みんなの議会

中頓別町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月11日

「6番、東海林から質問いたします」

2018年3月11日、中頓別町議会の一般質問で、東海林繁幸議員が質問し、町長 小林生吉、教育長 田邊彰宏が答弁しました。

質問者
東海林繁幸 議員
答弁者
町長 小林生吉、教育長 田邊彰宏

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 6番 東海林繁幸

6番、東海林から質問いたします。町政執行方針4の子育て支援、教育の充実から質問させていただきます。この件については、直接的には教育長になると思いますけれども、当然町政執行方針では町長からの思いもございますので、内容的にはどちらの方でも結構でございます。まず初めに、子育て支援では各種の項目で支援の拡大が見られております。基本的な幼児教育の無償化に踏み込むべきときではないでしょうか。道内の実態を把握しておりましたら、お知らせください。2点目に、義務教育でも支援の向上を認めます。しかし、そろそろ給食費の無償化を検討すべきではありませんか。町の教育に対するポリシーとして差別化を図るべきと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 小林生吉

では、ご答弁させていただきます。子育ての負担をできるだけ軽減したい思いは強く持っていますが、それだけでなく、子供の教育の充実にも力を入れたいと考えています。保育料は、国基準の3分の1程度の負担にして、第2子以降は所得にかかわらず無償にしています。給食費も今年度途中から保護者負担を従前の半分にした上で、メニューに1品加える分の全額を町が補助してきています。一方で、昨年からALTを2名体制とし、今年度からは中学生の海外渡航研修に派遣するなど英語教育の充実を図ることにしているほか、こども園と放課後子どもプランにおける教育を充実させるため外部人材を登用する予定ですし、複式学級解消のための町費での教員配置も継続するなど、町として特色を持った教育の取り組みに応援したいというふうに考えています。また、妊娠期の前から高校を卒業するまでの期間、切れ目なく多様な町独自の子ども・子育て支援の施策を講じてきています。財政力が極めて弱い本町ですから、施策を持続するための基金を積み、限られた財源で最大限の効果を発揮できるよう努めたいと考えています。保育料については、国の政策によって無償化される方向ですので、その実施を待ち、給食費についても当面は現状のままとしたい考えですが、その分申し述べたとおりの給付やサービス等の充実に振り向けていきたいと考えています。なお、道内の実態を取りまとめ、公表された資料はありませんが、町独自に道内の市町村について調べたところ、保育料の無償化を第1子から行っている道内の市町村について、把握できたのは管内礼文町を含めて7町ということでした。

質問 6番 東海林繁幸

残念ながら町長の答弁は一般的で、私の質問にきちっと答えてくれていません。と申しますのは、私はそういう教育を一生懸命やるよというのはもう当然の話で、行政として。それはそれでやってください。ただ、今子育て支援の中心に私が焦点を合わせているのは、保護者の経費負担を減らしてやりたいという思いで言っているのです。ここで、国も閣議決定していますよね。平成31年4月からは、幼児教育の無償化をやろうと言っているのです。そのときに、いや、待機児童の解消が先だろうという話が出て、結局はちょっと弱腰になって待機児童のほうに向かっているような状況がありますが、当町には待機児童の問題は全くないわけです。だからこそ、一歩国より先に保育料等の無償化に踏み切るべきではないですか。また、給食費についても55%助成していますよというお話ではありましたけれども、そこまでやれるのであれば、もう無償化にしているところもあるわけですから、当町の独自性、差別化という意味からももう踏み切ってもいいのではないのという思いで言っているのです。大体がこの後にも出そうと思ったのですけれども、例えばどのぐらいお金がかかるのですか、これに。給食費に例えるならば、大体1人5万5,000円くらいに見ても600万円くらい見たらできるのです。今まさに55%助成しているという状況からすると、まだまだ低くなるのです。一方、例えば農家個々に支払われる制度があります。中山間では、事業費3,100万円、国の交付金が2,300万円と言いますから、町費では約800万円の持ち出し、新たにできた多面的機能支払い制度においても国の交付金で2,963万円あると言っていますけれども、これも……296万円ですね。でも、約100万円の持ち出しが町でしなければならない状況があるのです。この2つ、たった三十数戸の農家に直接支払われる金額が町の持ち出しが約900万円あるのです。それを学校給食に、それを下回る金額であるのにできないという話はないでしょう。どこか削ればいいのです、ないとすれば。保育料の無償化についても、今まで国の基準より確かに保育料は抑えてきました。でも、町の言いわけとしては、こういうことをやると国からペナルティーがかかるのだということをこれは言われていたのですけれども、そういう言いわけもしながら当町としては相当援助しているつもりの保育料ですけれども、もう保育料は無料にしてやっても、この小さい町だからこそできる条件でないかと思うのです。どうですか。国は、一応来年度から幼児教育の無償化等々を言っているわけですから、一歩早める考え方はありませんか。また、国がそこまで言ってからでは何の意味もないのですよね。その辺、どう考えているでしょうか。

答弁 町長 小林生吉

おっしゃっていることについて、私もわからないわけではありません。実際に私自身の中では検討した、考えたことでもあります。ただ、先ほどもちょっと申し上げましたけれども、本年度においても子ども・子育て、それから教育のところには厚く予算を新たに盛って取り組んでいこうということでありまして、これらは一般的な取り組みという範囲を超えて、やはり町として中頓別町独自の子育て支援や教育に取り組むという思いの中でお金を予算化して進めるというものでありますので、その予算をどういう形で振り向けていくのかというところの考え方ということになるのかなというふうに思います。少なくともあと1年ほど待てば、保育料の無償化は実現するものというふうに思っています。ざっくりですけれども、今保育料については町は3分の1しかいただいていない上、第2子以降については負担をしていただかない状況にあって500万円……ちょっと済みません。正確な数字はあれですけれども、おおむね500万円前後の財源があれば実現できるのかなというふうには思います。給食費については、700万円から800万円ぐらいなのかなというふうに思います。既に補助しているので、もう少し負担は少なくて、1,000万円か、それぐらいあれば両方の負担軽減はできるかなというふうにも思うところでありますけれども、その分先ほど申し上げたようなところに振り向けることを優先して予算を組んだということでご理解をいただけないかなというふうに思います。農業関係とかは、国における制度でもあり、その分の一般財源についても基本的には地方交付税等で財源保障された範囲の中の取り組みということでありますので、並べてその金額を比較するということではないのかなというふうに思います。ただ、思いとしては町は子供たちの子ども・子育て支援、それから教育に最大限手厚く施策を講じていくという考え方に立っているというところをぜひご理解賜りたいなというふうに思います。

答弁 町長 小林生吉

大変申しわけありません。先ほど数字を少し申し上げて、実態と離れておりましたので、訂正をさせていただきたいと思います。まず、保育料に関して必要な財源が500万円程度というお話をさせていただいたのですけれども、平成27年度ベースで大体それぐらいだったのですけれども、平成28年度、第2子以降の無償化を行った後で平成28年度の決算ベースでは325万円程度、それと給食に関しては平成30年度の見込みで申し上げたいと思いますけれども、こちらも食数もかなり減ってきているので、総体の給食費が600万円弱でありまして、今現在の保護者負担のベースで考えると260万円程度ということでありますので、ちょっと数字が誤っておりましたので、訂正をさせていただきたいと思います。それと、もう一点、補足なのですけれども、待機児童の問題がないというお話を先ほどいただきましたけれども、実は平成30年度においてはゼロ歳児の見込み数が多くて、このままだと待機を生むという状況になりましたので、新年度においては保育士の数を1人ふやす措置をとっているということを補足させていただきたいと思います。

質問 6番 東海林繁幸

丁寧に補足していただきまして、ありがとうございます。私もこの数字を聞いて、逆に言うと今後必要なのが600万円足らずだということがわかりましたので、なおこれ両方の保育料と給食費の保護者負担についての負担減について一層検討していただきたいと思いますが、改めて教育長にちょっと伺います。子供たちの教育環境の整備という面でいくと、子供たちの教育力を上げるための直接的な教育環境と大きな意味でいくとそれに必要な保護者負担の軽減、これは教育環境の整備に入るわけですが、この2つはどう見ても異なるような課題になってくるわけです。教育全体の行政執行者としての教育長の立場から、教育委員会としては子供たちの教育の直接的な教育向上が主だという教育長と、いや、それも含めて教育環境全体を見なければならないと。どちらかというと、行政者としての教育長の見方があるわけですが、これは本当に難しい問題なのだけれども、教育者上がりの教育長としては教育力のアップのほうに目が行きがちだというふうに私は思うのですけれども、しかし教育行政全般の責任者としてこの両面、保護者負担の軽減と子供たちの教育力アップのための問題とのこのかかわり方、教育長としてどう見ておりますかね。それをちょっとご意見として伺って終わりたい。

答弁 教育長 田邊彰宏(教育長は2022年3月まで)

東海林議員のただいまの再質問でございますけれども、私の考える教育像としては1に教育力のアップ、学校力のアップ、簡単に言えば先生方の資質の向上、学力や運動能力の向上、これを第一に置いています。それを支えるものとして、保護者の経済力云々ということもあろうかと思いますけれども、正直自分の頭の中ではこの経済力のほうまでは頭が考えられていないというのが正直なところです。ただ、この町に来て思うことは、非常に手厚い子ども・子育て支援をしているということ、義務教育について先ほど申し上げましたけれども、非常に手厚い就学援助が行われているということ、それだけ子供たちの教育にかける町の行政としては熱い情熱を持っているのだなというふうに考えています。ただ、私ちょっと別な観点で申し上げますと、高校の教員を長くやっていました。高校の教員で、これほどの援助というものは全くありません。逆に考えたときに、子供たちが町の学校から出ていったときに義務教育と同じようなことを高等学校教育に求めてもそこにはおのずと限界があります。やはり教育はある程度保護者負担も重要だということ、これは私は思っています。給食費の無償化、55%補助をやっているわけですけれども、これについても子供たちは果たしてどういうふうに思っているのかなという考えもあります。ただ、端的に申し上げれば、保護者の立場とすれば給食費が無償化になれば、それだけ経費がおさまるわけですから、それはそれとして町のほうでそういう対応をとるのであれば大いに歓迎させていただきたいというふうに思います。ただ、義務教育段階で非常に手厚い指導をしていますけれども、やっぱり高校あるいは大学等に行ったときにはここまでの支援というのはないわけであって、やはりそこのところも考えて親御さんのほうで子供をどう育てるか、こういう観点も私は必要だと考えています。

質問 6番 東海林繁幸

教育長の考え方はわかりました。私とは若干違うことを申し上げておきます。

出典:中頓別町議会 平成30年第1回定例会 2018年3月11日 議事録 PDF(27ページ) 間違いを知らせる