みんなの議会

中頓別町議会 平成20年第4回定例会 2008年12月14日

そうや自然学校1年目の課題と来年度の取り組みについて

2008年12月14日、中頓別町議会の一般質問で、西原央騎議員が「そうや自然学校1年目の課題と来年度の取り組みについて」質問し、町長 野邑智雄、まちづくり推進課長 小林生吉、教育長 米屋彰一が答弁しました。

質問者
西原央騎 議員
答弁者
町長 野邑智雄、まちづくり推進課長 小林生吉、教育長 米屋彰一

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 西原央騎

それでは、次、質問2番目に入りたいと思います。2、そうや自然学校1年目の課題と来年度の取り組みについて。そうや自然学校の取り組みについて、夏季以降は月に1回か2回のイベント実施を行うだけになっています。そうや自然学校プロジェクト1年目の取り組みから見えた大きな課題は、現場スタッフの日々の仕事、業務、なりわいがはっきりしていないことだと私は思います。自然学校として運営を軌道に乗せ、町にとっても必要とされる組織や場所となるには、現場スタッフがイベント実施だけに終わるのではなく、日々の仕事、業務、なりわいを持つことにあると考えます。質問1、そうや自然学校の課題と来年度に向けた計画はどのようになっていますか。2、日々の仕事、業務、なりわいとして、新しい取り組みである森林療法、人材育成、コース整備などをNPO中頓別森林療法研究会との連携によって取り組んでいくことも考えられると思います。また、現場スタッフとして社会教育主事を配置していますが、生涯学習などの取り組みを担うことは考えられませんか。3、自然学校をセンター方式の山村留学施設として活用し、都市の子供たちを山村留学生として受け入れ、また夏季休暇や冬季休暇に帰省する期間を利用し、宿泊研修などの学校行事を受け入れることで通年利用が可能になることも考えられます。昨年度山村留学と自然学校が一体となり取り組む事例としてグリーンウッド、長野県の辻氏の講演がありました。そのような取り組みを参考に、そうや自然学校がセンター方式の山村留学施設となる可能性を検討されていますか。検討されているとしたら、その内容、施設改装費や人件費試算など具体的な数字はどのようになりますか。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

そうや自然学校1年目の課題と来年度の取り組みについて、小林まちづくり推進課長に答弁をいたさせます。

答弁 まちづくり推進課長 小林生吉(まちづくり推進課長は2012年3月まで)

ご答弁申し上げます。この10月からこれまで現場スタッフを中心に課題の整理と来年度に向けた計画づくりを今行っているところです。今のところ課題としては、専従スタッフの能力向上や協力ボランティアスタッフの確保、宿泊先や食事など利用者の受け入れ体制の確立、提供できるプログラムの整備などのほか、来年度以降の運営体制と財政的な基盤の確立などが挙げられているところです。次年度では、昨年度にまとめている自然学校としての基本的な考え方を踏まえ、長く持続できる仕組みを構築できるよう組み立てていきたいというふうに考えています。2点目、森林療法との連携は自然学校事業の大きな柱の一つであり、自然学校としても町民だけでなく、町外からの受け入れを含めて事業化を図っていきたいというふうに考えております。生涯学習という点につきましては、大きな意味で自然学校自体がその中の一つの取り組みであると認識しています。今道教委派遣の社会教育主事については既に学校、社会教育、健康づくり、環境教育、体験型観光など一体的に進めていく上でも役割を担ってもらっているというところであります。3点目、自然学校と山村留学センターとを組み合わせることについては、将来的な検討課題として位置づけています。センター方式の山村留学は、しっかりとした教育理念と学校や地域が一体となって取り組む体制づくり、さらには教育的側面だけでなく、経営の側面でも核となる人材が不可欠であり、学校と地域の意向や動きも踏まえながら時間をかけて検討する必要があるというふうに考えております。今年度は、既に取り組んでいるところの情報収集、ご指摘のあったグリーンウッドも含めて視察を行うというようなことで作業を進めているところであります。ちょっと答弁漏れなのですが、具体的な施設改修費とか、人件費試算ということについては、まだそこまで至っていないということであります。

再質問 1番 西原央騎

それでは、再質問させていただきます。今回答していただきましたが、私はことしの課題、何よりも何をやっていけばいいのかというのを模索している状態で、はっきりとした目標が定まっていないことが原因ではないかと感じているのです。それで、3年間の期間で模索期間というようなことで、時間的な猶予はまずある、そういう取り組みだと認識しているのですが、3年間模索したら4年目から実施ができる、そういうものでは計画というのはないのは当たり前だと思います。4年後にどのような……2011年になります。自然学校の運営の姿、そういうものを幾つか定めた上で来年、そして再来年と取り組みをしていかなければいけないと私は感じていまして、計画というのはそういうものだと思います。その上で、ことし1年の取り組みがいろんなことをやってみようでも位置づけとしてはいいと、そういうことになると思うのです。ですから、何よりも2011年の姿が一番重要だと思うのですが、今答弁の中で自然学校事業の大きな柱の一つということで森林療法に取り組むとありますが、質問としては今この1年の取り組みを踏まえて、どのようなものを柱と位置づけているのかということをお伺いしたいと思います。まず、森林療法、そして社会教育主事がついているということもあり、生涯学習の一端を担うということも柱の一つかと思います。また、センター方式の山村留学も将来的な柱としては検討していくものだと思いますが、そのほかにどのような柱、取り組む主体を考えているのかということをまずお伺いしたいと思います。また、専従スタッフの能力向上というようなニュアンスがあります。課題としてそういったものを取り組んでいかないといけないということなのですが、現在専従スタッフとして協力関係でNPO法人ねおすという組織から派遣をしていただいているスタッフが1名、それから北海道のほうから派遣してもらっている社会教育主事というような2名が中心に動いているのは間違いないことだと思いますが、専従スタッフの能力向上とおっしゃっていますが、この2名のスタッフの能力を向上しても本当の意味で中頓別の財産になるのでしょうか。2011年度以降その人たちはかかわっていただけるのでしょうかといったときに、疑問が生じるのではないでしょうか。ですから、もう一つ聞きたいことは、専従スタッフとして雇用を約束することはできない以上、ねおすから派遣されている方に骨を埋めろと言うのは難しいと思います。しかし、社会教育主事というのは町にも今2名いるわけです。こういった2名の動きが自然学校に取り組まれていくのであれば、今北海道から派遣されている社会教育主事を現場の専従スタッフとしていますが、来年以降は町のほうで雇用されている社会教育主事が現場につくというような発想も必要ではないかと思いますが、この点について2点お伺いしたいと思います。

答弁 まちづくり推進課長 小林生吉(まちづくり推進課長は2012年3月まで)

まず、自然学校としての柱ということにつきましては、昨年度商工会さんを主体にしてやった事業の中で、そうや自然学校プロジェクトという形で大きく5本の柱を掲げられているということでありまして、その5つの柱の中に森林療法もあるというふうに、先ほどの答弁はそういう意味をしているということであります。あと、子供たちの体験活動、人が育つ場づくり、中頓別体験ツアー、中頓別ツーリズムの展開というようなことで柱構成になっております。これらにどのように肉づけして、具体的に事業を進めていくかというところがこれからの課題であるというふうに思います。それと、専従スタッフのところでありますけれども、おっしゃるとおり今いるスタッフだけを固定的に考えているということでは必ずしもなく、将来においてこの地域に永続的に残るスタッフに対して高い能力開発というか、トレーニングをしていく必要があるというふうな中身でとらえていただければというふうに思います。社会教育主事の体制、対応等については、今の段階でお答えするのはちょっと難しいかなというふうに思いますけれども、今申し上げたようにこれから自然学校をどのように運営していくか、その体制のあり方というようなことも十分検討して、その中でどういうスタッフがどのようにかかわっていくかということを位置づけた上で、そういう職員の能力向上、スキルアップ、そういったことに取り組んでいけるように考えていきたいということであります。

再質問 1番 西原央騎

再質問の中で社会教育主事の仕事、今道から派遣されている方がついていますが、町のほうの社会教育主事がつくというような可能性はないのかどうなのかということを質問しているのですが、その点についてまちづくり推進課なり、教育長なりがお答えしていただければと思いますが。

答弁 教育長 米屋彰一(教育長は2014年3月まで)

その点は、今後におきまして関係課も含めて検討させていただきたいと思います。

再々質問 1番 西原央騎

それでは、再々質問させていただきます。スタッフや課題は数多くて、なかなかここでいろんな結論を出すというのは難しいと思いますが、まず何よりも2011年度自然学校を運営する形、そういうものをしっかり定めて、スタッフが何人つくのだというようなことも含めて、そういった目標をしっかりと持った取り組みにしていくべきだと私は感じています。それで、私はここでイベント実施だけに終わるのではないかと、そういうような危惧があるのですが、町民の方も自然学校の取り組みがよく見えないと、やっているのも知らないという方も多いのではないかと思います。実際自然学校の運営というのはお金もかかってくるでしょうし、外から集めないといけないお金も必要だと思います。しかし、何よりも町の中にとって必要なのかどうかというのも大きな問題なのではないかと思います。そういったものをクリアするためにも森林療法をしっかりと取り組む、支えるような動き、それや生涯学習というような部分の一端を担うような取り組みをしっかり取り組んでいかなければいけないのではないかと感じています。私は、イベント、行事にかかわりがあるときに、かなりかかわった方からどうでしたかというような話を聞くのですが、先日炭焼きというような形を自然学校のプロジェクトの中でやりまして、人も募集してやったのですが、実際の話、現場を手伝ってくれた町民の方にどうでしたと聞いてみたのです。炭焼きの取り組み、参加者もあって、どうでしたかと聞いたら、いやと、なかなか大変だったというのです。現場がいろいろトラブルもあって、炭がなかなかうまく焼けなかったなんていうトラブルもあって、大変だったということなのですが、来年もまたよろしくお願いしますよという話をしたら、いや、来年はもういいやと、そういうようなおっしゃり方をするわけです。何で、いやいや、そう言わずに、楽しかった面もあるでしょうと、参加者も含めて喜んだのではないですかと言ったら、しばらくお話をする中でこういうような話があるのです。その方は炭を、木を詰めて火をつけた、そして何日かしたらそれが炭になったといって取り出したって、それは子供の遊びだろうと、そうおっしゃるのです。子供の遊びを何回やったって、町の力にはならないというのです。どういうことになったらいいと思いますかと聞いたら、炭をつくるというのは森から木を切ってくるのだと。そして、それをまさかりで割って、それを炉にくべて、それで炭ができるだろうと。そして、木を山から切ってくるということは、木を植えなければならないだろうと。そして、木を植えるということは、森の保全につながるのだろうと。それがひいては町の水源を守ったり、そして炭というものも水に対して非常に浄化の効果があると。そういう副産物を生んでいるのだよと。そういうことを例えば子供たちに学ばせる、そういう取り組みに高めなければいけないのではないかと。それができて、環境という言葉がそのときやっと伝わるのではないかと、もう60になる方がそのように考えているわけです。そういった考えがあって、子供の遊びならもういいよと、そうおっしゃっているわけです。ですから、社会教育主事も配置して取り組むということであれば、どういうための取り組みなのだということを認識して、町の中でどういう役割を担うのだ、そういったしっかりとした考えを持って取り組まなければ、やはりイベント実施に終わってしまうのではないかと思います。あと期間は2009年、2010年と2年です。1年あとやれば、スキルが上がって、もっと上手になるのだと、そういうことではないと思うのです。これからの時期は、さまざまな要素があるものを絞り込んでいくのではないかと思います。森づくり、そういったものを自然学校で高めることができるのか、あるいは森林療法といったものを高めていけるのか、そういったしっかりとした方針のもとの取り組みが必要なのではないかと思います。そうでなければ、子供の遊びで、だれからも必要とされないものになるのでないかと思います。ですから、私は社会教育主事をもし張りつけるという考えでしたら、非常に重要な選択だと思います。この点について検討されるということでしたが、検討されて、2009年度どういう方針を出すのかと思っていますが、ぜひ社会教育主事と自然学校のかかわり、こういった部分について町長はどのようなお考えをしているのかお伺いしたいと思います。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

社会教育主事の関係については、先ほど教育長が検討すると言っておりました。私の所属というよりも、生涯学習であれば私のほうが本部長でありますから、生涯学習を高め、地域の人たちが豊かにこの地域で生活できるための生涯学習を進めていかなければならないだろうと思います。そういう中にあって、自然学校の分野で道からの派遣社会教育主事と町が採用している社会教育主事との、西原議員のお話であれば交換というのですか、業務分担においてことしと来年では見直しをするべきでないかと、そういうようなご指摘でなかろうかなと思います。教育長が検討すると言ったことでありますから、検討されるだろうと、このように思います。結論は、私ははっきりと申し上げられません。ただ、森林療法についても来年度は鍾乳洞のコースだけでなく、敏音知の鉄道林の中にもコースをつくることにして私のほうに申請が来ておりまして、それを許可、できるだけ立木等の伐採をしないでコースをつくりなさいということで指示をしておりまして、また本年度外国までNPO法人の理事長と町の職員が行って、研修をしてきております。そういう面では、より一層森林療法の効果が2009年は上がるのでなかろうか、高まるのでないか、こういう期待をしているところでございます。私も自然学校、それから観光協会の体験観光と、どういうぐあいに分離ができるのかなと。今までことし1年間の様子を見ていると、一緒にやっているのでなかろうかなと思いますけれども、なかなかつかみにくい。そういう面では、私はやっぱり自然学校としての特色をもう少し高める必要性があるだろうと、こういうような認識を持っています。そういう意味で町のまちづくり推進課の担当職員または道からの派遣、それから教育委員会の社会教育主事等々が連携を深めながら、より効果を上げるような来年は1年になっていただきたいという期待をしているところでございます。

再々質問 1番 西原央騎

最後少し質問をぶつけられて、間違ってしまったような気もしますが、ぜひ自然学校、今自然学校協議会というか、プロジェクトで動いていますが、町でもなければ、教育委員会でもない、またいろんな組織の合議体だということで、責任体制のはっきりしない運営になっていますので、教育委員会の力が必要であるのであれば、教育長、しっかり取り組んでいただければと思います。それでは、以上で終わります。

出典:中頓別町議会 平成20年第4回定例会 2008年12月14日 議事録 PDF(41ページ) 間違いを知らせる