みんなの議会

南幌町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月8日

誘客交流拠点施設建設には多くの町民の合意が必要ではないか

2021年3月8日、南幌町議会の一般質問で、熊木惠子議員が「誘客交流拠点施設建設には多くの町民の合意が必要ではないか」について質問し、町長が答弁しました。

質問者
熊木惠子 議員
答弁者
町長

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

件名は町のサイトの一般質問の一覧の表記です。

質問 熊木

2問目に移ります。誘客交流拠点施設建設には多くの町民の合意が必要ではないか。町長に伺います。町長は誘客交流拠点施設については、子育て世代を中心とした交流人口を呼び込むため、町内外の多くの方が交流できる施設として、令和4年5月のオープンに向け建設工事を進めていくと述べています。私は過去の一般質問で、全町民の意見を聞く必要があり懇談会や説明会の開催を求めてきました。しかし、公平性に疑問を感じる意向調査にとどまり、昨年10月のシンポジウム以降、建設ありきで計画が進められていると感じます。シンポジウムの参加者からは、「町民の中にはこのような施設ができることすら知らないのが実態ではないか」といった発言や、「今必要なのは室内の子どもの遊び場ではなく、身近な公園の整備を充実すべきではないか」との発言もありました。町としては、広報誌に掲載し町民に情報提供はしていると言いますが、9億円余りをかけて整備し、今後の維持管理費を考えると、このまま進めるべきではないと考えます。町にとっては大きな事業であることを考えると、子どもから高齢者まで全町民の多くの声を聞き、今、本町に必要なものは何かをしっかりと把握することが重要と考えます。町長は、町民と町政に対する提案や意見交換を行うため行政懇談会を開催すると述べており、新型コロナウイルス感染症の収束を見通しながら早期に実施されることを望みます。そこで、誘客交流拠点施設の説明会を開催し、各年代の多様な意見・要望を聞くことが必要と思います。このコロナ禍で人と人との密が心配されます。多くの人が交流する施設です。十分に検討し、町民の多数が賛成となるまでは、建設の凍結をするべきと考えますが、町長の考えを伺います。

答弁 町長

誘客交流拠点施設建設には多くの町民の合意が必要ではないか、の御質問にお答えします。施設の建設については、昨年2月の議会全員協議会において、議会の総意として建設に対する賛成の判断をいただいたことから、令和2年度町政執行方針に掲げるとともに、令和2年度予算に施設基本設計事業費を計上し、建設に向け取り進めています。町民への説明やご意見をいただくために、町広報誌や町ホームページによる情報発信、子育て世代へのヒアリングとアンケート調査、シンポジウムやオープンハウス、小・中学生を対象とした子どもワークショップを開催しています。引き続き、町民の皆様からご意見をいただき、令和4年5月のオープンを目指し、施設の実施設計、建設工事を進めてまいります。

再質問 熊木

3番熊木です。再質問いたします。先日3月5日の定例会で、補正予算に計上された総務費、誘客交流拠点施設整備事業として8億2,315万円が繰越明許費として提案され、賛成多数で可決されました。そのとき、私は町長といろいろと議論をさせていただきました。町長は執行方針の中で、地方自治体を取り巻く環境は、人口減少、少子高齢化社会が長期化する中で、新型コロナウイルス感染症という未曽有の危機に直面し、私たちは厳しい場と時に向き合っていると述べています。新型コロナウイルス感染症はちょうど昨年の第1回定例会のころから感染者が全国的に増加し、緊急事態宣言が出される、また学校も休校になるなど、今現在も収束されない状況であります。感染を防ぐためには、手洗い、うがい、そして密にならないという生活スタイルが進められています。新型コロナウイルス感染症が出る前から誘客交流拠点建設については提案があり、私も3回、一般質問を行いました。そして前町長に、町民の意見を聞くように、また住民説明会をするように求めてきました。しかし、全町民対象の懇談会、説明会は開催されないまま、議会の議決を得たばかりに進められてきました。先ほどの代表質問の中でも、この賛否についてはいろいろあったと同僚議員が述べています。大崎町長は昨年10月の町長選挙で、誘客交流施設建設を進めると公約をし当選されました。しかし、この室内誘客施設であることを考えると、密は避けられずに、多くの町内外の人が出入りすることになるのは避ける必要があると考えなかったのでしょうか。前町長が推し進めたこの誘客交流拠点施設、その時と昨年では状況が新型コロナウイルスによって大きく変わりました。そのときに、一時凍結して全町民の意見を聞いて判断するということも考えの中になかったのでしょうか。それを伺います。私は子育て世代が望む施設が誘客交流拠点施設のような形だけとは思えません。南幌町を移住先に選んで来られる方にとって、南幌町の魅力はこの豊かな自然環境、おいしい空気、農業者が真剣に営農し、丹精込めて作る米、野菜や、また立地条件のよい交通環境などが大きな魅力となっているのではないかと思います。2019年度に実施されたアンケートでは、子育て世代を中心に聞き取りなどが行われていますが、事業費が巨額であることを考えると、全町民を対象としたアンケートが必要だったと重ねて思います。その中で、多くの世代の生の声を聞くということで、今、町民は何を望んでいるのか、分析する必要ではなかったでしょうか。前町長とは質問し議論してきましたけれども、大崎町長はこのことをどのようにお考えでしょうか。広報誌には、広報なんぽろには何度も掲載していることは私も承知しています。それでも、全町民の理解が載せたからそのまま得られると考えるのは早計すぎるのではないでしょうか。丁寧に説明をし、町民の理解を得ること、そして本当に必要な施設であれば、住民投票をするぐらいの考えも必要だったのではないかと思います。議会の懇談会とかの中では、いろいろその辺も話し合われました。先日もお話ししましたけれども、なかなか賛成が多くという形になりましたけれども、最初は皆さん大きな懸念を持っておりました。そして、コロナ禍になってやっぱり室内に籠るというか、密になるという環境を敢えてつくるということが、今のこの時勢で本当に合わないのではないかなというふうに私自身は感じています。また、町民の方からもそういう声が今現在も寄せられています。今までの議会への説明では、交流人口が14万人、一月平均1万人以上とされていますけれども、これは具体的にどのように集客しようとしているのでしょうか。具体的なものが全く見えてきません。また、建設費や維持費などを考えると、私は若い世代に後世にまでわたって大きな負担を負わせるのではないかと考えます。若い子育て世代が、このような施設を望んでいるということは、アンケートでも見て取れました。ですから、その願いに背を向けるものではありませんが、建物を建てるだけが本当に願いをかなえるということになるのでしょうか。その辺を、やはり多くの町民の意見を聞くという努力もしないで進めていくということには大きな疑問を感じます。先ほど町長もアンケート調査のこともお話しされましたけれども、アンケートの実施について、子育て世代へのアンケート、対象は350世帯、子育て世代ヒアリング、乳幼児健診やすくすく広場、ジュニアアスリートクラブヒアリング、また、読み聞かせサークル、子育てサポーター会議、若い農業青年の「農猿」、商工会青年部となっていますけれども、それ以外の町民はどのように意見を聞いたのか。私はそこが大きな問題だったのではないかと思います。このアンケートやヒアリングをするときに、これ以外の町民の声を聞くという姿勢がなぜなかったのか。その辺は大きく問われるのではないでしょうか。町長は先ほどの答弁の中で、引き続き町民の皆様から御意見をいただきとおっしゃっていますけれども、どのように聞こうと思っているのでしょうか。そこをお答え願いたいと思います

答弁 町長

熊木議員の質問にお答えします。施設建設の経過につきましては今までもお話をしてきましたし、5日の日についてもお話をしてきたかと思います。そういうことで議会の御承認をいただいているものと考えてございます。これからは感染対策、当然新生活スタイルを入れながら、これから感染対策はずっと付いて回るものと思ってございます。そういうことで、どの施設であろうと感染対策はしていかなくてはならないというように考えております。これは室外でも、室内だったらより以上なものをしていかなくてはならないと思ってございます。それと、町民のアンケートでございます。アンケートは全町民に対してのアンケートといいますか、広報でも再三掲載をさせていただきました。それと都度、都度、町民の声を聞く、意見要望をお寄せくださいという形で求めてきました。その中にはいろんな意見がございまして、早く施設を建設してほしいと、このようなものにしてほしいということで肯定的な意見がほとんどでございます。それと今の時勢に施設建設はあわないということでございます。ちょっと私はなかなか解釈ができないですけれども、こういうことで交流人口は拡大して、町は今の資源を活用してもっともっと伸ばしていく、活性化したいという思いから、この施設建設が進められてきたものでございます。それで、子育て世代の拡大、移住定住、それらも含めまして進めるものでございます。地域の活性化に大いに役立つものと思ってございます。それと、建物を建てるだけでは、建てるだけでどうなのかということでございます。当然建てるだけではございません。そこに町民同士の、また子育て世代同士の交流も働くでしょうし、地域間の交流も働くでしょうし、後世にその負の財産を残すと言われましたけどれも、先日も申し上げましたように若い世代の方からは期待をされておりますので、その期待に応えてまいりたいと思ってございます。それと町民の意見でございますけれども、いろんな媒体、様々な形を通じて、その中には行政懇談会もあるかと思いますが、そういう機会を通じて町民からの意見要望はこれからも広く聞いてまいりたいと思ってございます。

再々質問 熊木

再々質問を行います。町民の意見はこれからも様々な媒体で聞いていくと今答弁されました。今までも、議会には確かに何回も説明はされていますし、私も昨日資料を調べていたら、もうすごい厚さになるほどの資料でございます。広報のスペースは限られておりますけれども、私はやっぱり本当に町のほうから生の声で発信するということで、最初の段階から、その構想が持ち上がった段階からもっと丁寧にすべきだったということを、今までも重ねて申し上げてきましたけれども今改めて本当にそう思います。先ほど町長は、肯定的な意見がほとんどとおっしゃいましたけれども、町民の中には、いまだにどういうものがどういうことでそういうことをするのかとか、そういうのが、町側は発信しているとおっしゃいますけれども、やっぱり受け止めている町民は、全てがそれを肯定的に捉えて、こういうものができるのかと思っている町民って、その割合というのは、私は決して少なくはないと思います。10月に開催されたシンポジウム、あれはもうエリアマネジメント事業の中でいろいろ進められていて、コロナ禍で縮小されたり、ワークショップなどができなかったりともありますけれども、そのシンポジウムを開催するにあたっては、多くの団体の方とかいろんなところに、手書きの付箋を付けて参加を呼びかけるというようなことがされていました。それは担当部署としては、ぜひ成功させたいという思いでやられたと思うんですけれども、それもやっぱり公平ではないと思います。本当にこのシンポジウムを成功させるために、わからない人に向けても、こういうものがあるから積極的に、放送は流れましたけれども、やっぱりそういうところも丁寧さに欠いたのではないでしょうか。ですから、シンポジウムの会場で意見も上がりました。わからないとそういう意見を出した方はやっぱり、OBも含めて、職員も含めて、多くの人が100名ぐらい集まったということでしたけれども、そういう中で、意見を出しにくい雰囲気の中で勇気を持って出されたと思います。またあの会場に出向かなかった方の中にも、やっぱり10億近くも、10億というのはあれですね、9億2,400万円、その金額をかけて、今さらなぜ箱物なのという声をいまだに私は聞きます。私、最初にこの構想が出されたときに、若手職員の中で、町の活性化についていろいろ考えたときに、戦略チームとかが出されて、そういう中で、構想が進んでいったと報告を受けました。そのときは最初に出されたのは、多目的ホールのような形で、緊急避難もできるような形ということが出されたと思います。その時は誘客交流というか、子どもの遊戯場的なものというのは最初はなかったかと思うんですよね。それからいろいろこう変化はしていたと思うんですけれども、そういう中で最初からいろんな聞き取りをしていれば、もっとこう町民の理解が進んだのではないかなと思うんです。確かに保健福祉関係では、子育て世代の聞き取りをしたときに、冬の遊び場がなくて困るとか雨が降ったら遊べないとか、いろんな意見があったのは私もアンケートの集計を見て承知しています。でも、その他の意見の中には、やはり15線を渡って、交通量の多いところを渡ってそこに行くのは危険ではないかとか、高齢者の意見をもっと聞くべきではないかとか、そういった意見も出されていました。私が言いたいのは、先ほども子育て世代のいろいろそういう要望に背を向けるつもりはないです。ですけども、やはりそれと同時にこの南幌町を築いてきた人方、高齢者だけではなくてやっぱりいろんな多様な考えを持っている方々の意見をきちっと聞いて、聞かないで建てるということについて、町民の合意も得られないままやることについて、この建物がどういう形になるのか、本当に町民にとって全町民に歓迎されるもの、そういうような形になるのかというのでは不安があります。やはり、せっかく大きな金額を使って建てるのであれば、やっぱり町民の合意を本当に得ていくということのプロセスは本当に大事なことだと思います。その辺での考えが、今の中ではもう進める一方で、あまり聞かれません。それからランニングコストのことについても、先ほども同僚議員の質問もありましたけれども、私たち議会は、いろいろ先ほど町長は何回も説明しているとおっしゃっているように資料はたくさんあります。その中に、ランニングコストが出てきたのは2回ほどしかないと思います。それも初年度が2,000万ぐらいという形で、その初年度というのを除くと、次年度からはどのようになっていくのかということでも、一体どれぐらいの経費がかかっていくのか、建ててしまったはいいけれど、その後大丈夫なんだろうかという不安が、やっぱり町民の中にはあるのではないでしょうか。ですから、説明会というのは、やっぱりコストのことも含めて、建設費にいくらかかって、これは補助金でいくらで、返還するのはいくらで、ですから町民の皆さんは心配は要りませんとか、そこまできちっと丁寧に説明をしてこそ、この建設はあるのではないでしょうか。私はだからそういうことを省いてしまって進めたっていうことを、やっぱり今後こういうことが起きたときに、やっぱり何でも簡単に決めて、町民のいろいろ意向を調査しないで進めていくとことにつながるんではないかと危惧するものです。ですから、やはりその辺の過程をどのように考えていたのか、再度伺いたいと思います。また、多くの方がその意見を、今肯定的な意見ばかりというんですけれども、本当に町には不安だとかそういう声というのはないでしょうか。この誘客交流施設説明会とか、いろいろされなかったですけれども、パブリックコメントとかではされているとおっしゃいますけども、いろいろこう何とか計画という中に入った形でのパブリックコメントというようになると、やっぱり皆さんこのことで関心を持っている人が、そこで調べて意見とかを述べられないのではないかと思います。ですからその辺のところも、どのように町のほうは考えて行ってきたのか伺います。

答弁 町長

熊木議員の再々質問にお答えします。公平に進められてきてないという話でございますが、何をもってそのように言われるのか、私としては疑問に感じております。町としては公平さを欠いたような情報提供はしたことは一切ございません。そのことにつきましては3月5日に申し上げたところです。それと、多目的ホールの関係でございますが、これは当初から職員提案の中で、そして、議会のほうにお話ししたときも、子どもの交流施設が核でございますと。これは間違いないことで、その後こういう多目的ホールもあったほうがいいのではないかというような、議会のほうからも一部そういう意見もいただきながら、それで多目的ホールということで、全てが遊戯エリアという訳にするわけにいかないものですから、そういうようなフリースペース用意して、親御さんですとかまたは世代間を超えた交流ができるようにということで配置をしたところです。それと、町民の合意が得られていないということでございますけども、議会としても町民の合意が得られていたということで、議会のほうで御承認をいただいたものと私は判断をしておりますし、それで、議会のほうとして、昨年2月に御判断をいただいたわけですから、それを踏まえて進めてきているわけで。それと私が10月の町長選挙に出馬をしまして、公約に挙げて、町民の多くの皆様から御支持をいただいて進めているわけでございます。そういうことでプロセスといいますか、過程といいますか、そういうことでは、町民の合意がされているということで考えてございます。また、これからにつきましては施設の運営、どのような施設が望ましいのか、またどのようなことをすると安全性が高まるのかなど、そのようなことにつきましては、実施設計などを経まして、町民の皆様にまた情報提供をしてまいりたいと思いますし、また議会ともその辺については情報交換をしてまいりたいと思っております。それと、ランニングコストにつきましては、初年度と2年度、3年度と変わることはございません。基本的には前回議会のほうにお示ししたランニングコスト、全体的には3,000万円。入場収入を差し引きしますと2,000万円というのがランニングコストの基本的な考えでございます。ただし、コロナ禍によりまして、利用者数が減少になれば、その分はその利用収入が見込めなくなるのかなと思ってございます。全体のランニングコストについては、以前からお話したとおりでございます。私のほうからは以上です。

出典:南幌町議会 令和3年第1回定例会 2021年3月8日 議事録 PDF(55ページ) 間違いを知らせる