中頓別町議会 令和3年第2回定例会 2021年6月17日
浴場黄金湯の経営支援について
2021年6月17日、中頓別町議会の一般質問で、東海林繁幸議員が「浴場黄金湯の経営支援について」質問し、町長 小林生吉が答弁しました。
- 質問者
- 東海林繁幸 議員
- 答弁者
- 町長 小林生吉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 東海林繁幸
東海林です。1点質問させていただきます。浴場黄金湯の経営支援について伺います。黄金湯は平成23年、民間、いわゆる渡辺由起子氏の経営で、渡辺氏の人柄により多くのボランティアに支えられ、今日に至っています。ちなみに、令和2年、営業日数270日、利用者数、大人5,768名、子供358名、1日平均利用者数22.7名となっています。この施設の存続が経営者の大きな課題となっていることが分かりましたので、この課題を調査したところ、次の4つほどが観点として挙げられます。まず、施設設備の老朽化でございます。機械設備については、ほとんど限界の状況だということです。2つ目には公衆浴場法施行条例の改正による厳格化でありますが、これは北海道公衆浴場法施行条例が厳格化されました。これは昨年であります。このことによっていろんな規制が強化されたということも経営の悩みという形になります。次、3つ目にはボランティアの高齢化とありますが、これはいわゆる燃料となるまきの関係のボランティアでありますが、当時70歳だった人も10年たって当然80歳になるわけで、そういった状況になって、なかなか動きが取れなくなったということです。最後に、経営の困難性からくるモチベーションの低下、これが一番問題だと思っておりますが、以上のことから、今後の存続について大きな困難を抱えて苦慮しています。一方、多くの町民は黄金湯の存続を望んでいます。公衆浴場としてだけでなく、まちづくり活動の拠点としての期待することも大きく、この町にとってはなくてはならないものと考える人たちも多くいます。町理事者として黄金湯のこれまでの評価、今後の存続についてどのように考えているかお伺いしたいと思います。
答弁 町長 小林生吉
東海林議員の銭湯黄金湯の経営支援についてのご質問にお答えしたいと思います。町が一応閉鎖した銭湯、黄金湯を復活させたプロジェクトはコミュニティーレストランを含めて銭湯を核に小規模なスペースを多機能に活用し、町民の交流、高齢者の居場所づくり、障がいのある方の雇用などの役割を果たすとともに、まきを活用した脱炭素社会への提言、元気な高齢者などがまきボランティアとして活躍するなどまちづくりの活力を生み出してきたと評価というよりも本当に心から感謝をしているところです。今秋で閉鎖するということで、私のところにも複数の町民から存続できないかというお問合せを受けています。町の建物を貸与していますが、基本的には民設民営の公衆浴場ですので、事業者の考えを尊重した上で利用者が閉鎖することで困らないための対策を検討したいというふうに考えています。一方で、同じ年に建設されたピンネシリ温泉についても同様に施設の限界を迎えています。2つの入浴施設が同時に限界を迎えていることから、現在庁内関係各部署ごとに現状と課題、今後どうすべきかということについて検討しているところであります。近くそれらを集約した上で、今後の方向性をお示ししたいというふうに考えているところであります。
再質問 5番 東海林繁幸
再質問させていただきます。町長のこの答弁については、期待どおりの内容かなと。この程度しか出てこないだろうと思っていました。私は、できたら経営者に対する支援というもので、その観点で質問させていただいたのです。この件については昨年からいろんな人から話が来て、東海林さん、何とか議会としても取り上げてもらえないかというお話もありました。ただ、いろんな意味で私も調べたりして、町、市町村が公衆浴場の維持のためにどういった支援をしているかという実態も少しずつ分かってきておりますけれども、ただここで町長、私が非常に残念に思ったのは、渡辺氏に今月に入ってから改めて私の調査したことも含めて確認していましたところ、実は全く限界が来たと、経営に。それで、経営が限界に来た要因の一つは設備が限界に来たと。これを指標を持って整備し、経営を継続するというのは困難になったと。できれば、もし設備が10月10日までもつのであれば、10月10日が浴場の記念の日になるのだそうです。それで、10月10日まで設備がもてばそれまでは続けたいと。続けられたら10日で終了したいという考え方になったようです。そこで、私はこれは困ったなと。経営している方に町がそれなりの支援をすることによって継続できるのであればという思いでやった質問でしたけれども、全く観点を変えなければならなくなった。それで、渡辺さんは私はこの町が好きだし、この町の地域づくりに協力したいという思いで、公衆浴場という経営の形態になるけれども、そのほか食事どころのトントン、それからそこから発生するいろんな地域活動、そういったものについてはこれからもこの町のためにやれることがあったら続けたいと。ただし、銭湯のほうは限界が来たと、こういうことでございます。そこで、町長に改めて伺いたいのは、これはまた町長は知っていたかどうかは分かりませんけれども、かつてやっぱり町が経営していた時代がありました。何年前だったか。町が管理委託を受託していただいて、年間240万円ほど出していた時代がありました。これは、施設設備費以外のものです。そういった時代も考えると、ここで設備が、施設が、建物も相当傷んでいます。そこで、これでできないということになって、町としてはやむを得ないという形にするのか、ちょっと待て、もし経営を誰かがやってくれるのだったら公衆浴場としては残したいと思うのか、まずその辺町長の考え方を伺いたいと思います。
答弁 町長 小林生吉
まず、2つに分けて考えなければいけないかなというふうに思っておりまして、1つは町の中での入浴施設です。これは先ほども答弁申し上げましたけれども、今黄金湯もありますけれども、同じ年に造られたピンネシリ温泉がありまして、こちらも同じように施設の限界を迎えています。こういったようなことから、果たしてこの先これらの両施設をそのまま廃止して終わるのか、廃止という形で終わっていいのか、何らかの形で町民が入浴できるような、そういう場を持って、造っていくようにするのかというようなまず大きな方向性としての議論が必要なのかなというふうに思っています。それで、そこに何らかの入浴のある、できる施設がやっぱりあったほうがいいという話になっていったときにピンネシリ温泉をそれまでどうするか、黄金湯のほうもそれまで続けていただく方向で考えていただくのかというようなことなどを考えていく必要があるのかなというふうに考えています。今、先ほど申し上げましたけれども、行政、各部署ごとに所管する役割から今後の入浴施設の在り方等について意見を出してもらって、それを集約しています。まだ最終的なまとめまで至っていませんけれども、基本的には町民の方のためにも規模は小さくともほかのいろんな機能と併せ持った入浴できる施設はやっぱり新たに考えていく必要があるのでないかというのが大方の意見になっているかなというふうに思います。その辺りをさらに詰めた上で、また議会にもお諮りをして、町民の皆さんにもご意見を伺いながら取り進めていきたいというふうに思っています。問題は、その間、既に議会のほうにもご説明させていただいていますけれども、ピンネシリ温泉もいつ壊れてしまうか分からないというような状況を延ばし延ばしやっていますけれども、あと数年のうちにやっぱりそれも限界になるだろうというふうに思っています。黄金湯の施設や設備についても町のほうで今の状況を確認させていただいていますけれども、数十万円、あるいは100万円ぐらいの修繕をすれば数年間ぐらいもつぐらいの修繕まではできるのではないかというようなこともあります。ただ、いかんせんこれは民間の方の運営ということもありますので、また町のほうでということには、だけでということにはなりませんけれども、そこまで存続を望む町民の声もございますので、町としての役割ということが何らかの形で果たせるのであれば、そういったことも含めて協議、検討していきたいなというふうに考えているところです。
再々質問 5番 東海林繁幸
再々質問をさせていただきます。町長、ピンネシリ温泉との関連を言っておりますけれども、この件についてはピンネシリ温泉は関係ないです。温泉が潰れようと新しく造ろうと、それは温泉は温泉として町の福祉施設としての観点で考えなければなりません。ただ、公衆浴場、これは単に浴場としての存在感だけ見て評価しているのだったら、これは大変な間違いだと思うのです。私は公衆浴場自体が少なくても交流の場であったり、そこからさらに地域づくりに発展させたという、これは渡辺氏の力量というか、人柄によるものでありますけれども、その辺もやっぱり評価してやらないと駄目だし、厚生園の利用者を2人もあそこで雇用しているわけです。雇用の場としても非常に大事だし、貴重な存在なわけです。そういったことも考えたら、基本的にはできるだけ今の経営の流れを維持して、継続すべきものだろうというふうに私は観点として置いております。ですから、はっきり言ってこの後は町が施設整備を十分行って、誰かに改めて管理委託するという形を取れないものか。それを一番みんな望んでいるのです。そして、渡辺氏はそういう形になったら幾らでも協力させていただきたい、今までどおり協力させていただきたいと。自分が経営するというのではなくて、誰かが管理委託を受けてやるとしてもその人を援助したいという言い方をしています。もしそういう町が決断となって、継続できるようになれば何かやりたいという人もちらほらいるような話も聞きました、そういうことになれば。そういった、まだ不確実な内容ではありますけれども、町の覚悟がどの辺にあるのか。もう潰れても仕方ないと思うのか、何とかして継続してやりたいと思うのか。私は、継続すべきという観点で質問させていただきます。再度、ピンネシリ温泉の利用のこともさることながら、関連ないとは言えませんけれども、公衆浴場としての、そして交流の場としての黄金湯をどうこれからできるのか、しようとしているのか、もう一度確認したいと思います。
答弁 町長 小林生吉
最初の答弁でも申し上げましたとおり、黄金湯の果たされてきた役割については私としても高く評価をしておりますし、本当に町民を代表する者としてその活動に対して経緯と感謝の気持ちを持っております。今後につきまして今軽々に申し上げることはできませんけれども、庁内の意見を取りまとめた上でもやはりこれまで果たされた役割やこれまで持ってきた機能、そういったものが、今後も引き継がれることが望ましいという意見も多くあります。そういったことを踏まえて、私としてはやはりこれから、今これだけ人口も減っている状況の中で、町にとっての必要ということを、入浴のことだけではなくて、考えながら、黄金湯が果たしてきた役割やこれからそういう浴場などと複合的につくっていったらいい、例えば防災であるとか、そういったような拠点になるというようなことも含めた多様な意見が庁内からは出ています。そういったことも含めて今後に向けた検討をしていきたいというふうに思っています。黄金湯が果たされてきた、黄金湯そのものか、あるいは黄金湯が担ってこられたそういう良さ、役割みたいなものがいずれかの形で将来も残っていく、そういったことができれば一番望ましいのではないかというふうに思っています。また改めて検討した上で、いろいろご相談させていただきたいと思います。
再々質問 5番 東海林繁幸
ありがとうございました。最後に、お願いになるのですけれども、私の思いはこの10年間渡辺由起子氏は町を思ってまちおこし、まちづくりという観点で始めたこの事業を、10年間本当に私財をなげうってやってきたこの行為に対していろいろな援助は町はさせてもらいましたけれども、この努力はひとつなるべく継続できるように配慮していただきたいものだと思います。同時に、1日利用者が約23人、1.4%、人口の。これは札幌に置き換えたら2万5,000人が1日利用しているのです。そういったこの町の利用者の多くの方々のためにも今後ともご配慮いただければ幸いであります。よろしくお願いいたします。