みんなの議会

南幌町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月11日

夕張太地域住民の要望への対応について

2025年6月11日、南幌町議会の一般質問で、熊木惠子議員が「夕張太地域住民の要望への対応について」質問し、町長が答弁しました。

質問者
熊木惠子 議員
答弁者
町長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 熊木

夕張太地域住民の要望への対応について、大崎町長に質問いたします。昨年6月に南幌町稲穂地区・夕張太地域の今後を考える会から、夕張太西団地の早期造成を求める請願書が町議会に提出されました。結果は残念ながら不採択となりました。6月下旬から夕張太地域住民の賛同を得て564筆の署名が集められ、10月1日に大崎町長及び側瀬議長に署名が提出されました。夕張太西住環境整備事業の経緯を鑑みると、優先順位をつけて早期造成に向けた議論をする必要があると考えます。平成9年の事業採択から4回の計画変更を申請しており、本年で27年が経過しました。地域の方々からは、この間に、町の様々な施策事業が先に進められ、いつになったら夕張太西地区の事業が進められるのかと不安と落胆の声が聞かれます。夕張太地区は、田園地区の中の住宅市街地として形成されていますが、地域住民の生活環境の現状を踏まえ、署名という住民の声をどのように受け止め、対応されてきたのか、町長に伺います。

答弁 町長

夕張太地域住民の要望への対応についての御質問にお答えいたします。令和6年6月4日に受理された南幌町夕張太西団地の早期造成に関する請願については、産業経済常任委員会での審議を経て、9月30日開催の第3回議会定例会において、不採択と決定されました。議長あてに提出された請願審査報告書には、夕張太西団地の造成により、夕張太地域の住民の生活が守られるかは不透明であること、また、現在の本町の投資的事業の状況や今後の財政負担、夕張太西団地のニーズが不明であるため、今の時点での造成工事は、時期尚早であると判断せざるを得ない旨の審査意見が付されました。そのことから、現時点では造成工事を実施する状況にはないと考えます。なお、昨年10月1日に南幌町稲穂地区・夕張太地域の今後を考える会から提出された夕張太西団地の早期造成を求める地域住民の署名については、地域住民の声として重く受け止めているところです。町としては、請願不採択の付帯意見や地域住民からの署名を踏まえ、未利用地の有効活用に向けた市場調査の実施に向けて、議会と協議を重ねてきたところでございます。

再質問 熊木

再質問を行います。ただいま町長の答弁では、現時点では造成工事を実施する状況にはないということと、地域住民の声として重く受け止めているという答弁がされました。しかし私が質問した、今までどのような対応をされてきたのかということには一切お答えはいただいていません。昨年、議会に提出された請願書の要旨では、夕張太地域の団地造成から40数年経過する中で、保育所、スーパー、小学校、郵便局、ガソリンスタンドなど次々となくなる中で、地域住民の暮らしは大きく変化し、日常生活において大変厳しい状況に追い込まれているということが要旨の中には貫かれていました。また、地域は高齢化の波が押し寄せ、運転免許証を返納したらこのままこの土地で暮らしていけなくなるのではないかという不安、また、通院や買物、銀行、郵便局といった日常生活が送りづらくなっている現状があるという実態を踏まえ、請願書の提出、署名行動が組まれたと思います。北広島市にボールパークが開業し、北海道医療大学が北広島ボールパークFビレッジ敷地内にキャンパスを新設するという計画が進められ、2028年に開業というニュースは、夕張太に隣接する自治体の大きな変化であり、64区画の夕張太西団地の造成を早急に進めてほしいという地域住民の願いは、私はもっともなことだと思います。南幌町稲穂地区、夕張太地域の今後を考える会の方々は、何度も何度も会議を重ね、いろんな意見を出しながら、また、会員でない方にも意見を聞き取りながら、話を進めてきましたと聞いております。団地造成計画が約27年間にわたって放置されてきたことについては、これまでも、行政懇談会などでも、町に意見や要望を伝えてきています。また、議会報告懇談会の中でも、地域の方からは様々な意見が寄せられています。このような状況の中で、北広島市のボールパーク開業や道央圏連絡道路の開通などをチャンスと捉え、早期に造成を実現してほしいと署名をスタートさせ、10月1日に署名を提出したと聞いております。地域からの署名というのは、住民の切なる声として重く重く受け止めることが必要ではないかと私は考えます。提出者からの署名を受け取られた大崎町長としてはどのように考えているのか。またこの間、長期間放置してきたことも踏まえ、約8か月です、10月1日から6月1日で8か月になります。どのような対応をされてきたのか、重ねて伺います。

答弁 町長

熊木議員の再質問にお答えをさせていただきます。まずはこれまでの事業延長の経過でございますけども、夕張太西地区住環境整備事業は、平成9年に南幌町土地開発公社が事業採択を受けまして、平成15年に開発行為並びに農地転用許可が承認され、管理用道路の取付けなどを行いましたが、景気の減退から住宅需要が低迷しまして、販売が見込めないことから、平成16年に事業を中止し、現在に至っているところでございます。その後も住宅需要の低迷は変わらず、夕張太西団地の造成が見通せないことと、あわせて、南幌工業団地の販売不振も続いておりましたことから、平成26年に南幌町土地開発公社を解散、町が事業継承し、農地転用の事業延長手続を行ってまいりました。延長手続につきましては、これまで平成19年、24年、29年、令和4年の4回、5年ごとに議会との協議を終え、道の承認を受けているところでございます。次回は令和9年3月までに協議を行う必要がございます。議会の請願結果でございますけども、昨年6月、考える会より議長に対して、早期造成を求める請願が提出されました。結果的に議会への請願は、昨年9月30日第3回議会定例会において、不採択と決定されました。なお、審査意見として、現在の本町の投資的事業の状況や今後の財政負担、また、夕張太西団地のニーズが不明であるため、今の時点での造成工事は、時期尚早であると判断せざるを得ない、また、夕張太西団地の造成と夕張太地域住民の生活に関することは、別の問題であると考えざるを得ないことが審査意見として付されました。署名につきましては昨年10月1日、考える会より、町長、議会議長宛てに提出されました。署名は地域住民の思いとして重く受け止めております。時期尚早であるとの請願不採決の結果からして、町といたしまして、現時点では造成工事を進められる状況でないことは議員も承知していることと思います。また、請願不採決の結果からして、現時点で事業を進められることではありませんので、したがって、優先順位をつけることも難しいことであります。請願不採決の審査意見を踏まえますと、町の財政状況の検証、それと夕張太西団地のニーズの把握が必要であると考えております。現在の財政状況につきましては、平成28年度から令和2年度の借金残高は、50億から60億で推移しておりましたが、令和7年度の借金残高は81億円、年間返済額は6億7,000万円、標準財政規模に対して高い水準となっております。また、近年の主な投資的事業の状況でございますけども、長幌第2浄水場、令和元年から3年にかけて実施をいたしましたが、事業費38億5,000万円うち実質負担額が11億3,000万円で、町の負担割合は29%でございます。子ども室内遊戯施設、令和4年度に実施しました。事業費9億2,300万円うち町の実質負担2億2,900万円。割合は25%であります。準工業用地整備事業、令和5年から令和8年までの計画でございますけども、事業費19億5,000万円うち町の実質負担4億1,000万円、割合は21%であります。南幌温泉大規模改修、令和6年実施でございますけども、事業費9億4,300万円うち町の実質負担2億3,900万円。25%の負担でございます。夕張太西住環境整備事業を町が造成する場合の試算としましては、現状では事業費約16億円うち実質負担額が約9億3,000万円で、割合は58%で高負担でございます。みどり野団地につきましては、おかげさまで順調に分譲が進んでおりますが、夕張太西団地につきましては、今申し上げましたとおり、町の財政負担を考慮した宅地供給の在り方や住宅需要、市場調査などを行う必要があると考えております。それと、今までの取組の経過でございますけども、ボールパークやラピダスの動きが出始めてから、一昨年11月に、経済産業省、また、道庁や北海道事務所を訪問し、夕張太西団地を含む未利用地の活用について意見交換と状況説明を行ってまいりました。また、エスコンや北海道医療大学、北海道経済連合会、北海道商工会議所などに対しても、職員が企業訪問し、夕張太西団地の状況を説明しております。このほかにも、官民連携事業法人などに対して情報提供を行っております。それと、署名提出された後の対応でございますけども、昨年10月1日に署名が提出されましたけれども、9月30日の議会において請願が不採択となりましたことから、署名に係る具体的な動きはありません。なお、署名は地域の声として重く受け止めております。請願不採択後は、議会と本年2月と5月の2回、夕張太西団地の事業費試算並びに町有未利用地サウンディング市場調査に係る協議を行ってまいりました。以上でございます。

再質問 熊木

今、答弁で経過説明、そして財政状況について、いろいろ説明していただきましたが、私たちも議会の中では十分説明を受けています。それで、署名を受け取られてから、今、結局は地域の方、署名を出された団体の方とは一切お話をしてなかったということですよね。それをまず確認したいと思います。それから、署名の住民の意思っていうかそこは十分尊重するっていう答弁でしたけれども、すごく私は重いものだと思っています。564筆、564名の署名の重さ、これはお1人お1人の署名に託した思い、願いっていうのは、それに関して、やはり町としては真摯に向き合っていくというのが当然、当たり前のことだと私は思います。今、サウンディング調査のことは、同僚議員の湯本議員がこのあとされるのでそこには深く関わりませんけれども、その市場調査についても、令和5年9月の全員協議会の中で、ある程度方向を定めていろいろ、全員協議会の中では資料が配られています。説明も受けました。その中で、いろいろ土地単価のことだとか、これぐらいの価格になるとなかなか手を出せないんじゃないかというようなことの説明ではあったんですけれども、地域の方の身になってみれば、今、町長のほうからも、はれっぱのこととか南幌温泉のこととかいろいろ言われました。この27年の間に、地域の方は、この次は、この事業が一つ一段落したら、次は西団地のほうに入ってくれるんだなっていう期待を持ちながら今までじっと我慢してきたと思います。今なぜこれがわっとなったかっていうと、やっぱり今、夕張太西を取り囲む状況の変化、エスコンができたことも大きいですけれども、先ほども質問の中で申しましたが、道路の開通だとかラピダスのことだとか、医療大学の開業ということで、やはり大きな変化が起きています。先ほど町長のほうからも、地域住民の今置かれてる現状と西団地のことは分けて考える必要があるってことはそれは私もそう思います。地域の方は自分たちが今この団地に引っ越してきて、高齢化していろいろ物がなくなって、生活が大変だっていうことは、それはその生活の実態として、不安も抱えているところから、そういう声は出しています。だけれども、その大きな違うところは、そのことがありながらも、やはりその地域の方々は、やっぱりその南幌町の夕張太西の稲穂地区、夕張太地区の発展を心から願っているんです。だからこそ、今の環境の変化というところに、町が今このチャンスに乗り遅れないように、次は着手すべきではないかっていうような意見を踏まえて署名も提出しています。ですから、今、町長の答弁では、今そういう現時点では造成工事に取り組む状況にはないって言われますけれども、それであれば、地域の方とじっくり話をする、なぜできないのかということも含めて、懇談をしっかりしていくってことが、それが1回2回でなくてやっぱり納得いくまで懇談するということが大事なんでないですか。それをしないでいて、その署名に対する返答もしない、このままでいくっていうことが私は大問題だと思っています。行政懇談会の中でやっぱり活発にいろんな意見が出されていて、それはさっきも述べましたけれども、その中にはいろんな方が懇談会とかそういう中に参加していて、今の現状だけでなくてやっぱりその希望も見出せるような、今後ここで暮らしていくためには、ここに希望を持って生きられるような、そういうことで町も取り組んでいく必要があるんでないかということを提言しています。やっぱりそこにしっかり耳を傾けるっていうことがまず大事ではないかと私は思います。その署名の重さっていうところでは、町長は重い、重いと受け止めると言いながらも、やはりそこに向き合っていないと私は思いますので、そこのところを、本当に今後も含めてですよ。今までしてきたことも含めて、やはり町長として町として、夕張太にはやっぱり責任があると思います。夕張太団地が団地造成を含めて、やはり懇談会でもよく出されますけれども、ここをアピール、宣伝されて、ここに移ってきたときは、学校もあり保育所もあり、買い物も困らない。北広島にも近いっていうことで、やはり夢のあるっていうとこで、そして区画も大きかったですから、やはり希望を持って移ってきた方々が、10年経ってみて学校もなくなってってなってきたときに、やはりもっとその地域コミュニティを守るために、町としては夕張太、稲穂地区は、南幌町の第1第2ってつけるのは、今、適当ではないと思うんですけれども、札幌市、北広島への玄関口として、大きく発展させようと思って、町はそこに団地をつくったと思います。本町と同じような扱いで、やはりその土地を大事に思ってやってきていたはずです。ところが、やっぱりどんどんどんどんものがなくなってきたときに、そこに本当に真剣に向き合っていく、地域の声を聞いて何か一つでも二つでもやれることはないかということを模索していくということが私はすごく欠けていたと思います。ですから、やっぱり今こういう形で、地域と行政との分断とまで言いませんけど、やっぱり地域の方はやっぱり置き去られてるっていうふうに思っていると思います。そこのところをしっかり汲み取ってあげるということが本当に大事だと思います。それから、今後のことについては、夕張太地域の活性化につながるような要望とか意見を聞いてほしいと思いますけれども、まずその考えがあるかどうか伺います。それから、これ以上地域のインフラが進まないように、町としてどのような対応をしているのか、その考えがあるか伺います。

答弁 町長

熊木議員の再々質問にお答えいたします。次は夕張太西団地という(再々答弁) ことでお話をいただきましたけれども、先ほど申し上げましたけども、議会の請願が不採択になった結果からして、現時点では事業を行うことができません。請願の不採択の理由は、やはり財政負担とニーズが不明であることということで、財政負担は先ほど申し上げたとおりでございます。ニーズにつきましては、現状では確認することができないことから、これからサウンディング調査をして、そのニーズについて確認をするということでありますので、そのことについては御理解をいただきたいと思います。それと署名の件でございますけども、署名の趣旨や署名された方の思いは地域の思いとして、大変重く受け止めております。しかしながら、議会の請願結果を踏まえて、私は町政運営あたらなければなりません。考える会の皆さまから署名を提出から、町は何も音沙汰もないと言われておりますけども、請願が不採決になったということについて、御理解をいただければと思います。また、夕張太地域の振興の件でございますけれども、審査意見は先ほど申し上げたとおりでございます。それが採決にあたっての審査意見でございました。今後も夕張太地域のみならずですね、地域の振興を図ることは、町の振興発展に大きくつながるものと考えております。まずは、サウンディング調査を実施しまして、民間事業者からみた夕張太地域を含めた本町の状況など、ニーズの把握に努める必要があるというふうに考えております。

出典:南幌町議会 令和7年第2回定例会 2025年6月11日 議事録 PDF(11ページ) 間違いを知らせる