名寄市議会 令和3年第2回定例会 2021年6月17日
(1)農業について/(2)観光について
2021年6月17日、名寄市議会の一般質問で、清水一夫議員が「農業について」「観光について」について質問し、経済部長 臼田進、産業振興室長 田畑次郎、総合政策部長 石橋毅が答弁しました。
- 質問者
- 清水一夫 議員
- 答弁者
- 経済部長 臼田進、産業振興室長 田畑次郎、総合政策部長 石橋毅
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 9番 清水一夫
議長から御指名をいただきましたので、通告順に従い、大項目2点にわたって質問させていただきます。大項目1、農業について。本市の令和2年度の農産物の販売取扱高は、JA道北なよろの報告によりますと95億8,300万円と過去最高の取扱い実績でありました。昨年は天候に恵まれ、また自然災害による大きな被害がありませんでしたが、新型コロナウイルスの感染症による外国人技能実習生の受入れが不可能になるなど労働力の確保に苦労されましたが、振興局、市役所、北電、日甜士別などの職員さんの協力応援があったとお聞きし、まさに行政、JAをはじめ関係諸団体と農業生産者の三位一体の成果であるとともに、またいかにして本市の気象条件に合った作物、そして売れるものを生産し、いかにして石高を上げるか、このことは畜産業でも同じであります。農業生産者の長年培った技能及び研さん、努力とJA道北なよろの農業戦略、併せて名寄市農業振興センターの研究と情報収集、情報提供などの成果でもあります。私は、ここに敬意を表する次第であります。ここで小項目3点についてお伺いします。小項目1、第2次名寄市農業・農村振興計画の見直しについてであります。第2次名寄市農業・農村振興計画は平成29年に策定され、今年が5年目となります。まず、国は平成12年、17年、22年、平成27年とおおむね5年ごとに食料・農業・農村基本計画の見直しを実施し、令和2年3月に食料・農業・農村基本計画を策定しました。今後の10年程度の先までの施策の方向性と農政の中期的ビジョンを示しています。北海道も本年3月に第6期北海道農業・農村振興推進計画を策定し、計画期間は令和3年度から令和7年度までの5年間であります。そこで、第2次名寄市農業・農村振興計画は、先ほど述べましたが、平成29年度に策定し、その計画の性格、位置づけは名寄市の農業、農村の目指す方向性を示すものであり、市の農業の中長期的な指針、農業者、農業関係機関、団体が果たす役割や目標を示しております。また、名寄市総合計画並びにJA道北なよろが策定する農業振興計画との整合性を図っており、計画の構成と計画期間は平成29年度から令和8年度までの10年間とし、社会情勢の変化などに適切に対応するため5年後に中間的な総括を行い、必要に見直しをするとうたっています。また、JA道北なよろ第4次地域農業振興計画、第4次中期経営計画は2年後に見直しをすると伺っています。このことを踏まえて、第2次名寄市農業・農村振興計画の見直しは行うのかどうか。また、行うに当たり今後名寄市の農業の目指す方向性はど令和3年6月17日(木曜日)第2回6月定例会・第3号のようにお考えかをお伺いします。小項目2、有機農業についてお伺いします。その背景には、国際的な地球環境問題や持続可能な開発目標の動きがあります。EUは目標年を2030年に制定し、農薬の使用量50%の削減、食品廃棄物1人50%の削減、肥料の使用を少なくとも20%の削減、有機農業の農地は少なくても25%に到達を目標に設定しています。米国は2050年までに農業生産量40%の増加、2030年までに食品廃棄物1人50%の削減、土壌の健全性と農業における炭素貯留の強化を目標に設定しています。そこで、日本は食料や農林水産業の生産力を上げることと環境負荷を軽減することで持続性を高めることの両立を目指したみどりの食料システム戦略として、2050年までに化学農薬使用料50%の低減、これは2030年頃までにドローンによるピンポイントの農薬散布や無人草払い機などによる除草を開発、化学肥料使用量30%の低減では2030年頃までに耕畜連携や土壌診断による適切な量の堆肥の施肥、有機農業の取組面積を25%に、100万ヘクタールに拡大、その有機農業の普及に向けて2040年頃から主要病害に対する抵抗性を持つ品種の育成を挙げています。ここで有機農業の問題点について、化学肥料使用減に伴う作物の生育等の遅れに伴う収穫量の減、化学農薬使用減に伴う病害虫発生に伴う収穫量の減、除草等の作業量の増加、また価格と消費のアンバランスがあります。本市では、本年度化成肥料や農薬の5割低減を図る環境保全効果の高い営農活動への支援に環境保全型農業直接支払交付事業費を計上しています。ここで2点お伺いします。1点目、環境保全型農業直接支払交付事業の営農戸数、耕作作物及び耕作面積と全耕作面積の何%か。2点目、近い将来の有機農業を見据えて、この環境保全型農業直接支払交付事業の調査研究は行うのかどうか。また、名寄市農業振興センターで令和3年6月17日(木曜日)第2回6月定例会・第3号の研究のお考えをお伺いします。小項目3、農地の集積、集約について。名寄、風連の合併当時、平成17年度の販売農家の戸数は970戸でありました。第2次名寄市農業・農村振興計画では就農年齢を75歳までと想定して、令和8年には437戸と推移し、合併当時から半数以上の離農を予測しています。また、JA道北なよろ中期経営計画では正組合戸数、令和2年度は521戸であり、中期計画で502戸、修正計画で495戸となっています。このことを踏まえて、離農に伴う遊休農地及び耕作放棄地の発生を未然に防止し、課題解決の方策として行政が中心となり、農地集積、集約が必要であります。具体的な取組、人・農地プランの進捗状況についてお伺いします。大項目2、観光について、小項目1、観光振興計画の策定について。コロナで観光、宿泊、飲食業は大打撃を受けました。このような中、コロナの終息を見据えての準備、備えが大事であり、次期観光振興計画にはウィズコロナとその対応策を計画の中に反映すべきと思っております。本年度観光振興施策で地方創生総合戦略に沿ったスポーツツーリズムや観光消費が地域経済の活性化に寄与する観光戦略策定に予算を計上しております。このことは先日地方創生推進交付金効果検証調書の報告を受けましたが、名寄市観光振興計画の目標2、いつでも名(ひと)が寄ってみたいまち・名寄の戦略9、スポーツツーリズムの推進でもあると理解しております。現在の名寄市観光振興計画は平成24年3月に施行し、平成29年3月に改定しています。その目的は人口減少に伴う経済基盤の弱体化が予想され、都市機能を維持し、持続的な経済活動を支える上で地域資源を活用した観光をはじめとする各種振興施策等による交流人口の拡大と高い付加価値、ブランドの開発であるとうたっています。私も全く同感であります。そこで、次期名寄市観光振興計画の策定に当たり2点についてお伺いします。1点目は、平成29年度にスタートした名寄市総合計画(第2次)基本計画に基づいて見直しは平成28年度に行い、4つの目標を掲げ、8つの重点施策を定めています。このことについての検証。2点目、行政の役割として観光、交流振興に係るバックアップを担当する専門部課を配置し、庁内関係各部課との横断的な連携はもとより、北海道をはじめ関係市町村や関係機関、民間及び市民との協議、調整を図りながらソフトを重視したまちづくり型の観光を推進し、地域や民間における創意工夫や活力を引き出すために民間の力が存分に発揮できるプロモーションシステムの構築を図り、また市外に発信する情報収集、調査研究を進め、求められるプロモーションセンスを養い、ニーズに対応したサービスの提供を支援するため観光協会など観光団体との情報共有に努めるとともに、波及効果の大きいアイデアの発掘に努めるとうたっておりますが、このことについての検証は。以上の検証を踏まえて、行政として次期名寄市観光振興計画にどのように反映させるかお伺いします。以上で壇上からの質問を終わります。
答弁 経済部長 臼田進(経済部長は2022年3月まで)
ただいま清水議員からは大項目で2点御質問いただきました。大項目の1につきましては私のほうから、大項目の2につきましては産業振興室長からそれぞれ答弁をさせていただきます。よろしくお願いいたします。それでは、大項目の1、農業について、初めに小項目の1、第2次名寄市農業・農村振興計画の見直しについて申し上げます。第2次名寄市農業・農村振興計画につきましては本市の農業、農村が目指す方向性や実現するための施策などを示すなど本市農業の中長期的な指針として、また名寄市総合計画の実施計画として位置づけ、策定したものでございます。振興計画の構成につきましては、将来の方向性や考え方を示す基本計画と基本計画を実現するための具体的な施策を示す実施計画から成り、基本計画の期間は10年間とし、社会情勢の変化などに適切に対応するため策定から5年後の令和4年度に中間検証を行い、必要に応じて見直しを行う予定としてございます。また、実施計画につきましては前期計画を6年、後期計画を4年とし、社会情勢の変化や総合計画との整合性を図るため必要な見直しを行うこととしており、次年度基本計画の中間検証に併せまして後期計画の策定作業を進めることとなります。振興計画の検証及び見直しの方法につきましては今後の検討となりますが、振興計画の位置づけ、目的、内容などを踏まえますと、農業に関係する団体、生産者、青年、女性などはもとより、他の経済団体や消費者など幅広く意見を伺う必要があると考えており、また国や北海道の農業、農村に係る計画をはじめ地元JAの振興計画などとの整合性も十分考慮しなければならないと考えております。また、農業・農村振興計画の着実な推進が基幹産業である農業の持続的発展につながるものと考えており、振興計画の見直しに当たりましては十分な検証と検討を通じまして、実効性ある計画としてまいります。次に、小項目の2、有機農業について申し上げます。有機農業とは、有機農業の推進に関する法律におきまして化学的に合成された肥料及び農薬を使用しない並びに遺伝子組換え技術を利用しないことを基本としまして、農業生産に由来する環境への負荷をできる限り低減した農業生産の方法を用いて行われる農業と定義をされております。また、議員が言われました化学肥料と化学農薬の低減及び有機農業の拡大に係る目標につきましては、国が本年5月に政策方針として策定をしましたみどりの食料システム戦略で示されており、中長期的な視点から環境負荷の低減を推進するため2050年までに目指す姿を取りまとめたもので、化学農薬使用量の50%低減、化学肥料使用量の30%低減、有機農業の取組面積の割合を25%、令和3年6月17日(木曜日)第2回6月定例会・第3号面積で100万ヘクタールに拡大することなどを目指すとともに、それに必要な革新的な技術、生産体系の開発などの戦略的な取組方向を併せて打ち出したものでございます。有機農業の現状についてでありますが、有機農業に取り組む農家の割合は全国で0.3%、北海道では0.8%、本市におきましても広がっていないのが現状で、経営リスクへの懸念などが要因として考えられます。しかしながら、環境に配慮した取組といたしましては土づくりを基本に化学肥料や化学農薬の使用料を最小限にとどめるYES!cleanや持続性の高い農業生産方式の導入計画を作物ごとに策定をしますエコファーマーなどの取組が行われてございます。御質問のありました環境保全型農業直接支払交付金事業につきましても、これら環境に配慮した取組の一つでございます。本市における昨年度の実績では、12戸の農業者がソバの栽培で約528ヘクタール、2戸の農業者がスイートコーン、カボチャ、バレイショ、小豆の栽培で約6ヘクタール取り組まれておりまして、これはソバ全体の耕作面積の約6割、市内耕作面積全体では約6%となってございます。次に、環境保全型農業直接支払交付金事業の調査研究についてでございますが、本制度につきましては既に確立された技術を組み合わせるものであり、生産者への周知も進んでいますことから、JAの振興作物などとの整合性や経営リスクなどを考慮し、生産者の判断を基本に進められるべき段階にあるものと考えてございます。また、農業振興センターにおける研究についてでございますが、農業振興センターの機能、役割につきましては国、北海道やメーカーなどで開発、改良された技術や生産体系などを実証し、地域に適したものを生産者の皆さんに普及、定着させることであると考えておりますことから、今後国により開発が進められる革新的な技術、生産体系などの情報に十分留意をし、必要な実施を通じまして本市に適した技術などの普及に努めてまいります。令和3年6月17日(木曜日)第2回6月定例会・第3号次に、小項目の3、農地の集積、集約について申し上げます。地域農業及び農村の持続的発展にはその基盤となる農地の保全と有効活用が不可欠であり、農地の集積、集約は重要な取組の一つでございます。特に議員が言われますように、販売農家戸数やJA組合員のさらなる減少が見込まれる中で遊休農地、耕作放棄の発生などを防ぐためには担い手への農地集積、集約を地域の合意に基づき計画的に進めることが大切であります。このことから、本市では農業者の話合いに基づき地域における中心経営体や農業の将来の在り方などを明確化する人・農地プランを平成24年5月に策定し、取り組んできたところでございます。その後も平成29年4月の更新を経まして、現在は令和2年度から人・農地プランのさらなる実質化に向けまして見直し作業を進めており、名寄市農業振興対策協議会、人・農地プラン検討会での検討を経まして、夏頃の公表を予定しているところでございます。今回の見直しにおきましては、事前にアンケート調査を実施し、今年2月から3月まで市内にある29地域を25回に分けて農業者の話合いの機会を設け、改めて将来にわたって地域の農地を誰が担っていくのか、いわゆる地域の担い手などについて検討をいただきました。事前のアンケートでは、今後5年間における経営規模の拡大や縮小などの意向のほか、後継者の有無や労働力などについても調査をし、その結果につきましては地域の現状や将来の課題などを共有するための基礎データとして地図化した資料などとともに農業者の皆さんに提供してございます。アンケート結果から抜粋してお知らせしますと、今後5年間で規模拡大を希望する者が30%に対し規模縮小や離農を予定する者は20%、現状維持が50%となっており、一部地域を除きまして全体では農地の出し手を受け手が上回っている状況となってございます。また、農地の出し手の意向として、自分の地域内で担ってほしいとの回答が57%となっており、半数以上が地元での受け手を期待する一方で、特に地域にこだわらないとの回答も31%となってございます。さらに、50歳以上の経営体における後継者の状況については後継者不在との回答が60%となり、そのうち10%が第三者経営継承や新規就農の受入れを検討すると回答しており、市外からの参入を含めた多様な担い手への期待がうかがえる結果となりました。このほかにも農業委員会における守るべき農地の将来に向けた農地の集積、集約のための活動や農地パトロールによる耕作放棄地の発生防止、中山間地域等直接支払交付金制度などを活用した集落による農地の保全活動が行われております。今後とも人・農地プランに基づく取組を中心に農業委員会をはじめ農業団体、農業者と情報共有を図り、連携しながら農地の保全、集積、集約に取り組んでまいります。以上、私からの答弁とさせていただきます。
答弁 産業振興室長 田畑次郎(産業振興室長は2024年3月まで)
私から大項目2、観光について、小項目の1、観光振興計画策定について申し上げます。現行の名寄市観光振興計画は平成24年度から今年度までの10か年計画で、平成28年度に中間見直しを行い、4つの目標とそれぞれの目標の下に計22の戦略事業を掲げ、その戦略事業のうち8つを重点施策と定め、取組を進めております。計画の推進に当たっては、毎年度市民検討委員会を開催し、過年度の22の戦略ごとに検証、評価していただき、重点施策については5段階評価で、例年最上位、または2番目の評価をいただいているところでございます。一方で、10年という長い期間に一つ一つの戦略事業がやや細か過ぎることによる取組の硬直性を指摘する声もいただいております。また、現行計画では本市における持続可能な交流人口の増加を図るためには行政、観光協会、民間、市民、それぞれが果たす役割を認識し、相互に連携、協力する協働の取組が重要として、それぞれの役割を定めています。それらの役割は、計画策定作業を進めていた平成22年度から23年度における課題とも言え、策定から10年を経て、特に観光の取組をつかさどる行政と観光協会はその役割を十分に認識し、連携を深めながら組織体制や情報の収集、発信、共有などにおいて進化、進展してまいりました。こうした状況を踏まえ、今年度進める次期観光振興計画の策定に当たってはその基本的な考え方としてウィズコロナ、アフターコロナの観光の在り方として注目されている地元や近隣を旅するマイクロツーリズムや観光地でテレワークするワーケーションといった動きを的確に捉えることが重要と考えています。また、平成30年度に実施した北海道の事業、稼ぐ観光具体化モデル事業の成果を生かし、観光消費が地域経済の活性化に寄与することを示すほか、昨年秋に採択された官公庁の国費事業、誘客多角化等のための魅力的な滞在コンテンツ造成実証事業として実施した観光農園及びサバイバルゲームをさらに発展させるとともに、Nスポーツコミッションとも連携し、本市の地方創生総合戦略に掲げるスポーツツーリズムに取り組むなど本市にふさわしい観光施策を進めるための方向性、ビジョンと新たな指標を示したいと考えております。以上、私からの答弁とさせていただきます。
質問 9番 清水一夫
丁寧な答弁、本当にありがとうございました。農業については私は、令和4年に農業・農村振興計画を見直すという答弁でありましたが、一番大事なのはこの振興計画と思っております。農業については、この1点を要望したいと思います。観光については2点ほど質問させていただきます。農業について、再度名寄市農業・農村振興計画の見直しについて、私は北海道で比較的災害が少ない本市の農業は成長戦略であると、こう思っております。なぜならば、大ざっぱに言いますが、世界を見ますと地球温暖化の影響による土地の砂漠化、大規模な自然災害に伴う農業生産量の減、令和3年6月17日(木曜日)第2回6月定例会・第3号人口は2017年は77億人が2050年には97億人に、20億人の増加を予測し、人口増加に伴う食糧難、飲食料市場では2015年は890兆円が2030年には1,360兆円の1.5倍、特にアジアでは420兆円が800兆円の1.9倍に予測されております。それでは、日本はどうかと。人口では2019年は1億3,000万人でありましたが2050年には1億人を人口が減少することを予測しております。その中で、食料自給率の目標をカロリーベースは2018年37%から、2030年には45%に、生産額ベースでは2018年は66%から2030年には75%に、国外マーケットに目を向け、2020年は9,860億円でありましたが、2025年には2兆円、2030年には5兆円に目標を設定しております。だからこそ北海道で自然災害が少なくて、農業は成長戦略であると、こう私は思っているのであります。ここで主食のお米についてお話しします。今までは新潟、秋田など東北、関東が主流でありましたが、温暖化の影響か、今や北海道が米の大生産地であります。北海道が独り勝ちと言う人がいますが、今から半世紀前、この地域では収穫の秋、霜対策で古タイヤを燃やし、煙で対処していましたが、願いかなわず、よくて3等米、減収でありました。その後品種改良や農業生産者と関係者の長年の研さん、努力の結果、今や1等米、反10俵であります。モチ米は、作付日本一であります。このモチ米作付日本一について、故木田博道さんの偉業とその精神を忘れてはなりません。木田さんはウルチ米の過剰を見越して、モチ米の有利性と冷害を克服し、田収穫の、多く収穫できる品種改良を目指すとともに、木田さんの持論に共鳴した7人の有志の方と稲の友の会を昭和36年に発足し、モチ米の交配、改良を重ね、昭和39年にモチ米を生み出し、名寄の米作りはモチを主体とすることが有利との結論に達し、農協や農家の理解を求め、昭和45年にもち米生産組合が発足し令和3年6月17日(木曜日)第2回6月定例会・第3号ました。木田さんの田畑は栄町にありましたが、昭和40年、名寄市都市計画に伴う宅地造成でそっくり手放し、その際市に匿名の書状に全道一律的な米作りが一日も脱皮し、真に名寄市に適合した生産増強と安全に確実に収穫できる水稲経営のため行政、研究、農家、三位一体となった実践力で新名寄の段階の確立を期待しつつ米作りの第一線を去りたいとの旨の言葉を残されました。次期名寄市農業・農村振興計画の策定では国内外の情勢をしっかり捉え、行政の専門的視点に基づいた分析と今述べました木田さんの精神、行政、研究、農家、三位一体となった実践力を継承したものであることを期待し、要望します。観光について2点ほど質問させていただきます。私は、市の観光経済の振興の起爆剤は人工降雪機の導入と思っております。この提案は、昨年予算審査特別委員会と2回の一般質問、今回で4回目の提案であります。予特及び1回目の質問では、先進地の阿寒湖畔スキー場の例を紹介し、2回目の質問ではピヤシリスキー場のFIS公認コース、市及びスキー関係者の熱意と努力が報われたコースであることを熱く語りました。また、名寄市の財産であるよう、そのような中、残念ながら市長の予算査定では人工降雪機の導入はゼロ査定でありました。査定内容では、スキー場の気象データの収集を行い、人工降雪機の設置も含めてどのような整備がスキー場運営、冬季スポーツ拠点化の推進に効果的か引き続き調査研究し、検討していくと述べておりますが、ここで2点確認します。お聞きします。1点目、人工降雪機の専門業者に案内をして、疑問点などをお聞きし、調査研究の成果をつなげてはいかがと思いますが、見解をお聞きします。2点目、策定内容の中で12月上旬、ジャンプ大会、クロス大会が開催されておりという記述が多分中旬の間違いではないかと思いますが、確かにジャンプ大会1週間前からなよろ温泉サンピラーや市内ホテルなどに選手や大会関係者が入ってきますが、宿泊施設の確保に課題を確認されたと記述されておりましたが、市内の旅館はどこも満室ですか。また、ジャンプ大会終了後の12月中旬から下旬にかけてアルペンスキー合宿は可能と私は見ていますが、アルペンスキーチームなどの関係者及び旅館業組合に合宿、宿泊の受入れなどの話をされたのかお聞きします。以上2点、よろしくお願いします。
答弁 産業振興室長 田畑次郎(産業振興室長は2024年3月まで)
私からは、人工降雪機の導入に係る部分についてお答えさせていただきます。ピヤシリスキー場を中心とするウインタースポーツというのが次期観光振興計画においても重要なコンテンツになるというふうに私どもも認識しております。その魅力をさらに高めるための議員の人工降雪機の導入の御提案だと理解しております。その有用性を確認することが必要だと考えておりまして、まず複数の専門業者から情報収集を今させていただいているところでございます。また、この冬には気象データを収集することが必要だと思っておりまして、こうした基礎データの収集、分析を行った上で市民の利用、合宿、大会誘致、あるいはジュニア選手の育成など様々な観点から人工降雪機の導入がこのスキー場の運営に有効であるかということを判断することが大事だと思っておりますので、御理解いただければと思います。
答弁 総合政策部長 石橋毅
私のほうからは、12月中旬頃、アルペンの合宿の誘致はできないかといったお話のお答えをしたいと思います。まず初めに、御指摘いただいた査定を終えての資料の中から12月上旬という表記があったということで、確かに大会自体は今中旬に開催されているということで、そこはおわびしたいと思います。それから、合宿の関係ですけれども、我々冬季スポーツの拠点化ということで、冬季スポーツ合宿の誘致の推進という項目でKPIを掲げておりまして、2020年3月、5,000人規模だったものを2023年3月末では1万500人を目指すといったところで今取組を進めているところであります。この間合宿についても阿部雅司さんの最大限の御助言、御協力をいただきながらいろいろ誘致に奔走しているところであります。中旬のお話ですけれども、まず現状の大会スケジュールのことになりますけれども、議員御存じのとおり、中旬から名寄市のほうではジャンプ大会、それから20日前後に、ここはクロスカントリーの大会が入ってくると。ここの前後に今コンバインドの大会も入ってくるということで、ジャンプの選手は皮切りということになりますので、事前から合宿にお越しいただいている状況にありますけれども、ジャンプの選手については大倉山の準備が整い次第そちらのほうに移動していく方もいるということでいうと、確かに若干薄まる時期は議員御指摘のとおりだと思います。では、一方アルペンスキーの状況を確認すると、我々も当然阿寒のスキー場の状況も調査はしておりまして、阿寒も12月20日前後からアルペンスキー大会が、大きな大会が連戦で開催されている状況にありまして、当然その1週間ほど前から入り込みを見ると合宿が一気に入ってくると。そこに出場する選手、関係団体が合宿にお越しいただいているというような状況で、それが年内、一部年越しといったような状況で向こうのほうも稼働しているということであります。なので、大きな大会が連戦があるということであれば、そこの層をターゲットに呼び込むというのはなかなか難しいという認識の下、では違うところでターゲットに我々もアプローチしたらどうだと当然考えました。それは中学生、そこの高校生から事業団、社会人といった大会なので、中学生をターゲットにしたらどうだと考えたのですけれども、中学生の動向を見ますと、やはり冬休みに入ってからの長期合宿が当然多くなるということでございまして、中旬という令和3年6月17日(木曜日)第2回6月定例会・第3号のはやっぱりなかなかハードルが高いのだなということで、一応我々としては認識としてはそういうところでおりますし、実際に冬休みに入る25日以降名寄のほうでもアルペンの方々は合宿にお越しいただいていて、そこは年越しも含めて名寄で競技練習をしていただいているという現状認識と今の調査した、我々の今調査した結果の受け止めをお話しさせていただきました。以上です。
質問 9番 清水一夫
私は人工降雪機の導入こそが名寄の観光、経済の振興起爆剤であるということ、強い思いで三たび提案し、要望して、質問を終わります。ありがとうございました。