みんなの議会

中頓別町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月10日

民間アパート建設助成と廃屋撤去補助制度について

2013年3月10日、中頓別町議会の一般質問で、宮崎泰宗議員が「民間アパート建設助成と廃屋撤去補助制度について」質問し、町長 野邑智雄、産業建設課長 中原直樹、まちづくり推進課長 遠藤義一が答弁しました。

質問者
宮崎泰宗 議員
答弁者
町長 野邑智雄、産業建設課長 中原直樹、まちづくり推進課長 遠藤義一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 宮崎泰宗

2つ目は、民間アパート建設助成と廃屋撤去補助制度についてです。町政執行方針では、快適に暮らすことができる生活環境の整備の中で民間アパート建設への助成制度の創設と廃屋の解体撤去に対する助成がうたわれ、予算も計上されていることから、次の2点を伺います。1、民間アパート建設助成予算は8戸分計上されているが、見込みはあるのか。2、廃屋の解体撤去の対象となる危険建築物はどのくらいあると見込んでいるのか。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

民間アパート建設助成については、私からお答えをいたします。廃屋撤去助成制度につきましては、中原建設課長に答弁をいたさせます。本町における賃貸住宅のストック状況は、全て公営住宅で占められており、現在も空き家もないことから、職員の採用等によっては住宅困窮ニーズに対応できない現状であります。このようなことから、民間活力による良質な賃貸住宅の確保と定住促進を図ることを目的に条例等の提案をさせていただきました。今のところ、町内の法人で町から支援があれば平成25年度中に建設したいとの相談も受けているところでございます。

答弁 産業建設課長 中原直樹(産業建設課長は2016年3月まで)

2点目の答弁をさせていただきます。農業振興地域では、建築物等で30件程度、中頓別地区や小頓別地区等の市街地については全てを調査しておりませんが、対象となる建築物等は50件程度になるものと思われます。

質問 1番 宮崎泰宗

まず、1の賃貸住宅については、最大で1戸300万円、8戸で2,400万円が助成されるということですが、条例と予算、この両補助額についてはどのような経緯で決められたのでしょうか。また、公共性がなければこれだけの税金を投入することはできないと思いますので、家賃等、補助適用後のことは知らないということにはならないと思います。少なくとも公営住宅以下の家賃設定にすることを適用条件とするであるとか、借りる方の職場が偏らないことなどを指導するべきではないでしょうか。2つ目の廃屋撤去については、大きな家屋、事業所などの解体には多額の費用がかかるのではないでしょうか。例えば解体費用が200万円を超えるような家屋については、この制度を利用できる方が限られてしまうのではないかなというのが1点。対象家屋が50件で、今年度は5件分の予算を見込んでいるようですが、所有者に解体の意向などを聞いた上での数字なのでしょうか。これは1、2両方についてですが、仮に今年度の申請が予算をオーバーした場合は補正予算を提案されるということでしょうか。お答え願います。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

まず、1戸当たり300万の根拠でありますけれども、民間賃貸住宅の建設促進のために市町村が助成をしているのはこの近くでは猿払村と中川町、2町村だけだと私は認識しておりますけれども、そういう中で猿払村が平成24年度からスタートさせました。そこの助成が村内での業者については1戸当たり350万円、村外の業者については1戸当たり250万円と、こういうような基準で助成を去年からスタートさせました。環境的には猿払村さんも民間のアパート等が一切なく、ほとんどが公営住宅だと、こういうような話を村長から聞いておりまして、私どもも環境的には同じかなと。そういうようなことで、ことし25年度、または総合計画の中でもそういう希望が大変多い、そういうようなことも含めて今回条例なり予算措置をさせていただきました。今お話ししたとおり、それの平均をして300万円という単価を設けました。一般的に公営住宅で8戸建てると車庫等を抜かして大体1億2,000万円かかります。今までの町の公営住宅の建設経費としては。そういうことから考え合わせても、決して額的には大きくない。8戸建ててもらって2,400万円ですから。また、今社会資本整備として国から、町がそういうものに助成した場合については2分の1の助成があると、こういうようなことでありまして、私どもが2,400万円助成することによって国から2分の1、1,200万円の助成を受けられると、こういう制度もあるということで今回条例なり予算措置をさせていただきました。今宮崎議員から質問されたように、公営住宅よりか安くするということは私はちょっと決められない。町がそういう話をしたとしても、業者の人がそのような意向を示すかどうかということはなかなか難しいだろうと思います。今まで町の公営住宅等々が安くて民間の人がアパート等を建てられなかったような環境があったのでないかと、私はそういう認識をしています。特に特公賃住宅でも2万5,000円前後しかありませんから、浜頓別町のアパート等を聞くと5万円から6万円すると、こういうような話を聞いています。そういう意味では、建設を決定した業者についてはぜひ少しでも安く町民に提供していただきたいという要望は私のほうからもしていきたいと思います。そういう意味で、大変中頓別町としては厳しい状況にある。そして、今いろんな職場で単身者の採用をしています。はっきり言って、さっき細谷議員のときもお話ししましたけれども、都会から来る人がほとんどでありまして、今の中頓別町の住宅の困窮状況からいくと水洗化をしている住居はほとんどあいていない。そういう意味では、いろんな職場で職員を採用するけれども、入る住宅がはっきり言ってないと、ニーズに合った住宅がないという環境でありますから、そういう意味でぜひこういうアパート等賃貸住宅を建ててくれる個人でも法人でもこれからもどんどん出てきていただきたい、そういう願いを持っているということで、質問に全部お答えしているかどうかわかりませんけれども、そういう意味合いを持ってご協力をいただければなと、このように思います。

答弁 産業建設課長 中原直樹(産業建設課長は2016年3月まで)

危険廃屋の関係でございますけれども、議員がおっしゃるように危険廃屋の対象になるだろうというものの中には事業所で大きな建築物も確かにございますけれども、多くは住宅等の家屋でございまして、こういう制度をつくる場合については一定程度の基準、限度額というのはどうしても必要になってきます。限度額の算出根拠についても、過去の旧制度だとかも参考にしながら解体撤去の単価も考慮しながら50万円というふうに提案をさせていただくことにしておりますけれども、結果として50万円ですから工事費にすると100万円になりますけれども、実際に100万円以上になる場合もあるとは思いますけれども、先ほど言いましたように制度としてやはりどこかで区切りをつけなければならないということでご理解をいただければというふうに思います。今年度5件分の予算を計上させていただいております。それで、旧制度のときもそうだったのですけれども、これから制度が開始されて、当然町民と町内外に周知をしていきますけれども、今年度どれだけの方々が解体撤去をされるのかというのは当然まだ把握しているわけではございませんし、確かに危険廃屋になるであろう件数は多いですけれども、今の段階で過大に予算を計上するわけにはいかないということで、当初の段階では5件分ということで計上させていただいております。それと、3点目の予算をオーバーした場合にはどうするのかということでございますけれども、廃屋解体撤去についていえば申請が上がって5件分を超えた場合、予算を超えた場合については目的からして補正予算を組みながら対応していくことになろうというふうに思います。ただ、民間アパートについてはちょっと額が大きいことと、国の社会資本整備総合交付金というものを活用しながら実施していく考えでおりますので、もし2件以上出てきた場合については十分検討を要することになろうかなというふうに思います。

質問 1番 宮崎泰宗

両事業とも大変いいものだというふうに思います。もしオーバーした場合には補正も考えられるということだと思います。どちらの条例においても5年の期間が設けられていますが、人口の減少ということを考えれば解体のほうが需要はあるのかなというふうに私は思っています。新しい雇用というのがなかなかない中で、今見込まれている法人以外で今後賃貸住宅の建設が本当にあるのかなというふうに思います。ほかの個人や法人にも意向を伺っているのか。今のところの見込みについては純粋に賃貸住宅を建設して経営をしていこうとする例えば建設関係の法人なのでしょうか、それとも職員の住宅が足りないと感じている法人なのでしょうか。一般財源だけで見ても8戸で1,200万円、事業者の信用というのも重要だと思います。補助事業の実績はどうか、建物の実績はどうか、1戸300万円の補助で8戸全てを1法人の事業とするなら、2,400万円の補助を引いても4,800万円以上の高額な自己資金が必要になるわけですから、金融機関等の融資を受けて建物や土地が担保になったとしても問題はないのか、認定をする上でそのようなことを考慮されるのでしょうか。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

今のところ法人からの申し出が決定ではありませんけれども、まだ建設場所なり融資の決定なりを受けていないそうでありますから、詳しいことはちょっと申し上げられませんけれども、ただ、今私どもが話を聞いているのは8戸を一遍に建てたいと、こういうような意向を持っているみたいであります。そういう面では、当然2,400万円を補助したとしてもかなりの融資を受けなければ建設ができないと、こういうことでありますから、私どもは建築基準法に適合する住宅でなければならないということで、融資を受けているからだめだとか、融資を受けていないからいいだとかと、そういう判断基準は持っておりません。できるだけ建設をしていただいて、それぞれ住民の定住促進につながっていけば大変ありがたいなと思っていますから、いろんな面で基準等は今申し上げたとおり条例、規則等々に基づいてそれを担当課がチェックをしていくと、こういうようなことになろうかなと思いますけれども、私どもはぜひ一軒でも多く建てていただきたい。そして、先ほども申し上げましたとおり、今希望というか、建設をしようとしている業者さんだけでなく、来年以降もぜひいろんな法人なり個人の人がアパート、賃貸住宅を建てていただいて、中頓別町に多くの人が、若者が住んでもらえるような、そういうようなことにつながっていけば大変ありがたいなと、こういう考え方を持って今回提案をさせていただいていると、そういうことでご理解をいただきたいと思います。

質問 1番 宮崎泰宗

ぜひ公共性のある民間活力の事業と両事業がなるように取り組んでいっていただきたいなと思います。この質問については以上です。3つ目は、ジオツーリズム観光についてです。町政執行方針では、観光振興の一環として鍾乳洞や金鉱跡など町内に存在する地質資源を生かしたジオツーリズムの推進がうたわれていますが、ジオパークの認定活動は今後も行っていくのか伺います。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

ジオツーリズム観光について、遠藤まちづくり推進課長に答弁をいたさせます。

答弁 まちづくり推進課長 遠藤義一

それでは、ご答弁申し上げます。この間、中頓別町鍾乳洞自然ふれあい公園利活用検討委員会や中頓別鍾乳洞ジオパーク構想検討委員会において鍾乳洞を核としたジオパークの可能性について検討し、平成24年3月に中頓別鍾乳洞ジオパーク構想が策定され、今年度中には各ジオサイトの詳細がまとめられることから、これらを活用した取り組みとしてそうや自然学校によるジオツアーを行っていくこととしております。日本ジオパーク認定には、すぐれた地形、地質遺産があれば認定されるというものではなく、ジオパークを運営する組織体制が確立され、かつ町民がジオに対する認識を持ってジオの保全、研究、普及活動やジオツアーなどの取り組み実績を重ねていくことが重要であると言われており、今年度から行うジオツアー等の取り組みを通じて地域全体の盛り上がりが継続されれば、将来認定事務に取り組んでいけるものというふうに考えているところであります。

質問 1番 宮崎泰宗

認定を受けるにはジオパークを運営していく組織体制の確立が必要だということですが、組織化については具体的にどのように考えておられますでしょうか。また、これまで鍾乳洞の開発でいうと2億円を超えるぐらいの費用をかけてきていると思うのですけれども、今では保存と活用というふうに方向性が変わったように思います。方向性が変わるたびに調査研究を繰り返して、実施は先延ばしされるばかりのように感じます。そもそも鍾乳洞を自然のままではない状態に開発をしながら、今後は基本的に現状のままの保存、活用というのはジオパークを目指す上で中途半端な状態なのではないかなというふうに思いますが、いかがでしょうか。

答弁 まちづくり推進課長 遠藤義一

まず、1点目の組織体制の確立に向けてどのような組織体制を考えているかということでありますが、基本的にこの間このジオパーク構想を取りまとめてきた今でいえば推進協議会みたいなものがありますけれども、それらの方々の意見はもちろんでありますけれども、観光協会等々の方々の意向も踏まえて対応せざるを得ないというふうに思っております。今後これの地域の盛り上がりというか、認識が高まってくれば、当然のごとくそういった方々の協力をいただきながらジオパーク認定に向けた組織というのをつくり上げていくということになっていきますので、そういう方々にも協力をいただきながら進めていくということになろうかというふうに思います。また、鍾乳洞の今までの経過と今後の活用の部分の取り扱いでありますけれども、ここは非常に難しいところがあって、観光面と、それから文化財という位置づけの部分の保護あるいは保全というところがあります。正直言ってここを共存させようとすると非常に無理があるところがありますので、そこの区分けをどうしていくかということについては観光担当の私たちももちろんでありますけれども、保全、保護を主として考えている教育委員会の考え方も当然のごとく共有して進めざるを得ないというふうに思っておりますので、そこの情報の共有をしっかりと図りながら、今後の鍾乳洞のあり方あるいは活用の仕方、保全のあり方等については進めていく必要性があるというふうに考えているところでありますので、ご理解をいただければというふうに思います。

質問 1番 宮崎泰宗

観光と保存というのは共存が難しいので、バランスよくというふうに考えておられるのかなと思います。今後ジオパークの認定というものが見込めても見込めなくても必ず申請はするということであれば、ジオパークを意識してこれからも取り組んでいくべきだと思いますが、認定されなかった、または申請に至らなかったとしてもジオサイトやジオツーリズムのようにジオという名称は使っていかれるのか。これまでもかなりの時間と費用をかけていますが、それでも今後の申請や認定に至らないような要因として、認定を受けている地域と比べても根本的に地質資源が少ないであるとか、それぞれの歴史、ストーリー性が薄いというようなことがあるなら、ジオだけを別にして考える必要はないのではないかなというふうに私は思います。鍾乳洞の開発やこれまでの地質的な資源に関する取り組みとそれ以外の全ての中頓別町の観光的要素を含めて中頓別町全体を生かした中頓別ツーリズム、そういったものを確立すべきではないでしょうか。本町独自の中頓別町だけの観光がここにあるということでしたら、町内外の方にもっと興味を持っていただけるのではないかなと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 まちづくり推進課長 遠藤義一

平成24年3月の段階で構想が策定されて、今年度各ジオサイトの詳細が明らかになります。この詳細については、ジオとして今まで私どもが認識していなかったところもジオの位置づけとして十分確立されるというところもありますので、今議員がおっしゃったように町内にあるあらゆるそういった対応しなければならないものを総括して、今後どうあるべきかというのを当然考えていく必要性はあると思います。ただ、ジオの認定をする、しないということは、従前から答弁していたと思いますが、ジオの認定ありきということで町が今まで進めてきたわけではなく、それを模索したいという考え方を持って今まで進めてきておりますので、それらの結果を踏まえた上で今後の町の観光を振興する上でいかにそれらを活用して進めるべきかということについては従前と変わらずあらゆる要素を踏まえた上で対応するということになっていきますので、今おっしゃられた点も含めて今後考えていきたいというふうに思いますので、ご理解をいただければと思います。

質問 1番 宮崎泰宗

ぜひツーリズムというものをいろんな視点から見ていただきたいなと思います。私の一般質問は以上です。

出典:中頓別町議会 平成25年第1回定例会 2013年3月10日 議事録 PDF(32ページ) 間違いを知らせる