みんなの議会

中頓別町議会 平成22年第1回定例会 2010年3月14日

医師確保について

2010年3月14日、中頓別町議会の一般質問で、星川三喜男議員が「医師確保について」質問し、町長 野邑智雄が答弁しました。

質問者
星川三喜男 議員
答弁者
町長 野邑智雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 5番 星川三喜男

私は、1点のみ質問させてもらいたいと思いますので、よろしくお願いいたします。医師確保についてでございます。町長の町政執行方針では、3月末で札医大の派遣医師の派遣期間が終了し、院長は8月末で旭医大に戻ることで退職することが決定しており、現在は医師の確保が喫緊の課題、あらゆる情報をつてに2名の常勤医師確保に努めると町民が安心して暮らせる医療体制づくりに全力を挙げることを決意されております。議員の一人として町長の決意に敬意を表するとともに、医師探しに最大限の支援、協力も私たちもしていきたいと思っておるところでございます。医師不足の中、数年前からつなぎとめの努力を払ってきた結果退職に至った事情は、町長のこれまでの説明で議員は理解していると私なりに思っております。この4月からは、給料表導入などで待遇改善が図られることが決まったやさきに退職に至ったことは残念でならないですが、院長先生は年齢も若く、向学心から研究機関への復帰願望もあり、ご自身の意思で医局に戻られることを決めたのはやむを得ないことかもしれないと思っております。今後新たな医師が見つかったとしても、本町出身である院長先生とのつながりは消えないと思っております。これからも旭医大を通じて本町の医療にお力をかしていただけるよう要請すべきと思うが、町長の所見をお伺いいたします。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

星川議員の医師の確保について私から答弁をいたします。住友院長先生にあっては、平成16年8月から約6年間にわたり当病院の院長として低い待遇の中で重責を担っていただきました。特に病院改革、医療や看護の質の向上などに日夜ご努力をいただいたことに感謝をしておるところでございます。私としても、旭川医大に住友院長先生が戻られてもできるだけの協力を今後もしていただきたい、このように考えているところでございます。

再質問 5番 星川三喜男

答弁ありがとうございます。それでは、この答弁に対して再質問をさせてもらいたいと思います。何やら前回12月定例会の議会での私の一般質問が議場外で物議を醸しているようで、町長には心労をおかけしたかなと私は思っております。私が院長が旭川医大に移られるといううわさを他町でお聞きしたのは、12月定例会の前の時点でありました。ちょうど町長、議長あてに院長より要望書が出されたころの以前と私は思っております。その要望書の内容の中に今回就職活動をしてみてとも書かれておりました。それを見て私はそのときに思ったのは、先ほど申し上げたとおり先生はまだまだ若いので、さらに勉強がしたいのだろうなということであります。私は、それもやむを得ないことかもしれないし、さらに専門的知識を磨いて、将来はまた国保病院に戻ってきていただけるような懐の深い関係を保ち続けていただきたいと願っているところを初めに申し上げておきたいと思います。ただ、私は前回の議会で提案された給与引き上げ条例には反対をせざるを得ませんでした。病院や医師の確保は、住民の命を確保することでありまして、お金の問題でないとおっしゃる方々もおられると思いますが、しかし私ども議員は行政のチェック機関として町の財政状況も勘案しなければならないと思っております。この定例会の初日に財政健全化計画が決議され、早期健全化団体からの脱却をすることがイの一番の重要な今後の課題だとなりました。先ほどの本多さんの一般質問もありましたが、その中で答弁もありましたが、依然として6,400万円が一般財源として持ち出されることになると見ております。一般財源には色はついておりませんから、これが町民税なのか、あるいは本来ならほかの分野に回されるべき交付税で賄っているのかわかりません。はっきりしているのは、町税総額わずか1億7,000万円の本町の財布から支払われるお金としては大変な額ではないでしょうか。交付税も景気動向や政権がかわるたびに変動するわけです。また、今後町も人口減を考えたとき、病院や医療のあり方も変わっていかざるを得ないのだと私は思います。昨年4月に一度引き上げを行ったのですから、せめて早期健全化団体を脱するまで次の給与引き上げを待ってほしかった、その考えは今も変わりません。しかし、議会で多数決によって議決があれば、それを潔く従うのが議員の務めでありますし、それに従って町長は行政を執行されているわけですから、私は町長が提案した条例が決まった以上、その待遇でぜひ勤務していただきたかったなと今も願っております。最後に申し上げたいのは、医師とはいえ一般職であり、行政のトップに立つ町長の指揮のもとで働かなければならないという点は譲れない原則だと私は思うのです。使う者と使われる者との間で信頼関係を失わせるような一線を越えるような要求があったことは残念でなりません。そういう意味で町長はまさに苦渋の決断をされて、退職願を受け取ったのではないかと心中を察しております。私は、前回の定例会以前から町長からこの件の経過について説明を受け、また町長が院長あてに回答を持たせたことの説明を受けていた全議員が町長の判断を支持していたと記憶しておりますが、初めに言いましたが、こうした事態が私の一般質問から始まったかのような流説がありますが、議員はこれまでの事実を住民に正確に伝える努力をしてもらいたいと思っております。ともかく住民医療が空白となる事態だけは何とかして避けなければなりません。私も一番に望んでいることは、院長先生が考えを直して国保病院に継続して勤務してもらいたいというのが願いでございますが、今後医師探しをどのようにして進めていこうと考えているのか、また4月から外科医がいなくなるので、その対応はどのような方法で取り組んでいくのかをお伺いいたします。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

再質問についてお答えをいたします。まず、1点は、私は住友院長先生に、いろんなことがありましたけれども、いろんな問題をクリアしながらでもぜひいてもらいたいという気持ちは、先ほども本多議員さんにお話ししましたけれども、私も議員の皆さん方も町民の皆さん方も同じ気持ちでいるということについては変わらないのでないかなと思います。そういう中で、今星川議員がお話あったのは、12月の7日に配達証明づきで来た文書のことでなかろうかなと思います。そういうことで、それぞれいろんな考え方があるわけでありますけれども、私は私として考えを持って12月の給与の改正をお願いをしたわけであります。特に先ほども本多議員さんにちょっとお話をしましたけれども、本年度国のほうが、総務省が地方公共団体の病院が大変赤字だと、そういう意味では少しでも言えば地方の公立病院を存続をさせるということでいろんな財政支援をしていただいたと、こういうようなことで私も前から20年度と比較をすると3,000万円から4,000万円の間ぐらいふえるだろうと、こういうお話をしてきました。そういう面で、今まで本当に低い待遇の中で重責を担っていただいた住友院長先生の待遇改善を図りたいと、こういうようなお話をしてまいりました。しかし、そういう中にあっても議会の協力をいただいて待遇改善が図られたと、そういうような私は認識を持っておりまして、その旨院長先生にもお話をしてまいりました。そういう中で退職願が出てきたということは、私も大変びっくりをしておりましたけれども、大変残念な思いをしているところでございます。そういう私の考え方もご理解をいただいているものと思いますけれども、そういう中にあって今後の医師の確保の関係でありますけれども、院長先生が私のほうに退職願を出してきた後すぐまず第1回目は、第1回目というよりもすぐ2月の5日の日に旭川医大に行って、住友先生の担当する教授に会ってお話をいろいろ聞いてまいりました。先生のかわりのお医者さんを出していただきたいというお話もちょっとしましたけれども、旭川医大のほうも抱えている医者が少ないということで難しい。その後、札幌に出まして、2月に入って札幌に出まして、北海道庁のほうの医師確保推進室のほうに行って担当主幹に会って医師の要請をしてきました。北海道も道立病院も医師不足で、大変医師の確保というのは難しい状況だよと、こういうお話もありました。その日地域医療振興財団にも行って、医師の派遣のお願いをしてまいりました。なかなかそこも抱えている医者、長期の派遣の医者は難しいと、そういうようなお話もありましたし、今後いろんな情報があれば提供していきますと、こういうような話もありました。その後、2月に入って病院協会北海道支部というのがあります。これは、札幌医師会の会館の中にありますけれども、そこにも医師の派遣のお願いをしました。そこも札幌近郊であれば短期で医師を派遣することが可能かもしれないけれども、道北地区まで行く医者はまずいないだろうと。しかしながら、申し込みだけはしてくださいということでお話がありまして、戻りましてすぐ事務長にそちらのほうと連絡をとって医師の要請をするようにとお話をしました。また、中頓別出身のお医者さん等々に連絡をとれる人がいた場合には連絡をしようということで、1人、2人の方々にお願いをしましたし、私も知人で札幌にお医者さんがいますので、そこにもお願いをいたしました。そのほか中頓別にいる人で兄弟や親戚等でお医者さんをしているような人についても情報をいただいて、お願いをいたしましたし、またはこの12区の出身の代議士の秘書さん等にもお願いをいたしました。いろんな分野に医師確保のお願いをしておりますけれども、まだ正式にはいいよというお話はありません。そういうことで、4月からの体制でありますけれども、今瀬川医師が1名おります。その医師と院長で何とか4月は住民の健康を担ってもらうと、こういうようなことで今考えていまして、できるのであればもう一月ぐらい瀬川先生にいてほしいと、こういう気持ちは持っておりますけれども、これについてはもう少し時間がかかって、どうしても4月いっぱいで行かれるのか、もう一月ぐらい協力していただけるのか、そういうところの判断をしないとならないかなと思います。何とか6月ぐらいまでには1名の医師を確保して、そしてその後院長先生がもしか今までの予定どおり8月いっぱいでいなくなるのであればその間に医師のもう一名を確保しなければならないだろうと、こういうようなことで考えておりますけれども、しかしながら医師の確保は大変難しい状況であります。近隣でも枝幸町でも浜頓別町でも礼文町でも医師が退職をするということの後の医者の確保というのは見通しがついていないような話を聞いておりますし、そういうような状況の中で旭川医大としても医師を派遣をしていただけるような環境には大変ないような話もあります。そういうことで、いろんなところに情報を発信をしておりますけれども、ぜひ議員の皆さん方におかれましても、またきょうの議会の状況を聞いている町民の皆さん方においても何かの情報があればぜひ教えていただいて、私どもも全力で医師の確保に取り組んでいきたいと、こういうような考え方で今現在4月についてはそういう状況でいくというような環境であるということだけご理解をいただいて、ぜひいろんな面でのご協力をいただきたいなと、このように思います。

再質問 5番 星川三喜男

わかりました。本当に医師探しは大変ということは新聞報道等でも承知しております。やはり最後に私も願いたいのは、住友院長先生がこの国保病院に残ってもらいたいというのが願いでおります。それでは、これで質問を終わらせてもらいたいと思います。

出典:中頓別町議会 平成22年第1回定例会 2010年3月14日 議事録 PDF(17ページ) 間違いを知らせる