中頓別町議会 令和6年第1回定例会 2024年3月5日
中頓別学園の設立に向けては高騰を続ける費用面を含めたより現実的な説明
2024年3月5日、中頓別町議会の一般質問で、宮崎泰宗議員が「中頓別学園の設立に向けては高騰を続ける費用面を含めたより現実的な説明」について質問し、教育長 相座豊、町長 小林生吉が答弁しました。
- 質問者
- 宮崎泰宗 議員
- 答弁者
- 教育長 相座豊、町長 小林生吉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 宮崎泰宗
それでは、2問目は、中頓別学園の設立に向けては高騰を続ける費用面を含めたより現実的な説明をということで、ちょっと題名は長くなっていますけれども、シンプルにお伺いしたいと思います。先日のアンケート実施の状況も含め、新たな学校、新たな公共施設の必要性、町全体の教育施設としての在り方と、物価や人件費など様々な費用が高騰した状況でも衰退著しい中頓別町が推し進めるべきものなのかという点において、特に新たな施設のポテンシャルと費用面とのバランスに対して理解が得られているとは言えない状況で事業が進んでいる印象が町内には根強くあるかと思いますが、メインとなる小学校部分の改修と増築分については、48億円を限度とする町の考えが議会の調査の中でも示されました。これだけでも当初の35億円というような見通しからは大幅な増額になるわけですが、こういった費用を明確にした上で、費用抑制の工夫を講じてもなお多くの機能を実現していくとの丁寧な説明などの取組もさらに重ねていくべき状況にあるのではないでしょうか。また、これはいわゆる本体工事費に当たる費用であり、これには現存の町民センターの解体費用も含まれるとのことですが、ほかの附帯工事費に当たる笹野川の埋立てや新年度実施予定の中学校の改修費用、必要備品の購入、中頓別学園の設立に向けた協議会やワークショップ、イベントなどの開催費用、これらを企画、支援しているコンサルへの委託料などの諸経費を含めた総工費としてはいかほどのイメージを持てばよいのか。これに設計料を加えた総事業費としては幾らになるのか。大まかな内訳も含め、より明確になってきたであろう中頓別学園の設立に係る経費の全容について改めて説明していただきたいと思います。本工事が行われる期間に小学生が問題なく中学校で学校生活を送れる内容となっているのか、新年度実施予定の中学校の工事内容についても具体的に伺います。また、最大で48億円とするこの本体工事の負担割合についても、起債、補助金、それ以外の町の実質的な負担額も変わってくると思いますので、これについても伺います。この町費の部分については、短期間に現世代だけで基金を積み立てることによって確保するという考えが示されており、これまでも施設整備で同様の対応が取られてきた経緯もあるとは思いますが、これは今後長く利用されていくであろう町内最大となる公共施設の整備事業であり、その金額も過去とは比べ物にならない、まさに桁違いの建設事業であることからも限定的な負担の見直しも必要であると考えます。監査委員からも町民負担の公平性を求める意見書が提出されており、町長も実際により多く利用していく将来世代も負担する形として、基金の積立てをしない財政負担の可能性についても言及されていたと思いますので、この点も含め町民理解の拡大につなげようとする今後の新たな取組などにおいても何か考えておられることがあればお聞かせいただきたいと思います。
答弁 教育長 相座豊(教育長は2024年6月まで)
ただいまの宮崎議員の中頓別学園の設立に向けての現実的な説明をというご質問に対して答弁させていただきます。まちの人とともにつくる人生100年の学びの拠点づくり基本計画の施設の配置計画の方針に、既存施設を活用しながら新旧を一体的に活用できる施設配置としますとあります。施設の長寿命化、複合化は、持続可能性と今後の施設の老朽化に対する経済的な効果や運営コストの節約につながります。また、複合化されることで地域の中心地としての役割を果たし、コミュニティーの結束や活性化の促進を図ることが期待できます。設計当初は、町民センターをそのまま活用する計画でしたが、調査の結果改修費用が建て替えるよりも高くなることから、現在の設計に至っています。また、12月に町民の皆様に配付した資料でもお示ししたように、現在進めている実施設計は中学校を単独で建設し、今後改築が必要な町民センター、給食センターを個別に建設するより費用を67%に抑えることができます。その中には小学校の改修も含まれることになります。さらに、実施設計中も施設面積を約73%に圧縮し、階段1か所を取りやめ、チップボイラーを見合わせるなど、建設費抑制を進めてまいりました。設計担当者より建設費は下がる要素はなく、上がる要素しかないと言われています。建設費以外の費用についてですが、中学校を小学生も含めた仮校舎として活用する改修については、子供たちが安心、安全な教育活動を送り、教職員が働く上で困らない最低限度の工事として5,000万円を計上しています。中学校の空き教室や特別教室を間仕切りして教室をつくり、トイレや水飲み場が小学生低学年でも使える高さに調整したり、壁面を明るくするなど他自治体の事例を参考にした工事を計画しています。実施設計を優先していることから、仮校舎の工事計画が想定よりも遅くなっているため、現在細部の改修について設計を進めています。備品については、実施設計が確定した後に選定していくことになりますが、設計担当者から同規模の施設では家具、ICTを含めて最大3億円という情報をいただいていますが、できるだけ建設費に含めるようにして縮減を図っていきます。この備品については、ふるさと納税や同窓会へ寄附を要請し、活用させていただく予定です。ほかに実施設計委託料は約1億7,000万円、技術支援業務委託料は約640万円、アドバイザー委託料は約1,590万円となっています。外構工事の計画は、今後としています。中頓別学園の整備に係る事業費は、現在48億円程度を一つの考え方として持っているところですが、国庫補助金の算定が確定していないことから、事業費が増加となったことに伴う財源内訳をお示しすることは現時点では難しい状況にあります。借入れを行った起債の償還が開始となれば、交付税算入額を除いたとしても単年度の負担額が重くなっていくことが予想されますので、他の事業に影響を及ぼすことがないよう可能な範囲で償還財源の積立てを行うこととして、後年度の財政負担を少しでも軽減できるようにしていきたいと考えています。いずれにしても、この施設の整備は、地域の発展と町民の皆様の利便性方向、子供たちの教育環境にとって重要な事業です。今後も定期的に町民の皆様へ説明する機会を通じてご理解いただき、事業をより一層推進したいと考えています。
答弁 町長 小林生吉
この件も宮崎議員のほうから答弁漏れのご指摘がありましたので、その部分だけ私のほうから補足をさせていただきたいと思います。今日、先ほどお手元に資料を配りましたけれども、1点は笹野川に関する費用でありますけれども、設計で300万円程度、工事で4,400万円程度であります。それと、外構工事を含めた全体の工事費についてでありますけれども、これまで令和5年度までで既に2億7,600万円ほどの支出がありますけれども、その分も含めて全体を申し上げたいと思いますけれども、設計や工事に関する管理、それと設計支援、これを含めてその部分が3億8,400万円程度ということであります。あと、工事につきましては、先ほど申し上げました笹野川を含め、仮校舎を含め、その後の跡地整地や外周道路も手直しが必要になると思いますので、それらを含めて、現時点でありますけれども、49億7,400万円程度の費用になるかというふうに思っています。あと、これまで行ってきたワークショップやこれからの分も学校づくりの支援業務を含めて7,900万円ぐらいの費用になる見込みであります。あと、先ほど答弁の中でも備品について3億円とかという数字がありますけれども、実際はそれらはかなり抑えられるというふうに思っています。ちょっと数字を明確に申し上げにくいところはありますけれども、できるだけ抑制して、今あるものを使えるものは使っていくというところを基本に運営できればというふうに思っています。これが全体の工事に係る総事業費というふうに捉えていただければいいのかなというふうに思います。あと、これらがどこまで増えるか、あるいは抑えられるかというところだと思いますけれども、今工事費も去年の実施設計の中間、秋ぐらいの段階から今年の発注時期までの間に工事費が20%ぐらいは上がるだろうという見込みを含めて今この金額を設定しています。これは、それより上がらなければありがたいなというふうに思っていますけれども、それ以上という可能性もゼロではないので、何とも言えませんけれども、これぐらいの今の金額のそう増えない中で収められることを理想としていきたいというふうに考えています。ただ、学校本体の話でありますけれども、大変大きな事業費なので、本当にこんな施設が必要なのかというご議論ありますけれども、実際今縮減、縮減というふうにして3段階くらいで面積縮減してきていますけれども、公立学校の補助金を受けるに際しては最低限の基準面積というのがありまして、つい直近の算出している面積はもしかしたら下回るかもしれないぐらいの面積になって、本当にこれ以上削減すると文科省の補助金が当たらないというような状況も想定され得るそれぐらいの規模で、これは町民センターを除いているとかということではなくて、全部含めて、給食センターも含めてそれぐらいの面積になっているので、面積としてはやはり今規模程度ぐらいを維持しないと、維持しないとというのは変ですけれども、私としてはかなり縮減されているというふうに、むしろ狭いぐらいなのではないかというふうにも思っていますけれども、これ以上の規模縮減をして経費を落とすということは、財源の問題も含めてあんまり考えにくい状況にあるということは踏まえていただければというふうに思います。あと、すみません、長くなりますけれども、起債の償還に充当するための基金の積立てに関するところでありますけれども、先ほども申し上げましたけれども、将来的な今後の財政負担を少しでも軽減できるように交付税算入額を除く額を基金として償還に充てていくというふうに考えていますけれども、その基金化に当たっては既存の財源の組替えも含めて検討していくことになろうかというふうに思っています。償還総額の全てを基金とすることは難しいかなというふうに考えていますので、満たない部分については今後の負担として、今後の世代にも負担していくというようなことも併せて考えていくということになろうかというふうに思います。基金の積立てをしない財源負担の可能性について、ちょっと私自身も明確な認識がなくて、そのような趣旨のことを申し上げてきたかもしれませんけれども、今申し上げましたとおり、全てを事前に積立てということではなくて、可能な範囲で積み立てて、将来の負担もお願いをしていくということになるのではないかというふうに考えています。申し訳ありません。長くなりました。
質問 5番 宮崎泰宗
教育長のほうからもたくさんご答弁いただいていて、さらにこれについても追加のご答弁を町長のほうからもいただいたので、再質問を用意していたのですけれども、あんまり質問することがなくなってしまったなとは思うのですけれども、まだちょっとお時間ありますので、あれですけれども、今町長のほうから町民負担の関係についても、これは今明確にお答えを、これは再度伺おうと思っていたのです。そういった基金を積まない形であるとか、長期的な基金を設ける形であるとか、町のほうでずっと言われていた短期間での今町長がお答えいただいた基金の形、この3つぐらいのお話があったので、全て検討された上で今町長がお答えになったような考えに固められたというようなことでしょうかというふうに聞こうかなと思っていたのですが、これは固められたということで、足りない分というか、積み切れない分だったりというのをまた将来の負担ということで、少し将来の方にも負担していただくというようなことかなと思います。この中頓別学園事業、今回も前回と同じ3名が再度質問、同じ3名が質問を通告しております。町長が前におっしゃっておられました教育長がおっしゃる1つのイシューというものに関して、ここまで議論されたものもないだろうというふうに思います。私も議員として今4期目になりますが、この13年間でここまで同じテーマに関する質問を続けてきたというのは、私個人でいうとコロナ対応ぐらいかなというふうに思う。個人的にはそうなのですけれども、議会全体の中でも本当に過去最も多くの時間をかけて調査等が行われた事業ということになると思います。ただ、その事業そのものは進んでいるというところもありますし、私の個人的な印象ですけれども、町民の皆さんのご理解であるとか、町民負担というようなところの考え方、こういったところにだんだん議論をそぎ落とされてきたのではないかなというふうな気はしています。今回町民センターの解体費用も含まれるとされているこの新たな施設そのものの整備費用としては48億円というような額に収めるという、今ほかの費用についてもある程度お考えというか、今後の見通しを出していただきましたので、かなり明確に示された状況になるかと思います。こういったことを含めて、今後も教育委員会のほうでも町民の皆さんの理解が深まるように進めていっていただきたいと思うのですけれども、なので再質問1点だけ、時間もないので、伺いたいと思うのですけれども、これも以前に伺ったことのある点ではあるのですけれども、本事業によって機能を失うと思われる施設の利活用という点で、例えば図書館が移動して、今ある場所から全く新しい小学校のところにいくであるとか、こういった形で今ある場所の機能というのは失われたりすると思うのですけれども、以前工事中の小学校の学びやとして自然学校の利用というのが挙げられておりましたけれども、今回の予算計上されているところからしても中学校を活用することになります。トイレであるとか5,000万円かけて改修するということです。それで、新しい施設の工事が終わったから、その後の有効利用の考えがないということにもならないのではないかなというふうに私は思うのです。この点、使用後の施設の活用について、状況が変わったりもしたかと思いますので、伺いたいと思います。例えばせっかく改修したトイレなどが傷まないように管理をするために中学校の校舎、体育館、こういったところをふだんでも町民の皆さんに活用していただいて管理するような、この点について心配されている町民の方々もいらっしゃるかと思いますので、伺いたいと思います。
答弁 教育長 相座豊(教育長は2024年6月まで)
ただいまのご質問に対してお答えしたいと思います。まず、敏音知の小学校の活用については、以前可能性としてお話ししたことがあるかと思いますけれども、学校が半分程度学年が分かれてしまうという不都合が起きるということと、それから仮にそちらを活用したときに放課後子どもプランの子供をどういうふうに連れてくるとか、具体的な運用を考えるとなかなか難しいところがあるなということで中学校に一体化して、義務教育学校に向けての準備を進めようというふうに変わっていったということをまずお話ししたいと思います。それから、整備した中学校、それから移転後の図書館の利活用については、十分議論をまだ尽くしているわけではないのですけれども、中学校については洪水時の避難所として使いたいなというのがまず1つ。それから、図書館を整備したときの書庫が新しい施設にはつくれないので、書庫として教室を活用しようというところまでは今のところ考えてはいます。いずれにしても、空き家状態にしてそのまんまにしておくのではなくて、有効に活用できるように町民の皆さんとまた今後も考えていきたいなと思っているところでございます。
質問 5番 宮崎泰宗
もう残り時間なくなりますので、質問についてはここまでとさせていただきます。今施設の今後の再利用ということについてもさらにご検討をされているような印象を受けました、お答えを伺って。この事業そのものは、始まってしまえば、勝手にではないですけれども、進んでいくようなところはあると思いますけれども、この施設、先ほど教育行政執行方針の中でも本当にたくさんの方に新しくできるであろう施設を利用していただきたいということがありましたので、これにつなげるためには町民の皆さんのご理解を得るというのがこれは本当に町側が積極的にやっていかないと進んでいかないことだと思いますので、これからも様々な形で町民の皆さんに新しい施設を理解していただくということを取り組んでいっていただきたいというふうに思います。私の一般質問については以上とさせていただきます。