中頓別町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月5日
学園構想の根本問題について
2024年3月5日、中頓別町議会の一般質問で、蓮尾純一議員が「学園構想の根本問題について」質問し、教育長 相座豊が答弁しました。
- 質問者
- 蓮尾純一 議員
- 答弁者
- 教育長 相座豊
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 蓮尾純一
それでは次に、3番目の質問に入らせていただきます。学園構想の根本問題についてということでご質問させていただきます。定例会のたびに、先ほどの宮崎議員にもありましたが、度々いろいろな議員からも、私からもこの問題について取り上げておりますが、いまだに町民の多くはこの問題について内容を理解していない方が多く存在します。私も町民から聞かれますので、町民に説明する中で多くの方が説明をした後に疑問に感じていることですが、ほとんどの方に図書館はなぜ必要なのか、社会教育はなぜ必要なのかと尋ねられます。これらが必要な根拠の提示をお願いしたいと思います。町民自身が必要だと本当に感じているとお考えでしたら、その根拠の提示もお願いします。いずれも既に事務事業等として実施されているものですが、利用者であったり、参加者の数は現状決して多いものではないですが、新たに施設を建設することでこのことが変わるとお考えでしたら、どのような方法で利用者、参加者が増えていくのか、ソリューションの提示をお願いします。
答弁 教育長 相座豊(教育長は2024年6月まで)
蓮尾議員の学園構想の根本問題について答弁させていただきます。図書館は、社会において非常に重要な役割を果たしています。その必要性は、情報の提供、教育の支援、文化の保存と普及、そして地域のコミュニティーの中心地としての役割があります。特に新たな施設の図書館は、人々が集まり、情報を共有し、イベントやプログラムに参加する場所として位置づけもあります。現在の図書室は、規模的にもそれらを十分に果たせていない現状もあることから、町立図書館と学校図書館を一体化することで資源の共有と拡充、教育の支援と連携強化、コミュニティーの中心地としての強化を図っていきます。令和4年2月に実施したこども園、小中学校保護者アンケートで、子供たちが放課後や休日にできたらいい活動はの質問に対して、運動をする22.6%、自然体験をする15.3%、国際交流をする10.0%の次に本を読む9.5%という回答があり、子供たちに身につけてもらいたい力を育む場所の提供にもなると考えています。また、社会教育は、個々の人々や社会全体の発展に重要な役割を果たしています。その必要性は、生涯学習の促進、社会的包摂、ソーシャルインクルージョンの促進、町民参加の促進、文化的多様性の尊重と促進、経済的発展の促進と言われています。社会教育は、個人の成長や社会の発展に不可欠な要素として位置づけられています。新たな施設では、現在行っている取組をさらに充実させ、一般向けの図書だけでなく、専門的な資料や雑誌も幅広く取りそろえる予定でいます。また、地域の人々がどのようなサービスやプログラムを求めているのかを把握し、それに基づいて例えば子供向けのイベントや読書支援プログラムを充実させたり、文化イベントや講座、展示なども積極的に開催することで、地域の人々に親しまれ、サービスやイベントについて積極的に広報し、関心を高めることで地域の文化、人生100年の学びの拠点、教育の拠点として機能させていきたいと考えています。
再質問 1番 蓮尾純一
再質問させていただきます。実は、町民の方に実際に図書館が何で必要なの、社会教育が何で必要なのと聞かれたときに、私は大体こういう説明するのです。ですけれども、やはりぴんとこない、腑に落ちない、何でかなと思うところなのですけれども、結局もともとあまり本を読む機会が既に今持っていない方、今ない方にとっては、すごく遠い施設なのです。今の図書館の利用率を見てみても、そういう現状がもう根っことしてあるのかなと思うところです。説明してもなかなか理解が得られないところなのかなというところがあります。それを考えたときに、現在使われていない図書館が新しい建物の中に入ったとしても、地域のコミュニティーの中心になるというのがなかなか想像しづらいなというのが今の私の率直な意見です。そこの部分については、どのように解消していくのかという部分をお伺いしたいなと思います。あと、これに関連する事柄ですけれども、今小中学校の保護者のアンケートで本を読む9.5%という回答があったとあるのですけれども、これはあくまで小中学校の保護者のアンケートからの観点なのです。全町民に使ってもらうということを考えると、この観点ではなくて全町民が本を読むことを上位に上げているのであれば今の答弁は意味をなすのかなと思うのですけれども、これもちょっとだけずれているのかなというふうに答弁を聞いていて思うところであります。取りあえずその部分についてお願いします。
答弁 教育長 相座豊(教育長は2024年6月まで)
町の図書館を整備するという観点は、まず第一に教育の機会均等ということを念頭に置いています。現状蓮尾議員がおっしゃるとおり、利用者はそう多いとは私も思っていません。ただし、必要とする人も間違いなくいると。これを整備することで学びたいという要望に自治体として、教育行政として応えていくという役割は、私は大きなものがあるなというふうに思っています。図書館を整備していく中で新たな図書への要望を引き出して、新たな活用を生み出していくということを大きな目標にしているところです。現在の利用者が少ない要因の一つには、あまり施設自体に期待されていない部分もあるのではないかなというふうに思います。借りたい本がない、行っても知りたい情報が得られないということももしかしたらあるのではないかなというふうに思います。以前にもちょっとお話ししましたけれども、システムを取り入れることで全国の図書館との連携が取れるということをまず1つとしていますし、アナログである本とデジタルのコンテンツを併せて、デジタルから入って本に入っていく、本をきっかけにデジタルの世界も経験していくという相互作用が生まれればいいなというふうに思っているところです。読書率が上がるのがまず第一であります。学校としては、教科に関わる本があることで、そこに行って、授業の合間に本に触れて新たな情報を得ていくという方法もあると思いますし、町の人との交流の中でそれらを補完していく場所にしていきたいという思いもあります。蓮尾議員がおっしゃっているとおり、本だけで新たなコミュニティーを生み出すというふうには単純にはいかないと思っています。それで、ぜひ地域の方々がイベントを開いて、そこに集まれるようなことも地域の方々と相談しながら事業を展開していけたらいいなと思っています。それをきっかけに本につながっていく、コミュニケーションが生まれる、そういう図書館にしていきたいなというふうに思っているところです。
再質問 1番 蓮尾純一
学校建設に向けて今動いている最中ですので、なかなか時間も取れないかと思いますが、内容として今ご答弁いただいた内容も並行して煮詰めていっていただいて、仮に学校建設が、議会を通ったですけれども、進むのであれば、そのときには期待されているもの、今教育長がおっしゃっていただいたようなものをすぐに実行できるような体制もつくっていっていただければ、町民も多少は学校ができる意味も少し理解が初めてできてくるのかなと思う部分もありますので、ご答弁いただいたことをぜひ実施していただきたいなと思います。ただ、今のは建つのが前提だった話なのですけれども、私一番最初に質問の中でも挙げておりますが、どうしてもループしてしまう話になりますが、全ての今の話も含めて町民自身が建物を望んでいるというような空気感をこの前の自治会にお声がけいただいた会などを通じてでもやはり感じないのです。私もお店を営んでおりますので、たまにお店に出て、特に相手から話しかけられることなく、私からお声がけさせていただいて、学校のことどうみたいな話とかしても、学校は分かるけれども、町民センター機能と図書館はねみたいな話ってやっぱり出てくるのです。私もポジティブに説明するようにはなるべくはしているのですけれども、やはり腑に落ちない部分が往々にしてあって、かなりの方がポジティブに捉えていないという現状も今お伝えしておかなければいけないのかなと思いますので、質問の中にさせていただいていた町民の方が必要だともしもお考えでしたらという部分で根拠の提示をということをお願いしておりましたが、答弁の中ではその根拠についてはご答弁いただいていなかったので、特にやはり今根拠はないのかなと思いますが、今の部分に関して何か答弁できることがあればお願いします。
答弁 教育長 相座豊(教育長は2024年6月まで)
教育施設は、要望に基づいて整備できるものばかりではないということかと思います。造ることによってその要望を、新たな要望を引き起こす、引き出して町の文化度を高めていくというためには、現状十分な要望を持たれている方が多数ではないということがあったとしても、造っていく中で理解をしていただくということを私は大事にしていきたいなと思っています。社会教育についての言及もこれまで何度も蓮尾議員からいただいているのですけれども、社会教育という言葉自体のイメージがあんまりよくないのかなというふうに思っています。どうしても社会人になったとき今さら教育受けたくないという思いは率直にあると思うのですけれども、教育行政執行方針でもお話ししましたとおり、今教育の在り方が変わってきていると。どうしても教育というと、鉛筆を持って話を聞いて、ノートを書いて、自分で覚えていくということが教育の中身、いわゆる勉強というふうにとらわれがちなのですけれども、これからはそうではないと。学校でも鉛筆を持つ頻度は相当下がってきているのです。新たな図書の中で、図書をきっかけにして人が集まって、そこで話し合ったり、笑い合ったり、相談し合ったりという活動自体が社会教育そのものだと思います。そういうことで、利用を促す中で町民の方に社会教育について理解していただくとともに、町民みんなで教育に対する理解を深めながら、町の文化度を高めていきたいと。実際来ていただいて、あそこに行ったら楽しいよと、新たな人間関係もできるよという体験を通していただきたいなというふうに思っています。町民向けにはそのように思っていますし、同時に町外の方にも開放して、関係人口を増やしていくということも一つ視野には入れております。それで、中頓別町に足を運んでもらう人を増やしていく一助にもなりたいなというふうに思っているところです。
再質問 1番 蓮尾純一
一部ご理解がいただいていない町民がいることも存じているという答弁で、少し安心しました。ほぼ全てが賛成しているわけではないよという部分は承知していただいて、むしろ肌感覚としては、今教育長がおっしゃったとおり、今のところは賛成ではないという方もいらっしゃるという部分を認識していただいているというのは少し私は安心できたところですので、今おっしゃっていただいたことをそのまま町民にダイレクトに伝わるような何か手段であったり、場所であったりというのを、今回ご答弁いただいたことをそのまま町民に伝えるだけでもかなり町民の気持ちは変わってくるとは思いますので、そういう機会を設けていただいて、町民に対して説明していただく、ペーパーでもいいと思うのですけれども、そういうのを少しずつまず広めていっていただかないと、我々もどうしても今の町民の声を聞いていると、このこと自体にダイレクトな話だけで聞いていて、こんなの要らないではないかと言われている話だけ聞いていると反対せざるを得ないのです。そうではなくて、教育長が今おっしゃっている部分も私も重々承知しておりますので、もう少しそういった部分もしっかり周知徹底できるように情報発信のほうをお願いしたいと思います。私のほうは、3点、以上で質問を終了させていただきます。ありがとうございました。