中頓別町議会 平成30年第2回定例会 2018年6月14日
少々時間をおかりいたしまして今回提出されている町職員定数条例について
2018年6月14日、中頓別町議会の一般質問で、星川三喜男議員が「少々時間をおかりいたしまして今回提出されている町職員定数条例について」質問し、町長 小林生吉が答弁しました。
- 質問者
- 星川三喜男 議員
- 答弁者
- 町長 小林生吉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 7番 星川三喜男
受け付け番号2番、議席番号7番、星川です。少々時間をおかりいたしまして今回提出されている町職員定数条例について質問したいと思いますので、よろしくご答弁のほどをお願いいたします。私は今、個人的なのですけれども、血圧が非常に高くなっていまして、この答弁でもっともっと血圧が高くなるのか、低くなるのか、町長のご答弁をよろしくお願いいたします。それでは、町職員定数条例についてご質問させてもらいます。今議会には、町長部局を70名から80名に、それと教育委員会を15名から17名に増員する職員定数条例の改正案が提出されていますが、12名もの増員を可とすることは、これまでの行革努力を台なしにし、人口減少で地方交付税が減少していく中、この町では財政破綻を招くものであると私は思っております。私は前にも述べさせてもらいましたが、一説には大卒地方公務員の生涯賃金は2億円から2億5,000万円と言われていますが、12名の定員増なら約30億円の負担増となります。それとあわせて、退職後の年金も結局は税金が原資であり、将来の町民負担ははかり知れないものだと思います。提案自体が職員のためであり、町民のほうを私は向いていないと思っております。職員数を減らすなら私は納得、理解できますが、現定員でやれないのは行政運営能力が欠如していると言うしかないと思います。町民のことをイの一番に考えるなら、私は提案を撤回すべきと考えますが、町長の所見をお伺いいたします。
答弁 町長 小林生吉
職員定数条例の関係でご答弁を申し上げたいと思います。町職員定数条例の一部改正については、平成18年10月に町長部局を85名から70名に、教育委員会部局では8名から15名に改正されており、町長部局から教育委員会部局へこども館職員の変更と早期退職者がふえたことによる町長部局の実質減員は、8名としたところです。平成18年当時は財政改革の真っただ中であり、退職者不補充を行うことで新規職員を採用せず、最小限の職員数で業務を進めてきた経緯があります。ここ数年は、退職者数に応じて新規職員を採用してきておりますが、若い職員が採用されたことにより育児休業取得者もふえてきており、現在は3名の職員が1年間の育児休業を取得しております。町民要望におけるサービスの充実については、医療分野においては訪問看護やリハビリテーションの実現、福祉分野では認知症対策等における地域包括支援センターや子供の健全な育成を推進する子育て世代包括支援センターの設置など、新たな事業への人員の配置も必要となってきています。また、世代交代を必要とされる保健師や保育士、土木系技術者等の配置、育成などで一定期間は職員の重複が必要とされます。それらを踏まえながら、今後予想される退職年齢の段階的な引き上げや退職後等の再任用職員の活用を通して、新規採用者の育成、人事異動等による住民サービスの低下抑制、職員年齢構成のゆがみの是正に対応すべく、町長部局では10名及び教育委員会部局で2名の計12名の定員増を図るものです。このたびの定員増は、むやみに職員をふやすのではなく、一時的に重複を余儀なくされる期間が生じることや新規事業及び再任用職員の配置における定員の増に対応したものであるということでご理解を賜りたいと思います。
再質問 7番 星川三喜男
それでは、再質問させてもらいます。ただいまの町長の答弁はわかります。わかりますが、これは町民にとって一大事だと私は考えているところですので、これから再質問させてもらいます。この間総務課のほうから資料提供してもらいまして、平成30年4月1日現在の定数なのですけれども、町長部局70名のところ66名、これは4名減、教育委員会部局は15名のところ14名ですか、これも1名減ということですので、あえて今回の提案の理由には私はならないのかなと思っていますし、平成28年度に第3次定員管理計画を策定しておりますよね、そういった中にもかかわらず今回こういう提案がされるのは、私は納得いかない。定員管理をうたったもので、現状が最少の経費で最大の効果を求める地方自治法に合致しており、定数は私は現状が一番妥当だと思っておるところでございます。これは、平成15年でなかったかなと思うのですけれども、合併協議が破綻し、自立の道を選択したとき、職員の資質を向上させて将来の職務増加と住民サービス低下を招かないためにグループ制度を導入。発案したのは、多分町長みずからだと思います。その町長が自立の道を決めたときから財政的には人口減少と収入減を見越して、こういうようなものをつくり上げて議会に提案し、可決されたものだと思っています。この提案理由の中に、新規事業を行うから人員をふやすとか、産前産後の職員が多いがために仕事が滞るということでこういうような増を提案されておりますが、それならそれなりに人員をふやさないで職員間同士で仕事の創意工夫をすべきではないでしょうか。民間企業なら、経営内の収入が減になれば、すぐにリストラです。人を首にします。それで、プラス・マイナス・ゼロにつなぎます。でも、これはいいのだか悪いのだか、公務員はそうはなりません。一度採用してしまうと退職まではおろか、年金まで先ほど言ったように税金が入っているのですから、町民は生涯その職員の生活を支えなければならないということなのです。これは、町民にとってはたまりません。町民が幾ら努力してでも職員を養っていかなければならないというのが現実です。町民のことをイの一番に考えるならば、今の現状で職員がもっと努力すべきと考えますが、ご意見をお伺いします。
答弁 町長 小林生吉
星川議員の血圧を上げるような状況になっていて大変申しわけないと思いますが、まず町民第一ということにおいて私は星川議員といささかも思いが違うとは思っておりません。私たちは職員全てがまず町民第一という思いで仕事をしているということでご理解を賜りたいと思います。星川議員がおっしゃるように、私自身は平成8年から始まった最初の定員管理計画、それからその10年後につくった前の定員管理計画を職員として担当してまいりました。その中で職員の大幅な削減ということを計画に盛り込んで、それを実現してきたというふうに思っております。今その思いが当時と違うということでは決してなく、現状に必要な最小限のところで今回の定数条例の改正についてのご提案をさせていただいている、そういうつもりであるということをご理解を賜ればというふうに思います。まず、財政状況の心配もございましたけれども、当町においては先ほど申し上げた一連の定員削減ということをやってきた中で、同規模、いわゆる類似団体の市町村と比較しても人件費の割合は一貫して低く保ってきています。かつ、現在の経常収支比率については、平成28年度でありますけれども、これは同じような類似団体が81.2なのに対して本町は55.1という非常に健全な状況を保っているというふうに自負しています。この中における人件費の割合も、類似団体では23.2という数字に対して本町は18.5という、こういう状況の中でこれまで健全な財政を維持し、かつ将来に向けての基金もしっかり蓄えてきたというところをまずご理解を賜りたいと思います。これを実現してきたのは、全てではもちろんありませんけれども、職員が本当に少ない人数の中で頑張ってきたということによるというふうに私は思っています。これは、人数だけではなくて、給与の削減も含めてでありますけれども、そこをぜひご理解を賜りたいというふうに思っています。その中で去年、議員にも随分お叱りを受けましたけれども、なかなか事務処理の完全な執行ができず、いろんなミスも生じたというような経緯があります。現在も若い職員も含めて大変な時間外、執務時間が終わってからも残ってやらざるを得ないというような部署が多くあって、そういう現状があるということであります。それぞれ精いっぱい努力して今の事務を執行している状況であるということもぜひご理解を賜りたいというふうに思います。今回総数では12ということでありますけれども、例えば町長部局に関して言うと、うち5名分は実質的には病院の関係で、訪問看護やリハビリをやり、それから看護師の配置なんかも道などからの指導もあって適切な人数配置をしなければならないという中で、それぐらいの枠を確保しておかなければならないかなという、先ほど来言っているような育児休業の対応なんかも含めてですけれども、あると。教育委員会の2名分については、ことし既にゼロ歳児の関係で保育士を1名あらかじめ多くしていて、対応するようになっていますけれども、さらにもう一人ふやさないとならないような状況に、それでないと待機させてしまうような状況を生みかねないというのがあって、それらについても対応できるような体制をとっていかなければならないということです。実質一般行政部門の対応の部分では5名ぐらいの枠の増という範囲になりますけれども、先ほど来説明をさせていただいているように、一時的なそういう対応をせざるを得ない状況を想定しての定数条例の改正であるというふうにご理解をいただきたいと思います。今の新しい定数を常にフルに職員を置くという考え方は一切持っておりません。それを条件としながら、改めて定員管理計画において適切な人員というものをもう一度再検証して、職員総数の管理を図っていきたいと。大前提としては、先ほど申し上げましたように、今ここまでやってきた健全な財政運営を大きく損なうようなことは決してないと、それを大前提としてそういうふうに進めさせていただきたいという考えでおりますので、ぜひご理解を賜ればというふうに思います。
再々質問 7番 星川三喜男
それでは、再々質問させてもらいます。町長の認識と私の認識の違いはないかもしれませんけれども、やはり大幅な定数増は納得ができません。強いて言えば、町長部局70のところを66名、4名減です。その中で建設課の水道係、水道課に技術員を早急に採用するのが妥当だと、これは私は大いに賛成します。というのは、今の建設課長が出張の場合、当町から離れた場合、この間も町長の報告にもありましたけれども、水道の事故があれば誰が対応するのかという、重大な問題が起きます。たまたま今回も課長が町内にいたから速やかに対応できたのですけれども、課長が出張でいなければ右往左往する羽目になったのではなかろうかと思いますので、そこには早急に、既に4名減ですので、一人でも二人でも水道職ということで私は早急に採用してもらいたいと思います。それと、教育委員会、認定こども園にも1人増しなければならないというよりも、3月の定例会で私は反対、人材には反対はしませんけれども、採用方法に反対をしたものですが、新こども園園長が配置されて、副園長がいますよね。園長がいるにもかかわらず、今までは子供にも余りタッチできなかったのだろうけれども、副園長は今後子供にも対応できるような事態になっていると思いますので、そこには新たな職員は私は要らないのかなと思っております。それと、町長部局にも副町長も設置し、その中で4名減となりましたから、副町長も職員を束ねていく一人として、職員が困っていれば、そこに副町長も向かい、仕事を手伝ってやるとか、指導してやるとか、そういうことを部局内全員が一丸となってお互いに助け合っていくのが職員間のシステムでなかろうかと思います。あえて定員増をするわけでなく、今までこの職員数で頑張ってきたのです。今後課長を中心に部下を一生懸命指導し、協力し、知恵を養い合って、職員間同士もっともっとお互いに。今見ていますと、グループ制を導入していてもまとまりがないグループ制、話をしていても、一人が納得していても、隣に言ったら、同じことを聞いても私はわかりませんと。そういうグループ制はあり得ないです。2人、3人が同じ課題について一致しなければ、グループ制を導入している意味合いもありません。定員を増にするのでなく、基本的にそういうことを職員に植えつけてまずはやっていく、そして少人数の中で努力をしていくのが町民に対してのサービスです。増員すれば、サービスどころではありません。町民は苦しんで、苦しんで死んでいきます。死んでしまえば払わなくてもいいから簡単かもしれませんけれども、町民のことを考えれば、職員だけがふえて仕事が楽になる、そういう考えですよ、町民は。それで、2億円から2億5,000万円、そんなばかなことがあるかというような町民の声です。悪いですけれども、もっともっと職員間同士で努力すべきところが多々あるのでなかろうかなと思いますが、町長、最後のご意見をお伺いします。
答弁 町長 小林生吉
我が町における職員の今の働いている現状について議員は大変厳しく捉えられているかもしれませんけれども、グループ制の話もありましたけれども、課長職にあっても誰ひとり机に座ってただ部下からの報告を待っているというようなことではなく、それぞれの課長が若い職員と一緒に現場に行ったり、若い職員の仕事をサポートしたり、そんなふうにしてやっているし、若い職員同士も協力し合ってやっている。私はそういうふうに認識をしていて、それができていないというような、やっていないというような認識については、まず異を唱えさせていただかなければならないというふうに思っています。もちろんどこが本当に適切な配置なのかと、設定するのは悩ましいところはありますけれども、私は職員は自分たちの能力以上に仕事を抱え、それを何とかこなすためにみんなで協力し合って頑張っていると、そういう現状にあるということはぜひご理解を賜りたいというふうに思います。グループ制の話もありましたけれども、かつて係制であったころには考えられないように、それぞれのグループの中で担任事務をお互いに協力し合ってやっているというふうに私は思っています。そういう中で、去年のようないろんなミスも生じているので、それでもう十分だということではもちろんなく、さらに仕事の精度を高めて、少しでも効率的に仕事ができるように業務の改善に取り組んでいくという、その姿勢は求めていかなければならないというふうに思っていますけれども、まず現状の職員がしっかり頑張っているという、そこだけはぜひお認めをいただけないかなというふうに思います。それで、先ほど申し上げましたけれども、決して我が町は人件費において無駄に多く、他町と比べてもそこに費やしているということではなく、むしろずっと少ない。そういう状況の中でやっているということであります。そこもあわせてご理解を賜ればというふうに思います。ただ、議員が心配されるように、将来は交付税が減っていくとか、そういう懸念はあります。それに備えて最少の経費で最大の効果を上げる行政の執行ということ、そこについてはしっかり職員と一緒に取り組んでいく覚悟でありますので、今回の提案についてぜひご理解を賜りたいなというふうに思うところであります。
再々質問 7番 星川三喜男
わかりました。再々質問を終わりましたから、あれですけれども、今の答弁を聞いて、他町村、他町村と、そういう言い方は。やっぱり我が町のことです。他町村が定数が多いから、この庁内が少ないから他町村と比べるのではなくて、我が町がこの定数で今まで一生懸命やってきたのです。そうでしょう、町長。ですので、あえて私はこの定数を今いじる必要がないということを言いまして質問を終わります。