みんなの議会

中頓別町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月8日

長寿園の運営補助及び今後の方向性について

2021年9月8日、中頓別町議会の一般質問で、星川三喜男議員が「長寿園の運営補助及び今後の方向性について」質問し、町長 小林生吉が答弁しました。

質問者
星川三喜男 議員
答弁者
町長 小林生吉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 星川三喜男

受け付け番号4番、議席番号6番、星川です。私は、今回1点のみ質問させてもらいたいと思います。長寿園の運営補助及び今後の方向性についてお伺いします。本定例会に、社会福祉法人南宗谷福祉会長寿園に対し、運営補助金として3,000万円の補正予算が計上されております。長寿園の経営状況は、先ほどもいきいきふるさと常任委員長の報告がありましたけれども、その中で調査したので、内容は私たちは把握しました。長寿園は、町内になくてはならない施設であり、理解もできますが、私は補助の仕方に疑問点があります。一法人、南宗谷福祉会、これは長寿園、厚生園です。やりくりし、検討した結果、法人として運営費が赤字決算に補助というなら理解もしますが、今回は法人の一部門に対する補助ではないのか、町長にお伺いします。また、今後町長は長寿園の経営をどのような方向性をもって考えているのか、町営、もしくは第三セクターにするのかをお伺いいたします。

答弁 町長 小林生吉

星川議員の長寿園の運営補助及び今後の方向性についてのご質問にお答えをしたいと思います。宮崎議員の質問でもお答えをしていますけれども、町が補助を行う場合には、基準を明確にした上で要件に該当する場合のみ行うというのが基本の考え方であります。現時点で想定している基準には、運営する法人全体で施設運営上必要な最小限度の資金を超える内部留保がある場合は、それを充当した上でなければ補助はできないという規定を加えたいというふうに考えています。長寿園の経営については、現時点では今後も南宗谷福祉会が努力をされ、継続していくものと認識をしています。今後は、地域医療提供体制と地域包括ケアシステム全体の見直しを進めていくことにしていますので、そうしたことも含めて特別養護老人ホーム、養護老人ホームそれぞれの現状の厳しい経営に町も法人と一体となって向き合い、必要によっては将来の方向性を含めて必要な改革、改善に向けた検討をしていきたいというふうに考えています。

再質問 6番 星川三喜男

それでは、再質問させてもらいます。今回長寿園の運営について、3議員が質問に至ったということになりました。これは、議員はもちろん、この質問の趣旨を見て、町民、または社会福祉法人の職員も町長の答弁が気になっていると私は思っています。先ほど髙橋議員の答弁の中に、町長の答弁の中で昭和50年に長寿園、要するに養護老人ホームが最初に開園になり、昭和51年には特養が開園したということだと私は記憶しております。その初め、これは町が積極的に手がけていた施設なのです。というのは、施設長が数年、何代も元職員が施設長として、法人化に向けていったのか、そこら辺は分かりません。その頃は若過ぎて、ちょっと記憶が飛んでいますけれども、いつ法人になったのか分かりませんけれども、何せかんせ町が手がけて、なくてはならない老人ホームということで開園していったものだと私は思っております。ですからこそ今回からは、私が言いたいのは、行政が積極的に法人の中に参加して共にやっていかなければ町民のためにはならないのではないかなと私は一議員として思っている立場です。この3,000万円については、私はああだこうだ今は言いません。これは、私にとっても長寿園はなくてはならない施設というのも分かります。今後この議員の中から何名も、お世話になる可能性のある方ばかりですので、なくてはならない施設は重々に分かります。この中で、私の言っている一法人、厚生園、長寿園、厚生園には確かに内部留保があります。その中で家族会という会がありまして、そこで家族が積立てをしているのです。私は、町長からお願いをしてもらいたいと思いますが、長寿園の方々に、理事長をはじめ理事に、家族が何らかの形で積立て、利用者の家族です。これをこういう危機感を持って何らかの形で積立てはできないのか。年会費でもいいですし、もしくは理事にも年会費でもいいです。そういったことも今後の検討課題として、町長、すみませんけれども、長寿園の役員方にも強く強く持ちかけてもらいたいと思います。そこら辺も併せてお願いいたします。この運営補助に対して、先ほども言いましたけれども、3,000万円はなくてはならない赤字補填だと私は思っておりますし、長寿園も数年前から内部改革、改善、人件費削減、それと行事費の削減、それは目に見えて、一回私と宮崎議員が長寿園の内部改革組織委員会だか、何かそういう席に行って強く言って、その後憎まれましたけれども、私たちの意見も取り入れてくれて、改善をしてきている成果も分かります。でも、経営内容は苦しい。宮崎議員の質問の答弁にもありましたけれども、もっともっと町が本当に本腰を入れて私はやってもらいたい。これは、早急に来年度に向けての方向性を検討すべきだと私は思います。それと、常任委員会の委員長報告にもありましたけれども、今栄養士、管理栄養士、看護師が不足しているのです。これは、長寿園、法人のほうで採用してもなかなか職員が来てくれないという苦しい実態もあります。そこで、町行政採用で管理栄養士、栄養士、介護士、そして看護師を採用し、出向でいいです。町採用となれば、結構私は集まるのでないのかなと。悪いですけれども、長寿園の法人で採用したら、あそこはちょっと経営がと、こういう話題になったら大変です。やはり来なくなります。そうであれば、町採用、もしくは現職員の中に管理栄養士、栄養士がいると思います。栄養士が決まるまで、採用できるまで、そこに今の職員で出向するようなことをできないのか。そうなれば、利用者の食費についてもぐんと安くなるのです。それだけ経費が削減できるのです。そういったことも町長は今後早急に考え、先ほど宮崎議員の答弁にもありましたように、施設長が替わりました。この4月から若い施設長となりました。町長とタイアップして、その中には理事長も含め、理事も含め、なくてはならない長寿園を、経営が一気によくなるとは思いませんけれども、行政からの持ち出しを少なくできるような方策を考えるべきだと、一刻も早く私は検討すべきだと考えますが、町長のご意見をお伺いします。

答弁 町長 小林生吉

私が長寿園の南宗谷福祉会の経営、運営の問題の中で大事にしなければならないなというふうに思っているのは、やはり働いておられる職員の皆さんの士気です。そういうものが失われてしまうというようなことはあってはならないということを大事にしたいというふうに思っています。確かに経営が厳しい、厳しいというと、それだけで職員としては不安を感じられるだろうし、自分たちがどうなるかという不安をお持ちになってしまうのではないかというふうなことを危惧していますので、とにかくこの施設はなくさないでしっかり町民のために続けていくという、それは町もそこにはしっかり責任を持って取り組むという姿勢をお示しをして、職員の皆さんに伝わっていただければというふうに思っています。補助の関係についても、まだ詳細が詰まっていないところはありますけれども、9月に補正予算を組ませていただいているのは、そういう姿勢を早くお示しするという必要もあるというふうに思っていますので、そんなような対応を取らせていただいています。ただ、公のお金ですから、補助ありきということではなくて、しっかり基準にのっとって出すということは貫かなければならないというふうに思いますけれども、まず冒頭に言いましたけれども、施設は町民のためにやっぱり必要で、職員の皆さんにも頑張っていただけるような、そんなような環境をつくるということが優先だというふうに考えたいというふうに思っています。例えば天北厚生園の施設から、留保があるから長寿園にと、これを何年、何回も繰り返すと一方の長寿園の職員の皆さんにとっても、働く意欲というか、どうしてなのだというような思いに至るのではないかというふうに思いますので、ぎりぎりまで留保をどうするという問題はあると思いますけれども、将来的な施設の整備だったり運転資金に関わるような、そういうものまで吐き出せということではないのだろうというふうに思っていますので、そういうことに取り組まないと、今年やらないと駄目なのではないかという思いもあって、今このような動きになっているということだと思います。でも、そのためにできる努力を最大限やるということは両者でしっかり取り組むというふうに考えています。設立の経過で町が、髙橋議員のご質問にもありましたけれども、当時、すみません、また長くなってしまうのですけれども、施設の法人の設立のときに関わってきた役場のOBの方のお話も伺いましたけれども、警察署がなくなったりとか、いろんな官公庁がなくなっていく中で、天北厚生園であったり長寿園であったりというような施設を町に誘致することで人口減少を食い止めるとか、そういう思いもあったということです。その際、老人ホームに関しては民間の有志の人たちがしっかり名前を連ねて、民間でやるということがあったので、道も積極的に応援してくれたのだというお話をいただきました。もちろんこれは、先ほど出たように当時の町長が知事と掛け合って、町が積極的に動いたということは間違いないことでありますけれども、その時点から法人、民間でやるというところが道から応援してもらう上で大きな取組だったというふうにお聞きしました。確かに施設の職員が若かったということもあって、町のOBが施設長を長く務めてきたということがありましたけれども、施設の経営者として適齢期になられたときには町のOBも引いて、それ以降は本当に自立、独立して長寿園をやってこられたというふうに私は思っていますし、少なくとも我々よりも施設の運営、介護、そういったことに関しては精通し、たけていらっしゃるので、そこを頭ごなしに町がどうこうするということでは基本的にはないというふうに思いますので、施設側の持っている力を最大限に引き出して、それを力添えするというようなところで町の役割はあるのかなというふうに思います。ただ、宮崎議員の質問にも答えましたけれども、外部のコンサルティングとか、そういう分析や助言はやっぱりあったほうがいいというふうに思っていますので、それは町のほうでも助力をして関わってもらって、いい答えを出せるように努力をしていきたいというふうに思います。あと、家族会のお話、少なくとも、常任委員会で伊藤施設長が言ったように、家族から施設としてお金を出してくれというのは多分言えないことなのだろうと思いますけれども、どういう形で長期的な、将来また施設の改築もあるし、そのとき町がそれをできるような体力があるかどうか分かりませんから、そういったことも含めた資金の蓄積、これはもちろん町も含めてですけれども、どのようにできるかということを理事の皆さんとしっかり話し合っていきたいというふうに思います。あと、内部の改革にいろいろ取り組まれているということでありますけれども、昨年度末の中でも長寿園のほうで人件費の削減ということも打ち出そうとされていましたけれども、そこは私のほうもお願いをして、それだけはやめてほしいと。職員がやる気を失うようなことがあってはならないし、入ってこないような状況をつくらないということはやっぱり大事だというふうに思いますので、そこはしっかりそうならないようにできる環境づくりを考えていきたいと思います。あと、職種によって町が採用して派遣するというようなことでありますけれども、常任委員会の報告にもありましたので、これはどこまで可能なのかということは検討させていただきたいというふうに思います。栄養士の問題については、町も大変苦労しています。経験があると例えば病院とかで一人でやれますけれども、経験のない方が来て一人で病院の栄養士をやらなければいけないと、大変なことなのです。だから、本来であれば複数体制があれば一番いいのですけれども、採用と育成と、栄養士を必要としている職場は町と法人、南宗谷のほうで、それは厚生園も含めてあるので、そういった一定の連携で人材の確保や育成に取り組めないかというようなことについてもしっかり検討したいというふうに思います。以上でよろしいでしょうか。

再質問 6番 星川三喜男

納得しましたというか、今回のこの3,000万円は中頓別町社会福祉法人の助成に関する条例を適用して、私はその文言で出すのかなということで承知しました。先ほど来から言っていますように、厚生園も本当に大変なのです。私も厚生園の家族会の役員をやっている中で、今まで積み立てていたものを長寿園のほうに6,000万円、プラス今年1,000万円です。7,000万円繰り出ししているのです。繰入れ、そこら辺を長寿園のほうでもよく、長寿園は利益を生むようなところでないのは分かっておりますけれども、そこら辺ももっと理事者方が真剣に考えてもらいたいと私は思います。また、今後厚生園のほうでも、確かにまだ内部留保はあります。でも、来年度からスプリンクラーとか外壁工事等々の契約もしておりますので、そこまでお金を長寿園にということにはならないと私は思っておりますし、私は出すべきでないと厚生園の施設長には言っております。家族会の積立ても数千万円という形で持っておりますが、これは何かあったときの有事のための積立てです。これは、家族会で協力し合って年間何万円という金額で何十年も積み立てた金額です。それを私は、長寿園のほうには申し訳ないのですけれども、そういうことも考えながら、厚生園でやってきた家族会のことも考えながら、私は内部留保を積み立てていくのも一つの案だと思っております。今日ここの傍聴に施設長と理事長がお見えになっておりますが、そこら辺も今後私は検討していってもらいたいなと思っております。これで私の一般質問を終わらせてもらいます。

出典:中頓別町議会 令和3年第3回定例会 2021年9月8日 議事録 PDF(28ページ) 間違いを知らせる