中頓別町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月11日
「受け付け番号2、議席番号3番、西浦でございます」
2018年3月11日、中頓別町議会の一般質問で、西浦岩雄議員が質問し、町長 小林生吉が答弁しました。
- 質問者
- 西浦岩雄 議員
- 答弁者
- 町長 小林生吉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 3番 西浦岩雄
受け付け番号2、議席番号3番、西浦でございます。人財塾について質問させていただきます。NHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」でも放送されたスーパー公務員として紹介されました木村俊昭さんを講師として、5回ほど若い職員を中心に人財塾を立ち上げたと聞いております。この人財塾に何を期待して、またどのような目的で開講されたのか町長にお伺いします。
答弁 町長 小林生吉
ご答弁申し上げます。人財塾については、人口減少問題に立ち向かう地方創生対策として町職員に対する講義、実践学習の中から調査、分析力、解決力、文章力、プレゼン力を身につけ、みずから地域の活性化を推進できるリーダーとなるための職員を育成する。あわせて、地域のキーパーソンを交えた対話、討論を行う中から地域活力の発掘、再発見、今後の地方創生方策を見出していくことを目的に実施してきました。平成29年度は、5回の研修の中で講義とあわせ地域を知るという観点から各産業関連や地域づくり団体とのヒアリングや近隣町村との協議、先進地視察(東川町、下川町)を経て、みずからの提言をまとめ、町民とのシンポジウムを行って発表してきております。町職員みずからがさまざまなスキルを身につけながら地域のことを考えていくこと、さらにシンポジウムの発表でもあるとおり、職員みずから考えたさまざまな提言を行っていくことは非常に重要であるとともに、その成果が大きいと考えております。また、こうしたことは単年度だけではなく継続性も重要と考え、平成30年度においても継続して、みずからの提言に対する展開や新たな発見、再確認を通じて、さらなる職員のスキルアップを図っていきたいと考えております。
質問 3番 西浦岩雄
今ご答弁いただきました。答弁の最後に単年度だけではなく、継続性も重要と考えているということなのですけれども、むしろ私は継続する必要があると。継続性も重要というのではなくて、1年や2年で終了するものではなくて、これからしばらくの間これを継続して若手職員のスキルアップを図っていくべきではないかなと考えております。ちょっと資料をいただいた中身でも実際中頓別町職員のちょうど年齢構成からしますと、真ん中辺に当たる職員が一番少ないという、これちょっと私グラフ化してみたのですが、この辺が30歳から40歳ぐらいです。ちょうどやっぱり職員の構成として一番真ん中に当たるということは、下の職員と上の職員との連携役にもなると。非常にキーパーソン的な存在のその年代の人が少ないということは、この何年かはやはり町行政を担っていくのに非常に私は心配しているわけです。そういうことからもこういう人財塾などをこれからも続けていただいて、来る30歳代、40歳代の人が真ん中に来る年代が今30歳未満の人だと思うのですけれども、そういう人たちがなるべく早くスキルアップしていただいて町行政をしていただきたいと考えるわけです。そのためにもこういう人財塾とは言わないけれども、これからみずからも町職員自体が立ち上げてやるというような、そういう仕組みづくりをしてほしいと思うのですけれども、これについて町長、どう考えますでしょうか、継続ということでどうでしょうか。
答弁 町長 小林生吉
先ほどの答弁で申し上げましたとおり、やはり一定期間継続をしていく。どういう形、形が変わったとはいえ、常に職員の育成に向かって研修等の事業を続けていくということが重要かというふうに思っています。この今木村先生にお願いして進めている人財塾というのは、ある程度短期集中的に取り組んでいく必要もあるのかなというふうに考えているのは西浦議員おっしゃったように、今うちの組織としては30代、役職でいえば昔でいえば係長、まさに現場の先頭に立っていくところが本当に少ない状況になっていて、いち早く今の若い職員たちがその能力を高めて頑張ってもらうということが必要になるという状況だというふうに思っています。とはいえ、少ない人数の中で日常の業務プラスアルファこういう研修をしていくということは、なかなか負担も大きいところではあるかなというふうに思っています。それは、またその上の世代の理解と連携というものをしっかりとっていくということがこの1年間の反省の中でも感じたところでありますので、若い職員だけの問題としてではなくて、組織を挙げた重要な課題としてこの事業を継続して進めていきたいというふうに考えています。
再々質問 3番 西浦岩雄
それでは、再々質問させていただきますけれども、この人財塾というのは、たしか私の記憶では2005年にスーパー公務員養成塾というのを現在三重県知事の鈴木さんが構想し、そして竹中平蔵さんという方が賛同して立ち上げたと聞いております。そのときに、その思いとしてどのようなことを考えたかというと、みずから考え、リスクもとりながら政策を立案する、調整型から立案型への転換が21世紀に求められる公務員像ではないかという考え方を申し述べています。私は、非常にこれは極めて重要なことだなと思うのは、平成27年から議員をやらせていただいてやっぱり感じるのは、やはりどうしても公務員の方というか、町職員の方は上から来た指令に対しては忠実に実行するけれども、みずから発想して何か事を起こそうだとか、そういうことに対しては、もちろん非常にリスクが伴うためになかなか起こそうとしない、どうしても消極的になりがちではないかという危惧をしております。こういうスーパー公務員を養成するためには、公務員、町職員自体がむしろ常識からかけ離れたような考え方、発想を持って企画立案するという考え方も持たなければ、なかなかこの現状から脱却できないという気がしております。だけれども、そういう人たちがおいおい私もいろいろ伝え聞いておりますけれども、外部的には非常にそういう人たちは脚光を浴びて注目される的なのですけれども、職員内部では非常に嫌な目で見られるというか、余り歓迎されていないというのが現状と聞いております。だけれども、私自身は99%こいつはだめだと思っても1%すごいところがあれば、その人はこれから将来を担うおもしろい考え方を持っているのではないかなと私は思っていますので、この辺もしこういう方があらわれたときに町長、十分にサポートできるかどうか、その辺だけお聞きして終わりたいと思うのですけれども、どうでしょうか。
答弁 町長 小林生吉
町としてどういう人材を求めていくかというところは、それぞれの町の状況などによっても違うのかもしれませんけれども、西浦議員がおっしゃったようにみずから発想して積極的に課題を見つけて仕事をつくっていく、そういう職員が必要だという状況にあるというふうに、今の中頓別町はそこにあるのではないかなというふうに思っています。ただ、一方できょうの執行方針の冒頭でも申し上げましたように本当に正確に、堅実にルーティンの仕事をしっかりこなせるということも大事だというふうに思っています。よく公務員らしからぬ公務員というような言い方で、目立った、すごく積極的なところを評価されるというところはあるかもしれませんけれども、とはいえやはり公務員であると。それは、自治体職員としての基礎的な業務をしっかりやれずしてスーパー公務員というものはあり得ないというふうに私は思っています。そういう意味では、木村さんについてももともと非常に優秀な実務能力を持った仕事をされた上で、ああいう形でスーパー公務員と呼ばれるような活躍もされたと。みんなが同じようになかなかなれないと思いますけれども、一方で基礎的な仕事をこなしていく能力を求めていきつつ、大胆に発想して新しい状況を切り開いていけるような、そういう職員があらわれることを期待し、もしそういう職員が新しい発想でどんどん提言してくれたことは、その実現に向かって支援というか、一緒にその仕事を進めていく、そういう組織でありたいというふうに思っています。
再々質問 3番 西浦岩雄
質問ではないのですけれども、私の思いをちょっと述べて終わらせていただきたいと思います。実は、この質問をするに当たりまして、木村さんの本を1冊読ませていただきました。その木村さんの思いというのがひしひしと伝わってきたということを感じております。それで、その本の中身の中に割と強調していたのは、やはり広くいろんな意見を聞いて、そして傾聴し、また対話を重ね、それで一番いいなと思うのは実学ということで、やっぱりもちろん効果のあるそういうことをやると。それから、現場を重視するということが木村さんの本の中に書かれております。結局机の上で何をやってもやはり町民サービスにはなかなか結びつかないという可能性があるので、今町長おっしゃったように町職員としては忙しい中で大変だと思いますけれども、頭の片隅にというか、そっちのほうに現場を重視するということを忘れないでこれからやってほしいなと思います。それで、先ほども言ったのですが、誰かこの間オリンピックで金メダルをとった選手が言っていたのですけれども、すごいなと思ったのは、与えられたものは有限であるけれども、みずから求めるものは無限であるということを言っておりました。これは、すごいことだなと。結局自分で考え、何かやるときが非常に無限に広がる可能性があるのではないかと。でも、与えられたものは、それだけやってしまえばもういいのだというような気持ちになってしまうと。確かにそれだけやっておけば、公務員としてはきちっとした評価をされるのだろうとは思いますけれども、どうかこの少ない人口の中で町民のために無限に広がる可能性を持って活躍していただきたいということを願いまして、私の質問を終わりにしたいと思います。ありがとうございました。