名寄市議会 令和7年第3回定例会 2025年9月8日
国際化社会にかかわって
2025年9月8日、名寄市議会の一般質問で、今村芳彦議員が「国際化社会にかかわって」について質問し、産業振興室長 櫻田孝臣、建設水道部長 東聡男、市長 加藤剛士が答弁しました。
- 質問者
- 今村芳彦 議員
- 答弁者
- 産業振興室長 櫻田孝臣、建設水道部長 東聡男、市長 加藤剛士
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 今村芳彦
議長より御指名をいただきましたので、通告に従い発言いたします。小項目の1、外国人観光客の状況についてお伺いいたします。世界的に猛威を振るったコロナウイルスにおける感染症が平時のものとなりました。これに伴い観光客数の増加が顕著であり、日本政府観光局の発表によりますと、本年6月の訪日外客数は推計で337万7,800人となり、6月としては過去最高を記録とあります。また、上半期の累計でも2,000万人を超え、過去最速ペースであるとのことでした。本市においても、JR名寄駅をはじめとした交通拠点やピヤシリスキー場にて外国人観光客を目にする機会が増えていると感じております。国が2023年3月に制定しました第4次観光立国推進基本計画では、持続可能な観光、消費額拡大、地方誘客促進の3本柱が示されるとともに、政府による旅行消費額、地方部宿泊数等に関する新たな目標が掲げられているほか、本市においても第2次名寄市観光振興計画が策定され、社会の変革を的確に捉え、魅力ある資源を生かし、観光に関わる関係者が連携、協働することで経済活性化を図ることが重要であると述べられております。現在の本市における観光客の動向のうち、外国人観光客の入れ込み状況や目的とする観光資源などの状況をどのように捉え、施策に反映されておられるのかお知らせをください。小項目の2点目、海外資本の流入についてお伺いいたします。道内の著名な観光地でもある羊蹄山やニセコ、トマムなどでは外国資本による宿泊、レジャー施設の開発が進み、外国人観光客の誘致に大いに貢献されました。この結果、スポット的に地価の上昇や物価の高騰など経済の好循環が発生しております。その一方、北海道は海外資本等による森林取得状況を発表しており、令和5年12月末時点での海外資本等における森林の取得面積は271のものに3,528ヘクタールとなっており、少なくない面積が海外資本によって取得されているほか、取得後の開発に伴うトラブルが報道されるなど、今後問題が表面化するケースが考えられます。本市における海外資本等による不動産の取得の状況についてお知らせをください。以上、壇上からの質問とさせていただきます。
答弁 産業振興室長 櫻田孝臣
今村議員から大項目で1点御質問いただきました。大項目1の小項目1は私から、小項目2は建設水道部長からの答弁となりますので、よろしくお願いいたします。初めに、大項目1、国際化社会に関わって、小項目1、外国人観光客の状況についてお答えいたします。本市における外国人観光客の入り込み状況につきましては、令和元年度2,160人泊をピークに推移しておりましたが、新型コロナウイルス感染症の蔓延に伴い、令和2年度以降完全に滞ってしまいました。コロナ終息後、現状の推移としましては令和5年度1,043人泊、令和6年度1,421人泊と回復傾向にあります。外国人観光客の国別は、コロナ禍前後とも台湾からの来訪が最も多くなっておりますが、昨年度はオーストラリアやアメリカ、イギリスなどからの観光客も増加しております。この結果は、ピヤシリスキー場でのスキー、スノーボード利用客の増加と分析しており、その増加の要因の一つとしてスキー場の森林地帯を滑走するツリーランのインバウンド利用であり、令和4年度26人、令和5年度138人、昨年度は226人と認知度の向上に伴い増加しております。また、なよろ観光まちづくり協会が主催で行っているピヤシリ山頂へのスノーモービルツアーにおいても、アジア圏の方々を中心に昨年度利用が22人、夏のひまわり畑にも令和7年9月8日(月曜日)第3回9月定例会・第2号香港、台湾からの団体バスツアーや天塩川、名寄川でのフライフィッシングにも昨年度11人の外国人観光客が訪れるなど、本市の地域資源である大自然を活用した体験観光へのインバウンドは増加傾向にあります。引き続き地域おこし協力隊制度を活用し、プレーヤーとなるアウトドアガイドやフィッシングガイドの育成、観光振興支援員による情報発信、なよろ観光まちづくり協会をはじめとする関係団体と連携し、観光振興計画等の施策に反映させてまいりたいと考えております。以上、私からの答弁とさせていただきます。
答弁 建設水道部長 東聡男
私からは、小項目2、海外資本の流入についてお答えいたします。全国にわたる一般的な不動産の取得や土地利用については、主に国土利用計画法に基づく届出が必要になります。この届出が必要になるのは、土地売買などで都市計画区域内で5,000平方メートル以上、都市計画区域外では1万平方メートル以上の面積の取引を行ったときには契約締結後2週間以内に都道府県知事へ届出をする義務があり、これは日本人同士の取引だけではなく、海外資本との取引も対象になります。この届出は窓口となっている本市から北海道知事に送付され、そこで届出の内容を確認、審査がなされ、必要に応じて届出内容の統計的な整理や助言、勧告を行っています。また、届出基準以下の不動産登記や商業登記に関する情報については、法務局において登記情報として管理していますが、土地取引の情報を直接公表することはありませんので、本市が独自で不動産取得状況を把握することは困難となっております。本市といたしましては、国や関係機関からの関係各法に基づく情報提供があった際には適切に対応してまいりますとともに、不動産取引の動向については必要に応じて関係機関と連携し、注視をしてまいりたいと考えております。私からは以上です。
再質問 6番 今村芳彦
それでは、順次再質問させていただきます。今動向含めて状況についてお知らせをいただきました。2019年でしたか、ピークを迎えて、その後千四十数人と。その後1,400人台と回復はしてきたという部分ではあるのですけれども、これは把握されている部分だということだと思いますので、潜在的にはまだいるのかなというようにも感じております。ここの昨今の海外インバウンドの状況見ておりますと、本当にお金の落ちる自治体にはしっかりとお金を落としているという状況がありますので、ぜひ名寄市としても外国人の観光客をいかに迎え入れるのかといった点をまた注力していただきたいなというふうにも私も思ってはおります。ですが、外国の観光客が急増するといったところ、先ほどもお話がありましたが、名寄市内では台湾からの観光客が多いということの状況でありましたけれども、国の資料によっても台湾、韓国、中国、香港といった東アジアに次いで東南アジア、その次に欧米、オーストラリアといったような国から続くといったような傾向にあるというところであります。結構リピーターの方も多いというふうに私は話を聞いておりまして、ちょっと面白い資料があったので、紹介をさせてもらいますけれども、アジア系の旅行者の旅行支出では1回目に来たときよりも2回目のほうが支出が多くなる傾向にあるそうです。何かお買物の状況だというふうに考えております。続いて、欧米あるいはオーストラリアからの方々は、2回目のほうが逆に支出が少なくなる傾向にあります。恐らく観光の目的としているものが商品の購入ではなく、体験ですとか先ほどのスキーのツアーのような部分、これ長期間、長い期間にわたって楽しみたいといったような目的の違いからこういう数字の差が出てきているのかなというふうにも感じます。ひとえに外国からの観光客といってもその目的がそれぞれ違うことから、また出身地によっても習慣が違うことから、トラブルにもなりかねない部分があるものというように考えておりました。トラブルの対応についても独立行政法人国民生活センターさんが公表しておりますけれども、例えば居酒屋のお通しが頼んでいないのに来たというトラブルがあるといった部分ですとか、あと商習慣の違いからというところもあるように感じております。こういう状況を分かっている、こういう情報があるということはもう既に実例があるわけですから、この点やっぱり名寄市内のこういうお店ですか、そういうところにも対応を求めていってもしかるべきではないかなと思います。ただ、言語の壁というのがありますので、まず前段として外国語を通訳できる方というのもやはり名寄市内に何名かいらっしゃって、活動を一緒に支えていただけるものというように思っております。外国語の通訳者の状況について把握できている部分がありましたら、お知らせをいただきたいと思います。
答弁 産業振興室長 櫻田孝臣
外国語の通訳の状況ということで、こちらで把握している部分としましては、なよろ観光まちづくり協会、こちらのほうでは英語対応可能の職員を配置しております。常駐でなくとも何らかの方法で英語対応が可能、地域の案内の提供が可能という日本政府観光局が定める外国人観光案内所制度のカテゴリー1、こちらの認定を受けているというような状況にあります。また、市内宿泊施設におきましては英語対応が可能な職員を配置している施設もございますが、翻訳機ですとかアプリ、そういったことで対応しているというようなこともお聞きしておりまして、宿泊施設によって対応が様々というようなことでございます。以上です。
再質問 6番 今村芳彦
通訳者がゼロではないということではありますけれども、当然宿泊施設ですとか観光地の近くにそういう外国語の話者の方がいらっしゃるというのは一つ強みにもなってくると思います。この市内にも観光スポットという、先ほどもありましたスキー場ですとかひまわり畑といった点も案内がありますけれども、当然国内の旅行客もそれを参考にして現地まで行くわけですが、観光スポットですとか経路等の英語表記も併せて行っていくべきだというように思っておりまして、現在も道路の標識等には書かれていると思いますが、この辺の対応状況についてお知らせいただける部分、よろしくお願いします。
答弁 産業振興室長 櫻田孝臣
市内の観光スポット、もしくは経路の英語表記ということでございますけれども、まず先ほどお話に出たピヤシリスキー場、こちらにつきましてはスキーレストランには写真入りの英語のメニューを表記してございます。また、市内天文台では一部の展示物に館内のWi―Fiとスマホを利用した英語、台湾語での表記、それから北国博物館では無料リーフレットの英語版を作成するなど対応しております。また、お立ち寄りいただいているかと思いますけれども、道の駅においても商品説明に英語、それから中国語、ハングルの表記を行うとともに、非常ベル等にも英語表記を行っているというような状況です。宿泊施設におきましても館内の案内標識に英語表記を加えるなどの対応をしているというところもありますが、こちら含めて市内の統一した対応にはまだなっていないかなと認識してございます。同様に飲食店におきましても一体的な取組というのがちょっとまだ行われていないかなという印象でございまして、観光協会中心に旅館業組合、それから料飲店連合会と連携して、今後のインバウンド対応について協議を行っていく必要があると考えております。先ほども御質問ありましたけれども、観光客だけでなく、外国人の働き手ということで活用のお話ありましたけれども、一昨年よりも今年に関してこの名寄管内で働く外国人の方が増えてきているというようなことは間令和7年9月8日(月曜日)第3回9月定例会・第2号違いないので、先ほど東川議員の質問にもございましたけれども、来られる方の外国表記というのですか、こういった部分も検討していかないとならないかなと考えております。以上です。
再質問 6番 今村芳彦
先ほどの午前中の東川議員とのやり取りもあったように、今後外国の方が名寄市に訪れる機会も増えてくるというように私も想像しております。今のお話がいただけましたレストランでの英語のメニューですとか、あるいは無料のリーフレットを準備するといった点もそれぞれ該当する施設が努力をされていることだと思いますけれども、これ大きな流れの中で全庁的に補助メニュー等を使いながらそこに向けて取り組んでいくことも一つの考え方かなと思いますが、現状そういう補助メニューがあるのか、また使っておられるのかといった点について確認をさせてください。
答弁 産業振興室長 櫻田孝臣
補助メニューということで英語表記ですとか、そういった部分では設けてございませんけれども、観光協会さんのほうに補助金、負担金等の中に今年度観光パンフレットありますけれども、そちらを英語表記にするようなことで計画されておりますので、そういったところで行政としての支援を考えております。
再質問 6番 今村芳彦
行政としてなかなか財政厳しいと言われている状況の中ですので、ぜひそういう物理的なといいましょうか、失礼しました。実際のお金を伴う補助以外にも支援できる部分がありましたら、これ調査研究していただきたいなと思います。続いて、外国の方が先ほどから増えるという部分でお話をしていましたが、地域が違いますと当然宗教も違ってくるわけでございまして、外国の方が来たときに礼拝所等大きな公共施設、例えば令和7年9月8日(月曜日)第3回9月定例会・第2号空港等でしたら専用の施設あるのかもしれませんが、こういう礼拝所等への配慮について本市としてどのように考えていらっしゃるのかお知らせいただきたいと思います。
答弁 産業振興室長 櫻田孝臣
礼拝所、こちら対応ということでは、ちょっとこちらの部分では把握していない状況でありますが、観光で来られる、もしくは別な目的で名寄の市内を訪れる方については、そういったいっときの状況を空いたスペースを使っていただくですとか、そういったことで対応しているということは施設のほうでもお聞きしております。
再質問 6番 今村芳彦
承知をいたしました。当然全ての宗教に対応なんていうことは全く絶対できませんので、そこについては配慮をするのだという意思の表明で十分かなというように私は考えておりますので、これついては承知をさせていただきました。礼拝所等への配慮と今私が言いましたが、これ我々がふだん信仰している寺社仏閣についても同様に考えられることだと思います。ちょっと実例を出すのはよくないのかもしれませんが、鹿が有名な公園でちょっと外国人の方がといったような状況も発生しました。外国の方にこういう礼拝所等ではやはりちょっと控えてくださいよといったような、市民の生活の場ですから、あそこは、観光地とはいえ。そういうプライバシーへの配慮ですとか、市民生活への配慮といった状況についてどのように考えていらっしゃるのかお知らせをいただきたいと思います。
答弁 産業振興室長 櫻田孝臣
これまでほかの自治体ですとか、そういった取組での報道ですとかというのは把握しているところもありますけれども、こちら名寄の、私どものほうに関して言うと、外国人観光客に関する苦情、それからオーバーツーリズムに関する問合せなどについては現時点での情報というのはこちらのほうには入ってございません。プライバシーへの配慮ということでいきますと、これから特に冬のスキーですとかスノーボードですとか、そういったところで冬期にインバウンドの増加傾向がまた来年も増えるだろうという中で、新たな問題というのが発生してくるのではないかと考えております。一つに想定しているのは、全国的にも問題となっているスキー場のコース外滑走というのが昨年も道内の各地で報道されたと思いますけれども、ピヤシリスキー場においてもそういったことが想定されるかなと思っております。先進事例というのを参考にしながら、現在独自のルール策定というのを進めていこうと思っております。インバウンドの受入れ対応策については、こういった他自治体で生じた部分を情報収集しながら観光協会、それから関連団体と連携して、対応していきたいと思っております。
再質問 6番 今村芳彦
なかなか、例えばスキー場のコース外を滑走するといったことも恐らく北米辺りでは当たり前のことだと思うのです。スキーはこういう楽しみ方なのだというのを日本に来てやってしまうから、我々日本人としてちょっといかがなものかという反応になってしまうということでありますので、この辺も、関係機関ということでありますので、国なり北海道なりといったところとも連携を取りながらぜひ進めていただきたいと思います。市内で外国人の観光客の方をよく見るようになったわというのは、やっぱり住んでいる方々がそれぞれこの人たち何しに来たのだろうという一つ不安があるのだと思います。それを払拭しながら観光振興策を取っていかなければ、なかなかインバウンドで成功するといいましょうか、インバウンド観光客自体を伸ばしていくことというのは難しいのかなというふうに考えておりますので、この辺ぜひ推進をしていただきたいと思います。壇上でもちょっと申し上げましたが、名寄市にも観光振興計画(第2次)ということでありまして、この計画、コロナの状況の中での策定だったと記憶をしております。長期展望を描くことが難しいという理由で5か年になったのかなというふうに考えていまして、来年2026年が最終年度ということになります。現在の評価ですとか新しい計画の策定に向けた取組状況、どのようになるのか、見通しみたいなものがありましたらお知らせをいただきたいと思います。
答弁 産業振興室長 櫻田孝臣
この観光振興計画ですけれども、おっしゃるように来年度までということで、前計画となる平成28年度の計画策定の際に経済効果の大きいインバウンドの受入れ態勢の整備と、それから宿泊延べ数を目標に加えておりました。現計画では新型コロナ禍ということもありまして、ピヤシリスキー場におけるスノーボード上級者、それからインバウンド向けのコンテンツの整備という目標にとどまっているというような内容であります。令和7年度までの計画期間、今年度、なっておりますので、来年度中の次期計画の策定作業を予定しておりまして、策定委員会からの御意見、それから御提言をいただきながらになりますけれども、インバウンドの受入れの強化、こちら検討はまず必要だなと認識しておりますので、次期計画にこういったデータ、それから要望ですとか、そういった情報を含めて策定委員さんと共に反映させていきたいと考えております。
再質問 6番 今村芳彦
インバウンドに限らず観光客を増やしていくというのは、観光に来られた方というのは今ただ自分が観光で楽しむだけではなく、SNS等での発信も含めて楽しむ観光客の姿というのは非常に一般化していると思います。その中でもし万が一悪い評価といいましょうか、平たく言えば炎上案件みたいなことがあってしまいますと、観光地自体知名度は上がるかもしれま令和7年9月8日(月曜日)第3回9月定例会・第2号せんが、継続性が難しくなることもあり得ると思います。新しい計画に向けて各団体と協議しながら進めていくという言葉でありましたので、ぜひそのように取り計らっていただければと思います。そして、最後に要望になってしまうのですけれども、国のほうの施策、先ほどの国のほうでもありました観光立国推進基本計画、これもちょうど改定の時期だということで、今基本の策定が進んでいるという報道があったと思いますが、この中で日本版のDMO、観光地域づくり法人を形成することが急務であるという言い方をしております。北海道においても北海道全体で1つ広域の法人があるほか、上川管内ですと大雪カムイミンタラDMO、またふらの観光協会、そして北海道、道北で見ると稚内の観光協会といったところが地域連携でこういう法人を形成して、1つの自治体の枠にとどまらずに観光の振興を行っているという状況だと思います。これぜひ名寄市も名寄を中心とした観光の在り方を模索しながらDMOを目指してはいかがかなというように考えております。このDMO、国の事業、地域観光魅力向上事業とかの受皿にもなり得る団体だというふうに思いますので、この辺目指してはいかがかなという要望でもあるのですけれども、これについて見解がもしありましたらお聞かせをいただきたいと思います。いかがでしょうか。
答弁 産業振興室長 櫻田孝臣
この近郊でもおっしゃるとおり旭川、稚内と富良野も含めてそういったDMO策定組織を行って、様々な振興策に努めているということで、年に1度そういう集まる機会がありまして、そういう情報交換の機会に参加もちょっとさせていただいております。取組状況と、それからこちらの現状と踏まえて、観光協会さん中心になるかもしれませんけれども、今後そういう組織に向けて研究をしていきたいなと考えております。
再質問 6番 今村芳彦
ぜひよろしくお願いします。それでは、続きまして小項目の2番目、不動産の取得の状況については、法律にのっとって土地の売買が一定程度の面積以上あれば北海道に報告する義務があると。その窓口になっているという報告でありました。国の方策といいましょうか、そういうものだと言われればそれまでにはなってしまうのですけれども、やはり報道がこれちょっと先行して、過熱している部分もあるのかなと思いますけれども、不当に開発が行われているという話もあるかのように聞こえてしまいます。この状況は、私個人としては非常に不安視をしているのですけれども、不動産の取得に関して、ちょっと古い資料で申し訳ありません。平成28年の国土交通省では、不動産市場の国際化に向けた環境整備というものが取組としてあるようです。これ令和7年の今日におきましても同様に国において環境整備整えているのか、また北海道も同様の動きがされているのかといった点確認をさせてください。
答弁 建設水道部長 東聡男
今議員の御質問にございましたとおり、国交省のほうでは平成28年に不動産市場の国際化に向けた環境整備の資料を公表している。こちら海外資本の導入を進めたいという国の意向でのほうの整備だったのですけれども、これ以降につきましてもこの方針によりまして市場の透明性の向上ですとか情報発信の強化、取引コストの制限などの方向性というのが示されてきています。この後も昨今では不動産取引における国際対応の円滑化に対する検討会というものを設置をしまして、外国人事業への対応ですとかトラブルの未然防止に向け、事業者向けのマニュアルの整備、多言語対応の整備を進める枠組み、またオンラインの取引、電子化の環境も整備もされてきているようでございます。すみません。このような国の状況に即しました北海道の状況についてというのは、ちょっと私どものほうでは掌握をしてございません。以上です。
再質問 6番 今村芳彦
国のほうではそういう状況を進めるといった前提での取組だというふうなお話がありました。もしこれ取得が進んであった場合に近隣の方への周知というものは講じるべきだと私は思うのですけれども、この辺は手段として考えておられるのでしょうか。
答弁 建設水道部長 東聡男
今取得があった場合の近隣への、要は市民なり地域の人への周知ということかと思いますけれども、こちら先ほども申し上げましたが、国土利用計画法による届出は本市が窓口になっているということから、届出の内容を把握するということは実は可能なのですけれども、誰がどこの土地を何の目的で、また幾らで取得をしたかのような個別の届出内容につきましては個人情報にもなりますし、また企業間の取引情報にも当たるため、公表することはできないということになってございます。また、これらの情報、市町村から北海道に申請された届出内容、個別の届出内容については周知は多分していないと思うのです。大体どのぐらいの件数、どのぐらいの面積ということは出されていますけれども、そのような公表もちょっとしていないという状況になっているかと思います。
再質問 6番 今村芳彦
窓口だというところで承知をさせていただきました。なかなか外国の方に不動産を買ってくれというのは、非常に難しいことだというように私は感じます。国内の法律、例えば相続の場面ですとか、多くのこれから課題が出てくるのではなかろうかなというふうに感じておりますし、特に名寄には名寄駐屯地もあります。これは重要地点の……すみません。ちょっと名前を度忘れしましたが、周囲1,000メートルを区切って土地の売買を禁じる法律もある中でのこういう取得がされても我々市民はなかなか分からないという状況というのも不安が出る場合もあるように感じております。最後に、申し訳ありませんが、加藤市長のほうにこういう状況を踏まえ、外国の資本による土地の取得をどのようにお考えになっているのかお聞かせをいただきまして、一般質問を終わらせていただきたいと思います。
答弁 市長 加藤剛士
先ほど来の東部長からも答弁をさせていただいていますけれども、現在の日本の法律においては外国人による土地の取引の規制をするということはできないということでございます。一方で、今少しお話ありましたけれども、いわゆる駐屯地の周辺でありますとか原子力発電所のそばの半径1キロでしたっけ、重要土地等調査法といったことで調査の権限、あるいは著しくその行為が悪質等であれば中止勧告等の命令ができるという法律も整備されてきておりまして、近年国会のほうでもそれぞれの党で外国人に対しての土地取引の規制を強化をしようという法案の提出等の動きがなされているというふうにも承知をしています。いずれにいたしましても、こうした国の動きをしっかりと注視をしていきたいというふうに思います。加えて、先般も9月の議会で釧路のほうでメガソーラーの案件に関してこうした開発の行為に関する事例の許可でありますとか、特に海外資本による開発が盛んであるニセコ、軽井沢、こうしたところでいわゆる独自の条例を持って、そうしたことに対しての一定の規制というか、制限を設けているという事案もあるというふうに承知をしていますので、こうしたそれぞれの自治体の動きを注視をしながら、名寄市の中で一番まちづくりに阻害をされるという開発行為そのものがやっぱり問題だということでありますので、こうした動きをしっかりと勉強、調査をしながら、名寄市に合ったまちづくりの中で何ができるのかということ令和7年9月8日(月曜日)第3回9月定例会・第2号を今後模索、研究してまいりたいというふうに考えております。