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中頓別町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月6日

自然環境保全について

2019年6月6日、中頓別町議会の一般質問で、長谷川克弘議員が「自然環境保全について」質問し、町長 小林生吉、総務課長 小林嘉仁が答弁しました。

質問者
長谷川克弘 議員
答弁者
町長 小林生吉、総務課長 小林嘉仁

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 2番 長谷川克弘

受け付け番号3番、議席番号2番、長谷川でございます。私から2点ほど質問させていただきます。まず、1問目、自然環境保全についてですが、平成29年12月定例会でも私が質問させていただいた件でありますが、町を流れる河川での外来種対策についてであります。頓別川や兵知安川とその支流における在来種と外来種の関係性を生息調査や駆除について当時町長からのお答えでは、これまで町として深く議論されたことはないと思われ、まずは実態を把握した上で基本的な考え方を整理しなければならないと考えますとお答えをいただいた河川の外来種に対する取り組みについて2年が経過し、その実態把握や調査、基本的な考えの整理はできているのかお伺いします。また、特定外来生物(植物)についても決算審査特別委員会等で指摘させていただいておりますが、町内各地で生息どころか繁茂、範囲の拡大が目に余るところであり、対策なくして駆除などできるはずもないわけですが、対策を講じるお考えはあるかお伺いいたします。

答弁 町長 小林生吉

長谷川議員の自然環境保全についてのご質問にお答えしたいと思います。平成30年度におきましては、生息調査の事前調査としまして文献調査や今まで実施してきた生息調査、聞き取り調査の状況を把握した上で今後の対応を検討してきたところです。現時点で把握しております頓別川及びその支流の淡水魚は、トゲウオ科イトヨ、トミヨ、イバラトミヨ、エゾトミヨ、サケ科のヤマメ、ニジマス、イトウ、カラフトマス、サケ、ドジョウ科のフクドジョウ、コイ科のウグイ、エゾウグイなどとなっております。平成13年度に実施された聞き取り調査では、昭和35年ごろにはハナカジカやドジョウ、源流部ではイワナも見られたが減少してきているとの話でありました。その原因として考えられるのは、河川改修や酪農が盛んになり水質が悪化したためであろうとの推測となっております。水質の状況は平成25年度から頓別川水系の水質調査、パックテストを継続して実施しており、広報で住民周知をしておりますが、大きな変動は見られず、基準値内の数値であることを検証してきております。これは、河川改修においても環境の保全を優先する工法が義務づけられたこと、酪農の堆肥処理が推進され、例年北海道とともに指導、確認を行ってきたことに由来するものと考えられます。文献調査の中ではニジマスが外来種となっておりますが、その影響がどこまでかというところは専門家の意見も交えて調査を行っていく必要があると考えており、今後できるだけ早く体制をつくりたいと考えております。近年外来種の駆除としましてはブラックバスが有名でありますが、繁殖力の面からニジマスは在来種に与える影響が少ないとの意見もあります。しかし、イトウの減少、川底の虫の数に影響を及ぼし、昆虫や鳥類に影響を及ぼす可能性があるとも言われており、今年度につきましては町内の釣り人の協力を得ながら情報提供をいただき、生息状況の実態調査を実施していきたいと考えております。植物における特定外来生物としては、オオハンゴウゾウが指摘されているところであり、その繁殖力が危惧されているところであります。昨年度は旬報により、特定外来種であり繁殖力が強く在来種を凌駕する旨を広報し、その駆除にご協力をいただいた事例もございます。開花時期は7月から9月ごろとなっており、今年度はその生息分布を確認していきたいと考えています。植物の駆除に関しましては、土地所有者の協力が必要不可欠でありますので、今後も適切な時期に広報を行っていきたいと考えております。また、町有地における生息も見られたところでありまして、駆除の方法を試験的に実施してみたいと考えております。以上です。

再質問 2番 長谷川克弘

今のお答えについて再質問いたします。まず、川の話です。繁殖力の面からニジマスは在来種に与える影響が少ないという意見もありますということなのですが、ニジマスの生体を見ると日本の侵略的外来種ワースト100というのに毎年入っており、要注意外来生物ということになっております。繁殖力が低いというのは、多分養殖された一代雑種、F1系のものが管理釣り場などに放流されて残ったもののことを言っているのではないかなと私は認識しますが、その辺はいかがでしょうか。それから、北海道でも国立公園内、知床半島でも幾つかの河川ではニジマスの浸入により生息域が奪われて、在来種のオショロコマの生息が確認できなくなっている。また、せたな町良瑠石川では残留型サクラマス、ヤマメを駆逐してニジマスが優先種となっているとの報告もあります。文献調査だけではなかなか本当のというか、本来あるべきニジマスの脅威というのがわかっておられないのかなと思います。なので、生態系の調査、統計には長い時間がかかりますので、早急な対応をしていただきたいと思います。それから、特定外来植物のほう、オオハンゴウゾウの防除についてなのですが、特定外来生物の防除を行う場合、防除を行う旨とその実施方法等について主務大臣の確認、認定を受けることで計画的でスムーズに防除が実施できるというところなのですが、環境省、環境大臣への確認、認定に関する申請についてお考えはあるかどうかお伺いします。

答弁 総務課長 小林嘉仁(総務課長は2022年3月まで)

まず、河川の部分、淡水魚の関係でございますけれども、確かに議員がおっしゃるとおりニジマスの繁殖力というのは今の段階ではよく把握していないというところでございます。昨年は文献調査をして今の水系にどのような魚がいるのか、存在するのかというところを調査をさせていただきました。今年度につきましては、釣り人の協力も得ながらどういったような生態系が見られるのかというところを具体的に調査をしていきたいと。ただし、協力かげん、住民に協力をしていただこうと思っておりますけれども、住民の協力の部分でもし少ないようであれば、来年度も実施していかなくてはならない可能性もありますし、次年度に向けては専門家のご意見、それも聞きながら、あるいは必要に応じては生態系の調査です。これも実施していかなくてはならないのではないかなというふうには今現在考えているところと、そういったところで段階を踏みながら進めていきたいというふうに考えているというところでございます。それから、植物につきまして、計画を出せば除去可能というふうな話でございます。確かに特定外来種につきましてはアライグマ等も防除計画を組んでございます。それで実施してきているというところでございます。いずれにせよ特定外来種については駆除することが可能というふうになっておりますので、法的に必要であればそういったものを策定していきながらやっていきたいということとあわせて、住民の協力も必要だというところを大きく出していきながら旬報、広報等で周知していきたいというふうに考えているところと。今年度につきましては、まず分布調査を実施していって、どの程度なのかというところをちょっと見ていって、町の所有の土地であれば防除もどんなふうにできるかというところをやりながら住民周知をしていきたいというふうに考えているところです。前回、たしか長谷川議員のほうからお話が出たのが岡本ノ沢ということだったような気がしますが、前回ちょっと回って見てきました。確かにオオハンゴンソウだと思われる植生が見られました。開花時期が7月から9月ごろというふうになってございますので、そのころを目がけまして分布調査しながら対策も検討していきたいというふうに考えているところでございます。

再質問 2番 長谷川克弘

自然環境保全については、私からは以上でございます。将来的に中頓別町の売りである自然をあるがままの姿で残していくために今から手をかけないというのではなく、アクションを起こしていただきたいと思います。

出典:中頓別町議会 令和元年第2回定例会 2019年6月6日 議事録 PDF(27ページ) 間違いを知らせる