みんなの議会

中頓別町議会 平成22年第1回定例会 2010年3月14日

エゾシカの駆除対策、これは奨励金だとか残滓処理対策などの件

2010年3月14日、中頓別町議会の一般質問で、東海林繁幸議員が「エゾシカの駆除対策、これは奨励金だとか残滓処理対策などの件」について質問し、町長 野邑智雄、産業建設課長 奥村文男が答弁しました。

質問者
東海林繁幸 議員
答弁者
町長 野邑智雄、産業建設課長 奥村文男

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 東海林繁幸

再々質問までしましたので、次へ移りますが、3番にはエゾシカの駆除対策であります。エゾシカの駆除対策、これは奨励金だとか残滓処理対策などの件なのですが、この対策は、どうも不十分として私は昨年の9月議会で一般質問でただしました。その結果、今後は農業者への駆除情報の周知や実態調査の結果を見て対策を検討する、または管内的な駆除対策をとると答弁されましたが、その後どうなったかお答えいただければと思います。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

エゾシカの駆除対策について、奥村産業建設課長に答弁をいたさせます。

答弁 産業建設課長 奥村文男(産業建設課長は2010年3月まで)

ご答弁申し上げます。宗谷支庁におきまして実施しておりましたエゾシカ被害に対する調査につきましては、現在支庁のほうで分析中であります。今月末にエゾシカ対策協議会を開催し、今後の対策について協議することとなっております。なお、エゾシカを地域資源として有効活用するためには、肉質の鮮度を保つためにも1次処理施設が必要だと言われており、施設の設置について道に対し働きかけをしていきます。現在国有林内での駆除につきましては、作業員の安全面から制限されておりますが、冬期間におけるエゾシカの生息場所は国有林内での活動が多くを占めていることから、国有林内での駆除が実施できるよう要請しております。また、平成21年度より年間を通して捕獲できるよう捕獲期間を延長し、狩猟者へ捕獲依頼をしているところでございます。平成22年度におきましては、捕獲報償費を1頭当たり3,000円に引き上げ、捕獲の強化に努めてまいります。以上でございます。

質問 3番 東海林繁幸

これちょっと答えていないのがいろいろ猟友会、捕獲というか、クマを撃っている人たちの集まりの猟友会がやろうとしていること、それから町は町としていろんな駆除のことについて農民から何も要請がありませんという答え方で、それ変ではないという話をしたのです。それでは、農民が困っている、困っているといいながら、何で私に2人も3人もそうやって言ってくるのか。何か情報のとらえ方がちぐはぐでないかということで、明確に農業者へ改めてこういうことで要請あれば要請してくださいよという通知を出しますとあのとき言ったのだけれども、それ出していますか。どういう書面か出したやつあったら見せてください。それが1点。それと、この件については非常に難しいだろうなということは想像できるのだけれども、私はシカの食害、いわゆる草地の食害や林業関係の食害も含めて切り込んで、そこから出しましたけれども、私は観点はまた別のところから言わざるを得ないと思っているのです。それは交通安全上の問題です。これは、まだ人命にまでは至っていないのです、この管内では。しかし、それに近い状況になっているのは何件もあるのです。それで、こういったことについて私が質問しているから、課長は調べてあると思うのだけれども、当町での自治体のこのシカの事故件数等々わかれば、管内的な部分までもわかれば、私も調べておりますけれども、一致するかどうかも含めてちょっとお知らせいただければと思います。それから、お答えの中で1次処理施設が必要だということで道に対して働きかけていると。具体的な働きかけをどのようにしているのですか。いつどういった書面で要請しているのか、その辺具体的にわかれば教えてください。それと、前にも課長も困っていたのだけれども、問題は残滓処理なのです。とった人がその処分をしなければならないのです。その肉をとるというのであれば肉は持てるのですけれども、内臓物なんかはやっぱり埋めなければならないのです。でも、全く肉も皮も要らないということになると、そっくりそこへ埋めなければならないのです。そこら辺の労力を検討したりすると、まずとてもとても1回3,000円でやる人はいない。この中で自分の車で行くのだから燃料もたきますし、鉄砲玉何ぼするか聞いていますでしょう。何か高いのは1,000円もするのですけれども、やっぱり700円とか800円もするそうです。そんなことを考えて、3,000円に上げたからっていいなんていうことに絶対にならないと思うのです。だから、これはまず実績どうだったのですか。150頭で9月末で五十数頭だったかな、と聞いてはいました。その後どんなふうになりましたのですか、21年度の実績は。その辺からちょっと伺いたいと思います。これで報償費を500円値上げしたから、今度はたくさんとってくれるだろうという期待はしてもそれはむなしい期待にすぎないのでないかと思わざるを得ないのですけれども、いかがでしょうか。

答弁 産業建設課長 奥村文男(産業建設課長は2010年3月まで)

農家への周知の状況でございますけれども、昨年の9月に旬報に掲載したのと、それとあわせまして各農家個々にエゾシカの頭数調整の期間延長もあわせまして被害がある場合については産業建設課あるいは直接狩猟ハンターへの依頼をしてくださいということで周知案内をしているところでございます。それと、交通安全上の事故の関係でございますけれども、今年度21年度におきましては、ちょっと他の町村の関係については確認はしておりませんが、中頓別町内で発生した物損による事故件数につきましては13件発生をしているところでございます。それとあわせまして1次処理施設の関係につきましては、町長のほうからご答弁申し上げます。残滓処理の関係につきましてですが、残滓処理の関係については前回の一般質問等でもご答弁しておりますが、なかなか処理の対策については苦慮しているところでございます。その後南宗谷衛生施設組合のほうにも一般廃棄物となるエゾシカの残滓について受け入れ処理について検討していただきたいということでの要請はしているところでございます。今年度のエゾシカの今現在までの捕獲頭数につきましては、78頭捕獲しているところでございます。なお、先ほども話したとおり3月末まで狩猟期間を延長して狩猟に当たっていただいておりますので、今後3月末までにさらに捕獲していただけるものというふうに考えております。以上でございます。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

私から1次処理施設の関係について答弁をさせていただきたいと思いますけれども、東海林議員さんもご承知のとおり、エゾシカについてはその地域にだけいるわけでなく、やはりそれぞれの町村を行き来するということで、このエゾシカ対策については広域で対策を講じなければ効果が余り上がらないだろうと、こういうようなことで、当然1次処理施設を南宗谷につくって、処理をした良質な肉を豊富町に持っていくという、そういうシステムをつくりたいと、このように考えておりまして、私はそういう意味では定住自立圏構想の中で、3月の2日、稚内で中心市の宣言書の協議をして、それぞれの町村が了解をしたわけでありますけれども、その中で生活機能の強化、特に産業振興という部門で有害鳥獣被害対策の連携強化を図るという項目を入れていただきまして、そういう中でそれぞれの町村が連携を図ってこのエゾシカ対策をしていくと、こういうような方向性が決められました。そういう意味で、この定住自立圏構想に私どもも参加をして、この有害鳥獣の被害対策の強化を図っていきたいと、そういう中でこの1次処理施設の要望を北海道のほうに上げていくと、こういうような考え方を持って執行方針等で記載をさせていただきました。そういう意味では、今現在1次処理施設の設置の働きかけを宗谷支庁にしているわけではございません。今後定住自立圏構想の中で宗谷管内一体となって宗谷支庁に働きかけていくと、こういうことでご理解をいただければなと、このように思います。

質問 3番 東海林繁幸

それでは、最後の質問に入ります。まず、シカを食害の問題とともに交通安全上の問題というとらえ方で今回質問いたしましたが、そのバックになっておりますのは、この資料なのですが、町内で起きたのが今課長から13件というのですが、正確には12件だと思うのです。この中に浜頓別町の高砂が入っているのです。高砂橋、これが中頓別町側だったということで13件なのか、それにしても13件は間違いではないのですけれども、では枝幸署管内でどうかといいますと、調べていないというから教えますけれども、約50件あるのです。そのうちの30件が枝幸町、旧歌登町の地域なのです。あとの20件のうち13件が当町であるということは、浜頓別町厳密に言うと7件です。そういうふうに区域といえばずっと中頓別町より浜頓別町のほうが広いし、道路も長いのですけれども、しかし件数でいうと中頓別町が浜頓別町の約倍あるのです。こういう実態を見たときに、確かに定住自立圏構想の中で管内的な取り決めをするとかなんとかということもさることながら、それはそれでやってください。1次処理加工をどこへつくるとかあそこへつくるとかという話にもまたなるのでしょうけれども、これはもう町長、遠慮しないで当町につくってくれと言ってもいいのでないのかなと。南宗谷に1件どこかへつくってくれと言ってもいいのでないかと思いますので、そのぐらいの覚悟で本来してもらいたいなと思っております。それで、警察に聞きました。これは警察に届け出があった件数です。届け出あった件数というのは、考えてみれば自動車の車両保険に入って、交通事故証明を得られて、車を直して保険をきかせるという前提があってのことなわけですよね。多分車両保険に入っていない方はまず届け出がないだろうと、人身傷害があれば別だけれども。それから、今車両保険だって免責処分でその社によっては5万円とかいって5万円くらいで直せるのだったら届け出したって何もメリットがないということで届けないのもあるそうです。そういうことを考えると、この枝幸署管内の50件は、100件か、場合によっては200件ぐらいあるのかもしれないという想像がつくのです。それぐらい今自動車との接触事故はふえているということになると、これは交通安全上本当は人命にかかわる問題なのです。先ほど申したように届け出ない人、私の知人でも3人いました、ちょっと聞いてみましたら。やったって車両保険入っていないし、自分でぶつかっただけだからというので届けていなかったというのが3人もいました、この町に。そういうことを考えると相当な件数あると思いますので、これを単に農家だけの食害の問題、森林関係の立木の被害というだけでなくて、今は人命にかかわる問題という観点で動いていただきたいと思うのですが、いかがでございましょうか。

答弁 産業建設課長 奥村文男(産業建設課長は2010年3月まで)

今議員も言われましたとおり、年々シカの交通事故の件数もふえてきております。それもあわせまして今後対策に取り組んでいきたいというふうに考えております。(「今ので2つ目終わり。今ので、2つぐらい今質問したんだけど」と呼ぶ者あり)

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

処理施設として町単独、またはそれぞれの町村が連携をして資金を出し合って整備をするということはなかなか難しいのでないかなと思うのです。そういう中では、私どもがやっぱり宗谷町村会、または総合開発期成会、または定住自立圏構想の中でそれぞれの役割を担いながら、ぜひ南宗谷にそういう施設を設置をしていただいて、命を守る対策として取り組んでいく気持ちは十分ありますので、働きかけていきたいと、このようにご理解をいただければなと思います。

再々質問 3番 東海林繁幸

それでは、再々質問が終わりましたので、終わりますけれども、今までシカの問題についてはかわいいシカが起こすことだということでどうも大目に見る気持ちがあったのだけれども、事は大変重要になってきましたので、よろしく処置をお願いしたいと思います。以上で終わります。

出典:中頓別町議会 平成22年第1回定例会 2010年3月14日 議事録 PDF(32ページ) 間違いを知らせる