中頓別町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月6日
町が管理する住宅への入居者募集は信頼できるのか
2016年3月6日、中頓別町議会の一般質問で、宮崎泰宗議員が「町が管理する住宅への入居者募集は信頼できるのか」について質問し、町長 小林生吉、産業建設課長 中原直樹が答弁しました。
- 質問者
- 宮崎泰宗 議員
- 答弁者
- 町長 小林生吉、産業建設課長 中原直樹
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 4番 宮崎泰宗
続きまして、2問目、町が管理する住宅への入居者募集は信頼できるのかということで伺います。先日行われた常任委員会での工事視察において、3施設を視察しましたが、そのうち1件については未完成でした。しかし、翌日には即入居可との入居者募集が広報に掲載されたことは不可解です。そればかりか、条例化されていない住宅への入居者募集が同時に掲載されました。どちらにおいても本来入居できない状態で入居者を募集する行為は、またしても町の住宅管理に対する信用の低下を招いてしまうことになるのではないでしょうか。
答弁 町長 小林生吉
ご答弁申し上げたいと思います。本年2月10日から25日までの期間で定住促進住宅4戸、町有住宅3戸、町営住宅1戸の入居者募集を行っております。従前から入居決定後にすぐに入居できる住宅については、入居可能日を即入居可として募集をしてきているということであります。町有住宅の3戸は、旧中頓別農業高校教員住宅及び旧町職員住宅ですが、普通財産であることもあり、設置の根拠がないまま取り扱われてきた経緯があります。今回家賃と入居者選考のあり方を町営住宅に準じて行うよう見直し、新たに規則を定めて募集事務を行ったところであります。
質問 4番 宮崎泰宗
従前から入居決定後すぐに入居できる住宅は、入居可能日を即入居可として募集しているのだとしたら、今までが間違っているのではないですかねということなのですけれども、入居可能日という項目があるのですから、入居可能日の日付を掲載すればいいのではないですか。それでも、もともと完成された住宅ならまだわかるのですけれども、前日の時点で未完成だった住宅が翌日即入居可として掲載されたら、これ違和感ありますよね。この点定住促進住宅は、最終的にいつ完成しましたか。それと、検定はいつ行われましたか。これたしか視察が9日で募集が10日だったというふうに思うのですけれども、まずこれが1点。それと、この検定についてなのですけれども、実はこの委員会視察の前に検定は終わっていたというふうに聞いています。視察のときに収納をあけたら、まだ棚もついておらず、中にはくぎや大工道具などが散乱し、フローリングも粉だらけ、作業用のストーブなども部屋の中に置かれたままでした。そのような状態でもし検定が済んでいたとしたら、その状態で完成を認めたということになりますよね。これ本当だとしたら大問題ではないですか。工期延長しても、25日申し込み期限ということになっていたと思うのですけれども、十分25日には間に合ったと思うのですけれども、この点いかがか、これが2点目ということで。工期の関係、どうもちょっと中頓別町は工期を守れない公共事業が多いなというふうに感じます。今回でいうと定住促進住宅、ちょっと病院のリハビリ施設も工期延長したのではというふうに聞いていますけれども、この点いかがか。工期を守れなかった場合には、たしかペナルティーがあるはずなのですけれども、それが適用されたということは正直聞いたことがありません。これはなぜでしょうか。工期が守れないことをこれからも、言い方が悪いかもしれないですけれども、黙認をしていくということなら、今後は設計変更なんかはしないで、工期内に工事を終わらせた事業者に対しては逆にボーナスを出すというようなことを考えてはいかがでしょうか。これが3点目。それと、旧高校住宅と職員住宅、旧職員住宅と言えばいいのかな。新たに規則を定めたということなら、これは議会に、議員にぜひ配付をしていただくべきではないでしょうか。これ条例でなく規則なら議決権というのはありませんけれども、私は小林町長は例えば要綱など、または別のさまざまな規定を条例化して整備していくというお考えをお持ちなのだろうなというふうに感じておりましたので、だとしたら定住促進住宅と同じように1棟1棟を条例で定めるべきではないでしょうか。それと、家賃についても規則で定めたというふうにあるのですけれども、これ金額は今まで入居者が払っていた金額と変わらないのか。これらで再度伺います。
答弁 産業建設課長 中原直樹(産業建設課長は2016年3月まで)
まず、入居可能日の関係も答えたほうがよろしいでしょうか。今回確かに議員視察で現場を見ていらっしゃいますから、おっしゃるとおりであります。それで、今回も実際に募集を開始したときには入居は可能ではないです。その状態で募集はしていました。ただ、従前からというふうに言葉使いましたけれども、これは例えば公営住宅だとか退去するとき、町に対して退去届というのを出すのです。確実に退去しますよということがわかっているわけですから、それは実際に退去する前に募集することも当然あります。もしくは、退去した後、中を確認して修繕が伴う場合がある。募集する段階で修繕が終わっていない、もしくは始まってもいないと。だけれども、募集完了までには確実に終わるだろうという状況で募集をしているところもあると。そういう意味において、募集時には入居可能ではないけれども、募集時の翌日から入居するわけでないですから、あくまで入居決定して、その後敷金を納めて、保証人もつけて、その後入居が許可されるわけですから、期間が相当あるのです。ですので、そういう意味で入居が決定した後、入居ができる住宅については入居可ですよと。即入居可ということで従来から取り扱ってきているということでご理解いただければというふうに思います。それと、定住促進住宅については、おっしゃるとおりといえばおっしゃるとおりです。完成はいつか。工期は1月29日でした。検定は宮崎議員おっしゃるとおりでございまして、完成は1月29日付で完成をして、検定は2月の8日という検定で事務処理をしていました。工期の延長はしておりません。工期の延長はなぜしていないのかということでありますけれども、議員がおっしゃったように今回の場合は、工期の延長というのは受注者から請求する場合については、例えば大雨だとか台風だとか、冬期間でいけば大雪が続くだとか、もしくは資材が全く入らないというようなことで、そういった理由があって受注者から、施工業者から請求できる工期の延長ともう一つは町が設計変更して工期を延ばさざるを得ないという工期の延長ともう一つは工事管理、工事の工程管理が不十分だった、工期内に終わらそうという努力が少なかったと、そういうものについては議員がおっしゃるように町が本来的には工期の延長願を受注者から出されて、完成までの期間をそれまでの出来形、額を請負額から差っ引いた額に毎年の延滞金のパーセンテージを掛けたものを違約金として取るということに実はなっているのはなっています。だけれども、過去も含めて町としてそういった行為をしたことはございません。それはなぜか。なぜかというと、なかなか言いづらいですけれども、地元業者だからです。地元の業者を守るためです。ですので、さっき言ったように工事の完成だとか、検定だとか、ご指摘のとおりなのですけれども、そういうふうな事務処理をしているというのが事実です。それとあと、国保病院のリハビリ施設も実際のところはおくれていますけれども、同じような処理をしています。それとあと、今回12月の定例会で宮崎議員から質問があって、旧高校住宅だとか、そういったものを根拠もなしに、言葉が違うかもしれませんけれども、言葉なしに入居させているだとか、町職員を入居させているだとかという質問があって、そのときに町長のほうからその辺整備していますよということで回答しておりまして、それに基づいて今回2月1日付ですけれども、中頓別町町有住宅管理規則ということで制定をして、それに基づいて3月の10日に募集を行って、25日までですけれども、それで募集をしているところでございます。それで、これは最初の答弁にもありましたけれども、普通財産ということでございますので、条例が必要な住宅で、仮に住宅でいえば公営住宅だとか特定公共賃貸住宅だとかというのは、公営住宅でいえば公営住宅法に基づいて町が建設をして設置をしたということで、公の施設なわけなのです。それで、設置及び管理に関する条例というふうに制定をしています。特公賃についても同じです。定住促進住宅については12月に条例化しましたので、それについては社会福祉法人から寄附を受けて、その上で町が全面的に改修をして定住を促進するための住宅という目的を持って整備をして設置をしたということで、これも公の施設ということで、設置及び管理に関する条例というふうに制定をした。その上で管理もしていきますよということにしておりますけれども、普通財産の場合は、行政財産以外は全て普通財産になりますけれども、それらについては公の施設ではないということで、設置については条例は伴わないということで、今回管理規則ということで制定をして、それに基づいているわけでございます。それで、議会に提示すべきだということでございますけれども、それはやぶさかではございませんので、公布しているのは総務ですけれども、総務と相談しながら後で提示させていただきます。
答弁 産業建設課長 中原直樹(産業建設課長は2016年3月まで)
家賃については、今回管理規則制定に際して家賃についても見直しました。現状どおりの家賃、古いところは。古い町職員住宅とか、旧町職員住宅については現状の家賃としておりますけれども、旧農業高校教員住宅等については比較的新しいということで家賃の見直しをして、従来の家賃と比べると大幅に改正をした上で規則の制定をしていくということでございます。
答弁 町長 小林生吉
2点目の旧高校住宅等の取り扱い、議員がおっしゃるように情報の提供の問題と本来条例でというお話について、まず速やかに情報提供をできていなかったことについてはおわびを申し上げたいと思います。今中原課長も言ったとおり、昨年言いましたように入居に関して町職員だとかが優先して入居されたりとか、それからほかの住宅に比べて安い家賃で入居できるという実態を解消すると。家賃については、基本的には公営住宅に入居した際に準じたような家賃を想定しながら算定されたものとして設定をしていたところです。おっしゃるように、今後条例という方向性についてもまた考えていかなければいけないかなというふうには思います。もう一つそのときに答弁したのは、民間の住宅とかアパートとかについてはどうしても家賃が高くて低所得者が入りにくいというような、そういったような問題もあるというようなこともありました。そういったことを含めて公営住宅、それから民間アパート、そしてこういう今普通財産として取り扱っている町有のその他の住宅も含めて、トータルで今後のあり方、それから家賃の体系なども含めた制度設計を改めてしていきたいというふうに考えております。
質問 4番 宮崎泰宗
まず、最初のほうの工期の関係なのですけれども、課長、地元業者を守るためというふうにお答えいただきました。もちろんそういうお考えも必要だと思うのですけれども、これずっと工期を守っている業者もあると思います。守っているところと守っていないところがあるというのは、これ守るためというふうに一概に言えるのですか。ですので、この工期の関係、先ほどのことでいうとちょっとわかりにくいなと感じたのですけれども、行政側の工期の設定に問題はないのでしょうか。これ発注時期の、先ほどお答えにもあったと思いますけれども、季節的な問題、冬期なら例えばその分を考慮して工期設定が行われているのでしょうか。工期を守れない業者が悪いのか、守れないような工期を設定している行政が悪いのか、どっちなのですか、結局。ちょっとわからないなと思うので、もしよければお答えいただきたいなと思うのですけれども、それと家賃の関係、旧町職員住宅というふうに位置づけられているところについては変わっていないということだったのですけれども、旧中頓別農業高校職員住宅と言われている、そういう名前で募集されているところについては、前の金額が幾らかわからないですけれども、大幅に上がったということですけれども、これから入る一般町民、これから一般町民の方が入っていくわけですよね。これ今まで本来3万2,000円かな、今回募集されているのは。この家賃をもらうべきだったのに、これをもらっていなかったとしたら、普通財産に対する損害を与えていたということになりませんか。これから町の職員さんだけではなくて一般の方々にも入っていただくとしたら、前と同じ家賃でいいのではないのですかということ。そして、今入っていらっしゃる町職員さんも正直ここにいらっしゃる職員の皆さんより恐らくお給料高くないですよね、若い方でしょうから。そういうことを考えたら、なかなか今回のことで大幅に家賃を上げるというのはいかがなものかなというふうに思います。これ条例にする必要はないということだったので、規則は行政側で自由にできることですから、ちょっとその辺は減額されても、もとに戻していただくのがベストかなと思いますけれども、そうでなくても少しでも安くまた規則をお考えいただいたほうがよろしいのではないかなと思います。それと、条例化しないということなのですけれども、これ旧町職員住宅とか旧中頓別農業高校住宅という名前で取り扱っていくのですか。これから広く一般町民の皆さんにも使っていただこうと、新しく使っていただこうということなのに、旧何とか住宅というのはちょっとふさわしくないのではないかなと思うので、その辺再度お答えいただけたらなというふうに思います。
答弁 産業建設課長 中原直樹(産業建設課長は2016年3月まで)
1点目の質問でございますけれども、確かに工期を守っているところと守っていないというか、守れなかったといったほうがいいのかもしれませんけれども、そういったところもありますし、今回工期におくれてしまった業者については毎回おくれているわけではないです。これは、先ほど言ったように工程管理の問題であったり、例えば途中でだんだん当初の工程よりもおくれてきましたよということであれば、工期に終わらすためには何をしなければならないのかというと、資材を今まで予定したものよりも早く納めさせるだとか、もしくは一番は人の問題です。建築でいえば大工さん1人でやったところを2人でやれば倍短縮されるということになるのだけれども、そうなると何が出てくるかといったらお金の問題も出てきます。そういうことも含めて、私が先ほど言った地元業者を守るというようなことも、そういった意味合いも若干含まさっていますけれども、そういったこともあります。ただしかし、議員が言われるように工期はあくまで工期ですから、それを最初から守らないというふうにかかっている業者はいませんけれども、あくまで守るのが当たり前の話ですから、今後建設業界も含めて、そういった話があったということで伝えていきたいというふうに思います。それと、工期の設定の問題については、これは私は全く問題はないと思います。現に規模が大きいですけれども、ことし看護師住宅もやっています。定住促進住宅に関して言えば最初から新築ではないですから、基礎もなければ骨組みをつくるわけでもないのです、外部だとか内部の解体はありますけれども。看護師住宅については、4カ月間の工期でできたので、当然何もないところから始まっておおむね3カ月半ちょっとぐらいで大体でき上がっているのです。だから、そういったことを比較すると、工期が短過ぎただとかということでは必ずしもないのですけれども、これも難しいところもあって、その業者にとっては厳しかった部分もあるのかなというふうには思います。その理由は、前段で申し上げたことでございます。それと、家賃の関係でございます。それで、家賃を上げたのは昭和40年代だとか50年代ぐらいの古い旧町職員住宅だとか旧教職員住宅で、町職員住宅も昭和五十三、四年ぐらいの住宅については若干アップはしております。旧中頓別農業高校教員住宅については、先ほど言ったように上げていますけれども、根拠としているのは先ほど町長が言ったように、公営住宅だとかほかの例えば特定公共賃貸住宅だとか、そういったところと均衡を図っていくべきだろうと。それで、公営住宅の家賃の算定だとかもしながら、この当該町有住宅に置きかえて家賃を算定をして、それに基づいて今回家賃を設定したところであります。確かに従前は町有職員住宅の使用料をそのまま使っているということで、かなり低く抑えられていたということがあって、今回見直しに当たってやっぱり公平性だとかという点でいけば、ほかの公営住宅だとか、そういうところに入居している方々と余り格差がつくのもおかしいだろうということで見直しをしたということでございます。それと、旧中頓別農業高校教員住宅や旧町職員住宅という言葉をそのまま使っていますけれども、これは先ほど言ったように普通財産ということで管理しているから、そういった名前をつけております。それで、さっきも言いましたけれども、これで定住促進住宅のようにもともと長寿園住宅だったものを旧長寿園住宅と言わずに定住促進住宅ですよというふうに言って設置及び管理の条例をつくっておりますけれども、それは先ほど言ったように譲渡を受けて、町がお金をかけて、定住を促進するために目的を持って設置をしたから定住促進住宅というふうに、そういう名称をつけているわけで、旧農業高校等についてはそれとはまた違うので、普通財産で受けて、そのまま普通財産として貸し付けをしているということでありますから、そのままの名前ということにしているところでございます。以上でよろしいでしょうか。
答弁 町長 小林生吉
私のほうからちょっと補足をさせていただきたいと思います。1つは、工期の問題。これは、仕方ないということではやっぱりいけないというふうに思います。議員がおっしゃるように、もしかしたら発注側の問題があるのかもしれない。今回の件は、さっき言ったように明確にないというふうに担当課長が言ったとおりだと思います。ただ、これまであった工期の問題について果たしてどうだったかということもしっかり検証する必要はもちろんあると思います。今建築、土木工事関係、なかなか人材が確保できないとか、あるいは資材の調達にかつてより時間がかかるような状況になっているとかというような事情もいろいろあるのだろうと。そういった事情はきちんと分析をする必要があるとは思いますけれども、少なくても工期を定めて契約を交わしたものが守られなくても仕方がないというような実態のままであるわけにはいかないというふうに思いますので、これについてはしっかり改善策を講じていきたいというふうに思います。住宅に関しては、中原課長が説明したとおりなのでありますけれども、公営住宅、民間アパート、それからそれ以外の町有住宅、これらの位置づけ、その辺をきちんと整理して、住民の皆さんにとってもそれぞれわかっていただきやすい説明ができるような体系にしていくように努力をしたいというふうに思います。
質問 4番 宮崎泰宗
町長、課長にお答えいただきまして、工期の関係はお二人とも本来守って当然であると、そのとおりだというふうに思いますので、なかなか最初にお伺いしたようなボーナスというようなことはお考えいただけないかなとは思いますけれども、工期は別として、家賃の関係は大幅に上がった旧中頓別高校住宅に関しては今までもそうでしょうし、これからも利用される方は所得がそんなに高くない若い方々だと思いますので、これ規則ということもありますので、名前なんかもそのままですから、ちょっとニーズなんかお考えになって家賃の設定をもう一度見直していただけたらなというふうに思います。この質問については以上といたします。