みんなの議会

中頓別町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月14日

社会福祉法人への指導監督について

2016年9月14日、中頓別町議会の一般質問で、星川三喜男議員が「社会福祉法人への指導監督について」質問し、町長 小林生吉、産業建設課長 平中敏志が答弁しました。

質問者
星川三喜男 議員
答弁者
町長 小林生吉、産業建設課長 平中敏志

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 7番 星川三喜男

それでは、2点目に入りたいと思います。社会福祉法人への指導監督についてでございます。平成23年の権限移譲で本町は北海道が行っていた社会福祉法人への指導監督を担うことになったが、長寿園を運営する社会福祉法人は、これは何回も皆さんから言われていると思いますが、経営難に陥っているところでございます。権限移譲後、町は適切に今まで指導監督を行ってきたのかお伺いいたします。

答弁 町長 小林生吉

ご答弁申し上げます。平成24年度から特例条例により道から本町に権限移譲された事務は、指定居宅サービス事業者、福祉系の指定等に関する業務、指定居宅介護支援事業者の指定等に関する事務等で、法人の指定または指定の更新に関する事務及びサービス事業等に係る監査、勧告、命令等に関する権限が移譲されました。町として権限の移譲を受けた事務につきましては、宗谷総合振興局の助言等もいただきながら適切に行ってきているというふうに思っております。法人の経営に関する指導等の事務は、これまでどおり北海道の事務とはなっていますが、町としても平成25年ころから法人の経営に関する相談を受けているところであります。基本的に運営赤字に関する財政的な支援は困難であるとの考え方を伝え、自主的な改善を求めてきました。しかし、法人による施設運営を取り巻く状況がより厳しくなっていることを踏まえ、今年度町も含め外部有識者等を加えた経営プロジェクト委員会を設立していただき、改善に向けた方策等について検討していただいているというような経緯であります。

再質問 7番 星川三喜男

それでは、再質問させてもらいます。ただいまの町長の答弁で、平成25年度には経営に対する相談を受けたとのことですが、そのときに議会に報告などがなされていなかった。これは、報告する義務があるのかないのか私もわかりませんけれども、そういう大事な権限を移譲されたときはそういう相談があってこういう答弁をしたとか、そういう今後のことについてこう伝えたということはやっぱり議会に報告する必要があると私は思います。そこで、少なくても私は経営悪化の現状、要するに前は今の町長が課長時代に経営のことを厳しくなってきているというのは知らせてもらったこともありますが、こんなにも経営が悪化しているとまでは議員一人一人知らなかったと思っております。これは、一プロジェクト委員という立場で出席して経営内容を把握したら、本当に悲惨な状態がわかったということです。この経営内容が監督指導していればわかったはずです。こんなに悪化している。思った以上に悪化しているということがわかったと思うのです。その悪化が早くわかれば、現在工事が進んでいる増改修の計画内容も規模縮小などの選択肢もあったと思います。なぜ施設改修計画に経営悪化情報が反映されていなかったか伺いたいと思います。当時は町長が保健福祉課長でもありましたからその辺はわかっていると思いますが、また町長の答弁にもありましたが、経営赤字に対する財政支援は困難と考えるとありますが、私もプロジェクト委員の一人である中から町長の考えと同感でございます。前回の臨時会で行政報告がありましたとおり、普通交付税が年々削減されていきますと予測される中、財政支援ができる余力はないと私は思っております。まず、法人内、要するに長寿園、厚生園ありますよね。その中で経費削減の努力が必要だと私は思っております。経営指導は道の権限との答弁ですが、町として積極的に関与、指導するつもりはないのか、また前回から騒がれておりました特別職のプロジェクトチームの作業かもしれませんけれども、その人がいれば長寿園内に送り込んでこういう改革をできるはずだったのか、そういう思いが町長にもあったと思います。それを町長みずからやはり今後関与、指導していくつもりがあるかお伺いいたします。

答弁 町長 小林生吉

まず、議会への報告や説明が十分でなかったのかもしれないということについてはおわびを申し上げたいというふうに思いますけれども、手元に資料がないのですけれども、私の担当課長時代の中でも建設計画を進めていく中で、長寿園の運営状況に関する資料については提示させていただいていたというふうに思っています。深刻度を含めた解釈や説明というところでは十分ではなかったのかもしれませんけれども、決してそれらの情報について開示しなかったということではないというふうにご理解を賜りたいなというふうに思っています。長寿園の、根本的に特養の改修問題につきましては、平成十何年だったか、養護が改修されて以降できるだけ速やかに居住者の生活環境を改善していくというところで、早く取り組めることが望ましかったわけでありますけれども、町の厳しい財政状況等もあり、おくれてこざるを得なかったということがここにあるというふうに思います。そういう面では、今ある狭隘で老朽化した生活環境をしっかり整えていく改修というのはできるだけ早く速やかに行っていかなければならないというふうな認識に立っていた事業だというふうに思っています。あわせてやりますけれども、町内にただ1つの特別養護老人ホームということでありますので、これは法人にも当然頑張っていただきますけれども、前提でありますけれども、町としても存続を図っていかなければならない、そういう施設なのだというふうに思っています。若干前置きが長くなっておりますけれども、そういう前提のもとでこの長寿園の運営に関する改善を何としても取り組まなければならないというのが今日の課題だというふうに思っています。町長としての問題に対する積極的な関与の覚悟を問われたというふうに思いますけれども、私としては今このプロジェクト委員会、職員3人も参加してもらっていますけれども、みずからもこの問題に対してはしっかりかかわっていきたいと思っていますし、その局面によってはしっかり法人の理事者、施設長などと話をしていかなければならないという考え方を基本に持って、その改善について取り組んでいかなければというふうに思っています。その中で法人の要因と、もう一つ町独自の、要するに病院と特別養護老人ホームの2つしかないという問題の中で、重症者はどうしても法人にお願いをせざるを得ない。その中で法人の運営等についても苦しめる要因になっているという問題。これは、やっぱり町としても真剣に解決を考えなければいけない課題だというふうに思っていますので、単に法人に言うだけではなくて、町としてもやらなければならないことはしっかり取り組んだ上で持続できる運営体制というものを構築しているように私自身も積極的にかかわっていきたいというふうに思っています。

再々質問 7番 星川三喜男

再々質問ではありませんけれども、私もこの法人はなくてはならないものだと思っております。これはなくしてはならない法人だと思いますからこそ、情報を綿密に流して、よりよいもの、悪いのですけれども、もう養護のほうは破綻状況ですので、そういうのもやっぱりみんなに知らせておけばもっともっと議員の方々の考えも違ったものかなと私は感じております。そのプロジェクト委員会の中、最後にやっぱり法人の職員から今の重症患者をどこが見るのよと。町が見るのか、法人が見るのかと、そういう問題も、今町長が言われた指摘の問題も出されておりましたからこそ、町としてもやっぱり積極的に関与してもらいたいと思います。そういったことで、まず私の3問目、もっとゆっくり問題整理をして問いかけたいところなのですけれども、何か時間制限もありますので、最後の3問目に行きたいと思います。飲用牛乳についてでございます。8月26日付の北海道新聞に小型ミルクプラント関連の記事が掲載され、事業費3,200万円、一度に60リットルを処理し、200ミリリットルのボトルで販売とあるが、販売価格は幾らか。また、人件費を含めた1本当たりのコストは幾らになるのか。どこで誰が販売し、購入希望者が平等に購入できるのか伺いたいと思います。答弁の中で、この前に長谷川議員が質問されてわかったところも相当ありますけれども、そういったことでお伺いいたします。

答弁 町長 小林生吉

答弁申し上げます。松音知地区の農業体験交流施設に整備した小規模ミルクプラントは、当面は週1回程度の稼働により飲用向け牛乳を生産する計画としております。飲用向け牛乳は、小規模・多機能型ミルクプラント拠点づくり事業の製造等の部門を委託している有限会社シビル開発が製造販売元となり、平成28年度は試験販売との位置づけで町内の小売店2店、農協のスーパー、道の駅、ピンネシリ温泉で週末を中心とした販売を予定しております。飲用向け牛乳は、200ミリリットルボトル200円での販売としており、現状の計画では1本当たりのコストは270円程度となる見込みであります。販売数については、平成29年3月末までにおよそ2,300本の販売を計画しておりますが、販売先と納品数を協議しながら製造量を調整し、進めていくこととしております。また、200ミリリットルのボトルのほかに今後は900ミリリットルのボトル、販売価格500円、製造コストは約480円も販売店と協議しながら納品する予定としております。製造量的には1回の処理で30リットルから60リットルまでの殺菌処理が可能な機械を導入しており、販売状況等に応じて製造量を調整する予定であります。また、飲用向け牛乳は販売だけでなく、小中学校の給食にも月1回程度で提供する予定であり、平成28年度ではイベント等での提供も計画をしております。以上です。

再々質問 7番 星川三喜男

それでは、再質問させてもらいます。主流は200ミリリットルのボトルと思いますが、1本当たりのコストに建設費が含まれているのかどうかわかりませんが、270円かかって200円の販売価格、それであれば70円の赤字となるわけです。この赤字分を誰が負担するのでしょうか。それと、週1回の委託製造ですから、生産者が販売までの多角経営を行う6次産業とは決して言えないと私は思うが、いかがなものでしょうか。これも施設整備は国からの交付金で賄ったとしても、今後の維持補修費は町が単費で支出するのですか。それと、長谷川議員への答弁にもありましたが、乳製品の数品目の製造許可をもらったとありましたが、そこで私個人なのですけれども、牛乳豆腐の製造販売の許可をなぜもらわなかったのか。そこまで考えなかったのかお伺いいたします。それと最後に、これは大事なところです。数軒の酪農家から牛乳を集めますよね。聞いていたら4軒か5軒の酪農家から牛乳を集める。その製造方法、工程なのです、お聞きしたいのは。というのは、例えば7月は星川の牛乳、8月はここに例で言ったら悪いのだけれども佐藤議員のところの牛乳、そういう方法でやっていくのか、それとも4軒なら4軒、週に1回60リッター、要するに4軒だったら割ればわかりますけれども、十数リッター足らずずつを集めて合乳で販売するのか。そういうところを検討していたのか、いないのかお聞きいたします。これは、課長ならわかると思うのですけれども、牛乳は風味が違うのです、その個々の農家によって。環境もあり、食べさせるものも違う。それで、1頭1頭の牛乳、搾りたての牛乳の風味が全く違うのです。自分のところの牛もそうなのです。1頭1頭の風味が違うのです。それを毎月交互の農家から提供、要するに買って出しますよね。そうしたら、消費者は今月の牛乳はおいしいけれども、先月の牛乳は何だったのよと、そういう苦情が来ます。そこら辺を考えて販売していけるのか。どのような協議をして、酪農家と話し合っているのかお聞きいたします。

答弁 産業建設課長 平中敏志

私のほうからご答弁できる範囲の部分については説明させていただきたいと思います。まず、製造許可の関係でございますが、先ほど長谷川議員のところでご説明させていただきましたが、チーズ、バター、ヨーグルト等の許可をとっているということですが、牛乳豆腐についてはフレッシュチーズの扱いになりますので、チーズの許可という形になります。そしてあと、最後のほうに出てこられました農家の集荷の関係でございますが、ホクレンから買い取る形の契約をさせていただいています、飲用として。その際にホクレン側からも旬というか、旬ごとに農家を決めて集荷をしていただきたいという通知というか、指導がなされています。それで、旬ごと、10日ごとに農家をかえるというのも事務等含めて煩雑になるという判断をして、月ごとに農家を選定させていただいて、集荷をさせていただくという形をとらせていただくという考え方でいます。当然農家ごとで風味が違うということも確かにあると思いますが、一軒の農家でしても季節ごとにやはり風味が変わってくると思います。どういうやり方をということもありますけれども、そういうことも1つ、逆に言うとなかとん牛乳の売りの一環になるのではないかと。常に毎回の味が微妙に違うというところも一つの売りにはなるのではなかろうかというところも6次産業化の検討会の中でお話はさせていただいているところであります。

答弁 町長 小林生吉

最初の販売価格と製造コストの問題でありますけれども、現状では販売価格よりもかなりコストがかかる状況にあるということでありますけれども、相談を受けた際、まず販売価格のほうについては地域の住民に求めやすい価格設定ということで、税込み200円という設定をしています。この製造コストのほうでありますけれども、なれない今の現状の中で、1回の処理量を30リットル下限で製造した場合というような計算になっているということであります。これを60リットルフルにやっていけば、ほぼ200円ぐらいの単価になるということも聞いております。あと、何とかその先には1日2回転とかすれば、なかなか大変なことなのです。難しいというふうには聞いていますけれども、そういう中で扱っていく側のスキルを上げていったり、販売のほうをしっかり取り組めるようになっていけるとコストの問題については少しというか、均衡するところを目指していけるのではないかなというふうに思っています。これは、私の政策的な思いも含めて、とにかく中頓別の牛乳をぜひ飲んでもらえるようにしたいというところを先行して進めていただいたというところもありますので、現段階の逆差益というか、マイナスの部分については町として負担しながら、全体としてこの後の商品開発を含めて収支が整うような状況をつくっていけるようにしていく努力を求めていきたいというふうに思っています。あと、最後の牛乳の風味、それぞれが違うということでありますけれども、説明のとおりなのですけれども、私はやっぱり中頓別町の農家の皆さんがこれを一つの、今でも十分においしい牛乳を生産されているというふうに思いますけれども、今よりおいしい牛乳を生産をしていただいて、それぞれ餌の違いなどの変化はあったとしても、基本的にはみんなおいしいと思って飲んでいただけるような、そういうなかとん牛乳になっていくというふうに期待をしているところであります。

再々質問 7番 星川三喜男

町長のミルクプラントに対する思いと私の思いがちょっと。やはりあくまでも今の「もうもう」は、先ほど長谷川議員の答弁の中からでもあそこは研究施設というイメージしかないのです。そこまで大々的に商品化して販売するようなところまでいかないのかなと。ただ、何かしら何ぼかつくってやろうという考えしかないのでなかろうかなと。本当にこれが商品価値、それであればやはり牛乳の取り扱いも白真剣に考えていくべき。というのは、豊富牛乳、そこは生産者が真剣に、これは飲用牛ですから加工牛と違って白真剣に搾乳牛に神経を使っている。そこで、やはり牛乳単価も違います。本来であればやはりそこまでかけてなかとん牛乳をつくってもらう。そこまでにして酪農家の皆さんに協力してもらうというのを根づければ、私はこれがやはり6次産業、要するにどこかの酪農家が手をつけてくると思います、大々的に。たかがと言ったら悪いのですけれども、60リットル。白真剣に先ほどの町長の答弁でやれば1日2回でクリアできると。ただ、これはやはり洗浄が大変だから、今まであちこちやっているところがもたなかったというのが現実です。続かなかった。大黒さんの牛乳もそうだったのです、最初は。それを補助が当たったからミルクプラントを、こういう事業をやった。そのきっかけをつくってくれたのはありがたいです。これは、産業建設課を中心にやっぱり酪農家に普及させていくような努力をしてもらいたい。こういうことをやれば6次産業で付加価値があって、あなたのところはもうちょっと、要するに経営からもっといい方法、改善していろんなことができますというような事例集をやはりつくるべきだと思います。そういった中で私は、このミルクプラントは画期的なものが来たなとは喜んでおりますけれども、やはりなかとん牛乳でやるのであればそこまで手をかけてやったほうがいいのでなかろうかと思います。それと、これは給食に月1回提供するとあります。給食もそうでありますが、病院、長寿園、厚生園、そういったところにも福祉牛乳という名づけで、月1回とは言いません。週に1回でもいいですから、本当はそういうところに飲んでもらいたいのが私の思いです。再度答弁願いたいと思います。

答弁 町長 小林生吉

ちょっと私の答え方が不十分だったのかもしれませんけれども、現状のままでいいという認識でいるわけではなく、これから産業として成立するように進めていくという気持ちであります。これは、町だけの取り組みではなく、農業関係者を、あるいは商工会、商工関係者も含めたそういうつながりをつくっていきながら構築していくものというふうに思っています。そういう意味では、決してこの現状で終わっていいという認識でないということについてはぜひご理解を賜りたいというふうに思います。それと、給食その他の、給食に関しては学校給食会のルールもあって、月1回程度ということであれば従前の安価な牛乳の供給も問題ないというような協議のもとで当面月1回提供するというように決まったというふうに聞いております。今段階の生産量からすぐお話があったほかの施設に波及できるかどうかわかりませんけれども、地域の人に飲んでもらいたいという思いはありますので、そういった可能性についても今後検討していただくようにしたいと思います。以上です。

再々質問 7番 星川三喜男

以上で私の質問を終わらさせてもらいます。

出典:中頓別町議会 平成28年第3回定例会 2016年9月14日 議事録 PDF(36ページ) 間違いを知らせる