中頓別町議会 平成27年第3回定例会 2015年9月16日
2つ目、ネット利用について
2015年9月16日、中頓別町議会の一般質問で、細谷久雄議員が「2つ目、ネット利用について」質問し、教育長 田邊彰宏、町長 小林生吉が答弁しました。
- 質問者
- 細谷久雄 議員
- 答弁者
- 教育長 田邊彰宏、町長 小林生吉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 5番 細谷久雄
2つ目、ネット利用について保護者の対応が重要と考えているようだが、今後生徒や保護者に対し、教育長としてどのような啓発計画を進めていく考えがあるのか伺います。
答弁 教育長 田邊彰宏(教育長は2022年3月まで)
ただいまの質問にお答えいたします。まず、スマホの利用状況についてですけれども、これについては小学校、中学校のほうに電話で聞き取り調査をしました。正式にデータ的にはないのですけれども、小学校ではそのような調査はしていないということです。ただ、全体的な傾向として、高学年は所持率は高いようだということでした。中学校のほうも具体的に所持率の調査等はしておりません。ただ、中学生というのは所持している者については若干数字が多いのかなとは思うのですけれども、その中で大きなトラブル等はないということです。具体的に、ちょっと質問の内容とそれるかもしれませんけれども、学校では小学校、中学校ともネット、スマホ等の利用方法については啓発しています。それについては、道教委の資料等がありますので、その資料を使って啓発しています。家庭のほうにもその資料を配布している。あるいは、学校だより等でスマホ、ネットの正しい使い方について啓発活動は行っています。特に中学校については、ちょっとそれますけれども、薬物乱用防止教室というのがあるのですけれども、この中でネットの正しい使い方、スマホ等の利用方法についても触れられているというふうに聞いております。それから、保護者への対応ということなのですけれども、今ありましたけれども、これについては道教委のほうでも保護者対応の研修会等は行われています。町のほうでここまでは今私のほうでは何とも言えない部分がありますけれども、やはり保護者への啓発というのも大変重要かと思います。保護者と子供たち、児童生徒、そこで適切なルールをつくってもらう。目安でもいいのですけれども、1日の使用時間について具体的にこれだけにしようねというような目安、そういう意識を持って保護者も児童生徒を見守る、児童生徒は保護者に見守られながらネットを使う。便利な中で自分の興味、関心、あるいは学力の向上等にネットを使用していただければというふうに思っております。以上でございます。
再々質問 5番 細谷久雄
それでは、ただいまのご答弁を聞いて再々質問をさせていただきます。私は、今後ネット依存への小中学校内の相談体制を確立すべきと考え、スクールカウンセラーや養護教員、情報教育担当者にネット依存の防止、対応に対する研修会を行い、適切に相談、対応できるように行うのがいいのではないかと思います。また、北海道新聞の平成27年7月3日版では、遠別中学校で専門家講演と書かれ、遠別町の中学校では全校生徒58人を対象にインターネットとのつき合い方を学ぶ教室が開かれております。ソーシャルゲーム大手グリーが「正しく怖がるインターネット」と題して講演をいたしました。ソーシャルゲーム大手グリーは、会員制交流サイトやツイッターなどに個人情報を書き込む恐ろしさを説明、またスマートフォンなどで撮った画像に位置情報が埋め込まれていることを指摘し、写真アプリの設定で位置情報をオフにしてと注意を呼びかけたそうです。さらに、ふざけ半分で投稿したいじめなどの画像や動画に批判が殺到し、進学、就職、結婚など人生の大事な場面で足を引っ張られてしまうと強調し、日常生活でやらないことはネットでもやらないこととアドバイスしたそうです。私は、中頓別町の小中学校の全生徒に対しても今後早急に警察や通信機器メーカーを講師に招き、インターネットとのつき合いを学ぶ教室などの推進を図る必要があると考えますが、教育長の見解を伺います。
答弁 教育長 田邊彰宏(教育長は2022年3月まで)
校内の相談体制につきましては、生徒指導部あるいは養護教諭等々で相談できる体制は整っているというふうには考えていますが、それが十分かどうかまでについては何とも言えない部分があります。ただ、中学校では、ネットにかかわる書き込み等がないわけではございません。それに伴って、見つかった場合については適切な指導が速やかに行われているというふうに聞いております。それ以上重たくなったというか、こじれたということは聞いていないのですけれども、何かあったらやっぱり担任が一番気づくとは思うのですけれども、それを一人で抱え込むことなく、組織として子供たち、児童生徒に対応していく、こういうような形の相談体制を校長会、教頭会で周知してまいりたいというふうに思います。それから、研修体制についてですけれども、毎年のようにネットパトロール等に関する研修会は道教委のほうで実施されております。中学校でもネットパトロール等は行っているというふうに聞いています。その中で特にこれだというものはないのですけれども、この状態が継続することは大変よろしいと思いますけれども、生徒のほうが先に行くようなことがないように、先生のほうも、ネットについては心配ないと思いますけれども、スマホ等の利用方法について研修会等の必要性があるのかなというふうに思っております。これについても校長会、教頭会のほうでこういうこともやってもらいたいということを私のほうから指導してまいりたいというふうに思います。それから、遠別中学校で行われました携帯安全教室、スマホ安全教室というものについては、中頓別中学校は、先ほどお話ししましたけれども、薬物乱用防止教室の中で行っています。学校の行事計画等があるわけなのですけれども、これからの時代は、ネット、スマホについては便利なものがゆえにその逆の部分もあるということ、負の部分もあるということ、それは十分認識させなければならないというふうに思います。中学校は全部で今40人ぐらいなのですけれども、いろんなやり方があるわけですが、何らかの形で。というのは、毎年同じようなことをやっていきますと、聞くほうも幾分マンネリ化してくるというか、またかという部分もあるので、それは避けたいと思うのですけれども、適切なスマホ安全教室等についてやっていただきたいというか、講師等については十分そういう団体はありますので、来てもらってそういう機会をつくってもらいたいということ、年度内は難しいかもしれませんが、できるならば来年度については薬物乱用防止教室、そのほかにスマホ、携帯安全教室、こういうようなものまで中学校についてはやってもらいたい。それから、小学校の高学年についてもこういうような機会を設けてもらいたいということもあわせて私のほうからお話しして、指導してまいりたいというふうに思います。
再々質問 5番 細谷久雄
大体内容はわかりました。今後保護者や教師の啓発と、ぜひ子供たちにネット依存の怖さ、そういうものを認識させていただく対応を教育の部分で取り組んでいただきたいことを述べまして、この質問については終わりにしたいと思います。それでは、2点目の質問に移らせていただきます。2点目の質問は、ヘルプカードの導入についてお伺いをいたします。障がい者や難病を抱えた人が具体的な支援内容、緊急連絡先などをあらかじめ記入しておき、緊急時や災害時などの困った際に提示して周囲の配慮や手助けをお願いしやすくするヘルプカードを作成し、配付する動きが全国の自治体に広がりつつある。障がい者への理解を深め、身近なところでつながりある地域づくり、また安全、安心のまちづくりを目指すためにも、このヘルプカードの作成に取り組んではいかがか、町長の見解を伺います。
答弁 町長 小林生吉
ヘルプカードの導入についてご答弁申し上げます。平成27年3月に策定した障がい者福祉計画では、全ての人が個人を尊重しながら社会生活を営むことができるよう支援することを目的としております。本町においては、保健福祉課と地域包括支援センターを中心に、関係機関と連携しながら、障がい者など支援を必要とする方々の情報把握に努めるとともに、日常の生活支援を初め、緊急時の支援のあり方や地域での見守り体制の充実を図るべく取り組みを進めてきております。今回提案のありましたヘルプカードの取り組みにつきましては、支援を必要とする方々が支援を求めるための有効な手段として位置づけられているところでありますけれども、今後関係機関と導入するか否かを含めて協議をしていきたいというふうに考えています。
再々質問 5番 細谷久雄
それでは、再質問させていただきます。ヘルプカードは、表面にあなたの支援が必要です、ヘルプカードと書いてあり、裏面には下記に連絡してくださいとして自分の名前と連絡先、会社名、病院などの機関、そして呼んでほしい人の名前などを書き込むようになっています。4年半前の東日本大震災での障がい者の死亡率は、健常者の2倍に達したとの報道がありました。その実態や本質を社会全体が受けとめ、いま一度障がい者の立場から防災対策や地域対策を見直す必要があると思います。特に自閉症など目に見えない障がいを抱えた人が行動などを周囲の人々に理解されず、避難所にいられなかった事例もあります。また、災害発生時、例えば知的障がいのある人は助けを求められず、孤立する危険性もあります。小林町長は、平成27年度執行方針で、障がい者福祉では障がい者及び障がい児が基本的人権を享有し、個人の尊厳にふさわしい日常生活、社会生活を営むことができるよう、ニーズをきめ細やかに把握し、障がい者サービスの充実を図ってまいりますと述べました。私は、安心して暮らせる福祉のまちづくりを進めていくためには、このヘルプカードの推進は絶対必要なものだと思います。そこで、伺いますが、先ほどご答弁にもありましたヘルプカードの取り組みを進めていく中で、今後どのような機関と協議していくつもりなのか。また、中頓別町にも民生委員の方々がおられるが、災害時や緊急時に障がい者や知的障がい者、難病患者の緊急時支援をする人たちについての情報、手段などを民生委員はどのように把握しているのかお伺いいたします。
答弁 町長 小林生吉
まず、再質問にお答えする前に、2年前でしたか、細谷議員から救急医療情報キットについてもご提案をいただいて、取り組みをしているところでありますけれども、実はそれ自体が、配付はある程度進みつつも、その情報の更新をしていくとか、その情報内容の共有をするというところにおいてまだ未完成というような位置づけがありまして、今後地域福祉の充実ということから、今ご質問をいただきましたヘルプカードを含めて民生委員の皆さん、それから社会福祉協議会の皆さん、それからさらに自治会の皆さんなどとの協議が必要ではないかというふうに考えております。まずご本人の承諾を基本としながら、そういう支援を必要とする方、これは障がい者だけではなくて、独居の高齢者の方なども含めてでありますけれども、町としてそういう方たちをあまねく、しっかり情報を把握するということに努め、その共有を図るということが最重要だというふうに考えているところでありまして、先ほど申し上げましたようにまずそういう体制づくりの整備を目指して、全体として先ほど申し上げましたような関係機関との協議を進めていきたいというふうに思っています。それと、民生委員のお話がありましたけれども、今冷蔵庫の中に保管していただいている情報カード、これにつきましても民生委員の皆さんに配付、回収の協力をしていただいてきた経緯もありますし、これからもそれらの情報の更新においてさらにまた協力をお願いして、日常的にそういう活動をしていただけるような関係をつくりたいというふうに考えているところでありまして、行政と民生委員もあわせて必要な情報の共有ができる体制を構築していきたいというふうに考えています。
再々質問 5番 細谷久雄
それでは、ヘルプカードの導入については私は再々質問はしません。私は、中頓別町に合った形のヘルプカードをぜひ作成していただきたい。そして、現在ヘルプカードを持っている方々の声としては、大変安心感がある、また自分の存在をしっかりとわかっていただくことができた、あと障がいへの理解が深まったなど、そのようなことが挙げられています。障がいがある、なしにかかわらず、誰もが安心して暮らせる、そのような社会を目指していく、その取り組みこそが今重要視されているところだと私は思います。今後核家族化の進行、独居高齢者世帯の増加を見ると、ぜひとも中頓別町でもヘルプカードの作成に取り組んでいただきたいことを望んで、終わりにしたいと思います。以上で私の一般質問を終わらせていただきます。