みんなの議会

中頓別町議会 平成20年第2回定例会 2008年6月19日

遠距離地域からのこども館への送迎について

2008年6月19日、中頓別町議会の一般質問で、西原央騎議員が「遠距離地域からのこども館への送迎について」質問し、教育長 福家義憲、町長 野邑智雄が答弁しました。

質問者
西原央騎 議員
答弁者
教育長 福家義憲、町長 野邑智雄

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 1番 西原央騎

私は、まず1点目、遠距離地域からのこども館への送迎についてお伺いいたします。少子化が顕著な中頓別町にあって、こども館へ通う園児は一人一人が貴重な存在です。一人でも多くの子供が通えるような政策づくりが地域の未来のためにも、また緊急の課題である交付税の確保対策としても必要と考えます。従前にも質問しましたが、遠距離地域からのこども館への送迎に関して、スクールバスの利用緩和措置などの検討結果や進捗状況を伺います。

答弁 教育長 福家義憲(教育長は2008年6月まで)

まず、質問の内容等がスクールバスの利用緩和措置などの検討結果等についてのお伺いでございますので、私のほうから答弁をさせていただきます。平成19年第4回定例会でご質問がありましたスクールバス運行基準の見直しについて検討いたしましたが、特に改めなければならないところはなく、現行どおりとしております。利用の緩和につきましては、現在のこども館園児の登園時間や降園時間に合わせての運行は困難ですが、児童生徒の登下校時での利用は可能と考えますので、今後さらに検討してまいりたいというように考えております。

質問 1番 西原央騎

私は、前回の定例会のときもスクールバスに限らずで何か対策は打てないのですかと、そういうことを検討していただければと、そのようなお話をしているのですが、まるっきりスクールバスだけの話で前回も終わってしまって、なかなか話が通じないのかなというのが実情です。まず、遠隔地の子供さんが今通えない状態にいるという、子供さんがいるという問題提起をしたので、あと真剣にいろんな対策を考えていただけるかと淡い期待をしていたのですが、なかなかそういうことにはならないのだなと感じています。それで、先ほど実は、町長の揚げ足をとるわけではないのですが、柳澤議員との質疑応答の中で、いろいろな条件のもとで子育てをしやすい社会を考えるのが我々の仕事とおっしゃっているのですが、現状はというと、例えば例を挙げれば、中頓別町の敏音知地域は、ここから敏音知や上頓別地域で20キロある地域です。また、小頓別に至っては30キロの地域になります。この距離がどういうことになるかというのはわかるとは思うのですが、そこの距離を1日2往復するとなれば、敏音知や上頓地域は80キロの距離を車で運転することになり、小頓別は120キロという距離になります。もう少し実感を込めて言えば、中頓別から美深へ毎日通勤をしているような、それぐらいの距離なのです。しかも、子供をチャイルドシートなどに乗せて、1人乗せ、2人乗せ、それをお母さんが毎日……毎日ですよ。行うということになります。それを今の中頓別は、そうしてでも自己負担でこども館へ通園してくださいと、そうおっしゃっているわけです。これは、子育てに対して無策としか言いようがないのではないでしょうか。野邑町政は、子育て支援していますといいながら、実は対策として何も考えていないですね。しかも、前回このような実態ありますよと話になったのにスクールバスだけの話で終わって、ではどうしたら救えるのかと、こういう家庭をどうしたら助けれるのかという話が全くされていないというのは、本当にこれは中頓別町、子育ては厳しいよと、僕なんかもまだ家庭を持っていない若い世代に言われるのですが、なるほどなと、考えてもくれないのかと、それが私の今回の実感なので、あえて同じような一般質問させていただいています。前回は、問題提起をしたつもりです。しかし、それに対する答えが全く出てこない行政というのは、やはりこれは子育て無策であり、子育てをする町ではないのかなと私も実感しています。この点について子育てを今どうするのか。そして、特に遠隔地の子育てに対する支援、このまま何もしないのか。スクールバスというのは、私はお金をかけずに今からでも考えていける策だと思い、提案したつもりです。ぜひその点について野邑町長にご意見をお伺いしたいと思います。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

私からお答えをいたします。私は、今の質問について憤慨をしています。子供たちを送迎しないだけで子育てに対する無策と、これはちょっと言い過ぎでないかなと私は思います。子育ての送迎をすれば、それは全部の子育てに対する施策なのでしょうか。私はそう思いません。私は、子供を保育所なりに送迎する場合については、いわば子供の状況、健康状況だとか何かを保母さんに報告をする、そういう責務もある。そういう面では、少なくとも最小限でありませんけれども、保護者が責任を持って保育所に送迎して、そして子供たちの健康の状態、それからその日のあったことなどを保母さんに報告して、十分子供たちの環境を整えていく、こういうことも大切な保護者の仕事でないかなと私は思います。ただ、送迎についてだけ申し上げれば、これは松音知、敏音知、小頓、上頓だけの問題でなく、当然やるとしたら兵安や神崎、今はいませんけれども、そういうようなところも平等にしなければならない、そういうものを全体に考えて施策を考えていく必要性があるのかな、このように私は思います。そういう意味でちょっと質問としては私は心外をしながら、そういうお答えをさせていただきます。

再々質問 1番 西原央騎

再々質問をさせていただきます。まず、怒らせる意図はありませんので、その点についてはご理解いただければと思います。私が言いたいのは、子育てに対して決してまるっきり無策であると言っているわけでありません。遠隔地のお母さん、それこそ80キロ、120キロ毎日車で往復しなければいけないお母さんたちに対して何も前回問題提起をしたのに対策を考えていない、その点について無策ではないのかと、そう申しているわけでして、全般何もやっていないとは申していません。ただし、遠距離に住む若い世代に対しては無策のままだ、それは言い切れる話だと思います。まるっきりこれで何か考えているけれども、どうしても政策としてアイデアがない、そういうことではないのです。スクールバスなどを利用できる可能性があるのではないか、この辺はしっかり検討して、実施に向けて取り組むべきだと思います。それをしないのが無策だと私は言ったのです。その辺は、間違わないようにしてください。前回問題提起してからもう3カ月か4カ月たっていますが、その間子供も4カ月分成長するわけです。このまま1年成長し、2年成長すれば、小学校に入るようになり、スクールバスに普通に乗れる子にはなります。ですが、こども館へ通わせたいと思っているお母さんたちもいるのです。その人たちに対して無策ではないのですかと言っているのです。実際に今何も対策をしようとしていないのは無策だと思いますが、いかがでしょうか。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

なかなか難しい問題で、それぞれ遠距離から幼児を通わせる、かなり体力的にもどうなのかという問題もあります。私もと昭和50年代に教育委員会にいたときに、いわば遠距離の学校の子供たちの統廃合の関係に携わったことありますけれども、本当に小さな子供を長距離をスクールバスで通わせることがいいのかどうなのか、こういうような議論が地域でされたことがあります。そういう中でかなりの距離のある学校については、できるだけ統合は難しいのでないかと、こういうような話もありました。それ以上まだ小さい子供たちを本当に30キロ等々を車でこども館に通わせることがいいのかどうなのか、そういう問題もあろうかなと思いますし、またその地域に新たに僻地こども館みたいなものをやるということもなかなか難しいだろうと思います。そういう意味では知恵を出しながら、また今度こども館に子供を入れたいという親等の意見も聞きながら、知恵を振り絞って検討する必要性があるのかな、このように思います。ですから、今私がこういうぐあいにやる、ああいうぐあいにやるという、そういうお話ではなく、今後そういう保護者も含めて、こども館と十分検討させる、こういうことでご理解をいただければな、このように思います。

再々質問 1番 西原央騎

質問のほうは以上で終わりにしたいと思いますが、実際そうなのです。どのような形にしても小さな子供がこの距離、本当に体力的に、また本当に親離れしていない時期に可能なのか、そういった部分が一番の実際は問題になると思います。こども館の職員の皆さんについてもその部分がやはり一番心配であり、またスクールバスを利用するという仮の話であれば、そこには小中学生も乗っていますので、その子供たちに対しても子供がぐずるや、泣くといったことで負担をかけるのではないか、また安全に運転手1人で運行できるのか、そういった問題が実際は大きいと思います。ただし、それは今ここだけの話で進めて終わりにしていい話ではなくて、実際親御さんたちの希望もあり、またどのような形でも通わせたいのだという思いもあるわけです。そういった部分を酌んで、何を実施できるのか、そういったものを考えるべきであって、スクールバスだけのお話で終わらせてほしいものではないと思いますので、その点重々わきまえてお話を進めていってほしいと私は思います。それに、この問題については顔の見える問題です。中頓別広く全地域平等にというような言葉もありましたが、対象者も見える話なので、早急に対策を進めていかなければいけないと私は感じています。

出典:中頓別町議会 平成20年第2回定例会 2008年6月19日 議事録 PDF(70ページ) 間違いを知らせる