中頓別町議会 令和4年第3回定例会 2022年9月13日
2つのことについて
2022年9月13日、中頓別町議会の一般質問で、東海林繁幸議員が「2つのことについて」質問し、町長 小林生吉、教育長 相座豊が答弁しました。
- 質問者
- 東海林繁幸 議員
- 答弁者
- 町長 小林生吉、教育長 相座豊
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 東海林繁幸
東海林でございます。今回私は2つのことについて質問させていただきますが、1点目のカーボンニュートラルについては細谷議員からも質問があり、相当なお答えいただいておりますので、なるべく避けるようにしながら別な視点で申し上げたいと思います。2050年のカーボンニュートラル、これは正式には温室効果ガス排出実質ゼロを言っているわけです。この達成に向けて様々な取組が急速に進められています。市町村が地域での合意形成を行いつつ再生可能エネルギー導入促進地域を定める制度が本年4月から始まりました。私たちのよりよい暮らしや自然環境、そして再生可能エネルギーのための土地利用の調整の主役として市町村の役割が期待されています。次に、2点について伺います。1点目、現在第2次環境基本計画策定に向けて検討中であります。温室効果ガスの削減目標について設定するのでしょうか、伺います。温室効果ガスの削減のための主な施策、主たる再生可能エネルギーの種別は風力や太陽光、木質バイオマス、畜産、生ごみなどから出るバイオガスの活用、小水力等たくさん領域はあるのですが、何を目指していますか、その辺お答えいただきたいと思います。2点目に、役場に設置した太陽光発電システムの導入の効果は、資料を頂いておりますので、非常に効果があることが確認できます。内容的に言うと、ここにも資料がございますが、設置して令和3年度には電気料が半減している月もありました。そのように効果があることを認めております。そこで、今後他の公共施設、例えば学校、社会教育施設などたくさんあるわけですが、ここにもこれらを導入すべきものと私は考えますが、いかがでしょうか。特に現在検討している義務教育学校の建設に向けて当然これは検討すべき事項と思いますが、いかがでしょうか、伺います。
答弁 町長 小林生吉
東海林議員のカーボンニュートラルの本町の取組についてのご質問にお答えをしたいと思います。2050年カーボンニュートラルの実現に向けて地域のポテンシャルを最大限活用した再生可能エネルギーの導入は、大変重要な位置づけになるものと考えております。現在策定に向けて取り組んでおります第2期環境基本計画の中では、温室効果ガス排出量の削減に関する基本的な考え方を示し、今年度並行して脱炭素に向けた段階的な再エネ導入に関する計画づくりを進めておりますので、この中で具体的な温室効果ガス排出量の削減目標を定めていくこととしております。当町においては、今後の人口減少を考慮しても現状のままでは2050年の温室効果ガス排出量の削減にさほど影響を与えないことから、再エネの導入に加え、省エネの取組を組み合わせて地域全体で取り組んでいく必要があると考えております。まだ議論の過程ではありますが、再エネの活用においては公共施設や各家庭などへの太陽光発電設備の導入、木質バイオマス、畜産バイオガスの活用などが有力と考えており、これに公用車のEV化や未実施となっている公共施設のLED化などの省エネ対策といったものが計画に位置づけられていくものと考えているところであります。2点目については、学校中心ということで教育長のほうからお答えさせていただきます。
答弁 教育長 相座豊(教育長は2024年6月まで)
2点目のご質問についてお答えさせていただきます。世界中の様々な国が気候変動などの環境問題をはじめ、多くの課題に直面しています。これらの課題を2030年までに解決していこうというのがSDGsで、本町の義務教育学校建設にも検討すべき課題だと考えております。義務教育学校の建設に当たり、太陽光発電システムをはじめ、氷熱を使った冷房システムや木質チップを使った暖房等、再生可能エネルギーの利用について基本設計の中で具体的な検討をしていくことが必要であると考えております。脱炭素化に向けた再生エネルギーの活用は、人間の活動が自然環境に悪影響を与えず、その活動を維持していくために公共施設への導入だけでなく、生きた教材として児童生徒が将来の地球環境を考える機会につながることを期待しております。
質問 5番 東海林繁幸
非常にご丁寧な答弁いただきましたが、もう少し深く考えたいと思うのですが、まず1点目の町は太陽光発電設備の導入、木質バイオマス、畜産バイオガスといったことを焦点化していきたいということなのですが、町長、私は不思議でしようがないのだけれども、宗谷管内を見たときにはお隣の浜頓別町には海がありますので、風力は早くから導入してきました。さらに見ると、相当数の太陽光エネルギーの活用を隣の町でやっているのです、北の浜頓別町で。当町の日照時間が浜頓別町とどう違うのか調べたことは、私はありませんけれども、少なくても気温においては高い温度が当町で期待されるわけです。ところが、浜頓別町にいろいろある太陽光の装置が当町では全然ないのではないですか。個人でちょこっと屋根につけている、役場でやっと始めた、これは何の違いなのでしょう。不思議でしようがないのです。住民も言っています。こういった太陽光発電を目指している企業がたくさん今あります、大手も含めて。町は、一体こういった企業に働きかけたことがあるのかなという思い、当町にその地域はないのですか。私から見たら、太陽光発電の施設を設置する場所が至るところにあるような気がします。浜頓別町から見たら、たくさんまだあるのではないですか。そういうところから、では伺いますが、町長はこういったことをやりたいと、これからも太陽光発電に期待することを、焦点化することを言っているのだけれども、今までにこういった関連企業にこういった適地があるぞと、うちへ建てないかというような働きかけをしたことがおありなのですか。それが一番聞きたいことの一つ。それと、環境計画策定の中に削減目標は設定するといいながら、これと同時にゼロカーボンシティーの宣言ということがあるわけです。これをやっているところもやっていないところもたくさんありますけれども、力の入れている町ではゼロカーボンシティーの宣言をしています。町長は、それらを宣言する、それぐらいの熱量を示したいのか、そこまではいかないのか、1つそれを伺いたいと思います。さて、2点目について教育長は積極的に各施設に関わっていきたいということで、教育施設だけでなく一般的な公共施設、会館なども含めていろいろ取組はあるわけです、LED化も含めて。そういったことを考えたときに一番最初に考えなければならないのは、町民センターだと思うのですけれども、町民センターに対する個々の関わり方はどういたしましょう。施設も古くなってきましたから、相当義務教育学校設置と同時にいろんなものを考えなければならないのでないかと思うのですけれども、この辺について教育長のお考えを伺いたいと思います。
答弁 町長 小林生吉
私への質問は、1つは風力と太陽光のお話だったかと思いますけれども、答弁の中には書いておりませんけれども、実は今風力発電に関して町内での設置を検討されている企業がございます。環境アセスメントに向かって、今9月後半に住民への説明会を開催したいというところまできている企業が1つあります。十数年前に町で行った町内の新エネルギーの賦存量の調査の中で、風力に関してはなかなか厳しいのではないかというような見通しが示されておりましたけれども、今風力発電も大型化していて高さが上がっているということもあるのか、山間部のほうでそういうことを計画している、検討しているというところが生まれております。これらについては、町としても真摯に向き合って環境上の問題等なければ進めていくということになるのではないかというふうに思っておりますけれども、まずは環境への影響調査、そもそもそのポテンシャルがあるかという課題もあると思いますので、そういったところを見守っていきたいというふうに考えております。それと、太陽光に関してでありますけれども、随分前でありますけれども、町としても北電さんのほうに中頓別町で大規模な太陽光発電等が開設されるというようなことになったときに電力、送電網として受入れが可能なのかというようなことをお聞きしたことがありまして、その時点では北電さんのほうもちょっと難しいというようなお話がありました。今ノンファーム型というような形で受電のほうの仕組みもちょっと変わっているので、もしかしたら可能かもしれませんけれども、私からは直接そういった事業者に対して働きかけを行ったという経緯はありません。ただ、これまでも何社か町内に対しての太陽光発電に関する問合せがあったことはありますけれども、いずれの事業者の方も検討された結果、前に進まないで終わっているというようなのが現状かなというふうに思います。あらゆるエネルギーの可能性について改めて評価をしながら、再エネ導入の計画に盛り込むようにしていきたいというふうに思います。それと、ゼロカーボンの宣言については、今年度の私の執行方針にも掲げておりますとおり、私はこの年度でそれを行いたいという考え方になっています。宣言自体は、今道内でも約半数ぐらいの市町村で宣言が行われております。これは、必ずしも具体的な施策を伴って計画を裏づけに持って宣言しているところばかりではないので、とにかく意思を表明するということに重きを置いているところはありますけれども、私としては今環境基本計画のために環境審議会がご検討いただいていたり、再エネのほうでの具体的な計画づくりを進めているところでありますので、こういった具体的な取組背景をしっかり持ってその考え方を整理した上できちんと宣言をするタイミングを計って行っていきたいなというふうに考えているところであります。
答弁 教育長 相座豊(教育長は2024年6月まで)
2点目のご質問についてお答えします。町民センターの改修については、新しい学校づくりの建設と併せて大規模改修がやはり必要であるというふうに認識しています。再生エネルギーの活用をはじめ、地域の産業との関わりから木質をうまく使うということも想定しています。子供たちにもぜひ関心を持っていただきたいということもあって、教育の内容的にも木育というのを柱の一つにしていくつもりでありますので、それらと関わって暖房や冷房だけではなくて施設の環境自体にも木質の活用なんかも含めて総合的に考えていきたいなというふうに思っています。まずは、町民センターのLED化ということが課題になるかと思っていますが、いずれにしても学校建設の全体の進捗と総合的に鑑みながら判断していきたいと思っております。以上です。
再質問 5番 東海林繁幸
再質問くらいで終わればよかったのですが、もう少しお聞きしたいことがありますので、伺いますけれども、まず町長、企業が勝手に自分の営利のためにここがいいからとか、あっちがいいとかと探して言ってくるのを待つのでは駄目なのだ、何だってそうだけれども。そんなもの行政ではないでしょう。うちの町にはこういったものが適地だよとか、適切な用地があるよということであれば、町自体が風力発電でも太陽光エネルギーでもその地域の可能性を調査して売り込みに行かなければ駄目でしょう。浜頓別町にあれだけの太陽光の設備があるのに、うちは一件もないのです。おかしいと思います。だから、それは悪いけれども、町長の考え方で、当町のそういったものに対するポテンシャルがどこにあるのか、きちっと行政としても調べて企業に売り込む、そんな熱意がなければこんなちっぽけな行政はだんだん先細りになってしまうので、そこは町長がいろいろな新しい試みを心がけているように、その一つの中にこのエネルギー問題を加えて率先して具体的に行動しなければ駄目だ。特に太陽光については、可能性としては隣の町よりは十分あると思うので、その辺どういった企業であればここの導入を可能にするのか、その辺内部で調査することできるでしょう、どんな企業があるかとか。隣の町やその隣の町で入ってきている企業だって調べればすぐ分かることで、そこに打診するぐらいのことはすぐできる話ですから、それから適地を用意するということもありますから、その土地の利用できる範囲の土地利用の調査も同時に進めていかなければならないと思うのです。それだってやったことないでしょう。だから、そういう意味で積極的に取り組んでいただきたいと思うのですが、特に太陽光発電についてはそういった思いがありますので、もう一度伺います。それから、風力発電については、前にもこれは承知しております。小頓別地区、秋田地区のほうに、山の上ですけれども、相当考えている、これは私ども素人にすると中頓別町は風力発電無理だろうなと思っていましたけれども、そこはプロが計画していることですから、それはそれで大いに結構だと思います。それと、ゼロカーボン宣言、これを町長はやるということです。私は、結構だ、大変いいなと思うのです。これは、やっぱり思いを表現することであって、絶対これを実現するぞというような意気込みも含めて宣言というのは必要だと思います。これがあるからやるというだけでなくて、これを目標に具体的な行動しますよという一つの表現をしたことになるわけですから、ぜひやっていただきたいと思います。さらに、2点目のことについては、教育長のお答えで十分なのですけれども、できるだけ町民センターについては義務教育学校と並行した形の考え方でやっていただけると非常にありがたいのでないかなと思いますので、よろしくお願いいたします。町長、太陽光のことだけもう一度確認したいです。
答弁 町長 小林生吉
町として積極的にというご意見でありますけれども、改めて太陽光発電と土地利用の功罪を含めて丁寧に検証した上で取り組むことができるかどうか判断をしていきたいというふうに思います。