みんなの議会

中頓別町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月22日

健康増進や町民間コミュニケーション等の場の創出に係るトレーニング施設の整備について

2023年6月22日、中頓別町議会の一般質問で、蓮尾純一議員が「健康増進や町民間コミュニケーション等の場の創出に係るトレーニング施設の整備について」質問し、教育長 相座豊、町長 小林生吉が答弁しました。

質問者
蓮尾純一 議員
答弁者
教育長 相座豊、町長 小林生吉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 蓮尾純一

受付番号2番、議席番号1番、蓮尾です。先日の選挙において当選させていただきました。1期目になります。いろいろと足りないところもあるかと思いますが、考慮していただければ幸いです。それでは、質問のほうを先に進めさせていただきます。今回3点質問のほうを準備させていただきました。時間の関係もあるかと思いますので、まず1点目から質問させていただきます。健康増進や町民間コミュニケーション等の場の創出に係るトレーニング施設の整備についてということで質問のほうをさせていただきます。健康増進に係り、当町においては各スポーツ団体による運動も盛んに行われてきた経緯もありますが、人口減少や高齢化に伴い団体での活動が難しくなっている現状があると伺います。一方、団体ではなく個人でパークゴルフやランニングなどを楽しまれている光景を目にする機会も多くあり、自然に囲まれ、比較的恵まれた環境にあると感じている次第でございます。一方で、運動全般に係るインフラにおいては恵まれているとは言えない状況があり、例えばランニングに係るようなことですが、町道や道道の歩道の波打ちなどは寒冷豪雪地ゆえ仕方ない面もありますが、けがを誘発しやすい状況になっている面があることも拭えません。また、体育館についても老朽化が進み、冬期間の利用は寒さから不便が生ずるなどの現状があります。健康増進のために運動することに対し、団体での活動が難しくなっている。運動する各スポーツ施設の状況も決していい状況ではない。冬期間は他地域と比較し寒冷豪雪であり、外での運動を行うことも難しいという厳しい現状がある中、健康増進を図るために町民もおのおの様々な工夫を凝らしているところでございます。これらの現状を踏まえ、町民の健康増進や町民間でのコミュニケーションの場を創造するために通年で利用可能な屋内トレーニングジムを整備すること並びに人口減少が進み団体での運動が難しくなっている状況を鑑み、個人や少人数で楽しむことができるアーバンスポーツの推進が有効だと考えております。ジムの整備等を実施することができれば町民が気軽に健康増進につながる運動ができるようになるほか、当町の新たなコンテンツとして魅力を発信することにつながり、近隣町村から関係人口や交流人口を増加させることにも寄与できるのではないかと考えております。近隣町村住民でも若い世代などからトレーニングジム整備やアーバンスポーツの推進を要望する声が多く上がっていると伺います。若い世代への町をアピールすることにもつながることが期待されると考えられます。町の財政状況が厳しい中で難しいことは承知しておりますが、町民の健康維持や増進は高齢化が進み医療に頼る機会が増えることを減らす効果がある側面や健康寿命を延ばすためにも重要であることから、前向きに検討していただきたく町長に考えをお伺いします。

答弁 教育長 相座豊(教育長は2024年6月まで)

まず、私のほうからご答弁申し上げます。健康増進や町民間コミュニケーション等の場の創出に係るトレーニング施設の整備についてでありますが、現在建設に向けて計画が進捗している人生100年の学びの拠点づくり、中頓別学園は、老朽化した町民センターを解体し、その機能を学校と一体化させることで町民間コミュニケーション創出の場とすることを建設に当たっての基本理念の一つにしています。そこにはトレーニング施設を整備し、現在の町民センターホールをより体育的な施設にしたサブアリーナやフィットネスも利用できる音楽室を設置し、健康増進やアーバンスポーツの普及を推進していきます。具体的には以下のとおりです。1点目は、コミュニティーフィットネスセンターとしてのトレーニングルームの設置です。この計画を進めるに当たって町民から意見を聴取する中で設置の要望が出され、必要感のある町民は現在近隣のまちへ出かけていること、潜在的な需要もあることが予想されたため、トレーニング機器の設置を予定しています。また、音楽室はグループエクササイズスタジオとしても活用できる施設にし、町民が健康を促進するために利用できるようにします。2点目は、フィットネストレイルの整備です。学びの拠点周辺は川の堰堤でジョギングやウオーキング用のコースにもなり、こども園の新たな園庭も活用し、町民が自然の中でエクササイズを楽しむことができます。周辺にはベンチや休憩ポイントも配置し、人々が交流する場を提供します。3点目は、コミュニティーイベントの開催です。トレーニング施設や小ホールを活用して定期的にコミュニティーイベントやグループエクササイズプログラムを提供します。これにより、町民が参加し、健康とコミュニケーションの意識を高めていきます。また、初心者向けのクラスやイベントも開催し、コミュニケーションを促進します。以上、地域の健康増進やコミュニケーションの場を創出するための手段としての取組、具体的な町民のニーズに合わせて適切なアイデアを選択し、実施する計画です。以上でございます。

再質問 1番 蓮尾純一

ありがとうございます。今の答弁を受けて再質問させていただきます。まず、トレーニングルームの設置について予定があるとのご答弁をいただきました。ありがとうございます。トレーニングルームの設置については潜在需要を既に把握されているということなので、設置する機器等、設備等についてしっかりと実際に使用する側の意見を酌み取って、慎重に精査した上で設置をしていただきたいと思います。使用する年齢層も幅広いものが想定されると思いますので、ある一定程度の偏った意見を酌み取るのではなく、全世代が使いやすいトレーニングルームの機器の設置について精査をしていただきたいと考えております。それと同時に、本当に学園構想と同時並行で企画することが正しいのか、学園構想とは別に今後活用の見通しが立っていない既存の町有施設などを活用するという可能性もあるのではないかなと考えております。それらを活用するほうがそれらの施設を持続可能性を見据えていく上ではよいのではないかということも考えられるのではないかなと考えられます。このことについても総合的かつ弾力的に検討していただきたいと考えております。また、トレーニングルームの設置については、健康維持や体力の増進に時間を割くことが難しい就労者や学生が多く使うことが想定されると思われます。就労者や学生、おのおの仕事や勉学が終わった後に利用をすると思われます。利用時間の制約を受けることなく利用できるように、運営システムについてもしっかり考慮をしていただきたいと考えているところでございます。ほか健康増進に向け何点か整備予定である旨答弁いただき、ありがとうございます。アーバンスポーツについてなのですが、注釈を質問の際につけなかった私にも責任がございますが、この質問でいうところでは例えばスケートボードやボルダリング、ダンス、3人で行うバスケットボール、スリーオンスリーなどのスポーツのことを指します。これらのスポーツは東京オリンピック以降ほかのオリンピック、今後のオリンピック等の競技に追加された影響もあり、子供から若年層、また壮年層にかけて愛好者が増加傾向にあります。少人数でもできる上にお互いの多様性を認め合うスポーツとして、新たに愛好者は増加している傾向にあります。もちろん当町や周辺町村でも増加傾向にあります。地域の若い世代に対してアプローチという点や当町の魅力向上にある一定程度の効果があると考えられますので、近隣町村にも先駆けて施設の整備及び例えば体験イベントの実施をしていただくなどを検討していただけたらと考えております。以上の質問に対してご答弁をお願いいたします。

答弁 教育長 相座豊(教育長は2024年6月まで)

ただいまのご質問についてお答えしたいと思います。多様な要望に対するところを幅広く酌み取っていただいたことにまず感謝申し上げたいと思います。トレーニングルームの機器の設置については、今候補を探しているところです。どんな器具を設置するのがいいかという候補を選定しているところでして、それについてまたさらに意見を伺って精査していきたいと思っています。なるべく若い世代からお年寄りまで使えるようなトレーニングルームになればいいなというふうに思っております。また、併せて消防など体力の維持や体力の増強が必要とする職業を持っている方も利用できるような施設にしたいなというふうに思っています。それこそ勤務の状況によって、消防には行っていない、休みなのだけれども、あそこに行けばまた体を動かせるというようなふうにしたいなと思っているところです。それから、既存の施設の活用についてでありますが、具体的には現在の学園構想の中で図書室を移動しようということが大きくあるのですが、先日の意見聴取の中で学校で剣道と柔道、特に体育で今武道で柔道を行っているのですけれども、柔道もできれば学校で、体育館でできれば移動の時間が節約できると、効率的な授業ができるという意見が出ています。その場合に、それを実現するとすると現在の柔剣道場の施設が空いてしまうと。その活用について、また改めて有効に活用できないかということを今検討している最中です。それから、就労者や学生が利用できるような時間帯での開放ということについては、ぜひそのように応えられるようにしていきたいなというふうに思っているところです。学校が終わってからも図書室で勉強できるとか、体を動かせるとか、仕事が終わった人もそこに集まれるとか、そういう施設にしていきたいなというふうに思っているところです。具体的に何時までというのはこれからの検討になっております。それから、アーバンスポーツについてなのですけれども、特に今検討の中で声として上がってきているのが学校の中にボルダリングがあればいいよねという声もあります。だから、そういうのはぜひ取り入れられれば取り入れていきたいなというふうに思っていますけれども、ボルダリングの場合は安全管理も必要なので、それも含めて検討していきたいと思っています。それから、町民センターが解体されて、そこが空き地になります。そこには今のところスリーオンスリーのバスケットの施設ぐらいあってもいいよねという話にはなっているところです。ぜひ実現したいなと思っていますし、次回のオリンピックからスリーオンスリーではなくてスリーエックススリーということで正式競技として移行しているのもありますので、どちらがいいのか、それこそ需要を探って検討していきたいなと思っています。これは私の個人的な検討で、具体的にこれからの検討になるのですけれども、スケボーもできるようにしてあげたいなという希望はあります。町の中でスケボーで滑って歩いている人も見かけたりするので、車を気にせずそういうことができるようにしてあげたいなというふうに思っているところでした。それから、ダンスの要望もありましたけれども、答弁の中にも最初にちょっと触れましたけれども、音楽室の中に鏡を何面か貼って、そこでダンスのエクササイズができるというようなことも活用できればいいなというふうに思っているところです。あわせて、現在その活動が根づくようにということで町の文化塾で去年から、まだ1回しか実施していませんけれども、ダンスの子供向けのイベントをやっているので、そういう子供たちも定期的に参加できるような施設にしていきたいなと思っているところです。それから最後に、この春に文科省から通達が来たのですけれども、新たな体育施設を造る場合にはほかに代替施設がないことを確認させてもらうというふうになってきたのです。つまり代替施設が、廃校の校舎とかが結構全国的に余ってきているので、新しい施設を造りたいといった場合にはそれらを使えないかということがまず検討されるということで、逆に言うとなかなか新しい体育的な施設の建設というのはハードルが上がったなというふうに思っているところです。ですから、蓮尾議員がおっしゃったように既存の施設を有効に使って町民の健康増進が図れるようにと思っているところです。以上です。

再質問 1番 蓮尾純一

ありがとうございます。既存の施設の活用も視野に入れていらっしゃるという回答を得て、ありがとうございます。既存の施設も使われないと古くなっていき、見た目にも寂しく、町が寂れるであったりというような雰囲気になってしまうこともありますので、そこを有効活用することでまた活気も生まれてくるかと思いますので、ぜひご検討いただければと思います。また、アーバンスポーツについても今ご答弁いただいた内容で非常に期待を持てたなと思っているところでございます。特に人口減少が進んで団体競技ができない中において、これは全国的にだとは思うのですが、全世界にでもあるのかなと思うのですけれども、こういったスポーツにどんどん趣味、趣向が移行してきているというところに取り残されることなく、いろいろ考慮して施策を打っていっていただきたいなと考えているところでございます。回答は要りません。以上で終わります。

再質問 1番 蓮尾純一

午前中に引き続きよろしくお願いいたします。早速ですが、2番の少子化対策についてということでご質問させていただきます。先般政府で新たな少子化対策が立案されている最中ですが、当町の少子化対策に新たな視点を設けていただきたいと考えております。現状当町の少子化対策については子育てに対する支援に傾倒したものが多いと印象を感じるところであります。少子化対策として生まれた子供を育てやすい環境を整備することも大切な施策の一つであると考えますが、子育てに対する支援があると金銭的に楽になるから結婚するなどして子供をもうけるとなるかと問われると、現状の出生率ではそうはなっていないことから、現状の施策と異なるアプローチにおいて支援する必要もあると考えます。そもそも少子化問題の根本的な問題は、未婚の子供なしという独身が多くなっていること、ほかにも妊娠中から育休期間に所得が低くなることが問題となっていることが多く、当町の少子化対策から見てみると、この根本部分をケアした施策が比較的弱く、少子化対策になかなかつながっていないのではないかと感じるところでございます。例えば若者の活躍できる職場づくりや若者を採用することに尽力している町内の企業に対し行政が助成を行うなど、当町で仕事をし、定住してもらえる独身の方を増加させることなどを考える施策を打たなければ婚姻数の増加等を見込むことや出生数を増加させることは難しいのではないかと考えるところでございます。少子化対策のスタートラインに立つには、まず若者が魅力に感じる職場づくりも大切なのではないでしょうか。また、例えば当町の少子化対策、施策に対し魅力を感じ、近隣から移住を検討するとしても、所帯と仕事を既に持ち移住をするよりも独身で移住することのほうが比較的容易であることは想像しやすいところではないかと考えるところであります。当町の現状の少子化対策は、どちらかというと既婚者向けであったり、既に子供をもうけており、第2子、第3子をもうける方に向けて手厚く保護されているように思われるところがあります。これらの方に向けた施策ももちろん重要ではありますが、まずは少子化対策を取るのであれば分母の母数を増やすことも重要ではないかと考えます。ちなみにですが、社人研の社会保障費用統計データと厚労省の人口動態調査のデータを重ねてみると、家族関係社会支出GDP比と出生者数の間に相関の関係はなく、むしろ予算を増やせば増やすほど出生者数が減少するという負の相関が見られるところであります。これは、家族間社会支出GDPに含まれる子育てに対する支援事業が少子化対策にとって意味がないということではないが、少子化対策として大きな影響を与えていないということが言える結果であると考えられます。これらの実績も踏まえ、当町においては近隣町村より先んじて本来の意味での少子化対策に取り組んでいただきたいと考えるところであります。以上の件について町長にお伺いします。

答弁 町長 小林生吉

蓮尾議員の少子化対策に対する質問にお答えしたいと思います。子育て支援については町としても重要政策の一つとして位置づけ、この町で暮らし、子供を産み育てたいと思っていただけるような取組をこの間進めてきたところであります。多様化する子育て家庭の様々なニーズに応えるため、妊娠期から子育て期にわたる切れ目のない支援としてなかとんネウボラを開設し、助産師や保健師が妊娠前から子育て中に不安や疑問に思ったこと、子供の健康や成長、発達、お母さん、お父さんの悩みなどを気軽に相談でき、家族みんなが安心して子育てができる体制を整えようとしています。また、妊娠、出産への支援として、不妊及び不育症への経済的支援を目的に治療費や交通費、さらに宿泊費助成の拡充を図ってきています。これらのことが直接的に影響を与えているかどうか検証はできませんが、当町の合計特殊出生率は増加傾向にあり、今後においてもこうした取組の継続は肝要だと考えています。その上で、子育てに対する支援以外で実施している支援策としましては、若者に限定した雇用支援ではありませんが、商工事業継承者支援条例において商工業者が事業を継承した際の雇用継続や新規雇用した場合の助成、さらに商工業振興支援条例では新規事業の実施や規模拡大した際に、新たに創出した雇用に対する助成制度を設けています。また、人口増加に向けた労働人口の確保については、国が財政措置する地域おこし協力隊制度を活用し、地域の担い手として都市部から当町に移住して活動した後、定住し、就職や起業した隊員もおり、人口増や地域活性化に結びつく政策の一つになっています。一方で、採用難が地域でも大きな課題となっておりますが、町としても特定地域づくり事業協同組合を設立し、人材確保と労働力の提供に努めているところです。そのほか町内での定住化を促進することを目的として実施しているいきいきふるさと推進事業では、結婚した際にお祝金を交付する制度を設けております。ただし、このことが結婚の後押しにつながるとは限りませんので、結婚していないことや子供を持たないライフスタイルを選択することも当然の権利として尊重した上で、結婚の希望がありつつも、これを実現できないということに対しては、これを後押しできる取組を今後検討していかなければならないと考えております。本町では、もとより人口減少対策が重要課題となっていることから、地域の維持も考慮し、若い世代の未婚、非婚への対策、雇用促進や育児期間への助成制度、住宅政策などを含めて少子化対策を総合的に政策として進め、魅力ある地域にしていく必要があるというふうに考えております。

再質問 1番 蓮尾純一

ありがとうございます。それでは、再質問させていただきます。総合的に少子化対策を進め、魅力ある地域づくりにするとのご答弁をいただき、ありがとうございます。また、重要な課題としてご認識していただいているとのことで期待しているところでございます。ご答弁していただいたとおり、子育てに向けた支援策が条例化していることは存じております。しかし、町長がおっしゃるとおり、これらの支援は若年層の雇用に限定した支援ではございません。協力隊事業や組合事業も同様かと思います。肝腎なのは若年層の方も会社勤めを希望される方が多いのが現状だという観点だと思います。そして、若年層が求める仕事を提供している事業所が少ないことが大きな問題だと考えています。そこに対する対策として、例えば既存の事業所と連携を取り、若年層が就職先として魅力を感じる事業を行う事業所へ立ち上げの支援を行うことや、新規事業や規模拡大をせずとも新たに若年層を雇用した事業所にそこで働く若年の就業者に対しての支援を行うことが今は必要なのではないでしょうか。今ご答弁いただいた内容は、分母を増やすための施策としては少々遠回りなことをやっている印象がございます。また、財源の問題もございますが、出産、育休期間等に対する経済支援を行うなど、分母になり得る若年層に直接響く施策を少子化対策として行うことが必要になっていると考えられます。町長もご認識されておられるようなので、早い段階での対応をお願いいたします。これが追っては本来の少子化対策となり、仮に結婚や子育てを選択せずとも当町の高齢化を支えるために必要な若年層の増加につながるのではないでしょうか。以上の質問に対しご答弁をお願いいたします。

答弁 町長 小林生吉

蓮尾議員が述べられたように、地域の中で若い世代、その分母を増やす、そこに有効な対策を講じていくというところが肝要だというのはまさにおっしゃるとおりだというふうに認識をしています。今地域づくり総合戦略に基づいて対策を講じている中で、先ほど合計特殊出生率も増加傾向にあるというふうに申し上げましたけれども、基本的に総合戦略が目標としている数値、国全体としては合計特殊出生率1.8なのですけれども、本町の場合状況を勘案して1.66という数字を挙げています。直近でいうと令和3年度、コロナ感染症が直撃した年が非常に低かったということもあって、この5年間の平均でいうと1.55ということで目標には達していないのでありますけれども、その年を除くと大体1.7台、1.8ぐらいのところで推移をしてきていて、地域に暮らしている若い世代が一定程度出産、子育てを選択し、あるいは2子、3子を選択している現状があるというふうには認識をしております。一方で、単純に平成30年と令和4年度を比較すると、これ15歳から49歳と合計特殊出生率を測る上での対象年齢なのですけれども、そこで見ると40名ぐらい女性が減っているという現状もあります。20代、30代に限定するとこの半分ぐらいかなとは思いますけれども、いずれにしましてもこの分母を減らさないというところが肝要だという認識をまず共有したいというふうに思います。その上でどういう施策がいいのかというところをしっかり考えていく。まず、既存の事業所でいうと、福祉関係の施設の中では就労支援策いろいろ講じていますが、なかなか若い世代の雇用に結びついていないところがあります。これは所得の問題だったり、今地域医療提供体制や地域包括ケアの見直しをしていこうとしていますけれども、そういう中で魅力のある職場づくりということに取り組んでいくことも重要だというふうに考えていますので、それらを併せてまず多くの雇用を現状で抱えているそういう福祉関係や、行政もそうですけれども、そういうところでしっかり人材が確保できる、特に若い世代が確保できるような対策を講じていくということが必要だと思います。あと、それ以外の事業所になるとなかなか、事業所の規模とかも含めて新規に開拓していくことは難しいところはあろうかというふうに思いますけれども、先ほど蓮尾議員が言っていただいたように、特に若い世代の就労ができるような事業を立ち上げた際などについて支援できるような、そういったところも考えてみたいというふうに思います。議員も関わっているところでありますけれども、観光なんかも観光まちづくりを進めていく中で若い世代が働きたいと思ってもらえるような、そんな雇用の創出につながればというふうに進めてきた経過もあります。なかなかコロナで思うようにいっていないところもありますけれども、そういった分野も含めて若者の就労につながる、そういう施策を多面的に講じていくように検討していきたいというふうに思います。

再質問 1番 蓮尾純一

ありがとうございます。ご理解いただいているという認識で2番目の質問については終わらせていただきたいと思います。続いて、3番目の中頓別学園構想についてに入らせていただきたいと思います。中頓別学園構想についてなのですけれども、まず中頓別学園構想について現段階では構想段階であることの確認をさせていただきたいと考えております。仮に現段階でまだ構想段階であるならば、現在想定されている事業、規模を鑑みても、本来まずは町民に対しこの構想自体の賛否を問うべきであると考えられますが、行政から構想に対してまだ賛否自体問われていないと考える町民が多くいる現状があります。突然構想が広報に掲載され、そのまま構想が実現に向かっているように感じ、不安に思っている町民が多数いる現状は御存じでしょうか。まず、構想を進めるのであれば、根拠をつくるためにも新しく学校を建設する必要があると町民は考えているのか、また生涯学習の場を町民は必要と感じているのか、これら2点については事業内容の具体化や事業内容に対する意見を求める以前の問題として最低でも先に町民に賛否を問うべきであると考えます。構想自体について町民の同意という根拠なきまま構想から実現へ向かうことは、町民不在の事業であると言わざるを得ない状況になるのではないかなと危惧されるところでございます。本来先日行われた町長選並びに町議選が町民に対し構想の賛否について検討、判断していただく場であったのではないかと考えられますが、結果的に無投票となったため、町民の意思が反映される場がなくなってしまった現状も十分に考慮しなくてはならないのではないでしょうか。この現状を踏まえ、パブリックコメントを活用し、構想の賛否を問うことを提案させていただきます。パブリックコメントの実施方法については、幅広く町民の賛否や意見を収集を行うためにアンケート方式で行うことを提案させていただきたいと考えております。現在既に公の場において意見等を収集する機会を設けていることは承知しておりますが、構想を実現させるか決定していないはずなのに実現することが前提となっている意見収集や説明会になっていると一部の町民から不満が上がっている現状もあります。一部の関心が高く比較的時間に融通の利く町民は意見の収集する場や説明会に参加できるかと思われますが、大多数の町民は仕事の都合や家事、家庭の都合、人前に出ることが苦手などの理由により公の場では意見を述べることができないという事実もしっかり考慮するべきであります。人口1,500人の町だからこそ、意見をなかなか述べることのできない声を聞くことはできるのではないかと考える次第でございます。仮にパブリックコメントを実施していただけるのであればしっかりと現段階での予算状況の開示を行い、予算確保に当たってどのような借入れを行うのか、返済計画ではどのようになっているのか、返済見込みについて人口予測の上では人口が減少することになっているが、返済計画に無理はないのかなど町民が不安に感じるであろうことをしっかりと情報開示した上で町民が判断できるようにしていただきたいと考えます。以上について町長並びに教育長に伺います。

答弁 教育長 相座豊(教育長は2024年6月まで)

中頓別学園構想について答弁申し上げます。中頓別中学校は建築後54年を経過し、著しく老朽化が進んでおり、校舎建て替えが喫緊の課題と言われてから既にかなりの時間を経過しております。町では学校を単に建て替えるのではなく、小中を単一の学校とする義務教育学校とし、さらにこども園からの教育の一貫性を目指した中頓別学園に社会教育機能を備えた人生100年の学びの拠点として現在は基本構想に基づいた基本計画がまとまり、それに基づいて基本設計の段階になっております。町では建設に当たってこれまで町民、子供、教職員へのワークショップ、ヒアリング、アンケート、協議会を計28回、延べ524名を対象に説明、意見聴取をしてきており、多くの町民からこの施設に対する期待の声が届きました。また、こども園、小学校、中学校の学校運営協議会、旭台町内会をはじめ全町内会を対象にした町民説明会、「町長がおじゃまします」での説明、意見交換を行い、町、教育委員会の方針だけでなく、町民とのオープンかつ透明なコミュニケーションを大切にしてきました。その目的は、施設利用者である町民や子供、教職員がより使いやすく活動しやすい施設にするため、加えて町民がより深く学校運営に関われる学校運営協議会と地域学校協働本部事業の土台づくりを視野に入れているからです。また、昨年度文科省の新しい時代の学びの環境整備先導的開発事業に、全国で2件のみでしたが、本町が採択になりました。その理由は、老朽化した公共施設の集約化と長寿命化を見据えながら町民と子供たちの交流が期待されるというところが大きいところであります。学校施設は地域の大きな公共財であり、町民センター機能を有する施設と一体化することで人生100年学びの拠点施設が地域の発展に貢献することや、子供だけでなく大人にとっての教育機会の提供に貢献する点を説明することで町民の理解をさらに深めていきたいと考えております。今後も計画の利点や目的、活用の仕方、予算について様々なツールを活用して説明、情報提供し、定期的なコミュニティーミーティングやヒアリングの開催を通して町民の意見や懸念、ニーズや希望を把握し、プロジェクトの方向性を共有し、提案やアイデアを反映させることで参加感を高めるようにしていきたいと考えています。中頓別学園の事業を進めることに関する可否については、中学校の老朽化に伴う建て替えの議論の段階から教育関係者、町民、議会への説明などを行い、その都度一定の合意形成を図りながら進めてきたものと認識しております。設計案や事業費がまとまる最終段階に入りますが、今後も説明の機会を設けてできるだけ多くの町民の皆さんに参加していただき、最大限その意見を反映した上で、最終的には議会での同意をいただいた上で事業を進めていきたいと考えております。

再質問 1番 蓮尾純一

ありがとうございます。それでは、再質問させていただきます。ご答弁いただいた内容が質問の趣旨と少々ずれておりましたので、質問が重複する部分もございますが、ご了承ください。まず、中学校が老朽化している、建て替えが必要だ、ここまでは大多数の町民も理解しています。しかし、なぜ小学校の改修をして小中一貫校にするだけではなく生涯学習の場にするのかを理解できていない町民が大多数です。なぜなら、ワークショップ等に参加をしていないからです。大多数の町民がこれらのワークショップ等に参加していないことは町長並びに教育長も御存じかと思います。また、ご答弁いただいたワークショップ等の参加人数はあくまで延べ人数であり、重複している参加者を除くとかなり実質参加人数が減るものと思われます。もしもご回答いただけるようでしたら、重複する参加者は延べとしてカウントしない実質の総参加人数もお知らせいただけたらと思います。さきの質問と重複しますが、当町の人口が約1,500人です。1万人や100万人に対してパブリックコメント、アンケートを実施し、賛否を問えとは申しておりません。1,500人という小さな単位だからこそ、表には出ない小さな意見を聞くことができるのではないでしょうか。そのような行政こそ信頼できる行政であり、この町の住みやすさにつながるのではないでしょうか。この構想事業、これはこれに参加している人たちだけのものでしょうか。現在参加していない人たちは関係のない話でしょうか。オープンかつ透明なコミュニケーションの場をつくってきたという今の答弁を町民がそのまま捉えると、多くの話合いの機会を提供しているのに出てこない町民のほうが悪いと捉えられかねません。そのような趣旨の答弁ではないことをまずご確認させていただきたいと思います。それを踏まえた上で単刀直入にお伺いします。なぜ町民全体に対し構想自体の賛否を意思表示できる機会を設けましょう、なぜ町民全体に対しアンケートを行いましょうとはできないのでしょうか。なぜ行わないのでしょうか。無駄なアンケートでしょうか。公式の場には出られない意見を持った町民の声は拾わなくてもいいのでしょうか。人口は1,500人です。事業規模を鑑みても改めて住民の意見を踏まえ、大方の住民の合意という根拠を基に構想を進めるのが筋論ではないでしょうか。事業に対して今集まっている一部意見だけを踏まえて前に進めていい事業でしょうか。構想を進め、実際に事業として回り出した際に、仮に想定されたほど利用実績がないなど事業のありようが問題になってしまうことがあった場合のことは想定されていますでしょうか。この場で仮説に回答することはできないと思いますが、現実問題としてあり得る話です。飛躍したような話に聞こえるかもしれませんが、大方の住民の合意という根拠がないまま構想を進めると、今関わりを持ち、何げなく意見をしている人たちは、改めて問題が起きた際にその責任を自分の責任だと感じてしまうのではないでしょうか。これは、今構想のために参加し、意見している町民にとっても大きな問題だと考えます。また、構想自体に賛否を明確にする機会を持たされなかった町民からすると、仮に問題が起きた場合、これは人ごとであり、さらには行政離れの原因をつくることにはならないでしょうか。以上の質問に対しご答弁をお願いいたします。

答弁 教育長 相座豊(教育長は2024年6月まで)

まず、生涯学習の場を町民が必要と感じているのかということへのご質問があったかと思いますが、いわゆる鉛筆を持って勉強するのが生涯学習とは捉えておりません。学校教育をはじめ家庭教育や社会教育、文化活動やスポーツ活動、レクリエーション、ボランティア活動、企業内教育や趣味、社会生活を営まれるほぼ全てのことが生涯学習というふうに捉えてもいいかと考えております。それから、構想の進展についてなのですけれども、平成18年に教育基本法が改定されて、それに基づき教育振興基本計画というのが文科省で策定されております。教育振興基本計画の中で述べられている重点として、スポーツを通じた豊かな心身の育成、それから生涯学び活躍できる環境整備、地域コミュニティーの基盤を支える社会教育の推進、経済的状況、地理的条件によらない質の高い学びの確保等が具体的な姿として述べられております。つまり生涯学び活躍できる環境を整える、別な言い方をすると学校を中心とした新たなコミュニティーの場の創出ということが一つ求められております。同時に町内にある、中頓別町だけではなくて国内多数ある公共施設の老朽化、それらについての集約化や長寿命化という課題も同時に述べられております。それらを集約して将来に建て替えを繰り返して将来的な財政の危機を招くのではなくて、それらを集約して多機能に、そして町民が安心してそこに集まれるような施設にということを目指してこれまでワークショップをしてきました。構想に届かない施設にならないように、開校した後もそこに集まる、利用する人が楽しんで参加できるようなイベント等をぜひ企画して、施設に足を運んでもらい、そこで新たに活用の道をみんなで検討していくという方向で進んでいるところです。

再質問 1番 蓮尾純一

すみません。質問させていただいたことに対しての回答がされていません。もう一度単刀直入にお伺いいたします。なぜ町民全体に対し構想自体の賛否を意思表示できる機会を設けましょう、アンケートを行いましょうとはできないのでしょうか。公式に行われる場に出られない意見がある町民の声は拾わなくてもよろしいのでしょうか。ここの部分を先ほどもお伺いしております。ご回答のほどよろしくお願いいたします。

答弁 教育長 相座豊(教育長は2024年6月まで)

ただいまのご質問にお答えしたいと思います。アンケートを取らないのかということですけれども、この事業自体町民のアンケートに基づいて構想した第8期町の総合計画の中で展開されている事業です。したがって、そのアンケートに基づいた事業を改めてアンケートを取ってその正否を問うというのは、前段のアンケートの意味がどうなのだろうというところで私は迷いを感じています。したがって、アンケートを取るという形になっていないということが1点。それから、公共施設の建設に当たって基本構想について賛否を問うというのは基本どこのまちでも行っていないことかなというふうに思っています。これから新しいまちづくりをしていこうと、学校を拠点としたまちづくりをしていこうという新しい動きをつくる事業ですので、そこはぜひご理解いただいて進展させていきたいなというふうに思っているところです。

答弁 町長 小林生吉

私からも少し補足して答弁をさせていただきたいと思います。まず、これまでの経過についてでありますけれども、構想を進めるとかという段階で賛成、反対というふうに住民の投票をするとか、そういうことがあって進んできたものではないことはご承知のとおりです。ただ、教育長の答弁にあるように、もともとの中学校の老朽化の問題から長い時間をかけて検討してきているわけでありますけれども、その都度基本的な考え方等について住民にも説明をさせていただき、議会にも説明をさせていただき、そういう中で予算化をして構想や基本計画や、今基本設計として進んでいるということであります。間接民主主義の中で、少なくともこれまでのプロセスの中では一定の合意形成を図って進めてきたということが言えるのではないかというふうには思います。それと、町民参加に関してでありますけれども、どの事業をやるに当たっても全ての町民に参加をしていただくということが実現できれば最もいいわけでありますけれども、なかなかそうはならない。ただ、大事なことは全ての町民に対して開かれた場で皆さんが意見を言っていただく機会を適切に設けてきたのかというところは問われるところなのだろうと思います。蓮尾議員は限られた一部のというような表現をされていましたけれども、決してそういう人たちに限定して意見を聞いたということではなくて、意見を聞く門戸についてはそれなりに開かれていたというふうに思っています。また、私の知る限り中頓別町でこれまでやってきたいろんな構想や事業の中でもこれほど町民の意見を聞く機会を多く設けて進めてきた事業はなかったのではないかというふうに思いますし、中頓別町に限らず、これまで進めてきた取組、先ほど文科省の事業の採択の話もありましたけれども、そこにおいてもこれまで進めてきた町民参加のプロセス等が評価されているという面もあって、そういう努力を教育委員会が重ねてきたというふうに認識をしています。それと、問題は今議員がおっしゃったように、これからについて賛否を問う、パブリックコメントをするということについてどのように向き合うのかということの回答の部分が明確でなかったというふうには思います。事業を進めてきたこれまでのスケジュールとこれからのスケジュールを考えたときに、十分な時間を持っているという状況では少しないとは思います。ただ、これまで進んできたから一切その事業を止められないということでも一方ではないというふうに思います。そういったことから、この後宮崎議員からもご質問いただくことになっていますけれども、本当にこの事業を進めていくのかというところにおいて、さらにどういう形で町民の皆さんからの意見をいただくのか、これは当然それに説明を尽くして、説明の機会も多く設けていくということが肝要だろうと思います。アンケートという方法がいいのか、そこは十分に検討させていただく必要があるかなというふうに思いますけれども、最大限これから住民の皆さんの意見、意向も確認する手法を取って、最終的にこの事業の可否を、私は町民の代表である議会の皆さんにそれらの経過や意見の一切をお知らせした上で判断をしていただくということが最終段階であるというふうには考えていますけれども、それまでのプロセスについてどうするかというところについて検討させていただければというふうに思います。

再々質問 1番 蓮尾純一

再々質問で失礼します。今ご回答していただいた部分、町長には非常に真摯にご回答いただけたのではないかとは思うのですが、特に町長なのですけれども、今回選挙で当選された際に、当選の挨拶をされた中において何度も町民に寄り添いということをおっしゃられておりました。非常に印象的でした、それが。その町民に寄り添いというような言葉を形にすると、今の形が本当に町民に寄り添っているのかということをもう一度しっかり考えていただきたいと思うところでございます。あと、あくまで総合計画のアンケートだったと思うのです。総合計画の中でこの事業については詳細について触れられていません。これをやる、やりません、どうですかということは聞いていないと思うのです。私は、そこの部分を聞かないで事業を進めることがどうなのだろうと。大方の住民の合意というものを取らなくてもこの事業は進めていいのか、事業規模を鑑みても進めていいのかというところが非常に気にかかっております。ほかのまちでもこういったアンケートは行っていないということでしたが、行っていなくても別にやっていいと思います。行っていないから、やらないという理由にはならないと思います。やってもいいのではないでしょうか。なぜなら、1,500人の人口です。それほど手間もかかりません。あまりそれは理由にはならないのかなと思います。決して私はこの構想自体を批判しているわけでも否定しているわけでもございません。構想自体は非常に夢があるものだし、町民にとっては有意義になる可能性も秘めているものだと私は思っておりますが、しかしこれを進めるに当たってのプロセスも少し問題があるのではないかなと今考えているところです。あまりにも町民の理解ができておりません。町民が参加できない、参加できない人が大多数であるということを踏まえてください。仕事、家事、家庭を皆さん持っています。休日、日曜日に開催したからといっても出かけて買い出しをしなければいけない現状もあります。その辺りも含めてしっかり慎重にこの事業については検討していただきたいと思います。アンケートについても前向きに検討していただきたいと思います。回答のほうは結構です。以上となります。

出典:中頓別町議会 令和5年第2回定例会 2023年6月22日 議事録 PDF(30ページ) 間違いを知らせる