みんなの議会

中頓別町議会 平成26年第4回定例会 2014年12月16日

長寿園の増改修について

2014年12月16日、中頓別町議会の一般質問で、星川三喜男議員が「長寿園の増改修について」質問し、町長 野邑智雄が答弁しました。

質問者
星川三喜男 議員
答弁者
町長 野邑智雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 星川三喜男

受け付け番号4番、議席番号5番、星川です。それでは、私から長寿園の増改修について質問させてもらいます。社会福祉法人南宗谷福祉会が平成27年、28年度に計画している特別養護老人ホーム長寿園の増改修について、常任委員会でも調査してきたところであります。実施に当たっては検討すべき点が多いと常任委員会では認識しているところでございます。母体となる法人の経営状況を含め、事業を計画どおり行える環境にあるのか、財政支援をする町としての考えをお伺いいたします。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

星川議員の長寿園の増改修について、私から答弁をさせていただきます。特別養護老人ホーム長寿園は、町内唯一の介護老人福祉施設であり、入所者へのよりよい介護サービスを提供していただくとともに、長期的に安定した運営ができる環境の整備が必要と考えております。また、南宗谷福祉会では、施設の増改修事業をこれまで当初計画したとおり27年度からの実施に向けて本年度設計業務等を行ってきております。南宗谷福祉会に自主財源は見込めず、費用のほぼ全額を町が負担しなければならないのが実情であり、町が補助するに際して、その財源をどう確保するかが大きな課題でございます。期待される国の補助制度創設に関する情報の収集に努めておりますけれども、現時点ではまだわかっていないというのが実情であります。また、経営的に大変厳しい環境にある施設運営についても、増築によりふえる経費がさらに経営を圧迫することにならないか危惧をしているところでございます。基本的には、入所者の利益を最優先に南宗谷福祉会の要望に沿って事業を実施していきたいと考えておりますけれども、最も有利となる財源の確保、経営の安定化などの諸課題を総合的に勘案した上で最終判断をする必要があると、このように考えているところでございます。

再質問 5番 星川三喜男

それでは、再質問させてもらいます。ただいま町長から答弁ありましたように、答弁書の中段にも書かれておりますように、南宗谷福祉会には自主財源が見込めず、費用のほぼ全額を町が負担すると書かれておりますし、今後その財源をどう確保するかが大きな課題であると書かれております。そこで、町長にまたお伺いします。事業年度が27年、28年の2年間ということをうたっておりますが、ここで私から何点か質問させてもらいます。この事業内容ですけれども、概算事業費が約7億円、その財源7億円は過疎債で5億円、そして一般財源で2億円とうたっておられますが、その財源の見通しがついているのかどうかもお伺いします。私は、長寿園の増改修について反対するものではございません。決して反対しません。私も20年後には長寿園にお世話になると思います。私もそうであろうし、町長もそうであろうかと思いますので、反対するものではございませんけれども、全額を町負担するに当たり、なぜ法人からこの計画に5年もしくは10年後の見通しを立てて提出してこないのか、これが一つの疑問点なのです。私たちの経営の中で融資をお願いするとき、やはり5年、10年の見通し計画を立てて提出して、それが審査にかかって、それでオーケーですよという運びになるわけなのですけれども、なぜ法人のほうからそのような見通しが出てこないのか。というのは、過去2年間、去年、おととしと経営も、先ほど町長から答弁ありましたけれども、大変な中身です。赤字経営、それでなおかつ50人の定員で増改築しても同じことでなかろうかと。そこで、常任委員会からも出されましたけれども、本当に50人体制がいいのか、もしくは80人という体制がいいのか、これは常任委員会から当時調査したときの担当課長にも申しましたけれども、それもあわせて提出すべきだと。その判断を仰いで、遅くてもいいですから、まだ1年、2年は後回しでもいいのでないかと思います。その中で、町長はこの増改修に当たりまして長寿園の南宗谷福祉会のトップであります理事長もしくは施設長と何回懇談したのか、それもあわせて答弁願います。それと、もう一点は、今後町行政側から理事として職員を送るべきだと私は思いますけれども、それもあわせて答弁願いたいと思います。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

まず、1点、財源の確保というお話がございました。今担当のほうでは約7億円の工事費を予定して、過疎債5億円、それから一般財源2億円と、こういうような方法で財源の確保についてお話をしていると、このように思います。私どもも今何とか、8月に新聞に出ていたとおり、多床型でも国の補助制度が制定されるようにと、これを期待しております。厚生労働省では14年度中に一定の結論を出して15年度からそういう方向にすべく検討中だと、こういうような新聞報道がありました。私は、そのほかに北海道の独自の地域づくり総合交付金、これも国の補助制度とは別に申請を上げるべきだという考えを持っております。これも単年度1億円ぐらい、2年継続で2億円ぐらい申請をしてみる必要性はあると。北海道の単独補助でありますから、それぞれの町村の理由によって交付される可能性も十分あると、そういう認識を持っています。特にことしも自動車学校の水洗化、それから長寿園のデイサービスの風呂、またはLEDの設置に伴う街灯の取りかえ等々についてこの補助金をいただきました。そういう意味で、補助制度のない場合については当たる可能性が十分あるという認識をしておりますから、そういう面での要望もしていくと、こういうような話。それから、過疎債については、私も札幌に出るたびに行って本庁の財政担当課長にお話をしてきております。財政担当課長は宗谷にいた職員なものですから、昔から私と懇意にしておりまして、何とかそういう面で協力できる部分があれば協力をするよという話もいただいていますから、そういう面での財源確保をぜひ今後も新しい町長も担当課長も進めていただきたいと、こういう認識を持っております。それから、今言った道のほうの地域づくり総合交付金については、改めて町のほうで要望を一応上げています。後で担当のほうでも確認していただければわかると思いますけれども、上げていますから、つくかどうかは別ですよ、これは別ですけれども、そういう要望もしていると、そういうことでご承知おきをいただいて、一般財源は今約4億円、このために積んでありますから、そういう面での一般財源充当、そして起債を借りた後の償還等について交付税算入は70%ありますから、それを引いた30%について残りの2億円を充てると、こういうようなことで、財源の見通しについては割かし私は十分やれるのでなかろうかなと、このように思います。それから、2点目、理事長なり施設長と何回打ち合わせしたか、こういうようなお話がありました。回数は数えていないので、わかりませんけれども、第7期の総合計画にも長寿園の特養の改修、増築の計画がありますから、それも27年、28年を一応計画しているということで登載してありますので、そういう意味で施設長、理事長とも話し合いをしながら、財源的には何とか協力できるのだろうと、こういうような話でやってきております。回数は別にして、そういう方向でお話をしていると。最後にもう一つ追加をいたしますけれども、私が理事長、施設長と話していて、今の長寿園の経営的なことには一切触れていなかったのです。ですから、大変厳しい状況にあるという認識は私は余り持っていなかったと。しかしながら、今週に入りまして、施設長には経営的にちゃんと経営をしてもらわないと町からの助成というのも難しくなる場合がありますよという話だけはしておきました。こういうことでご理解をいただければなと思います。また、理事の問題でありますけれども、南宗谷福祉会というのは独立した法人でありますから、私のほうから町の職員なり、または特別職なりを理事に入れてくれと、これはなかなか難しいと思います。ただ、今後の経営のこともありますから、赤字になったから町に赤字補填をしてほしいと、そういうようなことだけではこれはなかなか我々も町民も理解しにくい面があろうかと思いますから、そういう意味で今後理事の改選等について、実現するかどうかは別にして、町のほうからの理事というのはどんなものでしょうかという話だけはさせていただければと、このように思います。

再質問 5番 星川三喜男

ということは、町長、27年から盛り込んで当初予算から盛り込んで事業をするということでいいのでしょうか。それと、理事のことなのですけれども、町長いわく経営が大変逼迫している中、町からの費用負担は相当なものですし、今後大変だから町にお願いしますということもなきにしもあらずで、そうであれば行政の中から理事を送り、そこでもっともっと、私たちが経営のほうに云々かんぬんと言うのも失礼かとは思いますけれども、高額なお金を出して増改築し、またその後も経営が大変だから町にお願いしますでは、これは簡単に町民も納得しないのでなかろうかなと思いますし、そうであれば理事の中に職員、もしくは町からの指名者といいますか、誰でもいいですけれども、優秀な方を理事に送るべきだと私は思います。それが本当の筋道ではなかろうかなと思いますので、その点再度答弁願います。これは、27年からやるということでいいのですか、27年でなくても、先ほど再質問した中で見通しがついた計画が出た時点からでも私は遅くないのでなかろうかなと思います。何もそういう計画書もない中で、27年にお金つきましたから、はい、スタートしますでは、今後新しい町長が誰になるかはわかりませんけれども、これは大変な事業だと思います。野邑町長が計画した以上は、それを引き継いでいくのが新町長だと思いますから、もっともっと検討すべきで、安易に27年度からやるべき問題ではないと思います。1年、2年は私は延ばしてもいいのでなかろうかなという考え方をしております。再度答弁お願いします。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

お答えをいたします。まず、来年度の町の当初予算は骨格予算ですから、私の時代に当初予算だからということで予算措置をすることは考えられません。私はしないと。新しい町長がどういう最終的な判断をするか、こういうことになろうかなと思います。ただ、基本的に、私も今まで長寿園の特養について増改修をするので、何とか過疎債をお願いしますだとか、または北海道の宗谷総合振興局のほうに担当者を出して、27年、28年の計画をして事務を進めていますし、設計もやっていると、こういう話をしてきていますから、そういう面で年数を先送りするということがスムーズにいくのかどうなのか、それからそれを延ばすことによって財源の確保がうまくいくのかどうなのか、いろんなことがあろうかなと思います。そういう意味で、今後来年の5月に新しい町長が出ますから、そういう中で協議をしていただいて、南宗谷福祉会とも十分協議をした中で最終的に詰めていく必要性があるのかなと、このように思います。ですから、私が今絶対27年、28年にやりますと、こういうことは言えませんけれども、今までの流れからいくと27年、28年の事業実施という方向にあるということはご理解をいただきたいなと、このように思います。それから、最後に理事の問題の話がありましたけれども、私がここで必ず理事を出しますだとか、そういう話ははっきり申し上げてできません。ただ、議会からもそういう話があって、理事に入れることができるのであれば、町からも1名ぐらいお願いができないかと、こういう申し出はさせていただくと、こういうことでご理解いただければと思います。

再質問 5番 星川三喜男

先ほど私は再質問で定員のことで50もしくは80体制、これは施設長とも一回話したことがあるのですけれども、50ではやはりなかなかうまくいかないと、そうであれば80だったら、この間私たち常任委員会でも江別のほうに訪問したときに、80ならやり方ではペイするのでないかと、ペイと言ったら悪いのですけれども、それなりに経営をこなしていけると、そういう答弁もありましたので、それを常任委員会といたしましては50もしくは80定員でどっちがいいのかなと。80名でやれるのだったら、この増改修に当たりまして私は50名の定員でなくて80名の定員の増改修をすべきだと思うし、これはそこなのです。だから、法人からの答弁待ちだと私は思いまして、この質問をさせてもらったわけなのです。だから、何が何でも27年からやりますではなくて、そういうのも見ながら、お互いに行政と法人との話し合いで町民が納得いくような時期に私はやるべきだと思って、この質問をさせてもらいました。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

再質問のときに財源確保の関係で定員の問題の話があったものですから、私は財源の問題を答弁することによって今の話は成り立つのかなと、こういう理解をしていましたから、大変申しわけありませんけれども、昭和50年度、51年の2月に特別養護老人ホーム長寿園を開設して、そのときの定員が55名なのです。そうして、ショートステイが1床、こういうようなことでスタートしてきたわけでありますけれども、我々が長寿園といろいろと協議、打ち合わせをしている中では、55床のうち大体通常ベース、47人から48人の措置費、介護保険料しか入ってこないと。というのは、やっぱり入退院が多くて、なかなか55床分の介護保険料が入るという形にはならないと。そういう面で大変経営が厳しくなってきていると、こういうような話であります。ところが、定員を上げることによって、1つはやっぱり専門職員の確保が大変難しいと、今でも難しいようでありまして、毎年求人に札幌のほうに出かけていますけれども、なかなか自分の求人のブースに人が来ないと、こういうような話も聞いています。それから、たまたま確保されて採用した職員については、二、三年でやめて都会のほうに行ってしまうと、こういうような状況が続いているので、定員を増することは可能かもしれないけれども、それに対応する職員の確保ができないと、こういうようなお話を聞いています。私もこれが実態だと思うのです。私どもも病院の看護師が足りなくて、学校に事務長を募集に行かせていますけれども、なかなか簡単には確保できない。そういうような状況にあるということを南宗谷福祉会から聞いていますから、本当は今星川議員が言ったように定員80名ぐらいが一番利益率が高いのだと、こういうような話も聞いていますから、そういう意味でそれを含めて計画を延ばして、定員80名にしたときに本当に専門職員の確保ができるのかどうなのか、こういう問題が恐らく出てくるのだろうと思います。1つは、今介護施設に働く職員の報酬が安いという話なのです。きょうの新聞を見ていましたら、1人当たり月1万円ぐらいアップするかと、こういう話もあります。逆に、介護保険料を財務省は特別養護老人ホームでは財源があるので少し下げると、厚生労働省は余り下げないで1%ぐらいにしてほしいというように新聞にきょう出ていましたけれども、そういう意味でなかなか難しい面がいっぱいあって、本当に定員をふやすことによって専門職員の確保ができるのかどうなのか、そういう面も含めて、今の状況をもう一度私のほうから南宗谷福祉会のほうに話をしてみて、その結果27年、28年になるか、28年、29年になるかわかりませんけれども、一応私のほうからもう一度南宗谷福祉会に話をしてみると、こういうことでご理解いただければなと思います。

再質問 5番 星川三喜男

以上で終わります。

出典:中頓別町議会 平成26年第4回定例会 2014年12月16日 議事録 PDF(30ページ) 間違いを知らせる