みんなの議会

中頓別町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月9日

「第3問は、小林町政4年間の特筆すべき政策と今後の課題というこ…」

2019年3月9日、中頓別町議会の一般質問で、東海林繁幸議員が質問し、町長 小林生吉が答弁しました。

質問者
東海林繁幸 議員
答弁者
町長 小林生吉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 東海林繁幸

次に移ります。第3問は、小林町政4年間の特筆すべき政策と今後の課題ということでお伺いいたします。まず、1点目ですが、この4年間、新人町長としてユニークな事業を含め、いろいろ努力し、頑張ってきたと思います。理事者として今思っている特筆的な政策として実施した事業を挙げるとすれば、どのような事業になりましょうか。二、三お知らせいただきたいと思います。そして、町長は、第4回定例会において次期選挙に立起の意思を表明いたしました。現状ではどうなるかわかりませんけれども、当選する思いでの立起だと思いますので、当選されたとして次の4年間に何を政策の柱とするのか、この町の課題と課題解決の方策を伺いたいと思います。

答弁 町長 小林生吉

まず、この4年間では、子ども・子育て支援と教育の充実ということで、私なりに一定の成果を上げることができたというふうに考えております。新たな支援策を制度化し、農業や商工業の振興を図ってきた。あるいは、ライドシェア事業を核とする分かち合い、支え合いの地域づくり、観光まちづくりなどについて着手してきたというふうに思っています。いずれも成果が見えるまでなお時間を要しますが、今後も力強く施策を進めていく必要があるというふうに考えているところです。今後につきましては、高齢者人口の減少を見据え、持続可能な地域医療、介護、地域福祉、健康づくり事業等のあり方を検討していくことが最重要な課題になっていくと考えています。町民一人一人にしっかりと光が届き、生き生きと明るく元気な健康長寿の町であるとともに、多様で豊かな社会資源をもとに、最期のみとりまで安心して住み続けられる町にしていかなければならないというふうに考えています。今後の方策としては、特に町民参加を大事にしていきたいというふうに考えておりまして、コミュニティーデザインの手法を取り入れていきたいというふうに思っています。町民の皆さんにご参加をいただき、一緒に悩み考えた上で一人一人が楽しいと思えるような役割を見つけ、それをつなぎ合わせていくことで新しい地域のデザインを描いていけたらというふうに考えています。

質問 6番 東海林繁幸

町長は、遠慮して余りひけらかすことのしない人ですので、抑え目に言っておりますけれども、私なりに町長はいろんな今まで手がけられなかった大胆なこともしてきたというふうに評価はしております。ただ、そのことが実際に今後どうなるのかということではいささかの不安もありますので、例えばミルクプラントをつくって、地元の牛乳を町民に飲ませたいという思い、これは歴代町長が何十年も前から考えてきたことなのだけれども、なかなかできなかったことができました。ただ、だけれども町民がおいしい牛乳を飲めるということだけではやっぱり解決しない。これを町民外にも広げ、採算的にも合うようなものに直していかなければならないという努力を改めてしなければならないと思います。それから、ワインづくりのもととなるブドウ畑のことにも手がけてまいりましたが、これもまだ一回も実は実っていないことですので、これからどうしようとしているのか。これもちょっとこれからのこととして伺いたいと思います。また、よいことだけでなくて、やっぱり失敗もありました。事務手続上のミスだとか、そういったこともありました。これらについても率直にこれから反省しながら、こういった事務的なミスをなくするように努力しなければならないと思います。それと、これからの方策として、町民参加とコミュニティーデザイン、これを大事にしていくということでありますが、私はこの町の一つの特徴としては、子供を大事にするという子育ての支援、これは非常に大事な政策だと思います。それから、非常に多くなった高齢者の福祉対応、これもこれからの一番の地域の課題であると思います。高齢者といってすぐ保護する、扶助の対策をするという観点よりも、元気なお年寄りは働く場を与えてやるほうがむしろ大事であり、町の活力にもなります。そういった施策をもう少し具体的につくってあげるようなことを考えていただければと思うのですが、いかがでしょうか。

答弁 町長 小林生吉

まず、ミルクプラントの関係でありますけれども、導入時に私としてはご説明をしたつもりでありますけれども、なかとん牛乳の製造そのものが収益性が高い事業だというふうには考えておりません。なかなかこの事業単体で収益をとれるというところに持っていくのは、難しいところがあるというふうには思っています。ただ、牛乳が地域の私はある意味、唯一という言い方は適当ではないかもしれませんけれども、大切な最も主要な資源というふうに思っていますけれども、これが生まれることによって、それをさらに活用した次の商品、6次化産業というような展開に結びついていくことで地域の経済を少しでも元気にできる、そういう起爆剤になるということの期待をしているところです。まだまだ結果につながっていませんけれども、これからもそれを継続していくべく体制をつくっているというふうに考えておりまして、その辺でご理解を賜ればというふうに思います。それと、醸造用ワインの栽培試験ですけれども、本当に費用をかけないように小規模に今実験圃場の運用をしています。いずれにしましても、今、日本で最北の試験と、幌延町でもやられているのですけれども、あわせて一番北の実験だというふうに思っています。気候変動のこともあり、長期的にはここもブドウをつくっていける地域になっていくだろうし、そこを見据えながらという思いもあります。ブドウというのは、3年目か、ここだと多分4年目ぐらいにならないと実がつかない地域なのかなというふうに思いますけれども、そういう長いスパンで地域づくりに取り組むという意味での位置づけという思いもあっています。実際に実らなかったとしても、その次のことも考えながら、本当に長期的にこれは取り組めたらいいのではないかというふうな思いでおります。それと、本当にこれは申しわけないというふうに思っていますけれども、この4年間本当に事務手続上のミスが多く発生をいたしております。これは、たまたまというか、職員の世代交代の時期と重なっているというところはあるとはいえ、日常における事務執行上の問題もあるというふうに考えています。今窓口業務を中心ということではありますけれども、全庁的に業務の改善に取り組むということで実施をしてきています。さらにこれらの取り組みを強化していきながら、業務のマニュアル化ですとか、それらの事務の引き継ぎの方法だとか、いろんなことをあわせてミスの起こらない組織体制に構築をしていくということで努力をしているところでありますので、ご理解を賜りたいというふうに思います。それと、先ほど町民参加ということを強く申し上げたつもりであります。子ども・子育て支援に関しては、本当に私としては一丁目一番地の政策だというふうに思っておりますので、さらにこの充実に努めていきたいというふうに思います。それと、高齢者の方を対象としてということでありましたけれども、働く場の提供というようなこと、扶助ではなくて役割をと。先ほどコミュニティーデザインのところでも申し上げましたけれども、今既に、就労という形等ももちろんあると思うのですけれども、社会貢献的なことで地域の方たちが非常にまちづくり、地域づくりに参加していただく機会が生まれていると思います。ライドシェアにおけるボランティアドライバーの皆さんの活躍であったり、ファミリーサポートセンターにおける提供会員の皆さんの活躍であったり、あるいは認知症カフェができて、そのカフェを支える歩みの会の活動であったりというような、そういう新しい社会資源が生まれてきているということが成果だというふうにも思っています。こういった参加していく機会をさらに広げていき、地域の住民同士が分かち合い、支え合っていく、もちろん元気な高齢者の人たちがもしかしたらこの町では本当に中心になるのかなというふうに思います。そういう地域づくりを進めていければ、この地域はもっと明るく元気になっていけるのではないかというふうな思いでおります。

再々質問 6番 東海林繁幸

再々質問で申しわけありませんが、町長のこの4年間の中でいろいろあったことを今も思い出しながらやっているのですが、まず1つは、今町民が一番心配しているのがピンネシリ温泉の問題です。DMO、いわゆるなかとんべつ観光まちづくりビューローという組織をつくって、ピンネシリ温泉を含めた観光面の経営に当たるわけですけれども、そのことが始まった途端に温泉自体の経営が大分混乱してきた。しかし、一方で町長は観光まちづくりビューローの理事長として対策を考えているというふうにも聞いておりますので、住民に安心感を与えるために若干の今後の対応をお知らせいただければなと思います。それと、ライドシェアについて伺います。これは、本当にボランティアドライバーの皆さんの献身的なボランティア活動で成り立っているわけです。きのうだったですか、国も乗り合いタクシーの問題とこのライドシェアについての見解を新たにして、国が制度の改革も含めてやろうとしております。そういった発表がありました。そういった意味では、当町として非常に先駆けたことをやってきたのだなというふうに改めて思ったのですが、町長、私はライドシェアの運営協議会の委員としてやってきましたけれども、ボランティアドライバーの皆さんの献身的な努力はわかるのだけれども、全体的な予算の使い方からすると相当金額が大きくなっていますけれども、それはドライバーへ行っているわけではないのです。全くドライバーの人ははっきり言って恩恵はないのです。そういう制度を生み出す上においては、非常にお金もかかることもわかるのですけれども、何かかけている効果が本当にあるのかどうかというのでは私は疑問を持たざるを得なかったのですが、町長はこれからも含めて、今後来年度からも含めてこれはまだ継続していく考え方をお持ちですから、今後どうするのか、その辺を伺いたいと思います。もう一つつけ加えますと、先ほど高齢者の福祉のことを申し上げましたが、私が今非常に関心を持っているのは認知症対策です。認知症対策については、専門の施設が当町にはないわけです。対応しているのが養護老人ホームです。ここに認知症の専門家として常駐するか、または町として認知症の専門家を採用して指導面に当たると。職員の指導、それから利用者の指導、そういったこともこれから考えていっていただかなければならない時代が来るのではないかと思うのですが、認知症の対応について町長としてはどう考えているのか伺いたいと思います。3点です。

答弁 町長 小林生吉

まず、ピンネシリ温泉の問題でありますけれども、2月、3月におきまして料理人が不在の状況をつくったということにおきまして、食事が提供できないという状況に至りました。これは、弁解の余地なく、本当に大変申しわけないというふうに思っておりまして、町民の皆さんにもおわびを申し上げたいというふうに思っております。ただ、今後についてでありますけれども、4月から新しい、大変大きな期待を持っておりますけれども、すばらしい料理長の確保をすることができるようになっています。その他のスタッフについても補充の予定を今立てておりまして、平成31年度におきましてはしっかりとした運営体制を構築していくということで進めていきたいというふうに考えています。一旦DMOの組織としては、これまでやってきた温泉の経営は温泉の経営を、道の駅は道の駅の経営をというふうに引き継ぎながら、その統合することの効果をゆっくり出していきたいというふうに考えていたところでありますけれども、その引き継ぎのところでちょっと思わぬ事態に陥ってしまったというところがございました。冒頭のとおりおわびを申し上げるところでありますけれども、これからにつきましてはそれらを統合した効果をしっかり発揮をしていきたいというふうに考えているところであります。それと、ライドシェアについてでありますけれども、ライドシェアの事業そのものに大きな予算がかかっているということでは余りなくて、ライドシェアそのものはアプリケーションの使用料と、あと普及的な役割も含めて役場のほうに1人専任の臨時職員を、専任といっても業務の半分程度かなというふうに思いますけれども、置いているその経費ぐらいしか実はかかっていないと。あとは本当にボランティアたちのお力で成り立っているというふうに思います。実際にはいろんな地域公共交通であったり、地域づくりに関する調査研究、そういった委託であったり、先ほど議員おっしゃった運営協議会の開催費用といったようなところで費用は確かにかかっているところでありますけれども、これを本格的に実施をしていくに当たってもそれほど大きな費用が実はかからない、そういう面での予算のある事業かなというふうに思います。ただし、無報酬のボランティアドライバーということの限界というものをしっかり見据えた運用ということは考えていかなければならないというふうには思っています。それと、認知症対策についてであります。お話のとおり、本町におきましては医療介護というところでいっても国保病院と特養、養護という施設と、あとは在宅に関して訪問とデイサービス、これも平日9時5時という限定された時間でのサービスということで、極めて限られた地域資源しかないという中で認知症の方がふえているという状況があります。今認知症を支えるためにも地域包括ケアということで、地域全体で支えていく仕組みを考えていかなければならないということで、なかとんカフェの開設であったり、認知症の地域支援員を、保健師でありますけれども、配置するなどの対策を講じているところです。十分とは言えないところでありますけれども、そんな中でできる最大限の対策を図っていくように努力をしていきたいというふうに考えています。

再々質問 6番 東海林繁幸

終わります。ありがとうございました。

出典:中頓別町議会 平成31年第1回定例会 2019年3月9日 議事録 PDF(17ページ) 間違いを知らせる