中頓別町議会 平成22年第1回定例会 2010年3月14日
自然学校の来年からの運営と担い手について
2010年3月14日、中頓別町議会の一般質問で、西原央騎議員が「自然学校の来年からの運営と担い手について」質問し、町長 野邑智雄、まちづくり推進課長 小林生吉が答弁しました。
- 質問者
- 西原央騎 議員
- 答弁者
- 町長 野邑智雄、まちづくり推進課長 小林生吉
議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。
質問 1番 西原央騎
それでは、次の質問に移りたいと思います。そうや自然学校、これについては来年度から試験期間が終わり、どうするかという今時期ですので、自然学校の来年からの運営と担い手についてということで質問いたします。そうや自然学校の試行的な運営期間は、本年度をもって、済みません、来年度ですね、これ。来年度をもって終了となります。町政執行方針においてそうや自然学校の位置づけは、多くの町民が参加できる環境学習の場といった内容であり、都市との交流について言及はほとんどありません。教育機関の一環というようなニュアンスが強く書かれていました。中頓別町の自然環境には鍾乳洞周辺の貝殻の堆積からなるユニークな地質と動植物群、また知駒周辺のアカエゾマツ純林帯や1億年から1,000万年前の地層が連なる特異な地質、頓別川の豊かな生態系などグリーンツーリズムやエコツーリズムといった新たな都市との交流へつながる素材があります。また、環境基本条例を定めたことにより今まで以上に環境学習の重要性、さらには地域の宝である自然環境の保全について学ぶ必要性も高まってきていると感じます。来年度からのそうや自然学校の運営については、町民向けの環境学習ばかりでなく、地域の自然を生かした都市交流、ツーリズムを目指すべきです。また、担い手としては、施設の運営ばかりでなく自然環境の保全等を地域に提言し、地域素材、自然環境を高めていける専門的な知識を持つ人材が必要ではないかと思います。そうや自然学校について来年度からの運営内容と担い手について具体的な展望を伺います。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
そうや自然学校、来年度からの運営と担い手はの質問につきまして、まちづくり推進課長の小林から答弁をいたさせます。
答弁 まちづくり推進課長 小林生吉(まちづくり推進課長は2012年3月まで)
ご答弁申し上げます。町政執行方針では、そうや自然学校の重点的な施策を記述したものであり、取り組みとしては子供の体験活動、地域における人材の育成のほか、体験ツアーや森林療法の取り組みを通して中頓別ならではのツーリズムを展開していくことを目指しています。これまで町民向けの事業が多く実施されてきていますが、今後はより都市等との交流に力を入れていきたいと考えています。担い手となる人材につきましては、ご指摘のとおり専門的な知識を持つ人材がいることは望ましいことは確かですが、現在いる人材の育成を基本に、足りないところは地域住民の皆さんのご協力をいただく形で補うことで体制を整えていきたいというふうに考えております。
質問 1番 西原央騎
今そうや自然学校、本当に緊急の課題になってくると思います。改装もして、これでやらないよと、そういう結論にはなかなかできないのではないかと思いますが、一方でもしかすれば実効性のない場所であればやらないという決断も必要ではないかとは思うのです。ただし、今若いスタッフが非常に頑張っているのです。そこで重要なのは、町としての方針がはっきり見えないということだと思うのです。今は本当にまるっきり行政主導になっています。本来は、自然学校はもともとの発想では多くの民間の商工会等々を初め観光協会等の関係者が加わって、敏音知地域のソフトづくりを行っていこうという発想だったのですが、今全くその集まりが開催されておりません。そのような中で行政主導で行われ、教育委員会の行事、そういったものが今主体となっています。これを町民が本当に望んでいるのかどうか、そういったものを検証されることもなく、本当に行政丸抱えで今事業が行われている実態があると私は感じています。これで来年度さあスタートするぞといったときに、住民は納得してくれないのではないかと思います。ですから、今改めて緊急に住民に集まってもらって、そうや自然学校の姿、納得のいく姿を住民自身とともに考える必要があるのではないかと思います。そうでなければ現状で今働いている若いスタッフたちも何を目指すべきか見えない中で非常に苦労するのではないかと私は感じています。また、今重箱の隅をつつくような話を一例として挙げたいと思うのですが、そうや自然学校、3人で現場回していますので、少し事業があれば現場、事務所は空になるので、実態として電話等々を受けても役場へ回すことになりますが、土日にもし問い合わせがあった場合役場のほうにつなげてくださいと、連絡をしてくださいというような今留守電になるのですが、役場の教育委員会につないだところ今度はベルックスさんが出てしまうわけなのです。これは全くもって行政主導の、重箱の隅をつつくような話と言われるかもしれませんが、お客様というものを意識した取り組みではこれはないと私は感じていますし、そういう実態を容認してしまっている今の自然学校で将来都市交流ができるとは私は感じていません。ですから、まずは今緊急の課題は、どのような場所にするのか改めて住民と考える場を持つ、こういったことが必要ではないかと思います。1点目としては、その点についてお伺いしたいと思います。また、2点目としては、若いスタッフの育成、あるいは教育委員会からの出向等々を考えているのかもしれませんが、やはり実際の専門的な知識がある人材がいなければ都市から人が来てくれるだけの魅力ある場所にはなかなかできないのではないかと思いますし、3年間の取り組みを見る限り、私の考えとしてはそういった取り組みが今後のある人材だけで、あるいは職員等々の配置で可能になってくるとは思いません。ですから、人材等も含めた話し合いが行われるべきだと思いますが、その点の2点について、人材どういったものを考えているのか、そういった点について改めて伺いたいと思います。
答弁 まちづくり推進課長 小林生吉(まちづくり推進課長は2012年3月まで)
自然学校の運営が現状行政丸抱え、行政主導ということで行われているというふうにおとりになられているというふうに思います。実態は、決してそのような形を目指しているということではありません。西原議員がご指摘になりましたように、もともとは地域の持っているものを、それは自然だけではなくて人の持つわざ、そういうものを結集して自然学校というものをつくり上げていこうという、その理念については当初から変わっているというふうには考えておりません。それで、お話にありましたようにそういう方たちが集まって行う会議等が行われていないというご指摘について、残念ながらそういうところがあります。ただ、昨年も1度生活職人の方たちに集まっていただく会を持って、地域の中のこういうネットワークがあるという確認をしたり、あるいはちょっと時期が遅くなっていますけれども、今月末には先ほどおっしゃっていたような会議を開く段取りになっています。その中で改めて自然学校という場所がどういう場所なのかという共通の認識づくり、その中でどういう活動をしていこうとしているのか、そういったことを思い、情報を共有する再スタートの場にしていければというふうに思います。それから、人材の問題については、大変厳しい財政状況の中でできればいたらいいというような考え方を、そういう期待を持ちながら私どもとして進めていくわけにはなかなかいかないかなと。今与えられている条件の中でどうしていくかということを考えていかなければいけないだろうということでありまして、これまでも都度そういうスタッフを養成するための講師の方に来ていただいて、一緒にトレーニングをしながら、そういうスタッフのスキルアップということを取り組んできたというふうに考えています。まだまだ十分ではないかもしれませんけれども、そういうことをさらに続けながら、今いるスタッフを核に自然学校として担っていく人材の核としていきながら、先ほども申し上げましたように地域のことについて一番よく知っているのはやはり地域の方という側面もあると思いますので、そういう方たちと連携をしたネットワークで都市から人を迎える、そういう仕組みを展開できればというふうに考えています。
質問 1番 西原央騎
人材の問題等々は、なかなか話し合う場もないので、ぜひ話し合いを持って進めていただければと思っていますが、また少し大きな視点で考えた場合、自然学校というのは自然学校単体ではなく、中頓別町というくくりではもちろんなのでしょうが、敏音知ですね、敏音知という一帯の施設群が今観光の拠点としての道の駅があったり、経営のなかなか難しい状況が続く温泉があったりします。そういったものを1つで考えていく、そういった視点を持って進めるべきものだと私は感じていますし、そのような中のやりくりでやはりお金というものも考えていくべきものだと思います。これは、やはり現場スタッフではなく、町として大きな視点をもう少し整理して取り組むべき課題であり、なかなかやりくりが難しいからこれくらいでという、そういったものがこの後成功するとは思えません。もしやりくりが難しいからこれぐらいでまあまあ何とかというもので続けるのであれば、どの施設もよくならないと私は思っていますので、ぜひ全体のビジョンを持つ、敏音知一帯ですね、観光施設群の全体のまずビジョンを持つ、その上で自然学校の人材や運営組織考える、そういった視点に立った話し合いを行っていただきたいと思うし、それは非常に緊急の課題になると思います。また、それを町の今の丸抱えと私は思っているのですが、そういった中だけで話し合うのではなく、広く住民に対して開いた場で話し合いを行い、建設的な方向性を出してもらいたいと思うのですが、そういったビジョンを持って住民と話し合うということで確認したいと思いますが、お願いいたします。
答弁 まちづくり推進課長 小林生吉(まちづくり推進課長は2012年3月まで)
ご指摘のとおりだというふうに思います。本町としても、新年度において今回予算の中でもご提案をさせていただいているところでありますけれども、雇用対策の事業を活用して改めて敏音知地区を中心とする観光振興というか、新たなツーリズムの展開、これは自然学校だけということではなくて、山村交流施設や温泉施設、こういったものを一体的にどう生かしていくかということを考えていく。議員はビジョンというようにおっしゃいましたけれども、その部分についてももちろん先ほど言った会議を開催をしていきながら議論していきたいと思いますし、何よりその中で具体的にどういう商品というか、ツアーみたいなものをつくっていったら人が来てくれるのかと、そういうようなことを考えたり、実際に積極的に営業的な活動をしたり、そういうようなことを通して考えていきたいというふうに思います。行政丸抱えというご指摘については、ご批判はやむを得ないところあるかもしれませんけれども、決してそれでいいと思っているわけではないですし、やってきたことは必ずしもそうではないというふうに言いたいというふうにも思っています。改めて地域の方々と一緒にやっていくという考え方を持って、そういう会議を開催し、重点的にこの地域の観光振興ということについて取り組むようにしていきたいというふうに考えています。
答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)
私からも補足をさせていただきますけれども、西原議員さんの指摘をされている心配事項については、私も心配をしているところでありまして、今まで国立だとか道立のいろんな自然学校、青少年研修村だとかというのが言えば利用頻度が少なくなって廃止の状況にあります。そういう中にあって、私どもがこのそうや自然学校ようやく内容の充実を図ってまいりましたので、ぜひほかの地域と比較をして特色ある施設として運営をしていかなければ利用頻度は間違いなく上がらないだろうと、こう思います。そういう意味では、先ほど指摘があったいろんな団体、観光協会だとか商工会、または敏音知自治会等の連携をまず強めて、いろんな面で支援をしていただくことが必要かなと、そう思います。土曜日に中川町のエコミュージアムに行ってまいりました。そこでいろんな地域の人たちのボランティアでの取り組みが紹介をされておりまして、すばらしいものだなと。やはり今これからは行政主体ではなく、行政も物事を考えていかなければなりませんけれども、やはり地域の人たちの協力なくして特色あるそういう施策は構築できないだろうと、こう思いますから、できるだけ早くに今担当課長から話ありましたとおりいろんな団体の人たちに集まっていただいて、そして知恵をかしていただいて、そうや自然学校が特色ある運営をできるように私どもも考えていきたいと、このように思います。
質問 1番 西原央騎
3回ですので、これで終わりたいと思いますが、例えば中川のエコミュージアムなどは学芸員さんというものがあって今の運営があると思います。ですから、そうや自然学校についても素人がやりくりする以上に専門的な知識をもって地域を高める視点というのが必要ではないかと私は考えていますし、今後の行動についてもそういった取り組みを意識しながら支えていければと思っております。以上です。