実証運行に関して。令和7年度には、宗谷本線において自転車をそのまま列車に載せるサイクルトレインの実証運行が計画されているとのことです。サイクルトレインは、観光の面からも日常生活の面からも有益な鉄道利用の方法であると考えられます。宗谷本線活性化推進協議会として把握しているサイクルトレイン実証運行の期間、方法、見込まれる効果等についてお知らせください。また、自転車活用推進法に基づき安全な自転車利用のための環境整備が必要と思われますが、サイクルトレイン実証運行に関連して考えられる環境整備、自転車道の整備等がありましたらお知らせください。以上、壇上からの質問といたします。
答弁 市立大学事務局長 水間剛
おはようございます。中畠議員からは、大項目で2点にわたり御質問をいただきました。大項目1は私から、大項目2の小項目1は教育部長から、小項目2は総合政策部長からの答弁となりますので、よろしくお願いいたします。まず初めに、大項目1、中教審答申に照らした名寄市立大学の現在、小項目1の国際化の推進についてお答えいたします。本学では、現在のところ外国人留学生としての受入れに関する入試区分は設定しておりません。文部科学省からは、留学生を受け入れるに当たり、大学等に対して安心できる魅力ある受入れ態勢等の整備について指導が令和7年3月12日(水曜日)第1回3月定例会・第4号なされております。初めに、優秀な留学生を確保するためにリクルーティングの充実であり、特に留学生に教育理念、教育内容等を踏まえ、大学の個性、特色を明確化し、教育研究の展開や留学生受入れの考え方について発信していくことが求められております。次に、組織的な受入れ態勢の整備として、アドミッションオフィスといった専門的な組織を整備し、国際交流に関する知識、経験を有し、外国語を使うことができる専門職員や生活面でのケアを行う相談員を配置することが求められております。さらには、外国人留学生に対する奨学金制度として国費奨学金以外にも大学独自の奨学金制度の創設、留学生が生活するための宿舎の整備が必要不可欠であると指摘されております。これらの課題をクリアしていくことが外国人留学生を受け入れていく上で大学の責務として取り組んでいかなければなりませんが、現在のところ本学での事務職員の配置等を考慮すると受入れ態勢の整備は難しいと考えております。また、本学の学科構成として専門職の養成に重きを置いている部分において入学時から専門用語を理解し、最終的に国家試験を受験し、合格するレベルの留学生をどのように養成していくかというところにハードルがあると感じております。しかし、留学生が在籍することによる教職員、学生へのプラスの効果や国際化の推進は本学にとっても大変有意義な取組でありますので、今後の学生確保の観点や中教審答申を踏まえて学内で議論を進めていきたいと考えております。市内での介護施設等で就労している外国人材に対する留学生としての受入れによる介護人材を養成する考えにつきましては、本学の学科構成上、介護職へ直接結びつくカリキュラム編成でなく、新たに教員、カリキュラム等の整備をしなければならず、現行の状態ですぐに介護人材を養成できる状況にはありません。続いて、小項目2、規模の適正化の推進についてお答えいたします。18歳人口の大幅な減少見令和7年3月12日(水曜日)第1回3月定例会・第4号込みや学生の福祉系、保育系学科志望者数の減少などに伴い、規模の適正化については学科構成上避けては通れない問題となっており、今後検討しなければならない事案であると承知しております。定員の見直しや学科の再編については、学内外へ多大な影響を与える事案でありますので、検討の際には慎重に進めていくべきと考えております。現在の検討状況としては、まずは各学科の現カリキュラムの点検、さらには改善を進めるとともに、学習、教育成果等に関する情報収集、分析を行っているIR推進室において学生のキャリアアップの視点から新たな本学の魅力づくりを検討しており、現行のカリキュラム内で新たに取得できる資格などについて検討を始めているところであります。以上、私からの答弁とさせていただきます。
答弁 教育部長 伊藤慈生
私からは、大項目2、鉄道資源の有効活用について、小項目1、キマロキ展示保存50年に当たってお答えします。本年は、昭和51年のキマロキ展示保存から50年を迎える節目の年であり、全国で名寄だけにしかないキマロキを鉄道ファンだけではなく鉄道にあまり興味のない方や若い世代など多くの方に知っていただくとともに、地域のキマロキ保存に対する理解の促進や地域経済の活性化を図ることを目的にキマロキ保存会が実施主体となり、7月19日から21日の日程でキマロキまつりを開催する予定です。キマロキまつりの内容及び実施方法については、現在キマロキ保存会において検討中でありますが、開会式での餅まき、ミニSL、蒸気機関車の乗車体験、写真コンテスト、キマロキ清掃体験、なよろ市立天文台の星まつりとタイアップした企画などを計画しているほか、キマロキグッズの作製を予定しているところです。また、キマロキまつりの広報活動については、開催内容を市内外の多くの方に知っていただくため、市の広報紙やホームページ、ポスターに加え、SNSも活用し、情報発信を行っていく考えです。私からは以上です。
答弁 総合政策部長 石橋毅
私からは、小項目2、宗谷本線におけるサイクルトレイン実証運行に関してお答えいたします。令和6年3月に国土交通大臣がJR北海道に対して発出した新たな監督命令により、令和6年度から8年度の3年間でJR北海道と地域が一体となって徹底した利用促進やコスト削減を行い、令和8年度末までに事業の抜本的な改善方策を取りまとめることが求められています。この3年間で取り組む事業をまとめた宗谷線アクションプラン実行委員会の実行計画の中で令和7年度にサイクルトレインの実証運行を行うことが決定されました。この実証運行は、沿線自治体やJR北海道により構成されている宗谷本線調査・実証事業協議会が実施主体となり、国や北海道の補助金を活用して実施する予定です。具体的な実施内容としては、今回の実施が宗谷本線での初めての試みであることから、まずは団体列車として事前に利用申込みをいただいた方を対象に乗車をしていただき、サイクルトレインの運行により宗谷本線の利用促進が図られるか効果検証する予定です。また、運行する車両は、名寄以南ではH100形車両、名寄以北ではキハ54系車両を想定しており、自転車を解体せずにそのまま車内に持ち込んで利用者自身で固定していただくものです。具体的な運行ルートや時期については、観光の面で効果を発揮できるように関係機関との調整により今後決定されますが、観光協会など関係団体と連携しながら実施を検討してまいります。御質問いただいた安全な自転車活用のための自転車道の整備等環境整備については、今回の実証運行では予定しておりませんが、状況の変化に応じた対応が必要となったときには国や道とも連携が必要になるものと考えております。以上、私からの答弁とさせていただきます。
再質問 1番 中畠孝幸
それでは、再質問いたします。まず、大項目1でありますけれども、留学生の受入れに関してお聞きしましたけれども、これにつきましては令和5年9月6日の定例会でも私質問しているのですけれども、留学生受入れに関して今局長のほうから例えば外国語が使える相談員が必要であるとか、宿舎の整備が必要であるとか、そういったマイナスの面が述べられましたけれども、ということは留学生を受け入れるつもりはないということなのでしょうか。その辺まず基本になることですので、留学生を受け入れるのか受け入れないのか、その辺が大学としてどういった方向にあるのかということを確認して次の議論に進みたいと思います。
答弁 市立大学事務局長 水間剛
本学といたしましては、外国人留学生の受入れについては当然のことながら今現状としては厳しい状況でありますけれども、受入れを進めていきたいという方向で議論は進めていきたいという考えではおります。
再質問 1番 中畠孝幸
それでは、留学生を受け入れる方向であるということをまず基本に捉えて質問してまいりたいと思いますけれども、名寄市立大学の将来構想(ビジョン2026)、これは現在は後期実施計画に基づいて行われているはずですけれども、これが2026年までの、現在2025年ですので、後期計画の中にあるのですけれども、その後期計画の中で13ページですけれども、「2018年度に整備した「名寄市立大学外国人留学生規程」、「名寄市立大学特別聴講学生規程」はコロナ禍により検討に至らなかったため、他大学の状況を調査し、受け入れの是非を引き続き検討・整備を継続する」という文言があるのですけれども、この2018年度に整備した令和7年3月12日(水曜日)第1回3月定例会・第4号名寄市立大学外国人留学生規程という、この整備したというのは制定したという意味なのでしょうか、それとも制定はしていないけれども、検討しているということなのでしょうか、その辺りお聞きしたいと思います。
答弁 市立大学事務局長 水間剛
今中畠議員のほうから御質問がありました外国人留学生の規程の部分については、既に規程として定めております。
再質問 1番 中畠孝幸
それでは、規程として定めているということですので、先ほど局長からお話がありましたように私費留学生外国人特別入試はまだ行われていないということなのですけれども、留学生受け入れる方向であるということですので、ぜひともこのビジョン2026で書かれているような方向で、検討するということですので、検討進めていただいて留学生を受け入れていただきたいというふうに思います。それから、もう一つ、先ほど答弁の中で、私が質問した中で介護職員、名寄に介護人材がたくさん最近増えて外国人材がいるわけですけれども、私の質問の趣旨としては今現在いる介護職員を大学に受け入れて養成するというような意味ではなくて、そういう介護職に興味のある留学生を大学で養成して、それでできたら名寄に定着してもらって介護職に就いてもらうというような考えはどうかという意図だったのですけれども、その辺についてはいかがでしょうか。
答弁 市立大学事務局長 水間剛
私のほうの答弁の中では、外国から来た介護の人材ということで、その方については多分介護の技術を身につけるために本学に留学ということなのかなと思って答弁させていただきました。私どものほうの今の大学は、中畠議員も御承知のように社会福祉士の養成ということで、実際の介護の技術をすると令和7年3月12日(水曜日)第1回3月定例会・第4号いうよりは介護職の相談業務を行う社会福祉士の養成ということでやっておりますので、留学生ということになりますと、一部介護の技術について社会福祉のカリキュラムの中で学ぶこともありますけれども、実際的な部分の介護の技術の部分をメインにするカリキュラム編成になっていないということで、留学生の受入れということに対しては今の現状としては厳しいのですけれどもという答弁をさせていただいたところです。
再質問 1番 中畠孝幸
先ほど最初に申し上げましたように、中教審の答申でも積極的に留学生受入れを進めるようにという方向性が示されていますので、いろいろ障害はあるかと思いますけれども、それを克服して、せっかく保健福祉の関係の学部があるわけですから、もし今養成できないとすれば、外国人人材も養成できるような形で検討して地域のニーズを満たすような大学の構成にしていっていただきたいということを申し上げて、この件に関しては質問終わりたいと思います。それから、小項目の2ですけれども、先ほど申し上げた定員の見直し、学科編成が必要な時期ではないかということを申し上げたのですけれども、これは例えばPR方法を改善して学生、志願者を増やすとか、それから入試制度を見直しして学生を集めるとか、そういったことがいろいろ語られているのですけれども、そういうことでしのげるレベルの状態なのかということを申し上げたいと思います。先ほど局長からのお話の中でも定員の見直し、これは避けて通れない問題であると、各学科のカリキュラム点検して新たな魅力づくりについて検討するということをおっしゃいましたけれども、その新たな魅力づくりを今の4学科体制で検討する時期であるのかということを検討していただきたいということです。これは、本当に時期を逃すと、今年はやや一般入試で定員割れを起こしている学科もありますけれども、何とか志願者が集まっているというふうに言えると思うのですけれども、1年、2年たってもうどうしようもなくなるということもあり得ますので、ぜひ検討していただきたいということです。今申し上げている定員の削減というふうに考えますと、後ろ向きな後退のイメージがあるかもしれませんけれども、定員を削減するだけではなくて、削減した分を新たなこの地域にとって必要な学科を創設して、そこで吸収するということを行えば、マイナスではなくて逆に、今現在定員が190名、1学年ですけれども、それが200名であるとか210名になる、減らした分を新たな学科のほうに持っていくというようなことを考えれば、必ずそれをしなければいけないとは思いますけれども、ぜひそういった点で時宜を逃さずに進めていただきたいということを申し上げたいと思います。特にこれに関しては、答弁を求めません。それから次に、大項目の2、鉄道資源の有効活用についてですけれども、最初の小項目1、キマロキ保存展示ということですけれども、教育部長からのお話では開幕の餅まきであるとか、ミニSLの運行、それから写真コンテスト、グッズ作製ということ、それと清掃体験ということをおっしゃいましたけれども、これはぼろきれに油をつけてSLを磨くというような意味だと思いますけれども、そういったことを鉄道ファンの皆さんにしてもらうということで清掃体験、実際にキマロキに触れる体験ができるということで非常にいいアイデアではないかなと思います。それから、天文台の星まつりと関連させてというアイデアもあるということで、これから7月の実施に向けてキマロキ保存会の方々を中心にいろいろなアイデアが出てくると思いますけれども、私が思いますに非常に貴重な鉄道資源というふうに認識しておりますので、先ほども申し上げましたとおり全国からファン、あるいはファン以外の方にも名寄に集まってもらえるような、そういうことを念頭に置いて進めていただきたいと思います。その中で例えば廃線になった美幸線であるとか深名線であるとか、そういったところのツアーなども組み合わせて3日間で十分楽しんでもらえるようなプランを考えていただけるといいと思うのですけれども、そういった少し広域の、名寄のキマロキだけではなくて広域の鉄道資源を生かすという観点からどのように考えているかお伺いしたいと思います。よろしくお願いします。
答弁 教育部長 伊藤慈生
広域で連携したお祭りの開催ということで御提案をいただきましたけれども、キマロキの実施主体が保存会のほうでキマロキまつりをするというところで昨年から準備を進めてきております。その中で今のところなのですが、御提案のあった美幸線ですとか、そういったところとの連携というところの事業内容というふうにはなっておりませんが、今いただいた御意見を検討の今後参考にしてキマロキ保存会にも情報提供していきたいというふうに思っております。
再質問 1番 中畠孝幸
これからまだ7月まで時間もありますので、その間にいろいろ検討していただいて、できるだけ全国から来てもらって経済効果も上がると思いますので、そういったことを念頭にキマロキまつりの開催を進めていただきたいというふうに思います。それから、小項目の2ですけれども、サイクルトレイン実証運行に関してですけれども、まだあまり日程としては決まっていないということで、それからどの駅で積卸しとか、どの駅を利用できるかということもまだあまり決まっていないということなのでしょうか。
答弁 総合政策部長 石橋毅
お話のとおりで、まだ事業の詳細については設計はできておりませんで、今決まっている方向性としては団体列車として予約を受け付けて行うというところは何となく合意形成はできているところということで御理令和7年3月12日(水曜日)第1回3月定例会・第4号解いただければと思います。
再質問 1番 中畠孝幸
宗谷本線活性化推進協議会で進めているのかと思いますけれども、沿線自治体の数も多いですので、その辺意見の統一を見るのも難しいのかもしれませんけれども、まず団体列車としてということで、その後個人の利用ということも考えていらっしゃるということでしょうか。
答弁 総合政策部長 石橋毅
サイクルトレインという列車自体がやはり北海道ではほぼ実証実験等で行われていましたけれども、定期便としてはまだない状況で、全国的には先進地は幾つもあるのですけれども、まだサービスとして定着をしていない部分かなというふうに考えております。それから、先進地を見ますと、やはり雪のない地方等年間通して自転車が活用されている地域と半年は雪に閉ざされる地域と自転車に対する接し方というのも、文化も違うのかなと思っております。ただ、今回地元というよりは観光をターゲットとして事業設計しておりますので、我々としては夏のとてもすばらしい時期にサイクリストが鉄道をうまく活用しながら道北地域を巡っていただける、そんな新しいコンテンツづくりにもつながっていけばというふうに考えておりまして、そういった視点での今回実証実験となっておりますので、地元というのは醸成度を見ながらその先にまた展開していくものなのかなというふうに考えているところです。
再質問 1番 中畠孝幸
3月1日に宗谷本線活性化推進協議会の講演会がよろーなでありまして、そのときに国土交通省の元自転車活用推進本部の事務局次長でいらっしゃる金籠史彦氏の講演会、そのときに活性化推進協議会の皆さんも聞いていらっしゃったわけですけれども、非常に有益な講演会であったと私思いました。今まで考えていた令和7年3月12日(水曜日)第1回3月定例会・第4号ことと心配していたことが杞憂であったといいますか、大きな追加投資を必要としないということをまずおっしゃっていました。これは、何か車両を大きくお金をかけて改造しないといけないというわけではなくて、空いたスペースを利用してちょっと止めるところをつくるとか、スタンドをつけるだけでできるのだということをおっしゃっていました。それから、跨線橋があってエレベーター等が設置されていない、これは宗谷本線の駅どこでもそうですけれども、名寄駅を取っても跨線橋があってエレベーターありませんので、自転車どうするのかなということを私心配していたのですけれども、それもあらかじめ階段利用が必要であることを利用する人に情報提供すると、それから階段利用するのであれば簡易的なスロープをつけて押して上り下りできるようにすればいいというようなことをおっしゃっていましたので、これはサイクルトレインについて心配していたことが随分心配が氷解したといいますか、そういうことでぜひこれは何とか実施できないものかなということを考えさせられたものでした。それから、もう一つおっしゃっていたのは、インバウンド誘客の鍵になるということです。インバウンド、スキー、冬季のインバウンドのお客様方は、名寄でも少しずつ増えてきている状況にありますけれども、夏のそういったサイクリストというのは非常に全世界にいますので、それを取り込むのに非常にいいツールであるということをおっしゃっていたと思います。それで、海外ではスイス、ドイツ、オランダ、ポーランドなどの例で自転車を車両に持ち込むのが普通の状態であると、それで日本に来て日本ではどうして列車に自転車が持ち込めないのかということを何回も質問を受けたということを金籠さんおっしゃっていましたけれども、そういった意味でそういったサイクルツーリズムといいますか、サイクリングをする人をインバウンドで受け入れるという意味で非常に宗谷本線、特に天塩川に沿って北上していくような環境としても非常にいい状態にありますので、そういったことも考えてぜひ進めていただきたいと思いますけれども、団体ということになりますと、団体旅行だと例えば台湾からの団体旅行ということもあり得るかもしれませんけれども、なかなかインバウンドで来た方がすぐ乗ってみようかというような形にはならないかもしれませんので、そういったことも含めてぜひ拡大していってほしいと思いますけれども、その点についていかがでしょうか。
答弁 総合政策部長 石橋毅
まず、最初のほうにお話しいただいた例えば跨線橋であったりとか、設備の障壁といいましょうか、そういった部分についてはまさに講師の金籠先生のほうから事前にそういった周知があればトラブルというのは聞いたことがないといったお話もいただいたところで、我々も実証実験を行う前にそういった情報いただけて本当に一安心したというか、そういうものなのだというふうに感じたところであります。あと、スペースの話も出ておりまして、お金のかからないといったところで、私もそういうふうには捉えておりまして、ある意味金籠先生もおっしゃっていましたけれども、何か事故があったときには当然持ち込んだ方の責任の中でサービスを利用していただくというのが大前提という、そういうルールにしていかないとなかなか実現していかないのかなというふうに考えたところです。それから、インバウンドのお話もいただきました。本当に国道を中心にサイクルロードというか、道路に青色で線がというか、マークが描いてある道路も実はここ最近ちょっとあったりするわけでございまして、やはり自転車、サイクリストにしてみれば非常に魅力的なコースなのだろうというふうに考えております。近いところでいうと、やはり台湾という国は自転車大国でありまして、本当にサイクリストの多い国でありますので、そういった方たちから注目されるようなことになれば入り込みについても期待できますし、やはりここは実証実験でまず周知をさせていただいて、その後はこれはサービスだけを提供してもなかなか広がっていかないので、やはりそれを支えるソフトというか、イベントも含めて、そういったことにも展開していかなければ、これはなかなか定着していかないのかなというふうに考えているところですので、この後もしかすると観光担当のほうからもコメントがあるかと思いますので、よろしくお願いします。
答弁 産業振興室長 櫻田孝臣
観光のサイドということでの見解でございますけれども、なよろ観光まちづくり協会におきましてサイクルツーリズムということで北北海道サイクルツーリズムの連絡会議の上川地区の事務局を担ってございます。こちら旭川から稚内まで結ぶ北北海道ルート、こちらのサイクルツーリズムを推進するような取組が行われております。実績でいうと、今現在もよろーなでレンタサイクルを行っておりまして、こちらの件数でいくと令和6年度は295件の貸出しがあったり、カヌーと組み合わせたレンタサイクル、こちらの事業も行われておりまして、そういうサイクルツーリズムの動きというのはまちづくり協会さん推進してございます。インバウンドでいくと、先ほど石橋部長からも出ましたけれども、冬のスキー観光ですとか、スノーモービルツアーですとかありますけれども、夏についてはなかなかそういったところが魅力的でありますので、こういったところも含めてこれから推進していきたいと考えてございます。以上です。
再質問 1番 中畠孝幸
おっしゃるとおり、台湾で非常に大きなメーカーもありますし、自転車、サイクリングが盛んな場所が近くにあるわけですので、そこから北海道の気候のいいときにたくさんのインバウンドの方来ていただくということを考えていただければと思います。令和7年3月12日(水曜日)第1回3月定例会・第4号それで、もう終わりにしたいと思いますけれども、国が出している第2次自転車活用推進計画の中でサイクルトレインについて触れられているところがありますので、読みたいと思いますけれども、「官民が連携した走行環境の整備や、サイクルトレインの拡大等によるサイクリストの受入環境の整備等により、ナショナルサイクルルートをはじめとする世界に誇るサイクリング環境を創出するとともに、国内外へのPR等を行い、サイクルツーリズムを推進する」というふうにうたわれていますので、この世界に誇るサイクリング環境というのはやはり宗谷本線沿線、本当に世界に誇ることができる環境にあると思いますので、ぜひ進めていただきたいと思います。以上で質問終わります。