中頓別町議会 令和3年第4回定例会 2021年12月15日
哺育育成センターについて
2021年12月15日、中頓別町議会の一般質問で、星川三喜男議員が「哺育育成センターについて」質問し、町長 小林生吉、産業課長 平中敏志が答弁しました。
- 質問者
- 星川三喜男 議員
- 答弁者
- 町長 小林生吉、産業課長 平中敏志
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 星川三喜男
それでは、星川が一般質問させてもらいます。まず、今回は、メインとして1点のみ集中的に質問させてもらいます。哺育育成センターについて質問させてもらいます。当初令和5年度に事業完成であったと思いますが、今年度は哺育育成の建築が何も手つかずの状況でありました。その背景を見て地域住民、要するに酪農家の皆さんから何か人のうわさ、これは本当にうわさのうわさだったのかもしれませんけれども、事業完成は令和9年度までずれているという声が聞こえてきていますが、本当に令和5年度に完成に至る事業内容となっているのかお伺いします。また、今年度から始まった弥生牧場の草地更新で今年度は約20ヘクタールを更新したと思いますが、今後どのような利用方法をするのか、併せてお伺いいたします。
答弁 町長 小林生吉
星川議員の哺育育成センターについてのご質問にお答えしたいと思います。乳用育成牛を対象とした哺育育成センターにつきましては、現在実施しております道営畜産基盤整備事業にて整備することとしており、事業期間は令和元年度から5年度までの5年間ということであります。令和9年ということではございません。本事業の実施主体は、北海道であることから、実施予算の配分や工事の発注等につきましては北海道が担っており、本町の担当課と調整を進めながら実施しているところであります。これまでの実施状況といたしましては、哺育舎、育成舎、堆肥舎等の調査設計のほか、令和2年度に飼料貯蔵施設、バンカーサイロについては既に整備済みということであります。ただ、令和3年度に予定をしていた堆肥舎につきましては、資材費の高騰等により入札が不調となったとの報告を受けており、本年度では施設の整備は実施されていない状況であります。今後の事業の進め方につきましては、振興局担当課と事業期間である令和5年度までに整備を終了することで協議をしており、具体的には令和4年度に育成舎、堆肥舎の整備と作業機械の一部導入、令和5年度に哺育舎、乾草舎、看視舎の整備と構内舗装等を実施する方向で調整しているところであります。このような状況から、施設の稼働につきましては当初の予定では令和5年度から6か月齢以上の育成牛の受入れを開始する計画でありましたが、令和6年度からの稼働ということになるということも視野に入れ、受入れ対応等について検討を進めているところであります。また、本事業により神崎地区にある町営牧場と弥生地区にある町所有の採草地も草地改良を実施しており、令和3年度までに放牧地で約36ヘクタール、採草地で31ヘクタールの整備をしてきております。なお、採草地につきましては、整備後は哺育育成センターの粗飼料収穫用地として活用することとしておりますが、哺育育成センターが稼働するまでの間につきましては乾草ロール等を収穫し、町営牧場で利用するなどの活用を検討しているところであります。
再質問 6番 星川三喜男
ありがとうございました。それでは、再質問させてもらいます。この事業について、やはりうわさがうわさで、今聞けば令和4年、5年には完成という話を伺ってほっとしております。これが4年、5年に延びたのでないかということで9年頃に完成でないのかという話が出ておりました。今回の哺育育成舎についての質問は、今年、来年、再来年あたりに組合員で哺育育成舎を建てたいという方々がいるのですけれども、何せかんせ今いろんな資材が高騰してなかなか簡単においそれと建設着工できないというのが現実でございまして、このような事業等が令和5年度完成し、6年度から開催ということであれば、そういう組合員が利用するのではなかろうかなと思っているところでございます。町長の答弁でありましたけれども、令和5年度末にはこの事業が完成するということなのですけれども、これは宗谷総合振興局との確約などがあるのかどうか、改めて伺いたいと思います。それと、この事業に当たりまして、私は組合員にアンケートをもう一度取るべきではないのかなと思っていますが、どうでしょうか、これも伺いたいと思います。というのは、1頭当たりの経費が莫大にかかるぐらいなら、やはり自分のところで哺育、育成をして育てようという組合員が数多くいられるのではなかろうかなと思いますし、そこまでして預けなくたって自分のところのスペースを何とかしてでも、増築してでも自分は自分のところで子供を育てたいという方も増えているのでなかろうかなと思いますし、そういうことからやっぱり産業課あたりでアンケートをもう一度組合員に出すべきではないのかな、聞き取りをするべきでないのかなと思いますが、いかがでしょうか。それと、もう一点、草地更新されました。そこで、来春からの作業委託者をどのようにしていくのか。これも来春から肥料散布し、収穫をしていかなければ、1年、2年草地を投げておくわけにいかないし、せっかく新しい芽が出て新しい牧草が出始めるのに手をかけないというばかなことはありませんので、どのような形で作業委託者を募るのか。作業委託者どころか、令和6年度から開始するのであれば、その会社自体の委託先を早急に決めるべきではないのか、その方に作業委託をする、要するに安価で牧草を収穫する、そうしなければ私はこの事業が成り立っていかないのでないかなと思います。というのは、今簡単に個人でいいですよといって収穫をしてくれる方々はなかなかいないと思っておりますし、町内にコントラ作業で外部者、町外から業者が来ています。その方にもやらせたらやらせたで高価な金額が取られますので、安価で本当に作業委託をやってくれる業者がいれば、業者と言ったらあれなのですけれども、1人、2人の作業員を早く私は見つけるべきではないかなと思っておりますが、そのことについて町長もしくは町としてどういうものを考えているのかお伺いいたします。
答弁 町長 小林生吉
この哺育育成センターに絡んでですけれども、計画した時点と現在の酪農を取り巻く環境の大きな状況の変化というのが生まれているのかなというふうに感じています。購入飼料とかもかなり高騰したり、設備投資しようと思っても資材費が高騰しているというような中でこれまで本町も2万トン確保を目指して増頭、増産ということに取り組もうということでありましたけれども、なかなかそうなっていくのが厳しい環境にあるし、酪農家個々の収益、経営状況も厳しくなってきているというような環境にあって、その中でこの哺育育成センターをどのように運営していくのかということを考えていかなければならないだろうというふうに思っています。先般農協と懇談会をさせていただいた際にもこの哺育育成センターの運営開始に向けて農協とも相談をさせていただいて、よりよいスタートが切れるようにということで向かっていくということで協力のお願いをしております。先ほどアンケートというようなお話もありましたけれども、どういう形にせよ、農協さんを通してになるのか、しっかり農業者の方の意向を踏まえた形で今後の運営をどのようにやっていくかというところを図っていきたいというふうに思います。先ほど道営事業の確約というお話がありましたけれども、基本的にはこれ5年間という事業期間があるというふうに認識しておりますので、その中で整備を完了されるようにという考え方であるというふうに認識をしておりまして、そこに向かって予定どおり完了できるように協議を進めてまいりたいというふうに思います。あと、細かい答弁漏れのところは、課長のほうから答えてもらうようにしたいと思います。
答弁 産業課長 平中敏志
私のほうから若干補足をさせていただきたいと思います。事業期間については、今町長が言われたとおり計画上5年間ということで定まっておりますので、計画変更しない限り事業期間が変更になることはないということで振興局と話をさせていただいているというところであります。組合員へのアンケートにつきましては、今町長のお話がありましたが、農協ともこの計画自体、事業を進めるに当たっていろいろ相談等、一緒に考えていただいているところでありますが、きちんとやっぱり利用農家さんというか、全農家さんのほうに説明というものを一度していかないといけないというのは町として考えておりました。ただ、言い訳になるかもしれませんが、こういうなかなか思うように進まないというところもあって、いつから稼働できるかというところがきちんと示せなかったものですから、なかなか説明会というものができなかったので、取りあえずアンケートも含めてなのですが、説明をさせていただいて、その上で利用の意向だとかということを改めて確認していく方法を検討していきたいというふうに思います。それと、草地更新、草地整備改良ということで進めさせていただいておりますが、2年間今のところ整備をさせていただいて、その利活用の部分でありますが、利用方法についてはいろいろあるかなとは思っています。個人に借りていただいてということも1つ案としてありますし、近年コントラクターみたいなところで収穫作業を行っていただくということもありますし、もう一件、共同体的な、3戸共同かな、収穫作業を請け負うような組織化がされているということも聞いておりまして、そこに依頼すると、委託するという考え方もあるのかなと思っておりまして、その部分についてはどういう活用法をしていくかというのは今検討中でありまして、より効果の高いものというか、そういうことで進めていって、神崎の牧場のほうがどうしても草が秋口足りなくなるというところもあるので、そちらのほうの活用も含めてやっていきたいというふうに思っています。最後、運営の委託先の部分については、町長も話をされておりますが、どういう運営方法が一番望ましいのかということも含めて農協さんを交えて協議を進めていきたいと思っています。基本的には、指定管理でということを当初から考えておりましたので、委託ではなく指定管理で民間でやる場合には公募という形にもなろうかなというふうには考えておりますが、いずれにしても関係機関と十分に協議しながら進めていきたいというふうに考えております。
再質問 6番 星川三喜男
町長と課長の説明で分かりました。しかし、やはり説明を組合員にしっかりしていかなければ、いざ建ちました、完成しました、さあ、稼働します、中身いませんではやっていけないのです。だから、やはり早い、今年、来春のうちに組合員に説明し、一頭でも多くここで哺育、育成ができるような策をつくっていかなければ、せっかく哺育育成センターをこの事業で立ち上げて、中身が本当に頭数足らずでにっちもさっちもいかなくなったら、どこが責任を取るのかということも出てきますので、またそういう指定管理者で業務を指定管理したとしても、そこでやっていけなくなれば、これ町費としてまた持ち出しになるのかなと。その事業が果たして本当に成果があったのかどうかということも問いかねられませんので、これはやっぱり慎重に説明会を組合員にして、これ農協運営でやってもらえるなら最高です。でも、この規模では絶対農協運営はしません。もっとこの倍以上なければ、農協としては手は出せない事業だと思っておりますので、せめて町内の業者が指定管理で事業を継続してもらえるなら、ずっとやってもらいたいと思いますし、その前にやはり町内の農家に対して説明をしっかりして、一軒でも多くこの事業に参加してもらうことを望みます。そういったことで、これから春までに私は早急に説明会をし、この事業の行方をはっきりと町内の組合員に打ち出すべきだと思いますが、再度お伺いします。
答弁 町長 小林生吉
星川議員のご指摘を踏まえて、進め方、スケジュールをしっかり固めて進めるようにしたいというふうに思います。もともと農協中心に大きな農業法人の中でメガファームをつくって増頭、増産に向けて体制を構築していく、それに補完する形で町としても哺育育成センターをやるということで、町、農協両輪で今農業施策を進めているというふうに認識をしております。当時農家の方の意向を聞き取った上で本事業はスタートしていますけれども、先ほど申し上げましたように情勢も随分変わっているということですので、現時点での意向というようなことをしっかり踏まえていくと、そこを基本にしたいというふうに思っています。哺育育成センターもどうしても町営牧場、採草地の面積と整合しなければというようなところで今の規模になっておりますけれども、もちろん将来的に農家の需要が高ければ違った事業を含めて大きくしていくというようなことも考えていかなければならないというふうな認識を持っております。ただ、今道営事業を進めている中でそれに手をつけるということにもなりませんので、事業完了以降、実際に預託を始めてから状況を見ながら次の展開というようなことも考えていきたいというふうに思います。
再質問 6番 星川三喜男
ありがとうございました。今の酪農業の情勢、来年度から本当にまた昔に戻るということも言われてきています。やはり子牛の値段も下がり、乳価も下がり、生産調整という時代がまた来るということも言われております。その中で組合員もやっぱり四苦八苦して生き延びていかなければならないということで、いろんなことも模索しながら経営に当たっているところでございますので、できる限りこういうような事業を早急に出来上がらせて組合員と共にやってもらいたいと思います。なるべく早く令和6年度のスタートに向けて行政としても頑張ってもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。