みんなの議会

中頓別町議会 平成19年第4回定例会 2007年12月16日

中農高の利活用について

2007年12月16日、中頓別町議会の一般質問で、東海林繁幸議員が「中農高の利活用について」質問し、町長 野邑智雄、総務課参事 小林生吉が答弁しました。

質問者
東海林繁幸 議員
答弁者
町長 野邑智雄、総務課参事 小林生吉

議事録から機械で取り出したものです。正しくは会議録でお確かめください。

質問 3番 東海林繁幸

私は、大きく3点に分けて質問させていただきますが、まず1点目です。中農高の利活用についてであります。中農高がここからなくなるということは、この町にとって経済や教育面、文化面など広く地域の停滞させる要因になるのでないかと心配しておりますが、一体、では町長としてこういった高等学校がなくなることのデメリットをどういったことで考えているのか伺いたいと思っております。昨年8月から校舎の利活用については推進協議会を設置して検討してきたわけでありますけれども、まず次の大きく2点について質問いたしますと、まず廃校となるデメリットを経済的、教育、文化的、若年層の減少など地域活性化という、この3点の領域から見て、どんなデメリットを考えられるのかお聞かせいただきたいと思います。それから、私は町長の答えるまでもなく、地域にとっては大変な大きなデメリットが出てまいると思うのです。これを補うために利活用ということがあったわけです。これのためのどんな知恵を絞ったのか、知恵の出し方が少なかったのか、多かったのか、そんなことも含47めて、いろいろ町長がやってきたということはわかりますけれども、本当に全力を投球してやったのだと自信を持って言えるかどうか、その辺お答えいただければと思います。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

中頓別農業高等学校が廃校となるデメリット等については小林参事、それからそれを補うためについては私から答弁をいたします。

答弁 総務課参事 小林生吉(総務課参事は2008年3月まで)

それでは、私のほうから1点目について答弁をさせていただきたいというふうに思います。中頓別農業高校の廃校に関するデメリットに関しましては、もともと同校の存続を図るために大変努力されてきた振興対策協議会がまとめられておりまして、本当に厳しい認識に立っておられたというふうに考えております。この施設等の利活用推進協議会をもとに、この利活用を進めていくに当たりまして、これらの厳しい認識を引き継いで校舎等の利活用を検討してきたつもりでおります。1つ目、経済的なデメリットにつきましては、学校や生徒寮の運営と教職員家族などに関連する地元消費、これらがなくなるほか、町財政に対しましても町税、地方交付税の減少、上下水道料金、自動車学校の入校者数の減などがあり、先ほど申し上げた振興対策協議会で17年度に最後の段階でまとめた数字だけでも約6,400万、単年度であるというような、このような試算をしていたところであります。2点目の教育、文化的なデメリットについてでありますが、酪農後継者だけでなく、地域におきます各分野で活躍する人材を同校が育ててきた、そういった機能を失うほか、開かれた学校として地域とのさまざまな交流やボランティア活動を通して進めてきた農村の豊かな生活文化創造に取り組む、そういう大きな力を失うことになるというふうに考えております。3つ目の若年層の減少など地域活性化に及ぼすデメリットについてでありますけれども、農業高校ではこども館や小中学校、長寿園などとの交流を積極的に行ってきたほか、さまざまなボランティア活動や、学校がみずから育てた花を生かした環境美化の取り組みなどでも、生徒と教職員の皆さんが地域住民と一体となって取り組んでいただいています。そうした交流や活動がなくなることは、地域にとっても非常に大きな損失であるというふうに考えておりますし、何よりも地域から高校がなくなるという、このことから受ける町民の精神的なダメージというものは言葉であらわすことができない、はかり知ることができないものがある、このような非常に重大なことであるというふうな認識に立っております。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

2点目の全力でやってきたのか、自信を持って言えるのかと、こういうご質問でございます。中農高の廃校が中頓別町にとって極めて重要な、重大な事案であるという認識を持ってこの問題に対応するため、私は平成18年の4月に特命参事を配置し、最優先に取り組んでまいりました。特にこの特命配置については、中農高の跡地の利活用、48敏音知小学校の利活用、また環境問題、それから定住、移住と主に4本の柱を配慮し、4本の事務について取り組んでほしいと、こういうようなことで対応してまいりました。しかしながら、こういう結果になりましたけれども、今後もさらに最大限の努力をしていく考えであります。主な施設については、天北厚生園の移転先としての活用を中心に考えていくことになりましたけれども、残った施設等の活用も含めて、新たな地域再生策に全力で取り組んでまいりたい、このように考えているところでございます。

再質問 3番 東海林繁幸

再質問させていただきます。経済的なデメリットというのは、数字で6,400万と出てまいりました。この数字を信用するとして、私はまだまだ違うだろうなと思っているのです。それは、いろんな見方があると思いますけれども、これも17年度で考えたということですけれども、17年度の生徒数や、そういった職員数は最低の状況なのです。これを一番多かった状況で置きかえてみますと、まだまだこんな数字ではないと、何倍もなるのではないかと思います。そのぐらい当町にとっては大きなデメリットであるということを言いたかったわけでありまして、ここで6,400万、これ町民にこんなものだったのかと言われます、これ出したら。多分そう言われると思うのです。まだまだ大きなものがあるのだろう。それと、当町にとって何人か、やっぱり多いときには10人ぐらい働いていましたから、学校で。この人たちの職場自体もなくなるという、実際その辺の問題もあるわけです。6,400万にしても大きいです。こういったことを考えながら思うときに、3番目のことになるのですけれども、(2)のところに入りますけれども、町長、いろいろそれなりに心配だったと思いますし、大変な問題だったという認識はしていたろうと私は思うのです。ただ、住民一般の人たちにしてみたら、昨年8月に推進協議会をつくって、その人たちがどんなメンバーかは私はわかりますけれども、悪いですが、毎月のように集まって、少なくともあれを持ってきたらどうだ、これを持ってきたらどうだ、それを持ってくるためにはここへ行って聞かなければならないから行ってみようとか、そういった行動が伴っていたのかもう一度反省してみたいと思います。町長、大変有能な参事を充てたと。これは、また評価すべきことではありますけれども、職員1人、2人ふやして、それに充てたといったところで、やっぱり基本的には職員だけの問題ではないわけですから、推進協議会に期待したわけです、皆さん。その中でどんな具体的な意見が出、知恵が出され、それを検討したのかということを期待したのです。それに対して、町長はどう動いたのかということも期待したのです。それが自信を持って回数も、内容も、言うなれば質、量ともに、十分この重大事案に対して動いてきたのかということを私聞いております。したというなら、それでいいです。以上です。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

結果的には、中頓別農業高等学校の経済的なもの、または人口的なもの、または多くの文化的なもの、教育的なもの等々をなくした、こういうような結果に終49わってしまった。成果がなかったわけでありますから、私本当の不徳のいたすところであります。ただ、私どももいろんな情報等をいただいた中で取り組みをしてきた。これが町民からいくと、本当に町民の人たちが満足していただけるものかどうか、これは別問題として、農業高専の話、または養護学校の問題、または旭川教育大学に対する施設の利活用の問題、または陣内ファームの情報を得て、そこに対する働きかけ、または宗谷支庁や道庁、教育庁に対する協力の依頼、または国会議員、道会議員に対する情報の提供依頼等々をやってまいりました。しかしながら、それの要請、協力の結果が余り好ましい状況ではなかったことは事実でありまして、それにはやっぱり私どもの力不足もあったのでないかな、このように思います。私は、利活用の推進協議会等を立ち上げた中で、いろんなお話等を提供した中で一緒にこの問題を解決すべき努力をしてきましたけれども、しかしながら最後はやっぱり結果であります。結果として残るものが、また町民の皆さん方に胸を張ってお答えすることができなかったということにつきましては本当に申しわけなく、今東海林議員から質問あったとおり、本当に自信を持って一生懸命やってきたと言えるのかというと、私なりにはやってきたつもりでありますけれども、それぞれの判断によって甘かったのでないかと、こう言われれば、またそのとおりでなかろうかなと、このように思っているところでございます。

再質問 3番 東海林繁幸

町長を困らすつもりで言っているわけでもないし、結果が悪かったから、結果だけをとらえて言っているわけでもないのだけれども、住民の期待というのはそこにあったのだよということを言いたかったのです。どうしても私はちょっとこの思いがあるのは、高等学校がなくなってゼロになる、町内から持ってきてもそれはゼロで変わらないのだよではなくて、ゼロをどこかから持ってきて1にするというような施策を念頭に持たなければだめだよということは、私は前から言っていたつもりなのだけれども、どうも今の結論を見ても、どこかちらちらと厚生園持ってくれば済むのではないかというのが頭の先にあったような気がしてならないので、あえてもう一度聞きますけれども、それがあるからだめになったわけではないですよね、町長。

答弁 町長 野邑智雄(町長は2015年3月まで)

私は、ことしの8月に宗谷支庁で、高橋はるみ知事が来て、地域づくりの推進会議in宗谷がありました。その中でも中頓別農業高等学校がいわば生徒募集停止、または廃校になることによって、中頓別町としては人口の減少だとか、町内での購買力だとか、または行政的に歳入の減少だとか、このように財政的、経済的に大きな影響が出てきますと、そういうために中頓別農業高等学校がなくなっても、それにかわる施設が欲しいのだと、そういう要望をしてまいりました。しかしながら、道も財政的に大変な状況でありますから、私どもの期待にはこたえてくれるような環境にはなかった。東海林議員からのそういう話、今あったような話もないわけでありません。議会からも一般質問等で厚生園が使ったらいいのでないかという話ありました。しかしながら、私、また特命参事は少なくとも大きな損失を行う部分の1%でも2%でも回復できるようなことを基本に考えて、要請活動50をしてきたつもりであります。それだけは、何とかご理解をいただければなと、このように思います。

出典:中頓別町議会 平成19年第4回定例会 2007年12月16日 議事録 PDF(47ページ) 間違いを知らせる