中頓別町議会 平成28年第1回定例会 2016年3月6日
1つは方針の中には教育行政執行体制について
2016年3月6日、中頓別町議会の一般質問で、東海林繁幸議員が「1つは方針の中には教育行政執行体制について」質問し、教育長 田邊彰宏が答弁しました。
- 質問者
- 東海林繁幸 議員
- 答弁者
- 教育長 田邊彰宏
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 6番 東海林繁幸
次に移りますが、町長、先に言っておけばよかったのだけれども、私は前の町長にも、いろいろ一般質問等々で、いわゆる全体議会の中で町長の答弁した中で、課長が答弁した中で、検討するだとか、いろんな約束をしたときには必ずしなければだめです。それ約束してください。それと、検討したけれども、できないものがあるのはこれ当然なので、遠慮なくそれはそれでいいのですから、ただ検討もしないで検討するはだめだから、これ1つ約束してください。次へ移ります。これは教育長も同じことで前提で申し上げます。教育行政執行方針であります。まず、2つ伺いますが、1つは方針の中には教育行政執行体制について余り触れていません。何をやりたい、これをやりたいというのは住民側にとっていいだろうという思いで言っていただいていると思うのですけれども、体制についても住民としては非常に大事だと思うところであります。この町にとって教育委員会というのはどういう立場にいるのが望ましいのか、教育委員会のありようも基本的に検討されてもよいのではないかと思います。これは、田邊教育長、まだ1年たたない中ですから、なおさら新しい感覚でこの検討をしていいのでないかと思います。教育委員会の組織体制や指導体制、現状のままでいいとは思えないのですけれども、いかが考えているのか伺いたいと思います。2つ目は、教育環境の整備であります。特に教育施設の経年劣化が目立ちます。これは、当町はある意味では近隣他町村に先駆けて結構な教育環境づくりを、施設づくりをしてまいりました。早い年代にやってきたものですから、それだけに経年劣化が目立つわけです。それは、学校教育、社会教育にも同じでございますので、教育長が今それぞれ学校教育、社会教育施設を急ぐ、整備が急がれるというものを3点ぐらいずつ挙げていただきたいものだなと。それは、私も長い経験の中から考えていることと合うのかなとか、どう違うのかなという思いで、そこら辺の整合性を見たいと思いまして質問いたします。
答弁 教育長 田邊彰宏(教育長は2022年3月まで)
答弁いたします。東海林議員からこの質問をいただきまして、私の頭の中には執行体制、組織体制、指導体制等については正直ありませんでした。ご指摘については、真摯に受けとめさせていただきたいと思います。現在教育委員会事務局の教育グループは、グループ長が配置されておりません。次長がその役割を担っており、総務、学校教育に2名、社会教育に2名、学校給食センターに1名の職員、ほかにALTや臨時職員を配置しています。一人一人の業務内容を全て把握しているわけではないのですけれども、そういう意味でいうとグループ長の配置が望まれるところなのですが、多忙なときには相互に協力する体制はできていると私は認識しています。特に各種スポーツ大会でありますとか、文化発表会等社会教育関連業務につきましてはグループ全員がかかわります。先般開催しましたキッズスキー教室やスノーフェスティバルでは、私も含めて委員会職員が一枚岩となって動いていると認識しています。教育委員会のありようは、役場の組織の変更と連動するものと認識しています。これやはりグループ制になったというのは、全体がグループ制になったから、従前のような係制から変わったというのもここにあるのだと思います。私昨年の7月から教育長を務めておりますけれども、この8カ月の間で委員会の組織体制や指導体制で業務遂行が滞るということはございませんが、職員の力量や迅速な事務処理等で課題があるかなというところははっきりあります。当面は、現状を維持する中で望ましい教育委員会の組織や指導体制のあり方を模索してまいりたいというふうに思います。それから、2点目、本町の教育環境の整備でございますけれども、ご指摘のとおり関連施設は経年劣化や老朽化が進んでおります。学校教育施設で整備が急がれるものとしては、1つ目に中学校の校舎の防寒対策、2つ目は小学校校舎の大規模改修、3つ目は学校給食センターの建物、設備の修繕、改修の3点。社会教育施設で整備が急がれるものは、寿スキー場のリフトのリニューアル、青少年柔剣道場、郷土資料館、図書室の外壁、屋根、タイル等の修繕、3つ目に町民体育館の老朽化対策の3点を挙げさせていただきたいと思います。
再質問 6番 東海林繁幸
教育長、本当に真面目にご答弁いただいてありがとうございます。再質問する前に、私は教育行政執行方針の内容について、簡潔明瞭に文言の流れも非常にわかりやすく、大変よかったなと。教育長の苦労がしのばれるなと思っておるのです。何か教育長の人柄がこういった文言になったのかなと思って、数十年前ですが、かつて私も原稿を書いた思いがありますが、非常にわかりやすいいい内容だったなと思います。さて、改めて再質問させていただきますが、まず私が考えてほしかったのは、教育委員会が今置かれている場所です。これでいいのかなと。教育委員会の使命は、教育行政の執行なわけです。それは、ある意味では事務的なものと指導的なものに分けられるわけです。学校の校長さんら、教頭さんが教育長にいろいろ協議あるときには、そうさほど問題なく今のありようでいいかなと思いますが、一方社会教育関係者、これは全く民間の人たちがそれぞれのサークルで活動の中で教育委員会に指導、援助を願うことになると思うのですが、なかなか今の事務局のありようの中で来れるかというと来れないという人が大半なのです、文化、スポーツ両面の団体において。教育長はまだわからなかったと思うのですが、もともと昭和40年代、高等学校が上駒へ新設移転したときに残った校舎を活用して教育委員会をその校舎に独立して持ってまいりました。それまでは、古い役場の中の片隅に今と同じように教育委員会が入っていたのですけれども、教育の理念は町の行政の中でも、これは基本的に教育基本法にあるわけです。教育独立の精神がやっぱり教育は一般行政とは全く別だという思いとある意味でいったら教育が教育委員会が責任を持って全てやらなければならないのだという、その精神が役場から別な施設へ移った根源なわけです。それ以来、私が昭和44年に社会教育主事と教育次長を兼務しておりまして、やって以来初めて社会教育主事を置いたわけですけれども、昭和50年に町長部局に私はかわりまして、その間社教主事不在になりました。派遣社会教育主事を道教委に求めて、2年間ほど空白だったのですが、その後社会教育主事が派遣され、それ以来連綿と社会教育主事の配置は行われてきたわけであります。そういうことで、私もかつての記憶を取り戻しながら、当時はやっぱり教育委員会が独立したこともあって、社会教育団体が毎日のように教育委員会にいろんな相談や要望を伝えに来ていたわけです。そういったことを考えますと、まず場所的なものでちょっと今問題でないかなと思うのが1点。それと、社会教育主事の対応、体制が今どうなっているのかというところを大体わかっているのですけれども、ある意味ではご指摘申し上げたい。ただ、社会教育行政の推進については、今いる職員が一生懸命やっていることは認められるのです。ただ、やはり社会教育主事というのは教育長もご承知でしょうが、行政職ではありますけれども、教育公務員特例法では教育公務員に当てはめているわけです。そういう意味で今社教主事という職務が発令されている者が全くいないということにちょっと残念だなという思いがあるわけです。これを教育長はどう評価しているのか、これからどうしようとしているのか、この辺伺いたいと思います。申しわけありません。今の教育委員会の場所と社会教育の指導体制の問題、それと教育長が執行方針で言っているアクティブラーニングという言葉、これ最近というより近年教育界では随分使われているのですけれども、アクティブラーニングというのが教育行政執行方針は第1回定例会で言うので、あたかも議員たちにわかってもらえばいいかという思いもあるかもしれませんが、これは決してそうではなくて全住民に方針を伝えているものであります。私は、そういう意味では教育関係者は当然わかっていることではありましょうけれども、高齢化率38%になろうとしている当町の住民の皆さんにアクティブラーニングの理解がされているとはちょっと思えないのです。そういう意味では、アクティブラーニングの意思を簡単に説明していただきたいことともう一つ含みたいのはアクティブラーニングが当町の小学校、中学校にどういうように浸透されているのか、その辺教育長、まだ1年足らないところですけれども、ちょっと伺いたいなと思っております。ちょっと事前通告なしのことで申しわけありませんけれども、よろしくお願いいたします。
答弁 教育長 田邊彰宏(教育長は2022年3月まで)
答弁いたします。まず、1点目、場所のことについてでございますけれども、私正直申し上げまして、本町に来て教育委員会はここというところで座りました。今東海林議員のほうから従前はこのようだったということを聞きました。従前は、毎日のように何らかの形で社教関係の方が来ていたと。非常に活発だったのだなというふうに認識させていただきました。それで、このことについては、正直今ここでここがいいとかあちらに行きたいということはなかなかこれは申し上げられません。やはり正直申し上げまして、最初来たとき真ん中だったのですけれども、10月になりまして町長席のほうに移りましたので、私としましては従前の席よりは今の席のほうが業務はやりやすいと正直に申し上げます。それで、非常に困り事云々がありましたときには、別室でありますとか、相談室等で現状は対応しているところなのですけれども、もしあの場所がどうしてもまずいということであれば町長にお願いしなければならないかもしれませんけれども、今のところは私特に場所にはそんなにこだわらなくて、町長室がああいうスペースですから、教育委員会もやはり町長と同じようにオープンスペースで物事を遂行するのだなというふうに考えております。今のところは、町長との連携も速やかにとれますので、どこか別なところに行くというのはちょっとここでは何とも言えないというしどろもどろな答弁とさせていただきたいと思います。それから、社教主事のことについてでございますけれども、現在社教主事ということで配置はしていませんけれども、資格を持っている者は2人ほどおります。この2人の社教資格が十分に生かされていけば、もう少しというか、さらに社会教育行政の執行についてはスムーズにいくのではないかなというふうに考えていますが、大変申し上げにくいことなのですけれども、なかなかスムーズにいかない状況もあります。それがゆえに今社会教育を担当している主担当が2人いますけれども、2人が奮闘努力しまして、それに教育委員会職員が協力しているという体制です。もちろんその社教主事資格が十分に生かされるようになればもっとスムーズなのですけれども、やはりそこの部分については大きな課題があるというふうに思います。では、その課題の解決をどうするのかということなのですが、一つの行事が終わったら、そこで反省をして、その反省を次の事項に生かしてもらいたいというふうに考えるわけですが、その反省が残念なことに生かされていない。また同じことの繰り返しというような状況の中でもがいているという状況です。東海林議員が社教主事やっておられたときから見れば、当然それは幾分物足りなさがあろうかと思いますけれども、委員会としては今のところは全員といいますか、一生懸命努力しているということだけはご理解をお願いしたいというふうに思います。それから、アクティブラーニングなのですけれども、これ大変申しわけございません。教育大綱のほうには括弧して書いてありますけれども、私にその意識がなかったことを深く反省させていただきます。説明いたします。アクティブラーニングというのは、能動的な学習という意味です。いわゆる簡単に言いますと発表するとか、議論するとか、活動する、要するに先生が一方的に知識を教え込むのではなくて、教えた知識をいかに活用するか、使っていくか、そういうことを子供たちにさせる授業のことをいいます。課題発見、解決に向けた主体的、共同的な学び。というのは、発表するということになりますと言語活動の充実になります。そんな授業なのですけれども、これは今始まったことではなくて昔からあることなのです。大学のほうで知識偏重というか、そういう授業があって、それではよろしくないということで、このアクティブラーニング、能動的な学習というのが出てきました。能動的な学習と言うよりはアクティブラーニングと言ったほうが何かナウい感じがありまして、行くような感じがあるのかもしれませんけれども、そんなわけでアクティブラーニングという言葉が今のはやりということになっております。小学校、中学校ともに細谷議員のときに申し上げましたけれども、まとめたことを発表するということをやっています。これがまさにアクティブラーニングなのです。中学校の場合はグループで発表しますから、そのグループの中にディスカッション、討論があるのです。そこで自分の意見を言って、一つにまとめています。こういう学習なのです。小学校は、今もやっているわけなのですが、小学校の先生と話をして、アクティブラーニングというのはこういうものなのですよと、あなたの考えで間違いないけれども、それだけではなくて、もっと別な観点で深めてやってくださいということを私小学校や中学校の先生に求めていきたいなというふうに考えているところでございます。
再質問 6番 東海林繁幸
しっかりお答えいただいてありがとうございます。一般質問の答弁というのは、なるべくそういうふうにわかりやすく答えてもらいたい。そこで、場所について今どうこうということにはならないとは思うのですけれども、基本的には教育委員会のありようは歴史的過去にやっぱり見習うべきものもあると思うのです。そういう意味で一般行政から教育独立、ただ教育委員会、教育基本法でしたか、昨年は変わりまして町長も、教育委員の組織そのものが変わりましたけれども、教育長はそれだけの実力も伴うようになりました。ただし、一方では市町村理事者が総合教育会議を主宰するという、今まで余り口出ししないのが町長だと思っていたのだけれども、口出しできるようになりました。それだけに町長の執行方針の中にも社会教育なんていう領域が記述されるようになったのです。これは、随分発展してきたなと褒めてやりたいと思いながら、しかし教育長は今までの教育権限をさらに拡大した形になりますから、町長に遠慮することなくいい教育を、地域に合った教育を、求められる教育を実行する立て役者であるわけですから、その辺教育長の力を信じたいと思います。そういう意味からも、余り町長のそばにいないほうがいいのです。町長は、副町長も置かないで、何かあったら教育長がいるから、教育長にかわらせようなんていう思いがあると、これは教育長としては非常に困る状況があるのです。だから、早くさっさと副町長を置きなさい。そういう非常に上から目線で物を言って申しわけないけれども、これも私が少し先輩だと思って聞いてもらいたいことなのです。だから、町民センターといういい格好の場所が教育委員会の場所としてあるではないですか。あれが社会教育現場なのです、教育長、町民センターこそ。役場には現場ないのです、社会教育の。私は常に現場だと思っておりましたので、いつでも現場に社教主事が行けるというような関係を求めたいと思います。それと、もう一点、社会教育主事の専門性を今教育長に言おうとは思いませんが、昔から3P論というのがあって、プランナー、プロデューサー、プロモーターという、こういった、一つは演出家なわけです。それなりに成人教育を担っているわけですから、社教主事に求められる資質というのは非常に高いものがあります。私はその資質にたえられたとは到底思えません。だけれども、踏ん張りました、社教主事として。1人しかいなかったけれども。今社会教育主事の免許を持っている人がいるのですから、私は先輩としてそれは求められるものは質的に高いけれども、しかしはっきり任命すべきではないかと思います。教育長もおわかりですけれども、校長をやっていたときに新卒の教員が来たけれども、まだ力不足だから教諭の発令できないなんていうばかなことをしませんよね、これは道教委が命課するわけだけれども。せっかく社会教育主事は置くことができるので、置かなければならないわけではないけれども、免許がある者に対して、本人が資質を高める努力を期待しながら、早く他の住民にもこの方が社会教育主事ですよということをきちっと命課してそれだけの仕事を求める、そういった体制をやはり早い時期に組んでいただけるのかなということを期待しているのですが、これで終わるのですが、最後にそのことについてちょっとお答えいただきたいと思います。
答弁 教育長 田邊彰宏(教育長は2022年3月まで)
最後の社会教育主事の命課についてでございますけれども、確かに現在2名の職員が社会教育主事の資格を持っております。非常に答弁に苦しむところでございますけれども、命課して今以上の社会教育行政がスムーズにいくかということを考えたときに、私は決してそうはならない状況のほうが高いというふうに認識しています。本来であれば社教主事資格を十分に生かしてもらって、1年目から、来たときからあなたが学校で学んできたことを実践に生かしなさいというのが筋だと思います。残念なことにそれを生かすことがなかなかスムーズにいかない。そこに今の教育委員会体制の大きな課題があります。なぜ生かされないのか。そこは、もうこれ以上は申し上げることはないのですけれども、そこで非常に苦労しています。確かに教員でそんなことがあったら大変なことになるのですけれども、ただ同じ取り組みの繰り返しで、やることは違っても企画運営準備等はそう変わることではないのです。それを繰り返していく中で一つ一つを乗り越えていくというのが私の求めるところなのですけれども、なかなかそうはいかない現状があります。もう少しこの状況が改善するには時間がかかるというか、そう思います。やはり勉強してきたことと実際に生かすこと、これはイコールではないような部分が今はあるのです。そこの部分をやっぱりこれは教育委員会の全体のものかもしれませんけれども、そこを上手にイコールになるように持っていかないと苦しいなと思います。教員の場合は、教育実習があります。その中で現実と子供たちに向き合ってある程度やってくるわけですけれども、社会教育主事の場合は確かにそういうのはあるとは思うのですけれども、やはりこの役場に来てやろうと思ったときにはなかなかそうはいかない部分があるのだと思います。そこの部分を本人が乗り越える、あるいは我々が上手にサポートすることが必要ではないかなというふうに思っています。東海林議員の時代の社教の実力というのは十分認識させていただきたいと思います。
再質問 6番 東海林繁幸
大変真摯なご答弁いただきましたことを厚くお礼申し上げまして、質問を終了させていただきます。ありがとうございました。