七飯町議会 令和2年第4回定例会 2020年12月8日
学校給食の米飯の安全性について
2020年12月8日、七飯町議会の一般質問で、川村主税議員が「学校給食の米飯の安全性について」質問し、学校給食センター長 柴田憲、教育長 與田敏樹が答弁しました。
- 質問者
- 川村主税 議員
- 答弁者
- 学校給食センター長 柴田憲、教育長 與田敏樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 13番 川村主税
次の質問に入ります。それでは、2点目、学校給食の米飯の安全性について。10月28日(水)に、函館市内の小学校で提供された学校給食の米飯に異物が混入する事件が発生した。このときは、七飯町で発生したわけではないが、同じ製造業者によることなので、10月30日、11月2日の当町の学校給食の米飯については、違う製造業者で提供したというが、学校給食について、いま一度、安全・安心という点と、米飯の提供に関する考えを伺いたい。1点目、新しく学校給食センターが完成した時点から現時点まで、米飯の異物混入の件数と原因、対策の時系列について。2点目、米飯を外部に委託することになった経緯について。3点目、学校給食について、定期的に保護者、PTAと話す機会などを設けているのか。お願いいたします。
答弁 学校給食センター長 柴田憲(学校給食センター長は2020年12月まで)
それでは、答弁してまいります。1点目でございますが、米飯は函館市内にある公益財団法人北海道学校給食会の指定工場で委託により製造されておりますが、平成27年4月以降の七飯町への納入分についてということでお答えいたします。平成27年度は2件、毛髪とテフロン被膜片で、毛髪は原因不明、被膜片は米飯食缶内側のテフロン加工のはがれと思われます。平成28年度は2件、小魚の一部と木片で、小魚の原因は不明、木片は製造工場の木製スロープのささくれと思われます。平成29年度は1件、米飯への着色で、原因は不明。平成30年度は1件、繊維片で、原因は工場内にあるパン製造設備のベルト交換に伴い、廃棄されたベルトの一部が混入したものです。令和元年度は1件、毛髪で、原因は不明。令和2年度は、七飯町ではいまだ発生しておりません。対策につきましては、従来よりX線探知機が設置されているほか、混入事故発生の都度、目視確認や洗浄、清掃等の徹底を指導しておりますが、平成31年1月に七飯町外の学校に納入された米飯に危険物である金属片が混入したことから、工場においては、平成31年2月に、新たに監視カメラの設置と金属探知機の導入を行っております。また、危険物が混入したときには、工場内の機械設備の点検、分解、洗浄のほか、函館市保健所による立ち入り検査が行われ、試験炊飯を実施し、安全性が確認された後に稼働を再開しておりますが、七飯町も立ち入り検査を含め、実地調査に参加しております。これからも安全で安心な学校給食を提供するため、引き続き指導を徹底してまいりますので、御理解をお願いいたします。2点目でございますが、現在の納入事業者は、公益財団法人北海道学校給食会の指定事業者として、平成12年12月より継続して米飯を納入しております。学校給食センターは平成27年4月より稼働しておりますが、旧学校給食センターには炊飯設備がなく、新たに建てかえをするに当たっては、場所や規模など、様々な事項を検討し、七飯町立学校給食センター整備計画を作成しております。学校給食センターの炊飯機能につきましては、施設が大型化し、ライフサイクルコストの低減につながらないことが懸念されたことから、引き続き委託によって対応しております。なお、委託につきましては、公益財団法人北海道学校給食会によって、施設の設備や衛生状態など、指定工場の要件を満たした指定事業者と契約を行っております。3点目でございますが、学校給食の実施運営に当たっては、町内の小中学校及び義務教育学校長とPTA会長ほか有識者によって構成される七飯町学校給食センター運営委員会を設置しており、年に2回の会議を開催しております。こちらの会議には、学校給食センター職員のほかに、栄養教諭も参加し、異物混入を含めた情報提供を行い、学校給食に対する意見、要望等を協議しております。また、PTAから学校給食の試食会の開催要望がございましたら、対応させていただきますので、御理解をいただきたいと思います。以上でございます。
再質問 13番 川村主税
それでは、また再質問のほうをさせていただきたいと思います。今、27年から元年までで、件数的にいくと7件ですね。今回、七飯町で出なくて、函館市内の学校ということで、含まれていないですけれども、やっぱりこれ、いろいろな、髪の毛とかそういうのはありますけれども、繊維が入ったり、金属片とか木片も入っているということで、毎年のように何かしら起きているということですよね。当然、毎回、対策なり、やっぱり指導なり行ってはいると思うのですけれども、やっぱりこの5年間で毎年のように出ているということは、改善がなされていないのではないかなというふうにもとらえられるのですけれども、ちょっとその辺、もう少し具体的に、どのような指導の仕方をしているのかを含めて、もう少し教えていただきたいなと思います。新しく27年に、学校給食センターができてから5年、その間、今まで委託していたという中で、今回もずっと委託ということになっているのですけれども、ライフサイクルコストがかかるということなのですけれども、何かそういった比較、自前でやった場合、このくらいかかったよと。委託でやったらこのぐらい。例えば他の市町村では、ご飯自体を持参する学校もあるものですから、大体ご飯の提供の仕方は3パターンぐらいあるのかなと思うのですけれども、その中で、再度、こういう単純に委託した部分が安いから決めたというものなのか、実際、当然、おかずはセンターでつくっているのでしょうから、当然、今、地産地消含めて、野菜なりお肉なり使っているかと思うのですけれども、やはり当然、米だって七飯町でつくっているわけですから、センターでつくれば、当然、地元のお米を毎日のように提供できるのかなというのが、普通考えるのかなと思うのですけれども、ちょっとその辺含めて、もう少し経緯を詳しく教えていただきたいなと。3点目は、今、コロナのこういった状況なので、なかなか給食に関して話す機会はないとは思うのですけれども、今回、私もこの内容を知ったというのが、今、保護者のほうに学校側からメールで届くものですから、以前はコロナ対策の部分とか、何かあればメールのほうに来るようになっているのですが、今回、これを見て、これについても、この後、どうなっているのかというのが分からないのですよね。30日、2日、違うところでご飯を提供したとなっているのですが、これ以降について、もとに戻ったものなのか、まだずっと違うところでご飯を供給しているものなのか、その検証も全部終わったものなのか、ちょっとその辺をもう少し具体的に教えていただきたいなと思います。とりあえず3点、お願いいたします。
答弁 学校給食センター長 柴田憲(学校給食センター長は2020年12月まで)
それでは、お答えしてまいります。まず、事故が7件、多いのではないか、具体的にどのような指導を行っているのかということでございますけれども、事故、実際に7件ございました。ただ、七飯町において、米飯の提供は週に3回行っております。1年間に全小中学校で提供する米飯数は約23万食となっております。平均で23万食となっておりますが、年間にもし異物混入が1回ございますと、割合は0.0004%になります。どうしても人の手が入る以上、このような事故が発生する可能性はございます。こちらのほうを、異物混入が限りなくゼロとなるように指導しているところでございます。平成27年度以降の米飯で発見された異物の中、工場由来の混入が判明しているのは3件となっております。先ほどもお話ししましたが、混入原因につきましては、不明である場合が多いです。しかし、例えば毛髪につきましては、調理員は帽子やマスクの着用、エアシャワー、粘着テープの使用など、衛生管理が徹底されております。製造中の混入の可能性もまれにありますが、混入物の一つ一つの発生原因を特定することはなかなか困難だと考えてございます。これら全て工場内で混入した可能性があるかどうかというところがなかなかはっきり、例えば部品が壊れた場合には、それが壊れた箇所が判明すればすぐ分かるのですけれども、実際、工場の部品が壊れていなかったり、毛髪が入る要素がない場合、どうしても不明とならざるを得ないのが現状でございます。米飯を外部に委託するに当たって、自前で炊飯するのか、外部委託するのか、比較したのかということでございますけれども、当時、部内の内部のほうで担当課含めて会議をしております。その中で、当然、米飯の炊飯機能についても討論をした結果でございます。初期建設費として、施設の大型化に伴いまして建築費用がかかってまいります。そして、当然、炊飯設備というのがございます。七飯町ぐらいの規模になりますと、全自動のタイプの自動炊飯器を導入する可能性が高いと思いますが、こちらの購入費用もございます。また、食缶の洗浄機、そういったものも発生いたします。ほか、ランニングコストといたしまして、その機械を操作する調理員の人件費、そして機械のメンテナンス等の維持費、また光熱費、そういったものを含めて計算して、比較をしてございます。米を炊飯設備を自前でやることによって、七飯町内の米を使うことができるのではないかということでございますけれども、こちらのほうは、以前より七飯町と北斗市産のブレンド米を使用しておりました。うちのほうから申し入れを行っておりまして、平成31年度より、七飯町内の、今、100%の米を使用しているところでございます。現在、委託で米飯を製造しておりますが、その使用している米飯のお米は七飯町産ということで御理解いただきたいと思います。最後に3点目、事故発生後の米飯の製造状況はどうなったのかということでございますけれども、こちらのほうで2回、代替の米飯を提供させていただきました。その後、すぐ原因が、函館市保健所も入りまして、工場内の設備実地調査及び試験炊飯を実施しております。私のほうもそれに立会してございます。その結果、工場内で混入した可能性は極めて低いという結論が出ておりますので、それをもって製造再開をしています。現在はその後は通常どおり、現在の納入事業者の米飯が提供されているところでございます。以上でございます。
再質問 13番 川村主税
今、納入している業者さん、今後も、今こういった年に1回、2回、いろいろなものを起こしている業者ですけれども、七飯町としては今後もここと提携してやっていくということでいいものなのか。逆に、こんなに過去6年で、今年はないということですけれども、例えば組合の中でも、何者か多分入っているのですよね。例えばどこか違うところに、例えば今回変えた製造業者に変えてみるとか、そういった考えはないものなのか、ちょっとその点について教えていただければなと。今後について、ずっと同じところで、こういうふうに5年間のうちに7件も起こしているようなところにまた今後もお願いしていくものなのか、また違うところに契約する気があるものなのか、ちょっとその辺についても教えていただきたいなと。異物混入の確認も、今回、工場ですか、その中で発生したものではないよとなれば、運搬の途中の中でそういったものが何かしら入ってしまったのかなというふうにとらえてしまうのですけれども、その辺も、やっぱり七飯町に当然運んでくるのでしょうから、その辺の確認をいま一度どう確認するものなのか、ちょっとその辺についても再度お聞かせください。2点ですね。お願いいたします。
答弁 学校給食センター長 柴田憲(学校給食センター長は2020年12月まで)
それでは、お答えしてまいります。今後、この製造事業者を利用していくのかということでございますけれども、こちらの事業者につきましては、公益財団法人北海道学校給食会の指定事業者でございます。指定事業者のメリットといいますか、どういうことが一番重要とされるかというと、安定して米飯を製造、提供できるということがございます。その安定というのは、物理的なものもございますし、価格も当然でございます。お米というのは、やはり天候に左右されるものでございますけれども、北海道学校給食会のほうでは、ホクレンのほうと協議を行って、米飯の価格、玄米の価格が大きく変わらないような措置もとられております。そのように、急激に、例えばお米がとれなくなったようなときであっても、米飯の価格が高騰しないような取り扱いをしております。そういったことを含めまして、現時点では、七飯町は今、公益財団法人北海道学校給食会の指定事業者のほうと委託をお願いしていこうと考えているところでございます。また、件数は、七飯町内で先ほど7件というお話をいたしましたが、実際、七飯町におきましては、いわゆる危険物、ガラスや金属片といったものは混入してございませんので、そういったことで、入ってはございますが、安全であると。工場のほうも、監視カメラ、金属探知機、こちらのような設備の安全対策をとられている工場はかなり少ないと聞いておりますので、そのようなことで継続してまいりたいと思っております。次に、輸送の件ですが、工場の中で入らなかったということもございますけれども、七飯町内の米飯の輸送に関しましては、七飯町で委託をした事業者が輸送しております。当然、こちらのほうも安全確認、また、非常に気をつけて、細心の注意を払って輸送しているところでございます。なかなか異物の混入原因、混入理由というのはなかなか難しいところでございます。私どもも事故が発生する都度、指定事業者、北海道学校給食会のほうと協議をいたしまして、限りなく安全なものを提供できるように指導または協議をしているところでございます。今後の再発防止に向けて、いろいろそのような取り組みを行いながら、引き続き安全・安心な学校給食の提供に務め、学校給食を実施してまいりたいと思っておりますので、御理解をお願いいたします。
再質問 13番 川村主税
今、答弁の中で、7件、異物混入と、定義の違いで何かそういうのがある 、 解 釈 の と ら え 方 、 ち ょ っ と そ の 辺 、 も うちょっと詳しく教えてもらえますか。異物が入っているのを異物でないみたいな、そんなようにも聞こえたものですから、ちょっとその辺、どういうふうに考えているのか、そこだけちょっと教えてください。
答弁 教育長 與田敏樹(教育長は2024年9月まで)
私から御答弁申し上げます。まず、異物は異物です。それはガラスだろうと木片だろうと、異物は異物です。それが入っていた件数が7件なのですけれども、工場で確認されたもの以外については、原因不明という形になります。なぜかといえば、これは搬送中に入るということはほとんど考えられません。工場で密閉してしまいますから。学校であけます。学校で入る可能性は否定はできません。でも、それは確認ができないので、全て製造元における不明という扱いになってきます。学校で発見されれば、これは不明でありませんから、そういう考え方です。そう い う 考 え 方 か ら い く と 、 き ち ん と 給 食 セ ンター、委託先で異物が出たというのは3件です。それを多いとするか少ないとするかというのは、これは基本的には見方によって全然違います。子供の安全を考えるときには、1件でもあっては、これは困る話です。これは私どもとしても同じ考え方をとっています。だからこそ、はからずもそういうものが出た段階では、機械の関係であれば、これは製造業者を呼んで、機械メーカーです。機械メーカーを呼んで、全部分解してもらって、確認をしてもらって、なおかつ試験炊飯のときに、保健所にも来ていただいて、そこまで細心の注意をしてやっております。そういう意味で、先ほど申し上げましたけれども、何十万食提供している中で、その中で3食分しかないということです。ただ、3食分でも、それが当たった子供がいるわけですから、これは決してあってはいけないということで、ないように努力はしたいというふうに思います。学校教育で育まなければならないものが、知育、徳育、体育というふうに言われています。これをつなぐものが食育です。その食育の根本が給食でありますので、この給食の安全を保つということは、学校教育そのものの安全・安心を保つということにつながるわけですから、これは今までも、議員から見れば非常に多いというとらえ方をしていると思いますが、まさしくそのことをしっかり心に押さえて、これからも発生しないように、教育委員会もしっかりと指導していきたいというふうに思っています。そして、子供たちに安全・安心な給食を提供していきたいというふうに思いますので、何かあったらぜひ給食センターで一緒に給食を食べながら、いろいろな議論をしていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします。以上でございます。
再質問 13番 川村主税
終わります。