中頓別町議会 令和7年第1回定例会 2025年3月10日
中頓別学園構想について
2025年3月10日、中頓別町議会の一般質問で、蓮尾純一議員が「中頓別学園構想について」質問し、教育長 大島朗、町長 小林生吉が答弁しました。
- 質問者
- 蓮尾純一 議員
- 答弁者
- 教育長 大島朗、町長 小林生吉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 蓮尾純一
受付番号5番、議席番号1番の蓮尾です。本日は3点お伺いしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。まず最初に、中頓別学園構想について、学校の運用についてということで質問をさせていただいておりますが、前に出ている議員の方々の質問となるべく重複しないようにと、一部重複してしまう部分もあるかと思いますので、ご容赦いただければと思います。それでは、入らせていただきます。中頓別学園構想の学校の運用についてというところで、先日議員と町民の間で議会カフェがあり、町民からも疑問点が多数寄せられました。ふだん説明会に参加されている方においてもやはり理解ができていないという方が多く、構想の周知が改めて必要だと感じていますが、今後の周知も今までと同じ形で進むのかをお伺いします。多くの疑問が寄せられた中から抜粋してご質問をさせていただきます。まず、フリースクールについてですが、現在1週間に1度の開催となっていますが、中頓別学園に移行した後、どのような運営になるのかと。そもそも学校の建物へ行きたく生徒への対応がどうなるのかお伺いします。ちょっとここで補足で少しだけ入れさせていただきますが、現在の中頓別学園の学校の構想だと、フリースクールも中に入ってしまっているという部分で今お伺いしているということであります。次に、教員の確保に係ることについてですが、今現在働かれている教員は学園が運用された後も雇用されるのか、それとも新たに道教委から来られるのかお伺いします。説明会資料にある建設コストの試算において従来の施設を建て替えるとしたときの試算根拠は、現在の施設規模を想定しているのか、学園構想と同等規模の施設を建設する際にかかる試算なのかをお伺いします。
答弁 教育長 大島朗
ただいまの蓮尾議員による中頓別学園構想の学校の運用ついて答弁申し上げたいと思います。中頓別学園構想についての周知についてですが、これまでの集合形式の説明やその中でワークグループ的な方法を通して、話しやすい雰囲気づくりはより一層配慮しながら進めていきたいというふうに考えています。また、先行して実践された議会カフェのような堅苦しくない自由な雰囲気で懇談ができる機会も好評だったと伺っていますので、今後そのような場をつくっていきたいと考えております。次に、フリースクールについてですが、フリースクールを利用する児童生徒のニーズは、様々な複合的要因で多岐にわたっています。現在文部科学省のガイドライン、COCOLOプラン並びに道教委のガイドライン、コンパスに準じながら、利用する児童生徒、保護者、学校、医療や様々な支援機関と相談しながら、誰一人取り残さない学びや自立へ向けたサポートをその都度協議しながら進めているところであります。現在も週1回という回数や場所を固定しているわけではなく、個別のニーズと対応できる体制を加味しながら、小中学校へ出張して行う場合や学習や活動の目的に合わせて地域内で行っている場合もあります。新たに施設に入るのは教育支援センターであり、不登校の児童生徒、保護者の支援の拠点となる中で、様々な理由で学校において学びができない時期に学習権を保障するということであります。今後もフリースクールの場所の固定ということではなく、一人一人の状況に合わせた柔軟で多様な支援を進めていくことを大事にしていきたいと考えています。場所が変わっても人的環境や授業づくりが安定することで成長や発達を促進させることもあります。いずれにしても、児童生徒のより丁寧なアセスメントに基づき合致した支援とサポートを専門的に組み立てていくことが重要なため、引き続き支援体制の充実と教職員の研修やスキルアップのための取組を進めていきます。特に令和7年度においては、中学校に通級指導教室を設置して、さらなる充実を図る予定です。本町は、中1ギャップや小1プロブレムの課題も大きいので、幼小中のスムーズな接続のための教育課程を編成し、実践化できるように取組を進めたいと考えています。教員の配置についてですが、義務教育学校に移行しても継続して勤務することになります。ただし、教職員には異動基準があり、その基準に準じて勤務することは他の宗谷管内の教職員と同様になります。町民説明会でもお示しした建設コストの試算について、小中学校は基準となる必要面積を基に増改修、または建て替えをすることを、それ以外は現有面積での建て替えをすることを想定した上で、建設費の面積当たり単価も今の設計で積算されたものを当てはめて計算したものとなっております。以上でございます。
再質問 1番 蓮尾純一
今の答弁いただいたもので再質問をさせていただきます。まず、中1ギャップ、小1プロブレムの課題が大きいという部分があるのですけれども、一方で義務教育学校について調べていくと、例えばですけれども、小学校から中学校に切り替わるときに生まれ変われるタイミングでも一方ではあると。小学校では内気だった子が中学校に入ってからは新しい気持ちで学校に行くことで生まれ変わり、楽しく過ごすことができるようになったというような事例も見受けられます。そういう部分も加味していくとなると、義務教育学校は決して絶対的にいいとは言えないのかなというふうに思える部分もあるかなと思っています。あと、前段の答弁にありました部分ですが、周知の方法についてなのですけれども、基本的に賛成の人たちが集まっている説明会だったり、ワークグループ的なものになっている傾向がどうしてもあるのです。逆に言うと、反対の人たちを集めて説明を差し上げるという機会を設けていないと思うのです。皆さん同じ立場で考えていただいたら分かると思うのですけれども、ポジティブな賛成の意見を述べている中で、反対の意見を述べるというのはかなりの勇気が必要になります。ポジティブな人たちの意見を潰したくないという気持ちが人たちとしてやはり働くと思いますので、反対の人たちの意見を酌み取る機会というのをしっかり今まで設けるべきだったというふうに思っています。その反対の人たちに対して意見を述べる場を設けてこなかったことが今のよじれ、こじれにつながっていると思うのです。無視されている、町民の声を聞いてもらえないと町民の方で言う人も、例えば町長が町民が主役のまちづくりですよって言っていますよね。ただし、主役のまちづくりと言っているのに、肌感では8割、9割反対している人がいるのに、何で8割、9割の人たちは主役になれないのだという話もやっぱりされています。反対の意見もしっかり吸い上げた上で、反対の人たちに対しての説明会を行うという勇気を行政側に持ってもらう必要があるのかなというふうに思っています。これについては、今までの一般質問の中でも私もさんざん言ってきておりますので、改めて周知の方法についてしっかり考えていただきたいというふうに思います。あと、教職員の部分で保護者の方々が不安に思っている部分をちょっと補足でご質問させていただきますが、義務教育学校になると小中が一貫となるわけですよね。その中で、教員免許の区分というのはどうなるのだということも不安に思っている方々がいます。例えば中学校の教員免許しか今持っていない、小学校の教員免許しか今持っていないという人たちがそれぞれの学校にほぼいらっしゃると思いますけれども、小中学校の教員免許を持っている人のみを採用するのか、それとは別に小学校、中学校の別々の教員免許を持った方々がそれぞれの6・3制の中で分かれて指導するのか。むしろ分かれて指導するのであれば、義務教育学校としてつながりをもって6・3を義務教育学校、9年制にする意図、意味というのは本当にあるのか。先生がばらばらになってしまうのでは意味がないのではないかという意見もあります。その部分についてお伺いします。
答弁 教育長 大島朗
ただいまの再質問にお答えしたいと思います。小から中に切り替わるときの事例としてメリットだけではないのではないかと、デメリットもあるのではないかという質問だったかなというふうに思うのですけれども、説明会のときにもデメリットのところも説明したところと重複するのですけれども、当然先行している義務教育学校の中でもメリットとは言えない部分の一つとして、デメリットとして小から中の節目がなくなるのではないかということも私たちも調べていました。そこも成功している学校の中では、そこを踏まえた上で6年生のときに、一般的に言うと中1になるときに節目になる取組も、集会的なものだとか、それから子供たちの節目になる、教育課程でいうと小学校教育課程と中学校教育課程というふうにどうしても学習指導要領の中で区切られるところもありますので、教科学習の中では道徳だとか、主要教科もそうですけれども、やっぱり6年間の締めくくりというところが学習内容ではどうしてもありますので、そこは教育課程の中で、小学校の卒業式というのは今のところは設定しないつもりではいますけれども、その節目になるような教科の学習のまとめだとか、それから次の学習指導要領でいう中学校部の中での学習内容に対する期待だとか、そういうことは進めているところもありますので、ぜひそこが子供たちにとってプラスになるような、そういう教育課程にしていこうということで今計画を進めているところです。絶対的にいいということではないところをどうしていくかというところの先行事例には大いに学びたいというふうに考えています。それから、最後の教職員の免許のところを先に答弁させていただきたいと思いますけれども、ここも先生方とも話をしているところではあるのですけれども、当面は、原則としてはやっぱり両方あったほうが望ましいのだけれども、では望ましいということはなければならないのかということではないということで、今の免許制度はかなり私立大学でも小と中の免許は、昔でいうと副免とかというような形だったのですけれども、今はスムーズに取れるようになってきていますが、その制度の状況も踏まえた上で、原則は両方あったほうが望ましいけれども、両方持っていなければならないという、マストではないというふうに文科省のほうでも言っていますので、そこの心配は教職員の中ではないようにしていきたいというふうに思っていますし、そういった措置をしているところです。免許は小中持っていなければならないわけではないのですけれども、今申し上げたようにあったほうがいいのだけれども、では小と中の教科の中でそれを両方持っている先生がスムーズに指導したりということは当然できますし、では中の免許を持っていないから中学生に対して指導ができないか、教科の指導はなかなか難しいと思うのですけれども、様々な教科外の指導の中で関わったりというのは当然行うことができるだろうというふうに思っていますので、そこの免許の所持について子供たちにマイナスになるようなことがないような、先ほど申し上げたように人事異動がありますので、そんな中でどんどん新しい先生は両方の免許を持っている、所持している方が多くなっていますが、経験のある先生の中ではどちらかしかない方もいます。その方たちを排除するということではもちろんないので、その中での配置された、道教委から任命された先生方の構成の中で、よりよい教科の指導だとか学級担任の構成だとかというのを進めていくということが今の一般的な義務教育学校になっていますので、私たちもそこは道教委とも連携を図りながら、そういう先生方の配置と、それから運用については考えていきたいというふうに思っています。
答弁 町長 小林生吉
こういった事業の周知の考え方において、蓮尾議員がおっしゃるように反対の方の意見に向き合えるような、そういう機会や説明を尽くしていくということについてしっかり取り組んでいかなければならないという認識を改めて持って進めていきたいというふうに思います。その上で、経過について少しだけ説明をさせていただければと思いますけれども、我々としては賛成の人だけを集めて説明をしてきたというつもりはもちろんないのです。その中で、特に建設費が大きくなってきた中での不安とか心配、反対ということが大きくなってきたのではないかなというふうに感じています。中学校を建て替える計画を一旦白紙にして、そこから小中併用型か、併用型というか、小学校、中学校が1つの施設に入る考え方もあるし、義務教育学校になる考え方もあって、それはどちらかに決めるということではなく、少し議論をしながら、でも趣旨としては1つにしていこうという方向性を打ち出していく中でも教育関係者の中からの疑問とか反対とかはあったのかなというふうに思います。その中で議論を重ねながら、今の方向が出されてきているかなというふうに感じています。その詳細については、教育委員会の中でやっていたので、私の中では詳細は承知していないところもありますけれども、そういった中で議論してきたという経過もあるというふうにまず申し上げたいと思います。それと、最後にやった町民説明会や保護者の説明会においては、私としては不安を感じていたり、反対の方がむしろ多く集まる説明会になるだろうというふうな想定をして開催をすることにして、かつやっぱりここは私自身が説明者であり、答えに立つべき、立たなければいけないなということでやらせていただきました。十分だったかどうかは評価できないところもありますけれども、冒頭申し上げたとおり、今後の町民の意見を聞くということの方法においては、賛成、反対、いろんな立場の人たちの声をしっかり聞き取れるような、そういった考え方に立った説明会や意見交換の場を設けていくように努めていきたいというふうに思います。
再質問 1番 蓮尾純一
丁寧な答弁をいただき、ありがとうございます。従来ずっと申しておりますが、私は学園構想自体は反対ではないのです。ただ、ずっとこの約2年間、説明不足であるということは常々申しておりました。それをどれぐらい素直に本当に受け止めていただいていたのかなと思います。もしも2年前の段階で説明不足ですよということをしっかり酌み取っていただけたのであれば、今のこのような状況にはなっていないと。町長が最後にされた説明会もぎりぎりですよね、されたのは。こうなる前にもっと早くできたのではないかと思います。直接的な言い方をすると、行政に対しての不信感、不安になっています、これが。それがイコールで学園構想に対しての不信感につながっているというふうになりますので、もちろん我々議員は町民の意見を吸い取るというか、酌み取る側におりますので、我々が言っていることは個人が言っているではなくて、町民の総意にも基づいて言っている面もあるのだというところをしっかり酌み取っていただいた上で、以前に細谷議員がおっしゃった検討するとかというふうにお答えいただけるのであれば、しっかりそれを実行していただければ今のような事態にはなっておりませんと思いますので、よろしくお願いしたいなと思います。今現状として、賛成と言いましたが、今までの説明経過等を踏まえると私は反対せざるを得ないなと思っています。それぐらい町民は今この学校問題に対して不平、不満を抱いております。そこを踏まえた上で、今まで本日の一般質問で町長等が質問にご答弁をいただいていたものも一度検討して、次の臨時会に私は臨みたいなというふうに思っております。