みんなの議会

中頓別町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月15日

災害時におけるペットの救護対策について

2022年3月15日、中頓別町議会の一般質問で、細谷久雄議員が「災害時におけるペットの救護対策について」質問し、町長 小林生吉、総務課長 小林嘉仁が答弁しました。

質問者
細谷久雄 議員
答弁者
町長 小林生吉、総務課長 小林嘉仁

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 細谷久雄

皆さん、おはようございます。受付番号1番、議席番号7番、細谷でございます。北海道全体の新型コロナウイルス新規感染者数は、昨日3月14日は1,024人で減少傾向が継続しているものの依然として予断を許さない状況にあります。そのため北海道では国のまん延防止等重点措置の期間延長の決定を受け、3月21日まで北海道におけるまん延防止等重点措置が再延長されました。コロナ禍における新型コロナウイルス感染症に感染された皆様方に一日も早い回復をご祈念申し上げるとともに、医療従事者の皆様には心より感謝申し上げます。そして、今日も一般質問のトップバッターとして町民の皆様方の声を確実に町政に届けられるよう頑張ってまいりたいと思いますので、よろしくお願いいたします。それでは、通告に従いまして、災害時におけるペットの救護対策について質問をさせていただきます。現在日本は少子化、高齢化の進展などの社会環境の変化もあり、また新型コロナウイルスの感染拡大で外出制限など、自宅にいることも多くなり、子供のいる家庭よりペットを飼育している家庭のほうが多くなっています。単なるペットという位置づけを超えて、家族や友人の一員としての伴侶動物として飼い主が心豊かな生活を送る上での欠かせない存在になってきています。しかしながら、過去の災害の際に避難所や仮設住宅によってはペットの受入れ態勢がなく、飼い主が受入れを断られたり、避難所にペットを連れていけないと避難自体を諦めた事例も生じています。そこで、飼い主の啓発を含め、中頓別町のペットの災害時への取組と今後について伺います。

答弁 町長 小林生吉

細谷議員の災害避難時におけるペットの救護対策についてのご質問にお答えしたいと思います。災害避難時に当たっては、飼い主の責任による同行避難が望ましく、動物愛護の観点及び飼い主である被災者の心のケアの観点からも重要なことと認識をしております。また、過去の災害事例として放置されたペットが野生化し、住宅に危害を加えることや、不妊治療が施されておらず繁殖し、従来の生態系や野生生物に影響を与えることも考えられ、中頓別町地域防災計画の家庭動物等対策計画において同行避難を掲げているところです。被災者を含めてですが、避難場所をどのようにするかが今後の課題であると考えており、当初予算に計上させていただきました中頓別町防災センター基本構想策定業務委託にて、ペット避難も含めて検討させていただきたいと考えております。これらの基本的かつ具体的な方針が策定された段階で飼い主への啓発及び被災時への取組を示し、ご意見を賜りたいというふうに考えております。

再質問 7番 細谷久雄

それでは、ただいまのご答弁を伺いまして再質問させていただきます。私は令和元年6月の定例会で地震、集中豪雨などの天災対策についての一般質問の再質問で、災害時のペット対策について地域防災拠点や避難所へのペットの同行避難対策についてのガイドラインや避難訓練をどのように考えているかを尋ねたところ、たしか小林総務課長から、ペット対策につきましては大変申し訳ありません、今のところ検討していないところでございました。これにつきましては今後の課題として検討していきたいというふうにご答弁がありました。そして、今回の私の一般質問の答弁に対しても、ペットの避難も含めて検討させていただきたいとか、飼い主の啓発及び避難時への取組を示しご意見を賜りたいと考えているご答弁でした。災害時のペット問題は非常に身近で、かつ早急に対応が必要な問題であり、飼い主にとってペットは家族の一員であり、被災者の心の支えとも言える大切な存在です。そして、平成30年9月6日の北海道胆振東部地震など、自然災害はいつやってくるか分からない現状です。現在の時点においてこういうご回答をいただいても、私が理解できるのは飼い主とペットの同行避難だけであり、その同行避難をどのように行うのか、また避難所でのペットの管理的なものが何も分からない。人の命もペットの命も大切です。災害避難時に無用のトラブルを回避して、ストレスを極力少なくするためにもペットも含めた避難対策を早急に行うことが私は必要だと考えますが、まず最初にこの問題に対して今後の課題として検討していきたいと回答をいただきました小林総務課長、令和元年6月の私の一般質問の再質問から今日までの2年9か月、約3年間、この間行政として何を検討してきたのか、具体的にお伺いしたいと思います。

答弁 総務課長 小林嘉仁(総務課長は2022年3月まで)

今の細谷議員から言われた内容については、間違いなくそのように答弁をしているというふうに思います。その後、ペットの避難も含めてなのですが、人の避難という部分に関して一応検討してきている状況ではあります。特にペットのガイドラインにつきましては、担当者のほうもしっかりと調べて、その辺の部分をどのように処理していくかというところを検討しているというところで、検討にとどまっているというところが非常に我々としてもなかなか進まないところで、大変申し訳ないというふうに思っているところでありますが、ハザードマップの対応とか、その辺の状況を見据えてやっぱり避難場所の設定とかもしていかなければならないと。個人的には、避難場所のところにペットを一緒に避難できるような形、人と一緒に避難場所で生活をするということは非常に難しいかなというふうに考えています。アレルギーの関係とかありまして。ただ、そういった施設も造っていかなければならないだろうと。今の状況では、ではどこに持っていくのかというところがちょっと見えていないところで、そこら辺の部分も含めて周知、あるいは検討とかなかなか進んでいかないという状況であります。次年度そういったことも含めて、もちろんペットの同行避難も含めてということで避難場所の計画を考えていきたいというふうに考えているところであります。

再質問 7番 細谷久雄

小林総務課長、災害はいつ起きるか分からないのです。ここがもうやっぱりこの3年間の間何を検討してきたのか。災害はいつ起こるか分からない、ペットはいます、災害になりました、人命だけ救助してペットどうするのと、それはないでしょう。それは3年間の間で何を検討してきたのか、どういうことを、それをやっぱり私はお聞きしたかったです。それで、私のほうから災害時のペット対策、それ私なりに思っていることを述べますので、町の考え方を伺いたいと思います。災害時には人命が優先されますが、近年ペット数が15歳未満の子供より多くなっています。そのため被災者である飼い主がペットと同行避難することは動物愛護の観点ではなく、被災者の心のケアの観点からも重要なことだと私は思います。一方、特に避難所等には多様な人が共同生活を送るために、人とペットが安心して過ごすためにはペットを飼っている人は飼っていない人への配慮、飼っていない人は飼っている人への理解が必要だと思います。平常時から飼い主はペットを含めた防災意識を持ち、ペットの健康管理やしつけとともに地域のコミュニケーションを取っていることが重要だと私は考えます。2011年の東日本大震災では、避難所にやむを得ず生じたペットの置き去りや、日頃からワクチンやしつけをしていなかった飼い主の存在が明らかになり、その対策が課題となりました。これを機に環境省では2013年には、災害時にはペットを飼い主からの、安全確保を前提として飼い主と一緒に避難する同行避難を原則とする災害時におけるペットの救護対策ガイドラインが作成されました。その主な内容は、自治体はペットの受入れ可能な避難所へできるだけ誘導すること、人と動物の共生する社会づくりを推進するために平常時から行うべき対策や災害時の同行避難等について飼い主の指導、普及啓発を行うことと、また飼い主にも災害時に備えたしつけと健康管理を呼びかけるものでした。さらに、2016年の熊本地震で新たな課題が生じたため、人とペットの災害対策ガイドラインと名称も変更され、時間的な流れを追って災害時の対応が示されるガイドラインに改正されたそうです。熊本地震以降から発表された平成28年度の避難所における被災者支援に関する事例報告によると、避難所内にペットを入れてほしくないと感じた人は35.5%だったそうです。その理由として、1番にペットの臭い、2番に鳴き声や音、3番にアレルギーが心配ということでした。災害時の避難は大きなストレスになり、動物が苦手な人やアレルギーのある人などは動物と一緒の避難はさらにストレスを受けることになると思われます。しかし、ペットの飼い主にとってはペットは家族の一員であり、捨てていい命ではありません。西日本豪雨などで被害を受けた岡山県の真備町でしたか、避難所の教室の1つをペット同伴専用にしたそうです。私は、このペットの災害対策についてはまだまだノウハウのない市町村がほとんどで、どうしていいのか分からないのが実情ではないかと思います。そこで、中頓別町が宗谷管内の中で一歩リードするような形でペットと一緒に避難できる避難所の開設や同行避難のためのきめ細やかな計画の作成、そして町内の飼育されているペットの状況把握も早急に必要だと思います。さらに、避難所などで負傷した動物への獣医療行為と避難場所での救護場所設置の協力、飼育者の支援、動物の救護活動など、町職員やボランティアの人だけでは大変だと思いますので、北海道獣医師会の宗谷支部、ここに宗谷支部の会長の西浦議員もおられますが、私は獣医師会などと災害時の協定を締結するのも一つの方法だと考えますが、私の再々質問に対しての町の考え方をお伺いいたします。

答弁 総務課長 小林嘉仁(総務課長は2022年3月まで)

おっしゃるとおりだと思います。我々のほうもそういった部分も検討していかなければならないというふうに考えているところであります。基本的に犬に関しましては登録性となっておりまして、うちの住民グループのほうでしっかり把握されております。その部分につきましては、避難の場合そういった部分の状況も踏まえながら対応していくというふうな考え方を持っています。ただ、残念なことに中頓別町の今動物病院が小動物の医療関係をちょっと診られていないという状況もございます。ただし、こういった被災地の部分につきましては、協力をいただけるような体制を構築していきたいというふうに考えて、それについては進めていきたいというふうに考えます。あと、足りないもの何かありましたでしょうか。

再質問 7番 細谷久雄

それでは、ご答弁は要りません。最後に、災害時には人の命とペットの命どちらが大事かというふうなことをおっしゃる町民の皆様方もたくさんいると思います。やはり本当に大変なときにペットの命よりも人をまず優先に考えるのが当然ではないかという方もいらっしゃるのは、本当にそうかなと私自身も思います。しかし、家族にとったらペットもすごく大事な家族の一員ですし、ここら辺やっぱり町民の皆様方もいろいろな考えがあって行政として進めていくには大変なところもあるかもしれませんが、でもいろいろと工夫をしながら、町民の皆様方の意見も聞きながらペットと一緒に同伴避難するにはどうしたらいいのかということを考えていただきたいと思います。早急な対応をよろしくお願いいたします。

出典:中頓別町議会 令和4年第1回定例会 2022年3月15日 議事録 PDF(12ページ) 間違いを知らせる